IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0
インストール・ガイド
お願い
本書および本書で紹介する製品をご使用になる前に、特記事項に記載されている情報をお読みください。
第 3 版 (2010 年 10 月)
本書は、IBM Rational Developer for
Power Systems Software バージョン 8.0 (PPA 5724-Y99) または
(AAS 5733-RDG、5733-RDH、5733-RDJ、5733-RDC) および新しい版で明記されていない限り、以降のすべてのリリースおよびモディフィケーションに適用されます。
Copyright International Business Machines Corporation 2010.
概説
このインストール・ガイドには、IBM® Rational® Developer for Power Systems Software V8.0 のインストール、更新、およびアンインストール方法が記載されています。
製品の詳細については、IBM Rational Developer for Power Systems Software のホーム・ページ (http://www.ibm.com/software/rational/products/rdp/) を参照してください。
IBM Installation Manager
IBM Installation Manager は、コンピューターに IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 製品パッケージをインストールするために役立つプログラムです。インストールされているすべてのパッケージの更新、変更、およびアンインストールにも使用できます。パッケージとは、具体的に Installation Manager でインストールできるように設計された製品、コンポーネントのグループ、または単一のコンポーネントです。
IBM Installation Manager は、パッケージのインストールを行うだけではありません。これまでに何をインストールしたかを記録したり、何をインストールできるかを判別したり、インストール・ディレクトリーを編成したりするのに役立ちます。
IBM Installation Manager には、パッケージをそのライフ・サイクルを通じて保守しやすくする、次の 6 つのウィザードがあります。
- 「インストール」ウィザードでは、インストールのプロセス全体を案内します。単純にデフォルトを受け入れてパッケージをインストールすることも、デフォルト設定を変更してカスタム・インストールを作成することもできます。インストール前に、このウィザードを使用して行った選択内容の完全な要約が示されます。このウィザードを使用すると、同時に 1 つ以上のパッケージをインストールできます。
- 「更新」ウィザードでは、インストール済みのパッケージに対して使用可能な更新を検索します。更新には、その製品のリリース済みフィックス、新規フィーチャー、または新規バージョンなどがあります。その更新の内容の詳細がウィザードで提供されます。更新を適用するかどうかを選択できます。
- 「ライセンスの管理」ウィザードは、パッケージのライセンスをセットアップする場合に役立ちます。このウィザードを使用して、試用ライセンスをフル・ライセンスに変更します。
- 「ロールバック」ウィザードを使用すると、パッケージを前のバージョンに戻すことができます。
- 「アンインストール」ウィザードは、コンピューターからパッケージを除去します。同時に複数のパッケージをアンインストールできます。
- 「変更」ウィザードを使用して、すでにインストール済みのパッケージの特定の要素を変更できます。パッケージの初回インストール時に、インストールするフィーチャーを選択します。後で別のフィーチャーが必要になった場合は、「パッケージの変更」ウィザードを使用して、パッケージにそのフィーチャーを追加できます。また、フィーチャーの除去、言語の追加または除去も可能です。
IBM Installation Manager について詳しくは、IBM Installation Manager インフォメーション・センター
(http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/install/v1r4/index.jsp) にアクセスしてください。
IBM Rational Software Delivery Platform は、複数の製品で共用される開発ワークベンチおよびその他のソフトウェア・コンポーネントが含まれた共通開発環境です。
インストール要件
このセクションでは、IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 を正常にインストールし、実行するために満たす必要がある、ハードウェア、ソフトウェア、およびユーザー特権の要件について説明します。
ハードウェア要件
IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 をインストールする前に、ご使用のシステムが最小ハードウェア要件を満たしていることを確認してください。
インストールにおけるハードウェア要件は次のとおりです。
ハードウェア |
要件 |
プロセッサー |
少なくとも 1 GHz の Intel プロセッサー (上位を推奨) |
メモリー |
1 GB RAM、2 GB RAM を推奨 |
ディスク・スペース |
最小: 1 GB のディスク・スペースが製品パッケージのインストールに必要です。さらに、開発するリソース用の追加ディスク・スペースが必要になります。
注:
- ディスク・スペース要件は、インストールするフィーチャーによって増減する場合があります。
- この製品をインストールするための製品パッケージをダウンロードする場合は、追加のディスク・スペースが必要になります。
- ご使用の環境変数 TEMP で指定されたディレクトリーには、500 MB の追加ディスク・スペースが必要です。
|
ディスプレイ |
最小解像度 1024 x 768 (最適な結果を得るためにはそれ以上) |
その他のハードウェア |
- Microsoft
マウスまたは互換のポインティング・デバイス
|
ソフトウェア要件
IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 をインストールする前に、ご使用のシステムがソフトウェア要件を満たしていることを確認してください。
IBM i システム
AIX システム
- AIX 5.3、6.1、または 7.1
- IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 における AIX リリースのサポートは、AIX リリースが公式にサービスを終了した時点、または IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 が公式にサービスを終了した時点で終了します。
- AIX が必要なのは、プログラミング・オブジェクトが AIX 上にあるか、アプリケーションに AIX 上のバックエンド・コードが含まれる場合だけです。
- AIX 上の C、C++、または COBOL をツールを使用してコンパイルするには、適切なコンパイラーがインストールされている必要があります。
- IBM COBOL for AIX V3.1 または 4.1
- IBM XL C/C++ for AIX V11.1、V10.1、V9.0、または V8.0
- AIX システムにアクセスするには、これ以上のセットアップがツールに必要です。詳しくは、『AIX のインストール作業』を参照してください。
Linux on Power システム
- Red Hat Enterprise Linux (RHEL) Server 5 for IBM Power、SUSE Linux Enterprise
Server (SLES) 10 for IBM Power、または SUSE Linux Enterprise Server (SLES) 11
for IBM Power
- IBM Rational Developer for Power Systems Software
V8.0 における
Linux リリースのサポートは、Linux リリースが公式にサービスを終了した時点、または
IBM Rational Developer for Power Systems Software
V8.0 が公式にサービスを終了した時点で終了します。
- Linux が必要なのは、プログラミング・オブジェクトが Linux 上にあるか、アプリケーションに Linux 上のバックエンド・コードが含まれる場合だけです。
- Linux 上の C または C++ をツールを使用してコンパイルするには、適切なコンパイラーがインストールされている必要があります。
- IBM XL C/C++ for Linux V11.1、V10.1
- Linux システムにアクセスするには、これ以上のセットアップがツールに必要です。詳しくは、『Linux on Power のインストール作業』を参照してください。
クライアント・オペレーティング・システム
この製品でサポートされているオペレーティング・システム
(32 ビット・モード) は以下のとおりです。
- Microsoft Windows XP Professional
- Microsoft Windows Server 2003 Standard Edition
- Microsoft Windows Server 2003 Enterprise Edition
- Microsoft Windows Vista
Business、Windows Vista Enterprise、および Windows Vista
Ultimate
- Microsoft Windows Server 2008 Standard
Edition
- Microsoft Windows Server 2008 Enterprise
Edition
- Microsoft Windows 7 Professional Enterprise および Ultimate Edition
- Red Hat Enterprise Linux (RHEL) Desktop 5 x86-32
- SUSE Linux Enterprise Desktop (SLED) 10 x86-32
- SUSE Linux Enterprise Desktop (SLED) 11 x86-32
注:
IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 は、
64 ビット・プロセッサー上で稼働する Microsoft Windows オペレーティング・システムではサポートされません。
リストされているオペレーティング・システムでは、IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 でサポートされるすべての言語がサポートされます。
その他のソフトウェア要件
IBM i Web
サービスおよび Java ツールのフィーチャーなど、IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 には追加ソフトウェアを必要とするフィーチャーもあります。
詳しくは、『フィーチャー』を参照してください。
ユーザー特権についての要件
IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 をインストールするには、以下の要件を満たすユーザー ID を所持している必要があります。
- ユーザー ID には 2 バイト文字が含まれていてはいけません。
- Windows の場合: インストール時に必要となるユーザー特権は、ご使用のコンピューターの Windows バージョンによって決まります。
- Windows Vista の場合、管理者アカウントでログインして、以下の作業を行います (あるいは、プログラム・ファイルまたはショートカットを右クリックし、「管理者として実行」を選択して、管理者として実行してください)。
- IBM Installation Manager のインストールまたは更新
- 製品オファリングをインストールまたは更新します。
- IBM Installation
Manager を使用して、ご使用の製品の許可ユーザー・ライセンス・キーをインストールします。
- サポート対象である、その他の Windows バージョンの場合、管理者グループに属するユーザー ID を使用する必要があります。
- Linux では、インストール作業を実行し、ランチパッドを開始するためには、root 権限を持つユーザーでログインする必要があります。製品は、root ユーザーでなくても使用できます。
インストール計画
どの製品フィーチャーをインストールまたは更新する場合にも、事前にこのセクションのすべてのトピックをご一読ください。効果的なプランニングと、インストール・プロセスの主要な段階を理解することが、インストールの成功につながります。
インストール・シナリオ
IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 をインストールまたは更新する際に使用できるシナリオは多数あります。
以下に、インストール・シナリオを決定するいくつかの要素を挙げます。
- インストール・ファイルにアクセスするときに使用する形式および方式 (例えば、DVD からアクセスする、IBM パスポート・アドバンテージからダウンロードしたファイルからアクセスするなど)。
- インストールのロケーション (例えば、ご自身のワークステーション上に製品をインストールしたり、インストール・ファイルを企業内で使用できるようにしたりすることができます)。
- インストールのタイプ (例えば、IBM Installation Manager の GUI を使用したり、サイレント・インストールを行うことができます)。
典型的なインストール・シナリオには、以下のものがあります。
- DVD からのインストール。
- ワークステーションにダウンロードした電子イメージからのインストール。
- 共用ドライブ上の電子イメージからのインストール。
- HTTP または HTTPS Web サーバー上のリポジトリーからのインストール
後ろの 3 つのシナリオでは、IBM Installation
Manager プログラムをサイレント・モードで実行して IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 をインストールできます。IBM Installation Manager をサイレント・モードで実行する場合の詳細は、『サイレント・インストール』を参照してください。
基本製品パッケージのインストールと同時に更新もインストールできることにも注意してください。
DVD からのインストール
このインストール・シナリオでは、製品パッケージ・ファイルが収容された DVD があり、ご使用のワークステーションに IBM Rational Developer for Power Systems SoftwareV8.0 をインストールします。このステップの概要については、『DVD からの Rational Developer for Power Systems Software のインストール: 作業の概要』を参照してください。
ワークステーションにダウンロードした電子イメージからのインストール
このシナリオでは、
IBM パスポート・アドバンテージまたは IBM の Entitled Software Support サイトからインストール・ファイルをダウンロード済みであり、ワークステーションに IBM Rational Developer for Power Systems SoftwareV8.0 をインストールします。このステップの概要については、『ワークステーション上の電子イメージからの IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 のインストール: 作業の概要』を参照してください。
共用ドライブ上の電子イメージからのインストール
このシナリオでは、IBM パスポート・アドバンテージまたは IBM の Entitled Software Support サイトから電子イメージを共用ドライブに配置します。これにより、企業内のユーザーは IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0のインストール・ファイルへのアクセスが可能になります。このステップの概要については、『共用ドライブにある電子イメージからの IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 のインストール: 作業の概要』を参照してください。
HTTP または HTTPS Web サーバー上のリポジトリーからのインストール
このシナリオは、ネットワークを通じて製品をインストールする最速の方式です。
HTTP または HTTPS Web サーバー上に IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 の製品パッケージ・ファイルを置くには、IBM Packaging
Utility というユーティリティー・アプリケーションを使用して、
HTTP または HTTPS Web サーバーから直接 IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 をインストールする場合に使用できるパッケージ・フォーマットにインストール・ファイルをコピーする必要があります。このユーティリティーは、IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 に添付されています。パッケージが含まれている HTTP または HTTPS Web サーバー上のディレクトリーは、リポジトリーと呼ばれます。このステップの概要については、『HTTP または HTTPS Web サーバー上のリポジトリーからの Rational Developer for Power Systems Software V8.0 のインストール: 作業の概要』および『HTTP Web サーバー上への IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 の配置: 作業の概要』を参照してください。
インストールするフィーチャーの決定
インストールする IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 のフィーチャーを選択することにより、ソフトウェア製品をカスタマイズできます。
IBM Installation Manager を使用して IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 の製品パッケージをインストールする場合は、使用可能な製品パッケージに入っているフィーチャーがインストール・ウィザードに表示されます。このフィーチャー・リストから、インストールするフィーチャーを選択できます。デフォルトの一連のフィーチャーが選択されています (必須フィーチャーはすべて含まれています)。フィーチャー間に依存関係があれば、IBM Installation Manager はそれを強化し、必要なフィーチャーが消去されないようにします。
インストールの際に英語以外の言語を選択した場合は、すべての言語がインストールされます。同じセットに翻訳しない他のグループのコンポーネントについては、英語と翻訳された内容が混じって表示されることがあります。
注:
パッケージのインストールを終了した後も、IBM Installation Manager で「変更」ウィザードを実行して、ソフトウェア製品のフィーチャーを追加または除去することができます。詳しくは、『
インストールの変更』を参照してください。
フィーチャー
以下の表には、インストールを選択できる IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 のフィーチャーが示されています。デフォルトで選択されているインストールするフィーチャーは、異なる場合があります。フィーチャーがすでに共用リソース・ディレクトリーに存在している場合は、デフォルトでは選択されず、再度インストールされることはありません。
名前 |
説明 |
インストール対象としてデフォルトで選択済み |
i 用の RPG/COBOL 開発ツール |
IBM i 用の統合化された編集、コンパイル、およびデバッグの環境です。ネイティブ IBM i アプリケーションの開発用に、IBM i Projects、IBM Application Diagram Component、Screen Designer、および Report Designer ツールも備えています。これらのワークステーション・ツールを使用して、IBM i への接続、ライブラリー、オブジェクト、メンバー、ジョブ、および IFS ファイルの管理、RPG、COBOL、CL、および DDS 用の豊富な編集機能を装備した最新のワークステーション・ベース・エディターによるソース・メンバーの編集、DDS ディスプレイおよびプリンター・ファイルのグラフィカル編集、コンパイルの起動とエラー・フィードバックの取得、リモート検索の実行、プログラムのリモート・デバッグ、ネイティブ IBM i アプリケーション内のリソースとその関係を表すグラフィカル・ビューの作成を行うことができます。 |
はい |
IBM i Web
Services and Java のツール |
IBM i ILE
プログラム、サービス・プログラム、または OPM プログラム内のビジネス・ロジックとの通信に Java Web サービスのフロントエンドを使用する SOA アプリケーションをビルドするためのツールが用意されています。
注:
あらかじめ、「JSP およびサーブレット開発ツール」 および
「WebSphere® Application Server 6.0、6.1、7.0、または
8.0 のローカル・サーバー・インストール済み環境なしでアプリケーションを開発するためのツール」 フィーチャーをインストールしておく必要があります。
IBM Installation Manager が、この依存関係が満たされていることを検査します。この依存関係が満たされていない場合、このフィーチャーは使用不可となり、インストールを選択することはできません。
必要なフィーチャーは、以下の製品に用意されています。
- IBM Rational Application Developer V8.0
- IBM Rational Application Developer Standard Edition V8.0
- IBM Rational Business Developer V8.0.1
- IBM Rational Software Architect for WebSphere Software V8.0
|
はい (依存関係が満たされている場合) |
WebSphere® JAX-WS Web サービス・ランタイム |
Web サービス・ウィザードで WebSphere® JAX-WS Web サービス・ランタイムのサポートを提供します。
注:
あらかじめ、「JSP およびサーブレット開発ツール」、「WebSphere
Application Server 6.0、6.1、7.0、または 8.0 のローカル・サーバー・インストール済み環境なしでアプリケーションを開発するためのツール」、または
「Java EE および Web サービス開発ツール」フィーチャーをインストールしておく必要があります。
IBM Installation Manager が、この依存関係が満たされていることを検査します。この依存関係が満たされていない場合、このフィーチャーは使用不可となり、インストールを選択することはできません。
必要なフィーチャーは、以下の製品に用意されています。
- IBM Rational Application Developer V8.0
- IBM Rational Application Developer Standard Edition V8.0
- IBM Rational Software Architect for WebSphere Software V8.0
|
いいえ |
IBM i 用の Rational Team Concert クライアント統合 |
IBM i 用の Rational Team Concert クライアントのためのサポートを提供します。
注:
あらかじめ、IBM Rational Team Concert 3.0 クライアント製品をインストールしておく必要があります。
IBM Installation Manager が、この依存関係が満たされていることを検査します。この依存関係が満たされていない場合、このフィーチャーは使用不可となり、インストールを選択することはできません。 |
いいえ |
AIX 用の C/C++ 開発ツール |
AIX C/C++ 開発者用の統合化された編集、コンパイル、およびデバッグの環境です。この Eclipse ベースのフレームワークにより、C/C++ 開発者は他の Rational ツールでの作業をシームレスに行うことができます。 |
はい |
Linux 用の C/C++ 開発ツール |
Linux C/C++ 開発者用の統合化された編集、コンパイル、およびデバッグの環境です。この Eclipse ベースのフレームワークにより、C/C++ 開発者は他の Rational ツールでの作業をシームレスに行うことができます。 |
はい |
AIX 用の COBOL 開発ツール |
COBOL 開発者用の統合化された編集、コンパイル、およびデバッグの環境です。この Eclipse ベースのフレームワークにより、COBOL 開発者は、他の Rational ツールでの作業をシームレスに行うことができ、System z および IBM i の両ツールとの類似性により、短期間での習得が可能になります。 |
はい |
注:
- インストールの際に、「フィーチャー」ページで、インストールするパッケージ・フィーチャーの選択を求めるプロンプトが表示されます。フィーチャー間の依存関係を表示するには、「依存関係の表示 (Show Dependencies)」を選択します。
フィーチャーをクリックすると、「詳細」に簡単な説明が表示されます。処理しているパッケージ内のフィーチャーを選択したりクリアしたりすると、
IBM Installation
Manager は、他のフィーチャーとの依存関係を自動的に適用し、ダウンロード・サイズおよびインストールに必要なディスク・スペース所要量を更新して表示します。
アップグレードおよび共存についての考慮事項
本製品の以前のバージョンを所有している場合や、同じワークステーション上への複数の Rational Software Delivery Platform 製品のインストールを計画されている場合は、このセクションに記載された情報を検討してください。
製品の共存についての考慮事項
一部の製品は、同じパッケージ・グループにインストールされた場合、それと共存し、機能を共用するように設計されています。パッケージ・グループは、1 つ以上のソフトウェア製品またはパッケージをインストールできるロケーションです。各パッケージをインストールする場合は、そのパッケージを既存のパッケージ・グループにインストールするか、または新規にパッケージ・グループを作成するのかを選択します。
IBM Installation Manager は、共用するように設計されていない製品や、バージョンの許容度およびその他の要件を満たさない製品をブロックします。一度に複数の製品をインストールする場合は、製品でパッケージ・グループを共用できなければなりません。
リリース時点で、パッケージ・グループにインストールされた場合に機能を共用する製品は、以下のとおりです。
- IBM Rational Application
Developer V8.0
- IBM Rational Application
Developer Standard Edition V8.0
- IBM Rational Business
Developer V8.0.1
- IBM Rational Software
Architect for WebSphere Software V8.0
- IBM Rational Developer
for System z® V8.0
- IBM Rational Team Concert クライアント V3.0
IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 では、以下のいずれかの製品を含むパッケージ・グループへのインストールはサポートされていません。
- IBM Rational Developer for System i® V7.1
- IBM Rational Developer for i V7.5
- IBM Rational Developer for Power Systems Software V7.5
- IBM Rational Developer
for Power Systems Software V7.6
- IBM WebSphere Development Studio
Client for System i V7.0
- IBM WebSphere Development
Studio Client for System i Advanced Edition V7.0
- IBM WebSphere Developer
for System
z V7.0
- IBM Rational Developer for System z V7.5
- IBM Rational Developer for System z V7.6
適格製品であれば、1 つのパッケージ・グループにいくつでもインストールできます。製品がインストールされると、その機能はパッケージ・グループ内の他のすべての製品で共用されます。開発製品とテスト製品を 1 つのパッケージ・グループにインストールする場合、製品のいずれか一方を始動すると、開発とテストの両方の機能がユーザー・インターフェースで使用可能になります。製品にモデリング・ツールを追加すると、パッケージ・グループ内のすべての製品で、開発、テストおよびモデリングの機能が使用可能になります。
開発製品をインストールし、その後で追加の機能を持つ開発製品を購入して、同じパッケージ・グループにその製品を追加すると、両方の製品で追加の機能が使用可能になります。より多くの機能を持つ製品をアンインストールした場合、元の製品はそのまま残ります。
注:
固有のロケーションにインストールされた各製品は、
1 つのパッケージ・グループとしか関連付けることができません。複数のパッケージ・グループと関連付けるためには、製品を複数のロケーションにインストールする必要があります。
インストール・リポジトリー
IBM Installation Manager では、指定したリポジトリーのロケーションから製品パッケージを取得します。
ランチパッドを使用して IBM Installation Manager を開始すると、リポジトリー情報が Installation Manager に渡されます。IBM Installation Manager を直接開始した場合は、インストールする製品パッケージが格納されたインストール・リポジトリーを指定する必要があります。『IBM Installation Manager のリポジトリー設定』を参照してください。
一部の組織では、製品パッケージをイントラネットに組み込み、ホスティングします。この種のインストール・シナリオについては、『HTTP または HTTPS Web サーバー上のリポジトリーからのインストール』を参照してください。システム管理者から正しい URL を提供してもらう必要があります。
デフォルトでは、IBM Installation Manager は、各 Rational Software Development 製品に組み込まれている URL を使用して、インターネット経由でリポジトリー・サーバーに接続します。その後、IBM Installation Manager が製品パッケージと新規フィーチャーを検索します。
IBM Installation Manager のリポジトリー設定
IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 のインストールをランチパッド・プログラムから開始する場合は、IBM Installation
Manager の開始時に、インストールする製品パッケージを含むリポジトリーのロケーションが
Installation Manager に自動的に定義されます。ただし、IBM Installation
Manager を直接開始する場合 (例えば、Web サーバー上のリポジトリーから IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 をインストールする場合)、製品パッケージをインストールするには、リポジトリーの設定 (製品パッケージを含んでいるディレクトリーの URL) を IBM Installation Manager で指定する必要があります。このリポジトリー・ロケーションは、「設定」ウィンドウの「リポジトリー」ページで指定します。デフォルトでは、IBM Installation
Manager は、各 Rational ソフトウェア開発製品に組み込まれている URL を使用して、インターネットを介してリポジトリー・サーバーに接続し、インストール可能なパッケージおよび新規フィーチャーを検索します。組織によっては、イントラネット・サイトを使用するためにリポジトリーをリダイレクトする必要があります。
始める前に
インストール・プロセスを開始する前に、必ず管理者からインストール・パッケージのリポジトリーの URL を取得してください。
このタスクについて
IBM Installation Manager でリポジトリー・ロケーションを追加、編集、または除去するには、次の手順に従ってください。
手順
- IBM Installation Manager を開始します。
- IBM Installation Manager の「スタート」ページで、「ファイル」 -> 「設定」をクリックしてから
「リポジトリー」をクリックします。 「リポジトリー」ページが開きます。このページには、使用可能なリポジトリー、そのロケーション、およびアクセス可能かどうかが表示されます。
- 「リポジトリー」ページで、「リポジトリーの追加」をクリックします。
- 「リポジトリーの追加」ウィンドウで、リポジトリー・ロケーションの URL を入力するか、ブラウズしてファイル・パスを設定します。
- 「OK」をクリックします。HTTPS または制限付き FTP のリポジトリー・ロケーションを指定した場合は、ユーザー ID とパスワードの入力を求めるプロンプトが表示されます。 新規または変更されたリポジトリー・ロケーションがリストされます。リポジトリーがアクセス不可の場合は、「接続」列に赤い x が表示されます。
- 「OK」をクリックして終了します。
次のタスク
IBM Installation Manager によってデフォルトのリポジトリー・ロケーションでインストール済みパッケージを検索する場合は、「リポジトリー」の設定ページで「インストールと更新を行っている間にサービス・リポジトリーを検索します」の設定が選択されていることを確認します。この設定はデフォルトで選択されています。
パッケージ・グループおよび共用リソース・ディレクトリー
IBM Installation Manager を使用して IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 製品パッケージをインストールする場合は、パッケージ・グループおよび共用リソース・ディレクトリーを選択する必要があります。
パッケージ・グループ
インストール・プロセス中に、IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 パッケージの
パッケージ・グループ を指定する必要があります。パッケージ・グループは、パッケージが同じグループ内の他のパッケージとリソースを共用するディレクトリーを表します。
IBM Installation Manager を使用して IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 パッケージをインストールする場合は、新規パッケージ・グループを作成するか、または既存のパッケージ・グループにインストールできます。(一部のパッケージは、パッケージ・グループを共用できない場合があります。その場合、既存パッケージ・グループを使用するオプションが使用不可になります。)
一度に複数のパッケージをインストールする場合は、すべてのパッケージが同じパッケージ・グループにインストールされる点に注意してください。
パッケージ・グループには自動的に名前が割り当てられます。ただし、パッケージ・グループのインストール・ディレクトリーは選択できます。
製品パッケージのインストールが成功し、パッケージ・グループが作成された後に、インストール・ディレクトリーを変更することはできません。インストール・ディレクトリーには、パッケージ・グループにインストールされた IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 製品パッケージに固有のファイルおよびリソースが含まれます。他のパッケージに使用される可能性のある製品パッケージ内のリソースは、共用リソース・ディレクトリーに置かれます。
共用リソース・ディレクトリー
共用リソース・ディレクトリー は、1 つ以上の製品パッケージ・グループで使用できるインストール作成物を配置するディレクトリーです。
重要:
共用リソース・ディレクトリーは、パッケージの初回インストール時に指定できます。最良の結果を得るには、一番大きいドライブを使用してください。すべてのパッケージをアンインストールするまで、ディレクトリー・ロケーションを変更することはできません。
プリインストール作業
製品をインストールする前に、以下のステップを実行しておく必要があります。
手順
- ご使用のシステムがセクション『インストール要件』に記載されている要件を満たしていることを確認します。
- ご使用のユーザー ID が製品のインストールに必要なアクセス権を満たしていることを確認します。『ユーザー特権についての要件』を参照してください。
- セクション『インストール計画』を参照します。特にトピック『アップグレードおよび共存についての考慮事項』に注意してください。
AIX のインストール作業
以下のセクションでは、ターゲット AIX 開発システムのセットアップおよび構成のためのインストール・プロセスの概要を示します。詳しい説明には、メイン・ステップのリンクからアクセスできます。
この操作は、アプリケーション開発のターゲットとする AIX サーバーに対して一度だけ行う必要があります。
AIX サーバー・プリインストール作業
ツールから開発 AIX システムにアクセスするには、サーバー・サイド・アプリケーションをインストールする必要があります。
手順
- ご使用のシステムが、セクション『ソフトウェア要件』に記載されているソフトウェア要件を満たしていることを確認します。
- ご使用の AIX ユーザー ID にルート・アクセス権限があることを確認します。
- このツールの実行時間は、サーバーにインストールされている IBM Java 1.5 JRE または JDK によって異なります。必須ファイル・セットである Java5.sdk は、AIX インストール・メディアに収められており、「installp -aXgd /cdrom/usr/sys/inst.images Java5.sdk」を実行することでインストールできます。
- 詳しくは、IBM Java ダウンロード・ページを参照してください。
AIX サーバー・インストール作業
ツールから開発 AIX システムにアクセスするには、サーバー・サイド・アプリケーションをインストールする必要があります。
手順
- ご使用の AIX ユーザー ID にルート・アクセス権限があることを確認します。
- 製品イメージに、disk1/AIXServerRuntime というディレクトリーがあります。このディレクトリーに installp ファイル・セットがあります。これらをターゲット AIX システムにコピーする必要があります。これらは、ターゲット AIX サーバーでのルート・アクセス権限を持つユーザーであれば誰でも、「installp」または「smitty installp」AIX
コマンドを使用してインストールできます。
(例: installp -agXd $PWD all)
- デフォルトでは、デーモンはポート 8050 で実行を開始します。このポートは、ツールによる AIX システムとの通信に使用されます。別のポートを構成するには、/opt/IBM/RDPower/8.0/rse/daemon.pl スクリプトの $port 変数を編集してください。
- デーモンを再始動するには、管理者はまずデーモンを強制終了し、「telinit q」コマンドで再始動することが必要になります。
- SSL を使用して接続を保護するには、サーバーを以下のように構成する必要があります。
- keytool (Java SDK で提供) を使用して、鍵ペア (公開鍵とそれに対応する秘密鍵) を生成する必要があります。次のコマンドで、aliasname、keystorename、および password を指定してこれを行うことができます。 "keytool -genkey -alias <aliasname>
-validity 3650 -keystore <keystorename> -storepass <password>
-keypass <password>"
- keytool を使用して鍵ストアを生成した後で、/opt/IBM/RDPower/8.0/rse ディレクトリーにある ssl.properties ファイルを編集する必要があります。
Linux on Power のインストール作業
以下のセクションでは、ターゲット Linux 開発システムのセットアップおよび構成のためのインストール・プロセスの概要を示します。詳しい説明には、メイン・ステップのリンクからアクセスできます。
この操作は、アプリケーション開発のターゲットとする Linux サーバーに対して一度だけ行う必要があります。
Linux サーバー・プリインストール作業
ツールから開発 Linux システムにアクセスするには、サーバー・サイド・アプリケーションをインストールする必要があります。
手順
- ご使用のシステムが、セクション『ソフトウェア要件』に記載されているソフトウェア要件を満たしていることを確認します。
- ご使用の Linux ユーザー ID にルート・アクセス権限があることを確認します。
- このツールの実行時間は、サーバーにインストールされている IBM Java 1.5 JRE または JDK によって異なります。必要な RPM パッケージ ibm-java2-ppc-jre (または ibm-java2-ppc-sdk) は、「rpm -ivh ibm-java2-ppc-jre*rpm」コマンドでインストールできます。
- 詳しくは、IBM Java ダウンロード・ページを参照してください。
Linux サーバー・インストール作業
ツールから開発 Linux システムにアクセスするには、サーバー・サイド・アプリケーションをインストールする必要があります。
手順
- ご使用の Linux ユーザー ID にルート・アクセス権限があることを確認します。
- 製品イメージに、disk1/PowerLinuxServerRuntime というディレクトリーがあります。このディレクトリーに RPM パッケージがあります。これらをターゲット Linux システムにコピーする必要があります。これらは、ターゲット Linux サーバーでのルート・アクセス権限を持つユーザーであれば誰でも、「rpm」Linux ユーティリティー・コマンド
(例: rpm -ivh *.rpm) を使用してインストールできます。
JRE の代わりに JDK がインストールされている環境では、サーバー・ランタイム・パッケージをインストールするとき、RPM コマンドの依存関係検査オプションを無効 (--nodeps) にしておく必要があります。(例: rpm -ivh *rpm --nodeps)
- デフォルトでは、デーモンはポート 8050 で実行を開始します。このポートは、ツールによる Linux システムとの通信に使用されます。別のポートを構成するには、/opt/IBM/RDPower/8.0/rse/daemon.pl スクリプトの $port 変数を編集してください。
- デーモンを再始動するには、管理者はまずデーモンを強制終了し、「telinit q」コマンドで再始動することが必要になります。
- SSL を使用して接続を保護するには、サーバーを以下のように構成する必要があります。
- keytool (Java SDK で提供) を使用して、鍵ペア (公開鍵とそれに対応する秘密鍵) を生成する必要があります。次のコマンドで、aliasname、keystorename、および password を指定してこれを行うことができます。 "keytool -genkey -alias <aliasname>
-validity 3650 -keystore <keystorename> -storepass <password>
-keypass <password>"
- keytool を使用して鍵ストアを生成した後で、/opt/IBM/RDPower/8.0/rse ディレクトリーにある ssl.properties ファイルを編集する必要があります。
インストール作業
次のセクションでは、『インストール・シナリオ』のセクションに記載されているインストール・シナリオの概要を示します。詳しい説明には、メイン・ステップのリンクからアクセスできます。
DVD からの Rational Developer for Power Systems Software のインストール: 作業の概要
このインストール・シナリオでは、インストール・ファイルが収容された DVD があり、ご使用のワークステーションに Rational Developer for Power Systems Software をインストールします。
このタスクについて
DVD からインストールする一般的な手順は以下のとおりです。
手順
- 『プリインストール作業』にリストされているプリインストールのステップをすべて実行します。
- 最初のインストール・メディアをドライブに挿入します。
- システムで自動実行が使用可能になっている場合は、Rational Developer for Power Systems Software ランチパッド・プログラムが自動的に開きます。自動実行が使用不可の場合は、ランチパッド・プログラムを開始してください。 詳しくは、『ランチパッド・プログラムの開始』を参照してください。
- ランチパッドから Rational Developer for Power Systems Software のインストールを開始します。 詳しくは、『ランチパッド・プログラムからのインストールの開始』を参照してください。
ワークステーション上の電子イメージからの IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 のインストール: 作業の概要
このタスクについて
以下に、電子インストール・イメージから IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 をインストールする場合の一般的な手順を示します。
手順
- IBM パスポート・アドバンテージからダウンロードする必要のあるファイルと抽出したインストール・イメージの両方を保管するのに十分なスペースが、ワークステーションにあることを確認してください。IBM パスポート・アドバンテージ、または IBM の Entitled Software Support サイトのいずれかから、インストール・イメージをダウンロードできます。『ハードウェア要件』を参照してください。
- IBM パスポート・アドバンテージから製品イメージの必要な部分を、一時ディレクトリーにすべてダウンロードします。
- ダウンロードしたファイルからインストール・イメージを抽出し、インストール・イメージが完全であることを確認します。詳しくは、『電子イメージの確認および解凍』を参照してください。
- 続けて、下記の『電子イメージからのインストール』のステップを実行します。
電子イメージからのインストール
手順
- 『プリインストール作業』にリストされているプリインストールのステップをすべて実行します。
- ランチパッド・プログラムを開始します。詳しくは、『ランチパッド・プログラムの開始』を参照してください。
- ランチパッドから IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 のインストールを開始します。 詳しくは、『ランチパッド・プログラムからのインストールの開始』を参照してください。
- 「インストール」ウィザードの説明に従って、インストールを完了します。詳しくは、『Installation Manager GUI の使用による IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 のインストール』を参照してください。
共用ドライブにある電子イメージからの IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 のインストール: 作業の概要
このシナリオでは、共用ドライブに電子イメージを配置し、単一ロケーションから、IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 のインストール・ファイルへ企業内の各ユーザーがアクセスできるようにします。
このタスクについて
共用ドライブ上にインストール・イメージを置く人が、以下のステップを実行します。
手順
- IBM パスポート・アドバンテージからダウンロードする必要のあるファイル、および抽出したインストール・イメージの両方を保管するために十分なディスク・スペースが、共用ドライブにあることを確認します。IBM パスポート・アドバンテージ、または IBM の Entitled Software Support サイトのいずれかから、インストール・イメージをダウンロードできます。詳しくは、『ハードウェア要件』を参照してください。
- IBM パスポート・アドバンテージから製品イメージの必要な部分を、共用ドライブ上の一時ディレクトリーにすべてダウンロードします。
- インストール・イメージをダウンロードしたファイルから共用ドライブ上のアクセス可能なディレクトリーに抽出し、インストール・イメージが完全であることを確認します。詳しくは、『電子イメージの確認および解凍』を参照してください。
次のタスク
共用ドライブにあるインストール・ファイルから IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 をインストールするには、以下のようにします。
- インストール・イメージが含まれている共用ドライブの disk1 ディレクトリーに移動します。
- 『電子イメージからのインストール』のステップに従います。
HTTP または HTTPS Web サーバー上のリポジトリーからの Rational Developer for Power Systems Software V8.0 のインストール: 作業の概要
このシナリオでは、製品パッケージは HTTP または HTTPS Web サーバーから IBM Installation Manager によって取り出されます。
始める前に
以下のステップでは、IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 のパッケージを収容したリポジトリーが HTTP または HTTPS Web サーバー上に作成されていると仮定しています。
このタスクについて
HTTP または HTTPS サーバー上のリポジトリーから IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 パッケージをインストールするには、以下のようにします。
手順
- 『プリインストール作業』にリストされているプリインストールのステップをすべて実行します。
- IBM Installation Manager をインストールします。『IBM Installation Manager の管理』を参照してください。 このシナリオでは、例えば、IBM Installation Manager のインストール・ファイルは共用ドライブから入手できます。
- IBM Installation Manager を開始します。詳しくは、『IBM Installation Manager の始動』を参照してください。
- IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 パッケージが含まれているリポジトリーの URL を、IBM Installation Manager のリポジトリーとして設定します。『IBM Installation Manager のリポジトリー設定』を参照してください。
- IBM Installation Manager で「インストール」ウィザードを開始し、「パッケージのインストール」ウィザードに表示される指示に従ってインストールを完了します。詳しくは、『Installation Manager GUI の使用による IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 のインストール』を参照してください。
HTTP Web サーバー上への IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 の配置: 作業の概要
このタスクについて
HTTP Web サーバー上に配置されているリポジトリーからのインストール用に IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0を準備するには、以下の手順に従ってください。
手順
- ご使用の HTTP または HTTPS Web サーバーに、製品パッケージを保管するのに十分なディスク・スペースがあることを確認します。『ハードウェア要件』を参照してください。
- IBM パスポート・アドバンテージからダウンロードする必要のあるファイルと抽出したインストール・イメージの両方を保管するのに十分なディスク・スペースが、ワークステーションにあることを確認してください。『ハードウェア要件』を参照してください。
- IBM パスポート・アドバンテージから製品イメージの必要な部分を、ワークステーション上の一時ディレクトリーにすべてダウンロードします。
- ダウンロードしたファイルからインストール・イメージをワークステーション上の別の一時ディレクトリーに抽出し、インストール・イメージが完全であることを確認します。詳しくは、『電子イメージの確認および解凍』を参照してください。
- ワークステーションに IBM Packaging
Utility をインストールします。このユーティリティーは、disk1 のフォルダー PackagingUtility にあります。
- Packaging Utility を使用して、IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 製品パッケージをコピーします。
- Packaging Utility の出力を HTTP または HTTPS Web サーバーにコピーします。
- IBM Installation Manager のインストール・ファイルを、製品の disk1 から共用ドライブにコピーします。
- 社内ユーザーに IBM Installation Manager をインストールするよう指示します。
- 以前に作成済みの IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 製品パッケージが含まれているリポジトリーの URL をユーザーに提供します。
IBM Installation Manager の管理
このタスクについて
このセクションでは、IBM Installation Manager に関連したいくつかの共通タスクを扱います。詳しくは、IBM Installation Manager
オンライン・ヘルプまたは IBM Installation Manager
インフォメーション・センター
(http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/install/v1r4/index.jsp) を参照してください。
IBM Installation Manager のインストール
このタスクについて
ランチパッド・プログラムから製品のインストールを開始する場合、IBM Installation Manager がまだワークステーションにインストールされていないときには、そのインストールが自動的に開始されます。(このプロセスについて詳しくは、『ランチパッド・プログラムからのインストール』を参照してください。)
それ以外の場合には、IBM Installation Manager
のインストールを手動で開始する必要があります。
IBM Installation Manager
のインストールを手動で開始するには、次のようにします。
手順
- 1 枚目のインストール・ディスクの InstallerImage_platform フォルダーから、install を実行します。
- 「パッケージのインストール」ページで「次へ」をクリックします。
- 「ご使用条件」ページの使用条件を読み、「使用条件の条項に同意します」を選択して同意します。「次へ」をクリックします。
- 必要に応じて、「ロケーション」ページの「参照」ボタンをクリックして、インストール・ロケーションを変更します。
「次へ」をクリックします。
- 要約ページで「インストール」をクリックします。インストール・プロセスが完了したら、プロセスが正常に行われたことを確認するメッセージが表示されます。
- 「終了」をクリックします。 IBM Installation Manager が開きます。
IBM Installation Manager の始動
このタスクについて
IBM Installation Manager は、ランチパッド・プログラムから始動する必要があります。こうすると、IBM Installation Manager が、リポジトリー設定を構成し、IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 パッケージを選択した状態で起動します。直接 IBM Installation Manager を開始する場合は、手動でリポジトリーを設定し、製品パッケージを選択する必要があります。詳しくは、『インストール計画』を参照してください。
IBM Installation Manager を手動で開始する手順は、以下のとおりです。
手順
- Windows: 「スタート」 -> 「すべてのプログラム」 -> 「IBM
Installation Manager」 -> 「IBM Installation Manager」を選択します。
- Linux: Installation Manager directory/eclipse に移動して、IBMIM を実行します。
IBM Installation Manager のアンインストール
このタスクについて
IBM Installation Manager をアンインストールするには、以下の手順に従ってください。
- Windows:
- 「スタート」 -> 「コントロール パネル」の順にクリックします。
- 「コントロール パネル」ウィンドウで、「プログラムの追加と削除」をクリックします。
- 「プログラムの追加と削除」ウィンドウで「IBM
Installation Manager」を選択し、「削除」をクリックします。
- 「プログラムの追加と削除」ダイアログ・ボックスで「はい」をクリックし、削除を続行します。
- Linux:
- 端末ウィンドウを開き、/var/ibm/InstallationManager/uninstall ディレクトリーに移動して、./uninstall を実行します。
- 「IBM Installation Manager Uninstall Packages」ウィザードで、「次へ (Next)」をクリックし、さらに
「アンインストール (Uninstall)」をクリックします。
IBM Installation Manager のサイレント・インストールとアンインストール
IBM Installation
Manager はサイレントでインストールおよびアンインストールすることができます。
IBM Installation Manager のサイレント・インストール
このタスクについて
IBM Installation Manager のサイレント・インストールを実行するには、disk1 の InstallerImage_platform
サブディレクトリーに切り替えて、次のコマンドを使用します。
- Windows: installc --launcher.ini silent-install.ini
-log <ログ・ファイルのパスおよび名前>
- Linux: ./install --launcher.ini silent-install.ini
-log <ログ・ファイルのパスおよび名前>
例:
- Windows: installc --launcher.ini silent-install.ini -log c:¥mylogfile.xml
- Linux: ./install --launcher.ini silent-install.ini -log /root/mylogs/mylogfile.xml
インストールしたら、IBM Installation Manager または IBM Installation
Manager インストーラーを使用してパッケージのサイレント・インストールを実行することができます。
IBM Installation Manager のサイレント・アンインストール
このタスクについて
IBM Installation Manager のサイレント・アンインストールを実行する場合は、次の手順に従ってください。
- Windows:
- コマンド行から、IBM Installation Manager の uninstall ディレクトリーに移動します。デフォルトでは、C:¥Documents and Settings¥All Users¥Application
Data¥IBM¥Installation Manager¥uninstall です。Vista の場合、デフォルトの uninstall ディレクトリーは C:¥ProgramData¥IBM¥Installation Manager¥uninstall です。
- コマンド uninstallc.exe --launcher.ini
silent-uninstall.ini を入力します。
- Linux:
- コマンド行から、IBM Installation Manager の uninstall ディレクトリーに移動します。デフォルトで、/var/ibm/InstallationManager/uninstall です。
- コマンド ./uninstall --launcher.ini silent-uninstall.ini を実行します。
IBM パスポート・アドバンテージまたは IBM の Entitled
Software Support サイトのいずれかからインストール・ファイルをダウンロードする場合は、圧縮ファイルから電子イメージを解凍してから、IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 をインストールしてください。
このタスクについて
インストール・ファイルのダウンロードに Download Director オプションを選択した場合、Download Director アプレットは処理する各ファイルの完全性を自動的に検証します。
このタスクについて
圧縮ファイルをルート・ディレクトリー (Windows では、例えば C:¥RDPower80) に解凍します。ファイルが解凍されると、次のように表示されます。
ランチパッド・プログラムからのインストール
ランチパッド・プログラムを使用すると、1 つのロケーションでリリース情報の表示およびインストール・プロセスの開始を行うことができます。
このタスクについて
以下のような場合、ランチパッド・プログラムを使用して IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 のインストールを開始します。
- 製品 DVD からのインストール
- ローカル・ファイル・システムの電子イメージからのインストール
- 共用ドライブ上の電子イメージからのインストール
インストール・プロセスをランチパッド・プログラムから開始すると、コンピューターにまだインストールされていない場合には、IBM Installation Manager が自動的にインストールされ、IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 パッケージが含まれているリポジトリーのロケーションで事前定義された状態で起動します。Installation Manager を直接インストールして開始する場合は、手動でリポジトリー設定を行う必要があります。
ランチパッドからインストールするには、以下のようにします。
手順
- プリインストール作業をまだ行っていない場合は、『プリインストール作業』に記載されているプリインストール作業を完了します。
- ランチパッド・プログラムを開始します。『ランチパッド・プログラムの開始』を参照してください。
- IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 のインストールを開始します。『ランチパッド・プログラムからのインストールの開始』を参照してください。
次のタスク
「パッケージのインストール」ウィザードの説明に従って、インストールを完了します。詳しくは、『Installation Manager GUI の使用による IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 のインストール』を参照してください。
ランチパッド・プログラムの開始
始める前に
プリインストール作業をまだ行っていない場合は、『プリインストール作業』に記載されているプリインストール作業を完了します。
このタスクについて
インストールを DVD から行い、ワークステーションで自動実行が使用可能になっている場合は、DVD ドライブにインストール DVD を挿入すると、IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 ランチパッドが自動的に開始されます。電子イメージからインストールする場合や、ワークステーションで自動実行が構成されていない場合は、手動でランチパッド・プログラムを開始する必要があります。
ランチパッド・プログラムを開始するには、以下のようにします。
手順
- IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 の DVD を DVD ドライブに挿入します。
- システムで自動実行が使用可能になっている場合は、IBM Rational Developer for Power Systems Software ランチパッド・プログラムが自動的に開きます。ご使用のシステムで自動実行が使用可能に設定されていない場合、または電子イメージからインストールする場合は、ランチパッド・プログラムを手動で実行する必要があります。ランチパッド・プログラムは、DVD のルート・ディレクトリー、または 1 枚目のインストール・ディスクのダウンロード・ファイルの解凍後インストール・イメージのルート・ディレクトリーにあります。
- Windows: launchpad.exe を実行
- Linux: ./launchpad.sh を実行
ランチパッド・プログラムからのインストールの開始
手順
- ランチパッド・プログラムを開始します。
- リリース情報をまだ読んでいない場合は、「リリース・ノート (Release notes)」をクリックしてお読みください。
- インストールを開始する準備が整ったら、「IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 のインストール (Install IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0)」をクリックします。
- システムで IBM Installation Manager が検出されない場合、または旧バージョンがすでにインストールされている場合に、インストール・ウィザードを開始すると、インストール対象として
IBM Installation Manager V1.4.1 および
IBM Rational Developer for Power Systems Software の両方がリストされます。
IBMInstallation Manager V1.4.1 がすでにインストールされている場合は、IBM Rational Developer for Power Systems Software
V8.0 だけが表示されます。
- ウィザードの指示に従って、IBM Installation Manager および IBM Rational Developer for Power Systems Software のインストールを完了します。詳しくは、『IBM Installation Manager のインストール』を参照してください。
Installation Manager GUI の使用による IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 のインストール
以下のステップでは、IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 パッケージの IBM Installation Manager グラフィカル・ユーザー・インターフェース (GUI) によるインストールについて説明します。
手順
- IBM Installation Manager の「スタート」ページで、
「インストール」をクリックします。
注:
Installation Manager の新しいバージョンが検出されると、そのバージョンのインストールの確認を求めるプロンプトが表示されます。これを確認しないと、続行することはできません。
「OK」をクリックして先に進みます。
Installation Manager は自動的に、新しいバージョンのインストール、停止、再始動、および再開を実行します。
- 「インストール」ウィザードに、IBM Installation Manager での検索対象リポジトリーで検出されたすべてのパッケージがリストされます。
2 つのバージョンのパッケージが検出された場合は、最新バージョンまたは推奨バージョンのパッケージのみが表示されます。
- IBM Installation Manager で検出されたパッケージのすべてのバージョンを表示するには、
「すべてのバージョンを表示」にチェック・マークを付けます。
- 推奨パッケージのみの表示に戻すには、「すべてのバージョンを表示」のチェック・マークを外します。
- IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 パッケージをクリックすると、「詳細」ペインにその説明が表示されます。
- IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 パッケージに対する更新を検索するには、「その他のバージョンおよび拡張の検査 (Check for Other Versions and Extensions)」をクリックします。
注:
Installation Manager が定義済みの IBM 更新リポジトリー・ロケーションでインストール済みパッケージを検索するには、「リポジトリー」の設定ページで「インストールと更新を行っている間にリンクされたリポジトリーをサーチします」設定を選択する必要があります。この設定はデフォルトで選択されています。インターネットへのアクセスも必要です。
Installation Manager は、製品パッケージの定義済みの IBM 更新リポジトリーで更新を検索します。リポジトリー・ロケーションを設定しておけば、そこも検索します。プログレス・バーに検索状況が表示されます。基本製品パッケージのインストールと同時に更新もインストールできます。
- IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 パッケージの更新が検出されると、「パッケージのインストール」ページの各製品の下の「インストール・パッケージ」リストにそれらが表示されます。デフォルトでは、推奨される更新のみが表示されます。
- 選択可能なパッケージについて検出されたすべての更新を表示するには、
「すべてのバージョンを表示」にチェック・マークを付けます。
- 「詳細」でパッケージの説明を表示するには、パッケージ名をクリックします。README ファイルやリリース・ノートなど、パッケージに関する追加情報が入手可能な場合は、説明本文の最後に「詳細情報」リンクが表示されます。このリンクをクリックすると、ブラウザーに追加情報が表示されます。インストールするパッケージを完全に理解するためには、事前にすべての情報を検討しておくようにしてください。
- インストールする IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 パッケージおよびそのパッケージに対する更新を選択します。依存関係のある更新は、自動でまとめて選択およびクリアされます。「次へ」をクリックして続けます。
注:
一度に複数のパッケージをインストールする場合は、すべてのパッケージが同じパッケージ・グループにインストールされます。
- 「ライセンス」ページで、選択したパッケージのご使用条件を読みます。
複数のパッケージをインストールするよう選択した場合は、パッケージごとにご使用条件があります。「ライセンス」ページの左側で、各パッケージのバージョンをクリックして、ご使用条件を表示してください。インストールするために選択したパッケージのバージョン (例えば、基本パッケージおよび更新) は、パッケージ名の下にリストされます。
- ご使用条件のすべての条項に同意する場合は、「使用条件の条項に同意します」をクリックします。
- 「次へ」をクリックして続けます。
- Rational 製品の初回インストール時には、「ロケーション」ページの「共用リソース・ディレクトリー」フィールドに共用リソース・ディレクトリー のパスを入力するか、デフォルトのパスを受け入れます。共用リソース・ディレクトリーには、1 つ以上のパッケージ・グループが共用できるリソースが含まれています。「次へ」をクリックして続けます。
デフォルトのパスは、次のとおりです。
- Windows: C:¥Program Files¥IBM¥SDPShared
- Linux: /opt/IBM/SDPShared
重要:
共用リソース・ディレクトリーは、パッケージの初回インストール時にのみ指定できます。将来のパッケージの共用リソースに十分なスペースを確保するために、これには一番大きいディスクを使用してください。すべてのパッケージをアンインストールするまで、ディレクトリー・ロケーションを変更することはできません。
- 「ロケーション」ページで、IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 パッケージのインストール先となる新しいパッケージ・グループを作成するか、既存のパッケージ・グループを使用します。パッケージ・グループは、パッケージが同じグループ内の他のパッケージとリソースを共用するディレクトリーを表します。新しいパッケージ・グループを作成するには、以下のようにします。
- 「新規パッケージ・グループの作成 (Create a new package group)」をクリックします。
- パッケージ・グループのインストール・ディレクトリーのパスを入力します。 パッケージ・グループの名前が自動的に作成されます。
デフォルトのパスは、次のとおりです。
- Windows: C:¥Program Files¥IBM¥SDP
- Linux: /opt/IBM/SDP
- 「次へ」をクリックして続けます。
- 「フィーチャー」ページの「言語」で、パッケージ・グループの言語を選択します。IBM Rational Developer for Power Systems Software 8.0 製品パッケージのユーザー・インターフェースおよび資料用の、対応する各国語の翻訳がインストールされます。
- インストールするフィーチャーを選択する「フィーチャー」ページでは、IBM i®Web サービスおよび Java ツール または WebSphere JAX-WS Web サービス・ランタイム のフィーチャーが使用不可になっていることがあります。この場合は、このフィーチャーの依存先のフィーチャーがまだインストールされていないことを意味します。その際には、使用不可になっているフィーチャーなしで IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 のインストールを続行します。必要なフィーチャーをインストールし終えたら、
IBM Installation Manager の「パッケージの変更」オプションを使用して、このフィーチャーを追加します。詳しくは、『フィーチャー』を参照してください。
IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 パッケージをインストールする前に、「要約」ページで選択項目を検討します。前のページで行った選択を変更したい場合は、「戻る」をクリックして変更を行います。選択がそのままでよければ、
「インストール」をクリックしてパッケージをインストールします。
- インストール・プロセスが完了したら、プロセスが正常に行われたことを確認するメッセージが表示されます。
- 「ログ・ファイルの表示」をクリックして、新規ウィンドウで現行セッションのインストール・ログ・ファイルを開きます。続行するには、「インストール・ログ」ウィンドウを閉じる必要があります。
- 「終了」をクリックして、選択したパッケージを起動します。「パッケージのインストール」ウィザードが閉じ、Installation Manager の「始動」ページに戻ります。
サイレント・インストール
IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 製品パッケージは、Installation Manager をサイレント・インストール・モードを実行してインストールできます。Installation Manager をサイレント・モードで実行する場合は、ユーザー・インターフェースは使用できません。代わりに、Installation Manager は応答ファイルを使用して、製品パッケージのインストールに必要なコマンドを入力します。Installation Manager のインストールも、
Installation Manager インストーラーを使用してサイレントで実行することができます。これで、インストーラーを使用して製品パッケージのインストールをサイレントで実行できるようになります。
このタスクについて
Installation Manager をサイレント・モードで実行すると、バッチ処理でスクリプトを通じて製品パッケージのインストール、更新、変更、およびアンインストールを行えるため便利です。
サイレント・インストールには、必須の作業が主に 2 つあります。
手順
- 応答ファイルの作成。
- Installation Manager のサイレント・インストール・モードでの実行。
Installation Manager による応答ファイルの作成
Installation Manager または Installation Manager インストーラーで Rational Developer for Power Systems Software 製品パッケージをインストールするときのアクションを記録して、応答ファイルを作成することができます。応答ファイルを記録すると、Installation Manager の GUI で選択した項目がすべて XML ファイルに保管されます。Installation Manager をサイレント・モードで実行すると、Installation Manager は XML 応答ファイルを使用して、パッケージが含まれているリポジトリーの検索、インストールするフィーチャーの選択などを行います。
このタスクについて
インストール (またはアンインストール) 用の応答ファイルを記録するには、以下のようにします。
手順
- コマンド行で、Installation Manager をインストールしたディレクトリーの eclipse サブディレクトリーに移動します。例えば、Installation Manager をデフォルト・ディレクトリーにインストールした場合、以下のいずれかのコマンドを実行してください。
- Windows: cd C:¥Program Files¥IBM¥Installation Manager¥eclipse
- Linux: cd /opt/IBM/InstallationManager/eclipse
- コマンド行で次のコマンドを入力して、Installation Manager を開始し、応答ファイルおよび (オプションで) ログ・ファイルのファイル名およびロケーションについては独自のものに置換します。
- Windows: IBMIM -record <応答ファイルのパスおよび名前> -log <ログ・ファイルのパスおよび名前>
例: IBMIM.exe -record
c:¥mylog¥responsefile.xml -log c:¥mylog¥record_log.xml
- Linux: ./IBMIM -record <応答ファイルのパスおよび名前> -log <ログ・ファイルのパスおよび名前>
例: ./IBMIM -record /home/my_home_dir/responsefile.xml -log /home/my_home_dir/record_log.xml
- 応答ファイルを記録するには、オプションの -skipInstall <agentDataLocation> 引数を追加します。製品をインストールしたりアンインストールしたりする必要はありません。ただし、<agentDataLocation> は書き込み可能ディレクトリーでなければなりません。この引数を指定すると、Installation Manager は製品のインストールを行わずにインストール・データを保存します。製品の更新や変更を記録したり、ライセンス管理を記録したり、拡張製品のインストールを記録したり、製品のアンインストールを記録したりするには、次の記録セッションでも同じ <agentDataLocation>を使用する必要があります。-skipInstall 引数を使用しないと、リポジトリーの設定を含め、インストール時に設定した製品のインストール内容や設定は使用できません。
-skipInstall を使用した場合、IBM は製品をインストールするのではなく、単にインストール・データを記録しているだけなので、インストール時間が短縮されます。
-skipInstall 引数を使用する場合の構文は、IBMIM
-record <応答ファイルのパスと名前> -skipInstall <エージェント・データ・ロケーションの書き込み可能ディレクトリー> です。例えば Windows では、IBMIM -record c:¥mylog¥responsefile.xml -skipInstall
c:¥temp¥recordData となります。
注:
入力するファイル・パスが存在することを確認してください。Installation Manager では、応答ファイルおよびログ・ファイル用のディレクトリーは作成されません。
- 「パッケージのインストール」ウィザードの指示に従って、インストール・オプションを選択します。詳しくは、『Installation Manager GUI の使用による IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 のインストール』を参照してください。
- 「終了」をクリックして Installation Manager を閉じます。
タスクの結果
XML 応答ファイルが作成され、コマンドで指定された場所に常駐します。
Installation Manager のサイレント・インストール・モードでの実行
このタスクについて
製品のサイレント・インストールを実行するには、応答ファイルの作成後、eclipse サブディレクトリーから次のコマンドを実行します。
- Windows: IBMIMc.exe --launcher.ini silent-install.ini -silent -input <応答ファイルのパスおよび名前> -log <ログ・ファイルのパスおよび名前>
例: IBMIMc.exe --launcher.ini silent-install.ini -silent -input c:¥mylog¥responsefile.xml
-log c:¥mylog¥silent_install_log.xml
- Linux: ./IBMIM --launcher.ini silent-install.ini -silent -input <応答ファイルのパスおよび名前> -log <ログ・ファイルのパスおよび名前>
例: ./IBMIM --launcher.ini
silent-install.ini -silent -input /home/my_home_dir/responsefile.xml
-log /home/my_home_dir/silent_install_log.xml
次の表は、サイレント・インストール・コマンドで使用される引数を示したものです。
引数 |
説明 |
-vm |
Java ランチャーを指定します。サイレント・モードでは、必ず java.exe (Windows の場合) または java (その他のプラットフォームの場合) を使用します。 |
-nosplash |
スプラッシュ画面を非表示にすることを指定します。 |
--launcher.suppressErrors |
JVM エラー・ダイアログを非表示にすることを指定します。 |
-silent |
IBM Installation Manager インストーラーまたは IBM Installation Manager をサイレント・モードで実行することを指定します。 |
-input |
XML 応答ファイルを、IBM Installation Manager インストーラーまたは IBM Installation Manager への入力として指定します。応答ファイルには、インストーラーまたは IBM Installation Manager が実行するコマンドが含まれています。 |
-log |
(オプション) サイレント・インストールの結果を記録するログ・ファイルを指定します。ログ・ファイルは XML ファイルです。 |
すべての使用可能な製品の検索とサイレント・インストール
すべての使用可能な製品に対する更新をサイレントで検索してインストールすることができます。
このタスクについて
すべての使用可能な製品を検索してサイレントでインストールする場合は、次の手順に従ってください。
手順
- コマンド行で、IBM Installation Manager をインストールしたディレクトリー内の eclipse サブディレクトリーに移動します。
- 以下のコマンドを入力して実行します。応答ファイルおよびログ・ファイル (オプション) の個所には、ご使用のロケーションを指定してください。
- Windows: IBMIMc.exe --launcher.ini silent-install.ini
-installAll -log <ログ・ファイルのパスおよび名前>
- Linux: ./IBMIM --launcher.ini silent-install.ini
-installAll -log <ログ・ファイルのパスおよび名前>
タスクの結果
IBM Installation Manager に認識されているすべての使用可能な製品がインストールされます。
現在インストールされているすべての製品に対する更新のサイレント・インストール
現在インストールされているすべての製品に対する更新をサイレントで検索してインストールすることができます。
このタスクについて
すべての使用可能な製品に対する更新を検索してサイレントでインストールする場合は、次の手順に従ってください。
手順
- コマンド行で、IBM Installation Manager をインストールしたディレクトリー内の eclipse サブディレクトリーに移動します。
- 以下のコマンドを入力して実行します。応答ファイルおよびログ・ファイル (オプション) の個所には、ご使用のロケーションを指定してください。
- Windows: IBMIMc.exe --launcher.ini silent-install.ini
-updateAll -log <ログ・ファイルのパスおよび名前>
- Linux: ./IBMIM --launcher.ini
silent-install.ini -updateAll -log <ログ・ファイルのパスおよび名前>
タスクの結果
IBM Installation Manager で認識されているすべての使用可能な製品の更新がインストールされます。
応答ファイルのコマンド
IBM Installation Manager のサイレント・インストール機能を使用する場合は、IBM Installation Manager で実行する必要のあるすべてのコマンドを含む応答ファイルを作成する必要があります。これを行う際に推奨されるのは、IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 パッケージのインストール時のアクションを記録することによって、応答ファイルを作成する、という方法です。ただし、応答ファイルは手動で作成したり編集したりすることができます。
応答ファイルのコマンドには、以下の 2 つのカテゴリーがあります。
- 「設定」コマンドは、「ファイル」 -> 「設定」と選択したときに、IBM Installation Manager
で表示される設定 (リポジトリー・ロケーション情報など) を行う場合に使用します。
- サイレント・インストール・コマンドは、IBM Installation Manager で「パッケージのインストール」ウィザードをエミュレートするために使用します。
サイレント・インストールについて詳しくは、IBM Installation Manager
インフォメーション・センター (http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/install/v1r4/index.jsp) にアクセスしてください。
参照: サンプル応答ファイル
XML ベースの応答ファイルを使用すると、サイレント・インストール設定、リポジトリーのロケーション、インストール用プロファイルなどの事前定義情報を指定できます。応答ファイルは、インストール・パッケージをサイレントでインストールし、インストール・パッケージのロケーションと設定を標準化するチームや会社に役に立ちます。
サンプル応答ファイル |
<agent-input >
<!-- add preferences -->
<preference name="com.ibm.cic.common.core.preferences. http.proxyEnabled"
value="c:/temp"/>
<!-- create the profile if it doesn't exist yet -->
<profile id="my_profile" installLocation="c:/temp/my_profile"></profile>
<server>
<repository location=
"http://a.site.com/local/products/sample/20060615_1542/repository/"></repository>
</server>
<install>
<offering profile= "my_profile" features= "core" id= "ies"
version= "3.2.0.20060615">
</offering>
</install>
</agent-input> |
サイレント・インストール・ログ・ファイル
サイレント・インストール・ログ・ファイルを使用すると、サイレント・インストール・セッションの結果を検査できます。
サイレント・インストール機能によって、サイレント・インストールの実行結果を記録する XML ベースのログ・ファイルが作成されます (-log your_log_file_path.xml を使用してログ・ファイル・パスが指定されている場合)。実行したサイレント・インストールのセッションが成功した場合、ログ・ファイルには <result> </result> のルート要素のみが収められます。しかし、インストール中にエラーが発生した場合は、以下のようなエラー要素が、メッセージとともにサイレント・インストール・ログ・ファイルに記録されます。
<result>
<error> Cannot find profile: profile id</error>
<error> some other errors</error>
</result> |
詳細は分析は、Installation Manager のデータ域に生成されるログを参照することにより可能です。設定コマンドを使用することにより、選択したロケーションにデータ域をオプションで設定できます (応答ファイルのトピックを参照)。
IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 は、デスクトップ環境またはコマンド行インターフェースから開始できます。Windows では、「スタート」 -> 「すべてのプログラム」 -> IBM Software Delivery Platform -> IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 -> 「IBM Rational Developer for Power Systems Software」をクリックします。
このタスクについて
IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 をコマンド行から開始する場合は、以下のように入力します。
- Windows: product_installation_directory¥eclipse.exe
-product com.ibm.rational.rdpower.product.ide
- Linux:./product_installation_directory/eclipse
-product com.ibm.rational.rdpower.product.ide
ライセンスの管理
インストールした IBM ソフトウェアおよびカスタマイズしたパッケージのライセンス交付は、IBM Installation Manager の「ライセンスの管理」ウィザードを使用して管理されます。「ライセンスの管理」ウィザードには、インストール済みの各パッケージのライセンス情報が表示されます。
このタスクについて
IBM Rational Developer for Power Systems SoftwareV8.0には、製品レベルの永続ライセンスと、「i 用の RPG/COBOL 開発ツール」フィーチャー、「AIX 用の C/C++ 開発ツール」フィーチャー、「Linux 用の C/C++ 開発ツール」フィーチャー、または「AIX 用の COBOL 開発ツール」フィーチャーの試用ライセンスが付属しています。初めてソフトウェアをインストールする場合、または特定フィーチャーの使用を継続するためにライセンスを延長したい場合は、「ライセンスの管理」ウィザードでライセンス・アクティベーション・キットをインポートすることにより、そのフィーチャーのライセンスを活動化することができます。また、「ライセンスの管理」ウィザードを使用して、試用ライセンスまたは永続ライセンスを持つ製品に対し、フローティング・ライセンス適用を有効にして、ライセンス・サーバーからのフローティング・ライセンス・キーを使用することもできます。
注:
試用ライセンスをご利用の場合、インストール後 60 日が経過すると有効期限が切れます。有効期限後に引き続き使用するには、製品をアクティブにする必要があります。
Rational® 製品のライセンス・アクティベーションおよびライセンスの管理について詳しくは、http://www.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21250404 を参照してください。
ライセンス・アクティベーション・キットをインポートする方法
永続ライセンス・キーをインストールするには、IBM Installation Manager を使用して、ダウンロード・ロケーションまたは製品メディアからライセンス・アクティベーション・キットをインポートする必要があります。
始める前に
アクティベーション・キットを購入していない場合、まず購入する必要があります。製品またはプロダクト・アクティベーション・キットを購入した場合は、該当する DVD を挿入するか、IBM パスポート・アドバンテージからアクセス可能なワークステーションにアクティベーション・キットをダウンロードします。アクティベーション・キットは、Java アーカイブ (.jar) ファイルを含む Zip ファイルとしてパッケージされています。この .jar ファイルには永続ライセンス・キーが含まれています。製品をアクティブにするには、このキーをインポートする必要があります。
このタスクについて
アクティベーション・キットの .jar ファイルをインポートして、新しいライセンス・キーを有効にするには、以下の手順に従ってください。
手順
- 「IBM Installation Manager」を開始します。
- メインページで「ライセンスの管理」をクリックします。
- 「i 用の RPG/COBOL 開発ツール」フィーチャー、「AIX 用の C/C++ 開発ツール」フィーチャー、「Linux 用の C/C++ 開発ツール」フィーチャー、または「AIX 用の COBOL 開発ツール」フィーチャーのいずれかを選択して、「アクティベーション・キットのインポート
(Import Activation Kit)」をクリックします。
- 「次へ」をクリックします。選択したパッケージの詳細 (現行のライセンスの種類、ライセンスの対象となる製品バージョンの範囲など) が表示されます。
- アクティベーション・キットのメディア DVD またはダウンロード・ロケーションのパスを参照して、適切な Java アーカイブ (JAR) ファイルを選択し、「開く」をクリックします。
- 「次へ」をクリックします。「要約」ページに、アクティベーション・キットのインストール宛先ディレクトリー、新規ライセンスが適用される製品、およびバージョン情報が表示されます。
- 「終了」をクリックします。
タスクの結果
永続ライセンス・キーを含むプロダクト・アクティベーション・キットが製品にインポートされます。「ライセンスの管理」ウィザードに、インポートが正常に行われたかどうかが示されます。
フローティング・ライセンスの活動化
お客様のチーム環境でフローティング・ライセンスの適用がサポートされている場合は、製品のフローティング・ライセンスをアクティブにし、フローティング・ライセンス・キーへのアクセスが得られるように接続を構成することができます。
始める前に
フローティング・ライセンスの適用を可能にする前に、管理者からライセンス・サーバー接続情報を入手する必要があります。ライセンス・サーバーについて詳しくは、http://www.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21250404 を参照してください。
このタスクについて
フローティング・ライセンスを指定のパッケージのライセンス・タイプとして活動化し、ライセンス・サーバー接続を構成するには、以下の手順に従ってください。
手順
- 「IBM Installation Manager」を開始します。
- メインページで「ライセンスの管理」をクリックします。
- 「ライセンスの管理」ページで、「i 用の RPG/COBOL 開発ツール」フィーチャー、「AIX 用の C/C++ 開発ツール」フィーチャー、「Linux 用の C/C++ 開発ツール」フィーチャー、または「AIX 用の COBOL 開発ツール」フィーチャーのいずれかを選択し、「フローティング・ライセンス・サポートの構成
(Configure Floating license support)」オプションを選択して、「次へ」をクリックします。
- 「ライセンス」ページで、選択したパッケージのご使用条件を読みます。ご使用条件のすべての条項に同意する場合は、「使用条件の条項に同意します」をクリックし、「次へ」をクリックして先に進みます。
- 「フローティング・ライセンス・サポート (Floating License Support)」ページで、「フローティング・ライセンス適用を有効にする (Enable Floating license enforcement)」を選択して、1 つ以上のライセンス・サーバー接続を構成します。
- 「サーバー」テーブルの空フィールドをクリックするか、
「追加」ボタンをクリックします。
- 管理者から冗長サーバー環境の情報が提供されている場合、
「冗長サーバー」ボタンをクリックします。1 次サーバー、2 次サーバー、および 3 次サーバーの名前フィールドと、ポートのフィールドが表示されます。
- 「名前」フィールドに、ライセンス・サーバーのホスト名を入力します。
- ファイアウォールを使用している環境では、「ポート」フィールドに値を入力します。管理者から指示が無い限り、このポートには値を割り当てないでください。
- 冗長サーバー環境の場合、必要に応じて 2 次サーバーと 3 次サーバーの名前およびポートを入力します。
- 「接続のテスト」ボタンをクリックして、接続情報が正しいかどうか、サーバーが使用可能であるかどうかを確認できます。
- 「OK」をクリックします。
- 「次へ」をクリックします。
- シェル共用パッケージまたはカスタム・パッケージのライセンス使用順序を構成します。リスト内のライセンスの順序によって、ご使用のパッケージが特定のライセンス・パッケージのライセンス・キーへのアクセス取得を試みる順序が決定します。
- 「終了」をクリックします。
次のタスク
活動化した製品を開始すると、ライセンス・サーバーへの接続が作成され、使用可能なフローティング・ライセンス・キーのプールからライセンス・キーを入手することが可能になります。
インストール済み製品パッケージのライセンス情報の表示
IBM Installation Manager からインストール済み製品パッケージのライセンス情報を確認することができます。ライセンス情報には、ライセンス・タイプおよび有効期限が含まれています。
このタスクについて
ライセンス情報を表示するには、以下のステップを完了してください。
手順
- IBM Installation Manager を開始します。
- 「スタート」ページで「ライセンスの管理」をクリックします。
タスクの結果
インストールされている製品パッケージごとに、パッケージのベンダー、現行ライセンス・タイプ、および有効期限が表示されます。
インストールの変更
IBM Installation Manager の「変更」ウィザードで、インストール済み製品パッケージの言語およびフィーチャーの選択を変更できます。
始める前に
デフォルトでは、リポジトリー設定がローカル更新サイトを指していない限り、インターネットへのアクセスが必要になります。詳しくは、Installation Manager のヘルプを参照してください。
注:
IBM Installation Manager を使用してインストールしたプログラムをすべて閉じてから、変更を開始してください。
このタスクについて
インストール済み製品パッケージを変更するには、以下のようにします。
手順
- IBM Installation Manager の「スタート」ページで、
「変更」アイコンをクリックします。
- 「変更」ウィザードで、変更する IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 製品パッケージのインストール・ロケーションを選択し、「次へ」をクリックします。
- 「言語」の「変更」ページでパッケージ・グループの言語を選択して、
「次へ」をクリックします。 パッケージのユーザー・インターフェースおよびドキュメンテーションについて、対応する各国語翻訳がインストールされます。この選択は、このパッケージ・グループにインストールされたすべてのパッケージに適用されることに注意してください。
- 「フィーチャー」ページで、インストールまたは除去するパッケージ・フィーチャーを選択します。
- フィーチャーの内容を知りたい場合は、そのフィーチャーをクリックして、
「詳細」で簡単な説明を確認します。
- フィーチャー間の依存関係を表示するには、
「依存関係の表示 (Show Dependencies)」を選択します。フィーチャーをクリックすると、それに依存するフィーチャーとその従属フィーチャーが、「依存関係」ウィンドウに表示されます。パッケージ内のフィーチャーを選択したり除外したりすると、
Installation Manager は、他のフィーチャーとの依存関係を自動的に強制し、ダウンロード・サイズおよびインストールに必要なディスク・スペース所要量を更新して表示します。
- フィーチャーの選択が終了したら、
「次へ」をクリックします。
- インストール・パッケージを変更する前に「要約」ページで選択内容を確認し、次に「変更」をクリックします。
- オプション: 変更プロセスが完了したら、
「ログ・ファイルの表示」をクリックして完了ログを確認します。
IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 の更新
IBM Installation Manager でインストールされたパッケージの更新をインストールすることができます。
始める前に
デフォルトでは、リポジトリー設定がローカル更新サイトを指していない限り、インターネットへのアクセスが必要になります。
各インストール済みパッケージには、それぞれのデフォルトの
IBM 更新リポジトリーのロケーションが組み込まれています。
IBM Installation Manager によって IBM 更新リポジトリー・ロケーションでインストール済みパッケージを検索する場合は、「リポジトリー」の設定ページで「インストールと更新を行っている間にサービス・リポジトリーを検索します」を選択する必要があります。この設定はデフォルトで選択されています。
詳しくは、
IBM Installation
Manager のヘルプを参照してください。
注:
IBM Installation Manager を使用してインストールしたプログラムをすべて閉じてから、更新を開始してください。
このタスクについて
製品パッケージの更新を検索してインストールするには、次のようにします。
手順
- Installation Manager の「スタート」ページで、
「更新」をクリックします。
- IBM Installation Manager の新規リリースまたは更新が検出された場合は、その新規リリースまたは更新のインストールを続ける必要があります。ウィザードの指示に従って、Installation Manager のインストールまたは更新を完了してください。
- 「更新」ウィザードで、更新する IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 製品パッケージがインストールされているパッケージ・グループのロケーションを選択するか、「すべて更新 (Update All)」チェック・ボックスを選択して、「次へ」をクリックします。 IBM Installation Manager は、そのリポジトリー内、および IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 の事前に定義した更新サイトで更新を検索します。プログレス・バーに検索状況が表示されます。
- パッケージの更新が検出されると、「パッケージの更新」ページの各パッケージの下の
「更新」リストにそれらが表示されます。デフォルトでは、推奨される更新のみが表示されます。「すべてを表示」をクリックすると、使用可能なパッケージに対して検出されたすべての更新が表示されます。
- 更新の詳細を知りたい場合は、「更新」をクリックし、「詳細」の下の説明を参照してください。
- 更新に関する追加情報が入手可能な場合は、説明本文の最後に「詳細情報」リンクが表示されます。このリンクをクリックすると、ブラウザーに情報が表示されます。更新をインストールする前に、この情報を確認しておくようにしてください。
- インストールする更新を選択するか、「推奨を選択」をクリックしてデフォルトの選択を復元します。依存関係のある更新は、自動でまとめて選択およびクリアされます。
- 「次へ」をクリックして続けます。
- 「ライセンス」ページで、選択した更新のご使用条件を読みます。「ライセンス」ページの左側に、選択した更新のライセンスのリストが表示されます。各項目をクリックすると、ご使用条件の本文が表示されます。
- ご使用条件のすべての条項に同意する場合は、「使用条件の条項に同意します」をクリックします。
- 「次へ」をクリックして続けます。
- 更新をインストールする前に「要約」ページで選択内容を確認します。
- 前のページで行った選択を変更したい場合は、「戻る」をクリックして変更を行います。
- そのままで問題なければ、「更新」をクリックし、更新をダウンロードしてインストールします。プログレス・バーにインストールの完了パーセントが表示されます。
注:
更新処理中に、
Installation Manager がパッケージの基本バージョンのリポジトリー・ロケーションの入力を求めるプロンプトを表示することがあります。製品を DVD またはその他のメディアからインストールした場合は、更新機能を使用する際にそれらのメディアを使用できるようにしておく必要があります。
- オプション: 更新プロセスが完了すると、プロセスの成功を確認したというメッセージが、ページの上部に表示されます。
「ログ・ファイルの表示」をクリックして、新規ウィンドウで現行セッションのログ・ファイルを開きます。続行するには、「インストール・ログ」ウィンドウを閉じる必要があります。
- 「終了」をクリックしてウィザードを閉じます。
前のバージョンへの更新の復帰
IBM Installation Manager の「パッケージのロールバック」ウィザードを使用することで、パッケージの更新を削除して前のバージョンに戻すことができます。IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 では、ロールバックはサポートされません。
IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 のアンインストール
IBM Installation Manager の「アンインストール」オプションを使用して、
1 つのインストール・ロケーションから複数のパッケージをアンインストールすることができます。すべてのインストール・ロケーションからインストール済みのすべてのパッケージをアンインストールすることもできます。
このタスクについて
パッケージをアンインストールするには、以下のようにします。
手順
- IBM Installation Manager を使用してインストールしたプログラムを閉じます。
- 「スタート」ページで「アンインストール」をクリックします。
- 「パッケージのアンインストール」ページで、アンインストールする IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 製品パッケージを選択します。「次へ」をクリックします。
- 「要約」ページで、アンインストールするパッケージのリストを確認し、
「アンインストール」をクリックします。 アンインストールが終了すると、「完了」ページが表示されます。
- 「終了」をクリックしてウィザードを終了します。
IBM Packaging
Utility
IBM Packaging Utility ソフトウェアを使用すると、製品パッケージをリポジトリーにコピーできます。リポジトリーは、HTTP または HTTPS を介して使用可能な Web サーバーに置くことができます。
このユーティリティーを使用して、以下の作業を行います。
- 製品パッケージ用新規リポジトリーの生成。
- 新規リポジトリーへの製品パッケージのコピー。複数の製品パッケージを 1 つのリポジトリーにコピーできます。したがって、組織内に共通のロケーションを作成し、そこから IBM Installation Manager を使用して製品をインストールできます。
- リポジトリーからの製品パッケージの削除。
IBM Packaging Utility ソフトウェアは、Enterprise Deployment CD にあります。
IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 製品パッケージを含むリポジトリーを、
HTTP または HTTPS 経由で使用できる Web サーバーに配置する場合は、
IBM Packaging Utility を使用して、IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 の製品パッケージをリポジトリーにコピーする必要があります。
このツールの使用に関する完全な説明については、IBM Packaging Utility のオンライン・ヘルプを参照してください。
IBM Packaging
Utility の使用による HTTP サーバーへの製品パッケージのコピー
HTTP または HTTPS サーバー上にリポジトリーを作成する場合は、
IBM Packaging Utility を使用して、IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 の製品パッケージをコピーする必要があります。
このタスクについて
IBM Packaging
Utility では、複数の製品パッケージを 1 つのリポジトリー・ロケーションにまとめることができます。詳しくは、IBM Packaging
Utility のオンライン・ヘルプを参照してください。
IBM Packaging Utility を使用して製品パッケージをコピーするには、次の手順に従ってください。
手順
- DVD イメージからコピーする場合は、以下を実行します。
- disk1 を DVD ドライブに挿入します。
- システムで自動実行が使用可能になっている場合は、IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 ランチパッド・プログラムが自動的に開きます。ランチパッド・プログラムを閉じます。
- IBM Packaging Utility を開始します。
- ユーティリティーのメインページで「パッケージのコピー」をクリックします。 「コピー」ページが表示されます。
- 「次へ」をクリックして、「ソース」ページに進みます。選択する製品パッケージが無い場合は、製品パッケージが含まれているリポジトリーを開く必要があります。
- リポジトリーを開くには、「リポジトリーを開く」ボタンをクリックします。 「リポジトリーを開く」ウィンドウが開きます。
注:
リポジトリーは、ファイル・システム内のディレクトリー、製品の disk1 が含まれているディスク・ドライブ、またはサーバー上のディレクトリーの URL へのパスです。
- リポジトリー・ロケーションを定義するには、「リポジトリー・ロケーション」の「参照」ボタンをクリックし、リポジトリー・ロケーションにナビゲートして選択します。リポジトリー・ロケーションは、電子ディスク・イメージが含まれている共通ルート・ディレクトリーか、
disk1 が含まれているドライブのいずれかになります。 例えば Windows では、IBM Rational Developer for Power Systems Software
V8.0 ファイルが
C:¥My product¥unzip に常駐している場合には、このロケーションをリポジトリーとして定義する必要があります。
- 「OK」をクリックしてリポジトリー・ロケーションを定義し、「リポジトリー・ディレクトリーの参照」ウィンドウを閉じます。
- 「宛先」ページで、「参照」ボタンをクリックし、製品の保管先として、既存のリポジトリー・ディレクトリーを選択するか、または新規フォルダーを作成します。
- 選択した製品パッケージおよびフィックス用のリポジトリーを指定したら、「OK」をクリックして「ディレクトリーを参照」ウィンドウを閉じます。
- 「次へ」をクリックして、「要約」ページに進みます。 「要約」ページに、宛先リポジトリーにコピーされる選択済み製品パッケージが表示されます。また、このページには、コピーに必要なストレージ・スペースの量およびドライブ上で使用可能なスペースの量もリストされます。
- 「コピー」をクリックして、選択済み製品パッケージを宛先リポジトリーにコピーします。 ウィザードの下部に、コピー・プロセスにあとどのくらいの時間がかかるかを示すステータス・バーが表示されます。 コピー・プロセスが終了すると、「完了」ページが開き、正常にコピーされた製品パッケージがすべて表示されます。
- 「終了」をクリックして、
Packaging Utility のメインページに戻ります。
例
IBM Packaging
Utility を使用して IBM Rational Developer for Power Systems Software V8.0 インストール・ファイルをリポジトリーにコピーしました。これで、Web サーバー上にリポジトリーを置き、HTTP 上で使用可能なディレクトリーおよびファイルを作成できます。(リポジトリーは、UNC ドライブに置くこともできます)。
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本書は米国 IBM が提供する製品およびサービスについて作成したものであり、本書に記載の製品、サービス、または機能が日本においては提供されていない場合があります。日本で利用可能な製品、サービス、および機能については、日本 IBM の営業担当員にお尋ねください。本書で IBM 製品、プログラム、またはサービスに言及していても、その IBM 製品、プログラム、またはサービスのみが使用可能であることを意味するものではありません。これらに代えて、IBM の知的所有権を侵害することのない、機能的に同等の製品、プログラム、またはサービスを使用することができます。ただし、IBM 以外の製品とプログラムの操作またはサービスの評価および検証は、お客様の責任で行っていただきます。
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3600 Steeles Avenue East
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