本書をご使用になる前に、IBM Rational Developer for System z 資料に関する特記事項に記載されている情報をお読みください。
本書は、IBM® Rational® Developer for System z® バージョン 8.5 (プログラム番号 5724-T07)、および新しい版で明記されていない限り、これ以降のすべてのリリースおよびモディフィケーションに適用されます。
お客様の環境によっては、資料中の円記号がバックスラッシュと表示されたり、バックスラッシュが円記号と表示されたりする場合があります。
第6版第1刷 2012.6
本書では、IBM Rational Developer for System z の機能の構成について説明しています。 ここには、ご使用の z/OS® ホスト・システム上に IBM Rational Developer for System z バージョン 8.5 を構成する方法が簡潔に記載されています。 本製品の構成の詳細については、「Rational Developer for System z ホスト構成ガイド」(SC88-5663) を参照してください。
それより前のリリースでは、IBM WebSphere Developer for System z、IBM WebSphere Developer for zSeries、および IBM WebSphere Studio Enterprise Developer も含め、それらのリリースのホスト構成ガイドおよびプログラム・ディレクトリーに記されている構成情報を使用してください。
本書の情報は、IBM Rational Developer for zEnterprise™ を含むすべての Rational Developer for System z バージョン 8.5 パッケージに適用されます。
本書は、IBM Rational Developer for System z バージョン 8.5 をインストールして構成するシステム・プログラマーを対象にしています。
ここには、製品の基本セットアップを行うために必要となるさまざまなステップが、簡潔にリストされています。リストされたアクションとデフォルト以外の設定の詳細については、「Rational Developer for System z ホスト構成ガイド」(SC88-5663) を参照してください。
本書を使用するには、z/OS UNIX システム・サービスおよび MVS™ ホスト・システムに精通している必要があります。
Developer for System z には、この製品が機能する前にインストールされ、操作可能になっている必要がある前提ソフトウェアのリストがあります。また、Developer for System z の特定のフィーチャーをサポートするために相互に必要となるソフトウェアのリストもあります。該当するフィーチャーを設計どおりに機能させるには、これらの必要なソフトウェアをインストールし、実行時に操作可能になるようにしておく必要があります。
ご使用のバージョンの Developer for System z に該当する前提条件と相互必要条件の製品の完全なリストを入手するには、「Rational Developer for System z 前提条件」(SC88-4704) を参照してください。 次に、基本セットアップの主要な必要条件を示します。
Developer for System z の基本セットアップには、表 1 にリストしたシステム・リソースの割り振りが必要です。
リソース | デフォルト値 |
---|---|
APF 許可データ・セット | FEK.SFEKAUTH |
開始タスク | JMON、RSED、および LOCKD |
ホスト限定通信用ポート | 6715 および 4036 |
クライアント/ホスト通信用のポート | 4035 |
クライアント/ホスト通信用のポート範囲 | 使用可能な任意のポートを使用 |
z/OS UNIX サーバー・セキュリティー定義 | RSED 開始タスクについての BPX.SERVER に対する UPDATE 権限 |
PassTicket セキュリティー定義 | デフォルトなし |
表 2 に、基本カスタマイズ・タスクに必要な管理者をリストします。
管理者 | タスク |
---|---|
システム | すべてのカスタマイズ・タスクには、一般的なシステム・プログラマー・アクションが必要である |
セキュリティー |
|
TCP/IP | 新しい TCP/IP ポートを定義する |
WLM | 開始タスクの目標をサーバーとその子プロセスに割り当てる |
Developer for System z ユーザーのユーザー ID には、以下の属性が必要です。
Developer for System z は、次の永続的にアクティブなサーバーから構成され、これらのサーバーは、開始タスクまたはユーザー・ジョブとすることができます。これらのサーバーは、要求されたサービスをそれら自体が提供するか、他のサーバー (z/OS UNIX スレッドまたはユーザー・ジョブなど) を始動してサービスを提供します。
Developer for System z では、製品を 1 回のみインストールし、その後で、デプロイメントのために必要な一連の最小限のデータ・セットとディレクトリーを他のシステムにコピーすることが可能です。また、同じシステムで製品の複数コピー (同一バージョンまたは異なるバージョン) を実行することも可能です。
インストールによってファイルがオーバーレイされることがあるため、アップグレード時には、製品をインストールする前に、すべての構成ファイルのバックアップを行ってください。
この章では、「Rational Developer for System z ホスト構成ガイド」(SC88-5663) に記載されている基本的なカスタマイズに関する情報を要約します。詳細については、この資料を参照してください。
この章では、「Rational Developer for System z ホスト構成ガイド」(SC88-5663) に記載されている基本的なカスタマイズに関する情報を要約します。詳細については、この資料を参照してください。
Developer for System z には、いくつかのサンプル構成ファイルとサンプル JCL が添付されています。カスタマイズした内容を保守の適用時に上書きしてしまわないように、これらのメンバーと z/OS UNIX ファイルを別のロケーションへすべてコピーし、そのコピーをカスタマイズしてください。
Developer for System z の一部の機能は、z/OS UNIX 内に特定のディレクトリーが存在することを必要とします。それらのディレクトリーを製品のカスタマイズ時に作成する必要があります。インストールの労力を軽減するために、コピーと必要なディレクトリーを作成するサンプル・ジョブ、FEKSETUP が提供されています。
データ・セット FEK.SFEKSAMP 内のサンプル・メンバー FEKSETUP をカスタマイズおよび実行依頼して、構成ファイルおよび構成 JCL のカスタマイズ可能コピーを作成し、必要な z/OS UNIX ディレクトリーを作成します。必要なカスタマイズ・ステップは、このメンバー内に記述されています。
リストした PARMLIB の変更は、基本セットアップに関するもののみであることに注意してください。特定のオプション機能を使用する場合には、さらに変更が必要です。
MAXASSIZE は、最大アドレス・スペース (プロセス) 領域サイズを指定します。SYS1.PARMLIB(BPXPRMxx) で MAXASSIZE を 2 G に設定してください。 これは、許容される最大値です。
MAXTHREADS は、単一プロセスでのアクティブなスレッドの最大数を指定します。SYS1.PARMLIB(BPXPRMxx) で MAXTHREADS を 1500 以上に設定してください。
MAXTHREADTASKS は、単一プロセスでのアクティブな MVS タスクの最大数を指定します。SYS1.PARMLIB(BPXPRMxx) で MAXTHREADTASKS を 1500 以上に設定してください。
MAXPROCUSER は、単一の z/OS UNIX ユーザー ID が同時にアクティブにしておくことができるプロセスの最大数を指定します。SYS1.PARMLIB(BPXPRMxx) で MAXPROCUSER を 50 以上に設定してください。
これらの値は、以下のコンソール・コマンドで検査し、動的に (次回の IPL まで) 設定できます。
Developer for System z RSE および JMON サーバーの始動コマンドを SYS1.PARMLIB(COMMANDxx) に追加し、これらのサーバーが次回のシステム IPL で自動的に始動するようにします。
サーバーを定義および構成した後、これらのサーバーを以下のコンソール・コマンドで動的に始動できます。
JES ジョブ・モニターで JES スプール・ファイルにアクセスするためには、FEK.SFEKAUTH ロード・ライブラリー内のモジュール FEJJMON と、言語環境プログラム (LE) ランタイム・ライブラリー (CEE.SCEERUN*) に、APF 許可があることが必要です。
ISPF で TSO/ISPF クライアント・ゲートウェイを作成するには、SYS1.LINKLIB 内のモジュール ISPZTSO に APF 許可があることが必要です。
使用しているサイトが IBM の推奨に従っている場合、APF 許可は、SYS1.PARMLIB(PROGxx) の中で定義されています。
APF 許可は、以下のコンソール・コマンドで動的に (次回の IPL まで) 設定できます。ここで、volser はデータ・セットが存在するボリューム (SMS の管理対象でない場合) です。
RSE サーバーは、MVS ロード・ライブラリーへのアクセスを必要とする z/OS UNIX プロセスです。 以下の (前提条件の) ライブラリーは、STEPLIB または LINKLIST/LPALIB によって使用可能であることが必要です。
使用しているサイトが IBM の推奨に従っている場合、LINKLIST データ・セットは、SYS1.PARMLIB(PROGxx) の中で定義されています。LPA データ・セットは、SYS1.PARMLIB(LPALSTxx) で定義されます。
以下に示す開始タスク・プロシージャーおよびリモート・ビルド・プロシージャーは、使用する JES サブシステムに対して定義されたシステム・プロシージャー・ライブラリー内に存在する必要があります。以下の説明では、IBM のデフォルトのプロシージャー・ライブラリー SYS1.PROCLIB が使用されています。
サンプルの開始タスク・メンバー FEK.#CUST.PROCLIB(JMON) を、このメンバー内で説明されているようにカスタマイズし、SYS1.PROCLIB にコピーしてください。以下のコード・サンプルに示すように、次の指定を行う必要があります。
//*
//* JES JOB MONITOR
//*
//JMON PROC PRM=, * PRM='-TV' TO START TRACING
// LEPRM='RPTOPTS(ON)',
// HLQ=FEK,
// CFG=FEK.#CUST.PARMLIB(FEJJCNFG)
//*
//JMON EXEC PGM=FEJJMON,REGION=0M,TIME=NOLIMIT,
// PARM=('&LEPRM,ENVAR("_CEE_ENVFILE_S=DD:ENVIRON")/&PRM')
//STEPLIB DD DISP=SHR,DSN=&HLQ..SFEKAUTH
//ENVIRON DD DISP=SHR,DSN=&CFG
//SYSPRINT DD SYSOUT=*
//SYSOUT DD SYSOUT=*
// PEND
//*
サンプルの開始タスク・メンバー FEK.#CUST.PROCLIB(JMON) を、このメンバー内で説明されているようにカスタマイズし、SYS1.PROCLIB にコピーしてください。以下のコード・サンプルに示すように、次の指定を行う必要があります。
//*
//* RSE DAEMON
//*
//RSED PROC IVP=, * 'IVP' to do an IVP test
// PORT=,
// CNFG='/etc/rdz',
// HOME='/usr/lpp/rdz'
//*
//RSED EXEC PGM=BPXBATSL,REGION=0M,TIME=NOLIMIT,
// PARM='PGM &HOME./bin/rsed.sh &IVP -C&CNFG -P&PORT'
//STDOUT DD SYSOUT=*
//STDERR DD SYSOUT=*
// PEND
//*
//*
//* LOCK DAEMON
//*
//LOCKD PROC LOG=,
// CNFG='/etc/rdz',
// HOME='/usr/lpp/rdz'
//*
//LOCKD EXEC PGM=BPXBATSL,REGION=0M,TIME=NOLIMIT,
// PARM='PGM &HOME./bin/lockd.sh -C&CNFG -L&LOG'
//STDOUT DD SYSOUT=*
//STDERR DD SYSOUT=*
// PEND
//*
Developer for System z は、CICS BMS マップ、IMS™ MFS 画面、および COBOL、PL/I、アセンブラー、C/C++ プログラムの JCL 生成、リモート・プロジェクト・ビルド、およびリモート構文検査フィーチャーに使用できるサンプル JCL プロシージャーを提供します。これらのプロシージャーを使用すると、インストールごとに独自の標準を適用でき、開発者は、同じプロシージャーを同じコンパイラー・オプションおよびコンパイラー・レベルで使用できます。
サンプル・プロシージャーとその機能を、表 3 に示します。
メンバー | 目的 |
---|---|
ELAXFADT | 高水準アセンブラー・プログラムのアセンブルとデバッグのためのサンプル・プロシージャー。 |
ELAXFASM | 高水準アセンブラー・プログラムのアセンブルのためのサンプル・プロシージャー。 |
ELAXFBMS | CICS BMS オブジェクトおよびそれに対応する copy、dsect、または include メンバーを作成するためのサンプル・プロシージャー。 |
ELAXFCOC | COBOL コンパイル、統合 CICS 変換、および統合 DB2® 変換を行うためのサンプル・プロシージャー。 |
ELAXFCOP | COBOL プログラムに埋め込まれた EXEC SQL ステートメントの DB2 プリプロセスを行うためのサンプル・プロシージャー。 |
ELAXFCOT | COBOL プログラムに埋め込まれた EXEC CICS ステートメントの CICS 変換を行うためのサンプル・プロシージャー。 |
ELAXFCPC | C コンパイルを行うためのサンプル・プロシージャー。 |
ELAXFCPP | C++ コンパイルを行うためのサンプル・プロシージャー。 |
ELAXFCP1 | SCM プリプロセッサー・ステートメント (-INC および ++INCLUDE) を使用した COBOL コンパイルのためのサンプル・プロシージャー。 |
ELAXFDCL | プログラムを TSO モードで実行するためのサンプル・プロシージャー。 |
ELAXFGO | GO ステップのためのサンプル・プロシージャー。 |
ELAXFLNK | C/C++、COBOL、PLI、および高水準アセンブラーの各プログラムをリンクするためのサンプル・プロシージャー。 |
ELAXFMFS | IMS MFS 画面を作成するためのサンプル・プロシージャー。 |
ELAXFPLP | PLI プログラムに埋め込まれた EXEC SQL ステートメントの DB2 プリプロセスを行うためのサンプル・プロシージャー。 |
ELAXFPLT | PLI プログラムに埋め込まれた EXEC CICS ステートメントの CICS 変換を行うためのサンプル・プロシージャー。 |
ELAXFPL1 | PL/I コンパイル、統合 CICS 変換、および統合 DB2 変換を行うためのサンプル・プロシージャー。 |
ELAXFPP1 | SCM プリプロセッサー・ステートメント (-INC および ++INCLUDE) を使用した PL/I コンパイルのためのサンプル・プロシージャー。 |
ELAXFTSO | 生成された DB2 コードを TSO モードで実行/デバッグするためのサンプル・プロシージャー。 |
ELAXFUOP | CICS または IMS サブシステムで実行するプログラムをビルドするときに、UOPT ステップを生成するためのサンプル・プロシージャー。 |
サンプルのビルド・プロシージャー・メンバー FEK.#CUST.PROCLIB(ELAXF*) を、各メンバー内で説明されているようにカスタマイズし、SYS1.PROCLIB にコピーします。さまざまな製品ライブラリーに、表 4 に示した正しい高位修飾子を指定する必要があります。
製品 | デフォルト HLQ | 値 |
---|---|---|
Rational Developer for System z | FEK | |
CICS | CICSTS32.CICS | |
DB2 | DSN910 | |
IMS | IMS | |
COBOL | IGY.V4R1M0 | |
PL/I | IBMZ.V3R8M0 | |
C/C++ | CBC | |
LE | CEE | |
システム LINKLIB | SYS1 | |
システム MACLIB | SYS1 |
ELAXF* プロシージャーをシステム・プロシージャー・ライブラリーにコピーできない場合は、クライアント上のジョブ・プロパティーに JCLLIB カードを (JOB カードの直後に) 追加するように、Developer for System z ユーザーに依頼します。
//MYJOB JOB <job parameters>
//PROCS JCLLIB ORDER=(FEK.#CUST.PROCLIB)
データ・セット FEK.#CUST.JCL 内のサンプル・メンバー FEKRACF をカスタマイズおよび実行依頼して、Developer for System z のセキュリティー定義を作成してください。 このジョブを実行依頼するユーザーは、RACF® SPECIAL などのセキュリティー管理者特権を持っている必要があります。詳細については、セキュリティー定義を参照してください。
JES ジョブ・モニター (JMON) は、JES に関連したすべてのサービスを提供します。JES ジョブ・モニターの動作は、FEJJCNFG 内の定義によって制御できます。
FEJJCNFG は FEK.#CUST.PARMLIB に置かれます。ただし、ジョブ FEK.SFEKSAMP(FEKSETUP) をカスタマイズして実行依頼したときに、別のロケーションを指定した場合は除きます。詳細については、カスタマイズのセットアップを参照してください。
サンプルの JES ジョブ・モニター構成メンバー FEJJCNFG を、次のコード・サンプルに示すようにカスタマイズしてください。
SERV_PORT=6715
TZ=EST5EDT
#_BPXK_SETIBMOPT_TRANSPORT=TCPIP
#APPLID=FEKAPPL
#AUTHMETHOD=SAF
#CODEPAGE=UTF-8
#CONCHAR=$
#CONSOLE_NAME=JMON
#GEN_CONSOLE_NAME=OFF
#HOST_CODEPAGE=IBM-1047
#LIMIT_COMMANDS=NOLIMIT
#LIMIT_CONSOLE=LIMITED
#LIMIT_VIEW=USERID
#LISTEN_QUEUE_LENGTH=5
#MAX_DATASETS=32
#MAX_THREADS=200
#TIMEOUT=3600
#TIMEOUT_INTERVAL=1200
#TRACE_STORAGE=OFF
#SEARCHALL=OFF
#SUBMIT_TIMEOUT=30
#SUBMITMETHOD=TSO
#TSO_TEMPLATE=FEK.#CUST.CNTL(FEJTSO)
RSE ロック・デーモンおよび RSE サーバー・プロセス (RSE デーモン、RSE スレッド・プール、および RSE サーバー ) は、rsed.envvars 内の定義を使用します。 オプションの Developer for System z サービスおよびサード・パーティー・サービスも、この構成ファイルを使用して、使用する環境変数を定義することができます。
rsed.envvars は /etc/rdz/ に置かれます。ただし、ジョブ FEK.SFEKSAMP(FEKSETUP) をカスタマイズして実行依頼したときに、別のロケーションを指定した場合は除きます。詳細については、カスタマイズのセットアップを参照してください。このファイルは、TSO OEDIT コマンドで編集できます。
#=============================================================
# (1) required definitions
JAVA_HOME=/usr/lpp/java/J5.0
RSE_HOME=/usr/lpp/rdz
_RSE_RSED_PORT=4035
_RSE_LOCKD_PORT=4036
_RSE_JMON_PORT=6715
_RSE_HOST_CODEPAGE=IBM-1047
TZ=EST5EDT
LANG=C
PATH=/bin:/usr/sbin
_CEE_DMPTARG=/tmp
STEPLIB=NONE
_RSE_JAVAOPTS=""
_RSE_JAVAOPTS="$_RSE_JAVAOPTS -Xms1m -Xmx256m"
_RSE_JAVAOPTS="$_RSE_JAVAOPTS -Ddaemon.log=/var/rdz/logs"
_RSE_JAVAOPTS="$_RSE_JAVAOPTS -Duser.log=/var/rdz/logs"
_RSE_JAVAOPTS="$_RSE_JAVAOPTS -DDSTORE_LOG_DIRECTORY="
#=============================================================
# (2) required definitions for TSO/ISPF Client Gateway
_CMDSERV_BASE_HOME=/usr/lpp/ispf
_CMDSERV_CONF_HOME=/etc/rdz
_CMDSERV_WORK_HOME=/var/rdz
_RSE_CMDSERV_OPTS=""
#=============================================================
# (3) required definitions for SCLM Developer Toolkit
#=============================================================
# (4) optional definitions
#_RSE_PORTRANGE=8108-8118
#=============================================================
# (5) do not change unless directed by IBM support center
_RSE_SAF_CLASS=/usr/include/java_classes/IRRRacf.jar
_CEE_RUNOPTS="ALL31(ON) HEAP(32M,32K,ANYWHERE,KEEP,,) TRAP(ON)"
_BPX_SHAREAS=YES
_BPX_SPAWN_SCRIPT=YES
_EDC_ADD_ERRNO2=1
JAVA_PROPAGATE=NO
RSE_LIB=$RSE_HOME/lib
PATH=.:$JAVA_HOME/bin:$RSE_HOME/bin:$_CMDSERV_BASE_HOME/bin:$PATH
LIBPATH=$JAVA_HOME/bin:$JAVA_HOME/bin/classic:$RSE_LIB:$RSE_LIB/icuc
LIBPATH=.:/usr/lib:$LIBPATH
CLASSPATH=$RSE_LIB:$RSE_LIB/dstore_core.jar:$RSE_LIB/clientserver.jar
CLASSPATH=$CLASSPATH:$RSE_LIB/dstore_extra_server.jar
CLASSPATH=$CLASSPATH:$RSE_LIB/zosserver.jar
CLASSPATH=$CLASSPATH:$RSE_LIB/dstore_miners.jar
CLASSPATH=$CLASSPATH:$RSE_LIB/universalminers.jar:$RSE_LIB/mvsminers.jar
CLASSPATH=$CLASSPATH:$RSE_LIB/carma.jar:$RSE_LIB/luceneminer.jar
CLASSPATH=$CLASSPATH:$RSE_LIB/mvsluceneminer.jar:$RSE_LIB/cdzminer.jar
CLASSPATH=$CLASSPATH:$RSE_LIB/mvscdzminer.jar:$RSE_LIB/jesminers.jar
CLASSPATH=$CLASSPATH:$RSE_LIB/FAMiner.jar
CLASSPATH=$CLASSPATH:$RSE_LIB/mvsutil.jar:$RSE_LIB/jesutils.jar
CLASSPATH=$CLASSPATH:$RSE_LIB/lucene-core-2.3.2.jar
CLASSPATH=$CLASSPATH:$RSE_LIB/cdtparser.jar:$RSE_LIB/wdzBidi.jar
CLASSPATH=$CLASSPATH:$_RSE_SAF_CLASS
CLASSPATH=.:$CLASSPATH
_RSE_CMDSERV_OPTS="&SESSION=SPAWN$_RSE_CMDSERV_OPTS"
_RSE_JAVAOPTS="$_RSE_JAVAOPTS -DISPF_OPTS='$_RSE_CMDSERV_OPTS'"
_RSE_JAVAOPTS="$_RSE_JAVAOPTS -DA_PLUGIN_PATH=$RSE_LIB"
_RSE_JAVAOPTS="$_RSE_JAVAOPTS -Xbootclasspath/p:$RSE_LIB/bidiTools.jar"
_RSE_JAVAOPTS="$_RSE_JAVAOPTS -Dfile.encoding=$_RSE_HOST_CODEPAGE"
_RSE_JAVAOPTS="$_RSE_JAVAOPTS -Dconsole.encoding=$_RSE_HOST_CODEPAGE"
_RSE_JAVAOPTS="$_RSE_JAVAOPTS -DDSTORE_SPIRIT_ON=true"
_RSE_JAVAOPTS="$_RSE_JAVAOPTS -DSPIRIT_EXPIRY_TIME=6"
_RSE_JAVAOPTS="$_RSE_JAVAOPTS -DSPIRIT_INTERVAL_TIME=6"
_RSE_JAVAOPTS="$_RSE_JAVAOPTS -Dcom.ibm.cacheLocalHost=true"
_RSE_JAVAOPTS="$_RSE_JAVAOPTS -Duser.home=$HOME"
_RSE_JAVAOPTS="$_RSE_JAVAOPTS -Dclient.username=$RSE_USER_ID"
_RSE_JAVAOPTS="$_RSE_JAVAOPTS -Dlow.heap.usage.ratio=15"
_RSE_JAVAOPTS="$_RSE_JAVAOPTS -Dmaximum.heap.usage.ratio=40"
_RSE_JAVAOPTS="$_RSE_JAVAOPTS -DDSTORE_KEEPALIVE_ENABLED=true"
_RSE_JAVAOPTS="$_RSE_JAVAOPTS -DDSTORE_KEEPALIVE_RESPONSE_TIMEOUT=60000"
_RSE_JAVAOPTS="$_RSE_JAVAOPTS -DDSTORE_IO_SOCKET_READ_TIMEOUT=180000"
_RSE_JAVAOPTS="$_RSE_JAVAOPTS -DRSECOMM_LOGFILE_MAX=0"
_RSE_JAVAOPTS="$_RSE_JAVAOPTS -Djob.monitor.port=$_RSE_JMON_PORT"
_RSE_JAVAOPTS="$_RSE_JAVAOPTS -Dlock.daemon.port=$_RSE_LOCKD_PORT"
_RSE_JAVAOPTS="$_RSE_JAVAOPTS -Dlock.daemon.cleanup.interval=1440"
_RSE_JAVAOPTS="$_RSE_JAVAOPTS -showversion"
_RSE_SERVER_CLASS=org.eclipse.dstore.core.server.Server
_RSE_DAEMON_CLASS=com.ibm.etools.zos.server.RseDaemon
_RSE_POOL_SERVER_CLASS=com.ibm.etools.zos.server.ThreadPoolProcess
_RSE_LOCKD_CLASS=com.ibm.ftt.rse.mvs.server.miners.MVSLockDaemon
_RSE_SERVER_TIMEOUT=120000
_SCLMDT_BASE_HOME=$RSE_HOME
_SCLMDT_WORK_HOME=$_CMDSERV_WORK_HOME
CGI_DTWORK=$_SCLMDT_WORK_HOME
CGI_ISPCONF=$_CMDSERV_CONF_HOME
CGI_ISPWORK=$_CMDSERV_WORK_HOME
#=============================================================
# (6) additional environment variables
STEPLIB=$STEPLIB:CEE.SCEERUN:CEE.SCEERUN2:CBC.SCLBDLL
STEPLIB=$STEPLIB:ISP.SISPLOAD:ISP.SISPLPA:SYS1.LINKLIB
ISPF の TSO/ISPF クライアント・ゲートウェイは、ISPF.conf 内の定義を使用して、バッチの TSO コマンドと ISPF コマンドを実行するための有効な環境を作成します。Developer for System z は、その環境を使用していくつかの MVS ベースのサービスを実行します。
ISPF.conf は /etc/rdz/ に置かれます。ただし、ジョブ FEK.SFEKSAMP(FEKSETUP) をカスタマイズして実行依頼したときに、別のロケーションを指定した場合は除きます。詳細については、カスタマイズのセットアップを参照してください。このファイルは、TSO OEDIT コマンドで編集できます。
コメント行は、アスタリスク (*) で始まります。データ・セット名を連結するときは、それらを同じ行に追加し、名前同士をコンマ (,) で分離します。
ISPF データ・セットの正しい名前を指定するだけでなく、次のコード・サンプルに示すように、TSO コマンド・サービス・データ・セット名 FEK.SFEKPROC も、SYSPROC ステートメントまたは SYSEXEC ステートメントに追加する必要があります。
* REQUIRED:
sysproc=ISP.SISPCLIB,FEK.SFEKPROC
ispmlib=ISP.SISPMENU
isptlib=ISP.SISPTENU
ispplib=ISP.SISPPENU
ispslib=ISP.SISPSLIB
ispllib=ISP.SISPLOAD
* OPTIONAL:
*allocjob = ISP.SISPSAMP(ISPZISP2)
*ISPF_timeout = 900
この章では、「Rational Developer for System z ホスト構成ガイド」(SC88-5663) に記載されているインストール検査に関する情報を要約します。詳細については、この資料を参照してください。
JM200I Server initialization complete.
ジョブが戻りコード 66 で終了する場合は、FEK.SFEKAUTH に APF 許可がありません。
FEK501I Lock daemon started, port=4036, cleanup interval=1440, log level=1
RSED 開始タスク (またはユーザー・ジョブ) を、IVP=IVP パラメーターを指定して開始します。このパラメーターを指定すると、サーバーはいくつかのインストール検査テストを行った後に終了します。それらのテストの出力は、DD STDOUT で入手できます。エラーが発生した場合は、DD STDERR でもデータを入手できます。
FEK002I RseDaemon started. (port=4035)
MODIFY RSED,APPL=IVP PASSTICKET,userid
MODIFY RSED,APPL=IVP DAEMON,userid
MODIFY RSED,APPL=IVP ISPF,userid
データ・セット FEK.#CUST.JCL 内のサンプル・メンバー FEKRACF をカスタマイズし、実行依頼してください。 これには、Developer for System z 用の基本セキュリティー定義を作成する、サンプルの RACF および z/OS UNIX コマンドが含まれています。
説明 |
|
値 |
---|---|---|
Developer for System z 製品高位修飾子 |
|
|
Developer for System z カスタマイズ高位修飾子 |
|
|
JES ジョブ・モニター開始タスク名 |
|
|
RSE デーモン開始タスク名 |
|
|
ロック・デーモン開始タスク名 |
|
SETROPTS LIST
SETROPTS GENERIC(FACILITY)
SETROPTS CLASSACT(FACILITY) RACLIST(FACILITY)
SETROPTS GENERIC(STARTED)
RDEFINE STARTED ** STDATA(USER(=MEMBER) GROUP(STCGROUP) TRACE(YES))
SETROPTS CLASSACT(STARTED) RACLIST(STARTED)
SETROPTS GENERIC(CONSOLE)
SETROPTS CLASSACT(CONSOLE) RACLIST(CONSOLE)
SETROPTS GENERIC(OPERCMDS)
SETROPTS CLASSACT(OPERCMDS) RACLIST(OPERCMDS)
SETROPTS GENERIC(APPL)
SETROPTS CLASSACT(APPL) RACLIST(APPL)
SETROPTS GENERIC(PTKTDATA)
SETROPTS CLASSACT(PTKTDATA) RACLIST(PTKTDATA)
RDEFINE PROGRAM ** ADDMEM('SYS1.CMDLIB'//NOPADCHK) UACC(READ)
SETROPTS WHEN(PROGRAM)
重要: 「WHEN PROGRAM」がアクティブの場合、一部の製品 (FTP など) はプログラムで制御することが必要です。これは、実動システム上でアクティブにする前にテストしてください。 |
ALTUSER #userid
OMVS(UID(#user-identifier) HOME(/u/#userid) PROGRAM(/bin/sh) NOASSIZEMAX)
ALTGROUP #group-name OMVS(GID(#group-identifier))
ほとんどの Developer for System z データ・セットでは、ユーザーの場合は READ アクセス権、システム・プログラマーの場合は ALTER で十分です。
ADDGROUP (FEK) OWNER(IBMUSER) SUPGROUP(SYS1)
DATA('RATIONAL DEVELOPER FOR SYSTEM Z - HLQ STUB')
ADDSD 'FEK.*.**' UACC(READ)
DATA('RATIONAL DEVELOPER FOR SYSTEM Z')
PERMIT 'FEK.*.**' CLASS(DATASET) ACCESS(ALTER) ID(#sysprog)
SETROPTS GENERIC(DATASET) REFRESH
ADDGROUP STCGROUP OMVS(GID(#group-id))
DATA('GROUP WITH OMVS SEGMENT FOR STARTED TASKS')
ADDUSER STCJMON DFLTGROUP(STCGROUP) NOPASSWORD NAME('RDZ - JES JOBMONITOR')
OMVS(UID(#user-id-jmon) HOME(/tmp) PROGRAM(/bin/sh) NOASSIZEMAX
NOTHREADSMAX)
DATA('RATIONAL DEVELOPER FOR SYSTEM Z')
ADDUSER STCRSE DFLTGROUP(STCGROUP) NOPASSWORD NAME('RDZ - RSE
DAEMON')
OMVS(UID(#user-id-rse) HOME(/tmp) PROGRAM(/bin/sh)
ASSIZEMAX(2147483647) NOTHREADSMAX)
DATA('RATIONAL DEVELOPER FOR SYSTEM Z')
ADDUSER STCLOCK DFLTGROUP(STCGROUP) NOPASSWORD NAME('RDZ - LOCK
DAEMON')
OMVS(UID(#user-id-lock) HOME(/tmp) PROGRAM(/bin/sh) NOASSIZEMAX
NOTHREADSMAX)
DATA('RATIONAL DEVELOPER FOR SYSTEM Z')
RDEFINE STARTED JMON.* DATA('RDZ - JES JOBMONITOR')
STDATA(USER(STCJMON) GROUP(STCGROUP) TRUSTED(NO))
RDEFINE STARTED RSED.* DATA('RDZ - RSE DAEMON')
STDATA(USER(STCRSE) GROUP(STCGROUP) TRUSTED(NO))
RDEFINE STARTED LOCKD.* DATA('RDZ - LOCK DAEMON')
STDATA(USER(STCLOCK) GROUP(STCGROUP) TRUSTED(NO))
SETROPTS RACLIST(STARTED) REFRESH
JES ジョブ・モニターは、ユーザーが要求したすべての JES オペレーター・コマンドを、拡張 MCS (EMCS) コンソールを通じて発行します。このコンソールの名前は、FEJJCNFG、JES ジョブ・モニター構成ファイルの説明にあるように、CONSOLE_NAME ディレクティブによって制御されます。
RDEFINE OPERCMDS MVS.MCSOPER.#console UACC(READ)
DATA('RATIONAL DEVELOPER FOR SYSTEM Z')
RDEFINE OPERCMDS JES%.** UACC(NONE)
PERMIT JES%.** CLASS(OPERCMDS) ACCESS(UPDATE) WHEN(CONSOLE(JMON)) ID(*)
SETROPTS RACLIST(OPERCMDS) REFRESH
重要: BPX.SERVER プロファイルを定義すると、z/OS UNIX 全体が UNIX レベルのセキュリティーから、より安全な z/OS UNIX レベルのセキュリティーに切り替わります。これによって、他の z/OS UNIX アプリケーションと操作が影響を受ける場合もあります。これは、実動システム上でアクティブにする前にテストしてください。
|
BPX.SERVER に対する権限を持つサーバーは、クリーンなプログラム制御環境で実行する必要があります。これは、RSE サーバーによって呼び出されるすべてのプログラムも、プログラムで制御する必要があることを意味します。 MVS ロード・ライブラリーの場合、プログラム制御はセキュリティー・ソフトウェアによって管理されます。
RDEFINE APPL FEKAPPL UACC(READ)
DATA('RATIONAL DEVELOPER FOR SYSTEM Z')
SETROPTS RACLIST(APPL) REFRESH
重要: PassTicket が正しくセットアップされていないと、クライアントの接続要求は失敗します。
|
BPX.SERVER に対する権限を持つサーバーは、クリーンなプログラム制御環境で実行する必要があります。これは、RSE サーバーによって呼び出されるすべてのプログラムも、プログラムで制御する必要があることを意味します。 z/OS UNIX ファイルの場合、プログラム制御は extattr コマンドによって管理されます。このコマンドを実行するには、 FACILITY クラス内の BPX.FILEATTR.PROGCTL に対する READ アクセス権を持つか、または UID(0) であることが必要です。
$ ls -Eog /usr/lib/libIRRRacf*.so
-rwxr-xr-x aps- 2 69632 Oct 5 2007 /usr/lib/libIRRRacf.so
-rwxr-xr-x aps- 2 69632 Oct 5 2007 /usr/lib/libIRRRacf64.so
セキュリティーに関連したカスタマイズの結果を表示するには、以下のサンプル・コマンドを使用します。
この付録では、「Rational Developer for System z ホスト構成ガイド」(SC88-5663) に記載されているマイグレーションに関する情報を要約しています。詳細については、この資料を参照してください。
これらの注は、基本バージョン 8.0.1 からバージョン 8.5 へのマイグレーションのためのものです。これには、バージョン 8.0.1 のメンテナンスの一部として既に文書化されている変更点も含まれています。メンテナンス・ストリームの一部である (したがって既に実装されている可能性がある) 変更内容には、それが導入された時点のリリースでマークが付いています。
この付録では、「Rational Developer for System z ホスト構成ガイド」(SC88-5663) に記載されているオペレーター (またはコンソール) コマンドについての情報を要約しています。詳細については、この資料を参照してください。
MODIFY コマンドを使用すると、アクティブ・タスクの特性を動的に照会して変更できます。 このコマンドの省略バージョンは F という文字です。
>>>STORAGE TRACE (console request)<<<
LDAREGRQ 00000000000 00000000K 00000M requested region size
below 16M line
LDASIZA 00006266880 00006120K 00005M maximum region size
LDALIMIT 00006266880 00006120K 00005M limit
LDAVVRG 00006266880 00006120K 00005M getmain limit
LDALOAL 00000061440 00000060K 00000M in use
LDAHIAL 00000266240 00000260K 00000M LSQA/SWA/private subpools
_GAP 00000000000 00000000K 00000M gaps in allocation
_AVAIL 00005939200 00005800K 00005M available (including gaps)
_MAX 00006000640 00005860K 00005M current limit
above 16M line
LDAESIZA 01905262592 01860608K 01817M maximum region size
LDAELIM 01905262592 01860608K 01817M limit
LDAEVVRG 01905262592 01860608K 01817M getmain limit
LDAELOAL 00000937984 00000916K 00000M in use
LDAEHIAL 00012754944 00012456K 00012M ELSQA/ESWA/private subpools
_EGAP 00000000000 00000000K 00000M gaps in allocation
_EAVAIL 01891569664 01847236K 01803M available (including gaps)
_EMAX 01892507648 01848152K 01804M current limit
ProcessId(<processid>) ASId(<asid>) JobName(<jobname>)
Clients(<local>/<total>) Order(<startup order>)
<clientid><userid><connected since>
LOGON TIME------------------ ID----- USERID--
<connected since> <clientid> <userid>
ID----- USERID-- LOGON TIME------------------
<clientid> <userid> <connected since>
USERID-- ID----- LOGON TIME------------------
<userid> <clientid> <connected since>
ProcessId(<processid>) Memory Usage(<java heap usage>%)
Clients(<number of clients>) Order(<startup order>) <error status>
仕様 | 説明 |
---|---|
*severe error* | スレッド・プール・プロセスでリカバリー不能エラーが発生し、操作が停止されました。 その他の状況フィールドは、最後に認識された値を示します。 この項目をテーブルから除去するには、DISPLAY PROCESS 変更コマンドの CLEANUP オプションを使用します。 |
*killed process* | スレッド・プール・プロセスが、Java、z/OS UNIX またはオペレーター・コマンドによって強制終了されました。その他の状況フィールドは、最後に認識された値を示します。 この項目をテーブルから除去するには、DISPLAY PROCESS 変更コマンドの CLEANUP オプションを使用します。 |
*timeout* | クライアント接続要求で、スレッド・プール・プロセスが時間内に RSE デーモンに応答しませんでした。 その他の状況フィールドは、現行値を示します。スレッド・プールは今後のクライアント接続要求から除外されます。 *timeout* 状況は、このスレッド・プールで処理されているクライアントがログオフするとリセットされます。 |
DISPLAY PROCESS 変更コマンドの DETAIL オプションを使用すると、追加情報が提示されます。
ProcessId(33555087) ASId(002E) JobName(RSED8) Order(1)
PROCESS LIMITS: CURRENT HIGHWATER LIMIT
JAVA HEAP USAGE(%) 10 56 100
CLIENTS 0 25 60
MAXFILEPROC 83 103 64000
MAXPROCUSER 97 99 200
MAXTHREADS 9 14 1500
MAXTHREADTASKS 9 14 1500
ASId フィールドは、16 進表記のアドレス・スペース ID です。PROCESS LIMITS (処理限度) の表には、現在のリソース使用量、リソース使用量の最高水準点、およびリソースの限度が示されます。 他の限度要因のため、定義されている限度に決して到達しない可能性があることに注意してください。
ProcessId(421 ) ASId(007D) JobName(RSED8) Order(1)
USERID THREAD-ID TCB@ ACC_TIME TAG
STCRSE 0EDE540000000000 005E6B60 822 1/ThreadPoolProcess
STCRSE 0EDE870000000001 005E69C8 001
STCRSE 0EDE980000000002 005E6518 1814
STCRSE 0EDEBA0000000003 005E66B0 2305
STCRSE 0EDECB0000000004 005E62F8 001
STCRSE 0EDEDC0000000005 005E60D8 001
STCRSE 0EDF860000000006 005C2BF8 628 6/ThreadPoolMonitor$Memory
UsageMonitor
STCRSE 0EDF970000000007 005C2D90 003 7/ThreadPoolMonitor
STCRSE 0EDFDB0000000008 005C29D8 001
STCRSE 0EE22E000000000E 005C1BE0 070
IBMUSER 0EE0EB0000000011 005C22B8 276 20/ServerReceiver
IBMUSER 0EE2500000000012 005C19C0 137 16/ServerUpdateHandler
IBMUSER 0EE2610000000013 005C17A0 509 15/ServerCommandHandler
IBMUSER 0EE1840000000014 005C1E00 065 21/ZosSystemMiner
STCRSE 0EE1510000000016 005C2098 078
STCRSE 0EE1950000000017 005C1580 001
IBMUSER 0EE23F0000000018 005C1360 021 26/UniversalFileSystemMine
r
IBMUSER 0EE2A5000000001C 005C0CF0 003 27/EnvironmentMiner
IBMUSER 0EE283000000001D 005C1140 002 31/CommandMiner
IBMUSER 0EE272000000001E 005C0E88 081 32/MVSFileSystemMiner
IBMUSER 0EE294000000001F 005C0AD0 002 33/MVSByteStreamHandler$Op
enCloseThread
STCRSE 0EE2E90000000023 005C0470 001
IBMUSER 0EE2C70000000024 005C08B0 050 38/JESMiner
IBMUSER 0EE2B60000000026 005C0690 004 40/FAMiner
IBMUSER 0EE30B0000000027 005C0250 002 41/LuceneMiner
IBMUSER 0EE31C0000000028 005C0030 002 42/CDTParserMiner
IBMUSER 0EE32D0000000029 005BDE00 002 43/MVSLuceneMiner
IBMUSER 0EE33E000000002A 005BDBE0 002 44/CDTMVSParserMiner
ProcessId(421 ) ASId(007D) JobName(RSED8) Order(1) CONTINUATION
USERID THREAD-ID TCB@ ACC_TIME TAG
E または 0 または OFF | エラー・メッセージのみ。 |
W または 1 | エラー・メッセージおよび警告メッセージ。これは、 rsecomm.properties のデフォルトの設定値です。 |
I または 2 または ON | エラー・メッセージ、警告メッセージおよび情報メッセージ。 |
詳細トレースによってパフォーマンスが低下することがありますので、 IBM サポート・センターからの指示がある場合以外は行わないでください。
E または 0 または OFF | エラー・メッセージのみ。 |
I または 2 または ON | エラー・メッセージ、警告メッセージ、および情報メッセージ。 |
詳細トレースによってパフォーマンスが低下することがありますので、 IBM サポート・センターからの指示がある場合以外は行わないでください。
E または 0 または OFF | エラー・メッセージのみ。 |
I または 2 または ON | エラー・メッセージ、警告メッセージ、および情報メッセージ。 |
詳細トレースによってパフォーマンスが低下することがありますので、 IBM サポート・センターからの指示がある場合以外は行わないでください。
詳細トレースによってパフォーマンスが低下することがありますので、 IBM サポート・センターからの指示がある場合以外は行わないでください。
+FEK900I DAEMON IVP: SSL is disabled
+FEK900I DAEMON IVP: connected
+FEK900I DAEMON IVP: 1977
+FEK900I DAEMON IVP: 6902918
+FEK900I DAEMON IVP: Success
+FEK901I DAEMON IVP Exit code = 0
+FEK900I ISPF IVP: executed on CDFMVS08 -- Tue Sep 13 22:29:28 EDT 2011
+FEK900I ISPF IVP: executed by uid=1(IBMUSER) gid=0(SYS1)
+FEK900I ISPF IVP: using /etc/rdz/rsed.envvars
+FEK900I ISPF IVP: current address space size limit is 2147483647
(2048.0 MB)
+FEK900I ISPF IVP: maximum address space size limit is 2147483647
(2048.0 MB)
+FEK900I ISPF IVP: -----------------------------------------------------
--------
+FEK900I ISPF IVP: /etc/rdz/ISPF.conf content:
+FEK900I ISPF IVP: -----------------------------------------------------
--------
+FEK900I ISPF IVP: ispllib=ISP.SISPLOAD
+FEK900I ISPF IVP: ispmlib=ISP.SISPMENU
+FEK900I ISPF IVP: isptlib=ISP.SISPTENU
+FEK900I ISPF IVP: ispplib=ISP.SISPPENU
+FEK900I ISPF IVP: ispslib=ISP.SISPSLIB
+FEK900I ISPF IVP: sysproc=ISP.SISPCLIB,FEK.SFEKPROC
+FEK900I ISPF IVP: -----------------------------------------------------
--------
+FEK900I ISPF IVP: Host install verification for RSE
+FEK900I ISPF IVP: Review IVP log messages from HOST below :
+FEK900I ISPF IVP: -----------------------------------------------------
--------
+FEK900I ISPF IVP: Service level 22Feb2011
+FEK900I ISPF IVP: RSE connection and base TSO/ISPF session initializati
on check only
+FEK900I ISPF IVP: *** CHECK : ENVIRONMENT VARIABLES - key variables
displayed below :
+FEK900I ISPF IVP: Server PATH = .:/usr/lpp/java/J5.0/bin:/usr/l
pp/rdz/bin:/usr/lpp/ispf/bin:/bin:/usr/sbin
+FEK900I ISPF IVP: STEPLIB = NONE
+FEK900I ISPF IVP: Temporary directory = /tmp
+FEK900I ISPF IVP: _CMDSERV_BASE_HOME = /usr/lpp/ispf
+FEK900I ISPF IVP: _CMDSERV_CONF_HOME = /etc/rdz
+FEK900I ISPF IVP: _CMDSERV_WORK_HOME = /var/rdz
+FEK900I ISPF IVP: -----------------------------------------------------
--------
+FEK900I ISPF IVP: *** CHECK : USS MODULES
+FEK900I ISPF IVP: Checking ISPF Directory : /usr/lpp/ispf
+FEK900I ISPF IVP: Checking modules in /usr/lpp/ispf/bin directory
+FEK900I ISPF IVP: Checking for ISPF configuration file ISPF.conf
+FEK900I ISPF IVP: RC=0
+FEK900I ISPF IVP: MSG: SUCCESSFUL
+FEK900I ISPF IVP: -----------------------------------------------------
--------
+FEK900I ISPF IVP: *** CHECK : TSO/ISPF INITIALIZATION
+FEK900I ISPF IVP: ( TSO/ISPF session will be initialized )
+FEK900I ISPF IVP: RC=0
+FEK900I ISPF IVP: MSG: SUCCESSFUL
+FEK900I ISPF IVP: -----------------------------------------------------
--------
+FEK900I ISPF IVP: *** CHECK: Shutting down TSO/ISPF IVP session
+FEK900I ISPF IVP: RC=0
+FEK900I ISPF IVP: MSG: SUCCESSFUL
+FEK900I ISPF IVP: -----------------------------------------------------
--------
+FEK900I ISPF IVP: Host installation verification completed successfully
+FEK900I ISPF IVP: -----------------------------------------------------
--------
+FEK901I ISPF IVP Exit code = 0
+FEK900I PASSTICKET IVP: the default applid=FEKAPPL
+FEK900I PASSTICKET IVP: Success, PassTicket IVP finished normally
+FEK901I PASSTICKET IVP Exit code = 0
BPXM023I (stclock) dataset[(member)] NOT LOCKED
BPXM023I (stclock) dataset[(member)] LOCKED BY userid
RSE サーバーがクライアントをロック・デーモンに登録できないと、コンソール・メッセージ FEK513W が生成されます。 このメッセージに現れる ASID 値と TCB 値を D GRS,RES=(*,dataset[(member)]) オペレーター・コマンドの出力と比較すると、ロックを保持している実際のユーザーを見つけることができます。
PID------- ASID TCB----- USERID--
350 001A 00123ABC IBMUSER
このセクションでは、「Rational Developer for System z ホスト構成ガイド」(SC88-5663) に記載されている CARMA、Application Deployment Manager、SCLM Developer Toolkit、およびその他のカスタマイズ・タスクに関する情報を要約します。 詳細については、この資料を参照してください。
共通アクセス・リポジトリー・マネージャー (CARMA) は、Repository Access Manager (RAM) のサーバー・プラットフォームです。RAM は、z/OS ベースの Software Configuration Manager (SCM) 用のアプリケーション・プログラミング・インターフェース (API) です。 SCM 機能を RAM に内包することにより、サポートされる SCM にクライアントがアクセスするときに、単一の API が使用できるようになります。
Developer for System z は事前に組み込まれた複数の RAM と、ユーザーが独自の RAM を作成するためのソース・コード・サンプルを提供しています。
IBM® Rational® Developer for System z Interface for CA Endevor® Software Configuration Manager は、Developer for System z クライアントが CA Endevor® SCM に直接アクセスできるようにします。
SCLM Developer Toolkit は、SCLM の機能を拡張するために必要なツールをクライアントに提供します。SCLM (Software Configuration and Library Manager) 自体はホスト・ベースのソース・コード・マネージャーであり、ISPF の一部として出荷されます。
SCLM Developer Toolkit は、Eclipse ベースのプラグインを備えており、SCLM へのインターフェースになります。また、レガシー・コード開発のすべての SCLM プロセスへのアクセスを提供するほか、メインフレーム上の SCLM と同期したワークステーション上での完全な Java および J2EE 開発 (メインフレームからの J2EE コードのビルド、アセンブル、およびデプロイメントを含む) もサポートします。
このカスタマイズ・タスクには、支援や特殊リソース、または特殊なカスタマイズ・タスクは必要ありません。
Developer for System z クライアント・バージョン 8.0.1 以上は、接続時にホストからクライアント構成ファイルとアップグレード情報を取り出して、すべてのクライアントの設定が共通になり、最新のものになるようにします。
z/OS プロジェクトは、クライアント上で「z/OS プロジェクト」パースペクティブを通じて個別に定義することも、あるいはホスト上で集中的に定義してクライアントへユーザー単位で伝搬することもできます。それらの「ホスト・ベースのプロジェクト」は、クライアント上で定義されたプロジェクトと外観も機能もまったく同じですが、クライアントは、それらの構造、メンバー、およびプロパティーを変更できず、ホストに接続している場合にのみ、それらのプロジェクトにアクセスできます。
外部 (クライアント/ホスト) 通信を SSL で暗号化できます。このフィーチャーは、デフォルトでは使用不可に設定され、ssl.properties 内の設定によって制御されます。
このカスタマイズ・タスクには、支援や特殊リソース、または特殊なカスタマイズ・タスクは必要ありません。
Developer for System z は、問題解決の目的から、さまざまなレベルでの内部プログラム・フローのトレースをサポートしています。RSE、および RSE が呼び出すサービスの一部では、出力ログでの必要な詳細レベルを認識するために、rsecomm.properties 内の設定を使用します。
このカスタマイズ・タスクには、支援や特殊リソース、または特殊なカスタマイズ・タスクは必要ありません。
C/C++ のコンテンツ・アシストでは include.conf の定義を使用して指定されたファイルまたはメンバーの強制インクルードを行うことができます。強制インクルードは、ファイルまたはメンバーがプリプロセッサー・ディレクティブを使用してソース・コードに組み込まれたかどうかに関係なく、コンテンツ・アシスト操作の実行時に構文解析されるファイルまたはディレクトリー、データ・セット、またはデータ・セット・メンバーで構成されます。
Developer for System z には、Developer for System z クライアントから COBOL および PL/I ストアード・プロシージャーをビルドするためのサンプルの DB2 ストアード・プロシージャー (PL/I および COBOL ストアード・プロシージャー・ビルダー) が用意されています。
このカスタマイズ・タスクには、支援や特殊リソース、または特殊なカスタマイズ・タスクは必要ありません。
REXEC (リモート実行) は、クライアントがホスト上でコマンドを実行できるようにする TCP/IP サービスです。SSH (セキュア・シェル) も同様のサービスですが、このサービスでは、すべての通信が SSL (Secure Socket Layer) によって暗号化されます。Developer for System z は、いずれかのサービスを使用して、z/OS UNIX サブプロジェクトでリモート (ホスト・ベース) アクションを実行します。
このカスタマイズ・タスクには、支援や特殊リソース、または特殊なカスタマイズ・タスクは必要ありません。
Developer for System z は COBOL および PL/I のインクルード・ステートメント (選択サード・パーティーのインクルード・ステートメントを含む) の解釈と展開をサポートします。Developer for System z では、サンプルの REXX exec、FEKRNPLI も提供され、これらは Developer for System z クライアントによって呼び出すことができ、PL/I コンパイラーを呼び出して PL/I ソースを拡張します。
反復可能な自己検査単体テストを実行するためのコードを作成する上で開発者を支援するフレームワークは、総称的に xUnit として知られています。Developer for System z は、zUnit と呼ばれる Enterprise COBOL および PL/I コードの単体テスト用のフレームワークを提供します。
Developer for System z エンタープライズ・サービス・ツール (EST) コンポーネントは、さまざまな形式のアラビア語およびヘブライ語のインターフェース・メッセージをサポートしているほか、すべてのエディターおよびビューで双方向言語データの表示と編集をサポートしています。端末アプリケーションでは、左から右と、右から左の両方の画面がサポートされ、数値フィールド、および画面とは反対の向きのフィールドもサポートされます。
さらに、EST 生成コードは、CICS SFR 以外の環境 (例えば、バッチ・アプリケーション) での bidi 変換をサポートできます。 EST 生成ウィザードで適切な bidi 変換オプションを指定し、生成されたプログラムを適切な双方向変換ライブラリー FEK.SFEKLOAD とリンクすることにより、EST 生成プログラムに、双方向変換ルーチンの呼び出しを組み込ませることができます。
Developer for System z クライアントには、エンタープライズ・サービス・ツール (EST) と呼ばれるコード生成コンポーネントがあります。EST によって生成されたコードが診断エラー・メッセージを発行するためには、その生成されたコードが、FEK.SFEKLMOD ロード・ライブラリー内のすべての IRZ* および IIRZ* モジュールを使用できるようにする必要があります。
このカスタマイズ・タスクには、支援や特殊リソース、または Developer for System z z 構成用の特殊なカスタマイズ・タスクは必要ありません。ただし、IBM Debug Tool for z/OS 構成に関する要件があります。
IBM Debug Tool for z/OS は、カスタマイズされた言語環境プログラム (LE) ユーザー出口 (CEEBXITA) を提供します、これは、IMS および DB2 ストアード・プロシージャーの LE 初期設定ロジックによって呼び出された場合に、TEST ランタイム・オプションを返します。IBM Debug Tool for z/OS は、z/OS システム上で TEST ランタイム・オプションのデータ・セットを作成して管理するための、Problem Determination Tools Common Components サーバーに対する Debug Tool 拡張機能も提供します。Developer for System z は、IMS および DB2 ストアード・プロシージャーのランタイム用のデバッグ・プロファイルを管理するために IBM Debug Tool for z/OS's support を使用して拡張することができます。
このカスタマイズ・タスクには、支援や特殊リソース、または Developer for System z 構成用の特殊なカスタマイズ・タスクは必要ありません。ただし、IBM File Manager for z/OS 構成に関する要件があります。
不定形式 QSAM 編集をはじめとする一部の機能は、Developer for System z による標準データ・セット処理に組み込まれました。コピーブックまたはインクルード・ファイルを使用する定様式データ編集など、さらに上級の機能には、IBM File Manager Plug-in for Eclipse が必要です。
このカスタマイズ・タスクには、支援や特殊リソース、または特殊なカスタマイズ・タスクは必要ありません。
ISPF の TSO/ISPF クライアント・ゲートウェイと SCLM Developer Toolkit 機能は、WORKAREA ディレクトリーと /tmp ディレクトリーに一時作業ファイルを保管しますが、それらのファイルは、セッションが閉じる前に削除されます。ところが、処理中に通信エラーが発生した場合など、一時出力が残される場合があります。このため、時々 WORKAREA および /tmp ディレクトリーを整理することをお勧めします。
このセクションでは、「Rational Developer for System z ホスト構成リファレンス」(SA88-4226) に記載されている情報を要約しています。詳細については、この資料を参照してください。
Developer for System z ホストは、クライアントがホストのサービスとデータにアクセスできるように対話を行ういくつかのコンポーネントから構成されています。 これらのコンポーネントの設計を理解しておくと、構成についての正しい決定を行うのに役立ちます。
Developer for System z では、非メインフレーム・ワークステーションのユーザーに、メインフレームからアクセスすることができます。 したがって、接続要求の検証、ホストとワークステーション間のセキュアな通信の提供、およびアクティビティーの許可と監査は、製品構成の観点からみて重要です。
Developer for System z では、TCP/IP を使用して、非メインフレーム・ワークステーションのユーザーに、メインフレームからアクセスすることができます。 また、さまざまなコンポーネントやその他の製品同士の間の通信にも TCP/IP を使用します。
従来の z/OS アプリケーションとは異なり、Developer for System z は、ワークロード・マネージャー (WLM) で容易に識別できる一体構造のアプリケーションではありません。Developer for System z は、クライアントがホストのサービスとデータにアクセスできるようにするために相互に作用する、複数のコンポーネントで構成されています。これらのサービスの一部は、異なるアドレス・スペースでアクティブになるため、WLM 種別が別になる場合があります。
RSE (リモート・システム・エクスプローラー) は Developer for System z の中核をなしています。クライアントからの接続とワークロードを管理するために、RSE はスレッド・プール・アドレス・スペースを制御する 1 つのデーモン・アドレス・スペースによって構成されています。このデーモンは、接続と管理の目的のためのフォーカル・ポイントとして機能し、それに対してスレッド・プールは、クライアントのワークロードを処理します。
このため、RSE は Developer for System z のセットアップをチューニングするための主要なターゲットになります。しかし、何百人のユーザーを維持し、それぞれが 16 個以上のスレッドと特定の量のストレージ、および場合によっては 1 つ以上のアドレス・スペースを使用できるようにするためには、Developer for System z と z/OS の両方が正しく構成されている必要があります。
z/OS は高度にカスタマイズ可能なオペレーティング・システムであり、(場合によっては小規模の) システム変更が全体のパフォーマンスに多大な影響を与える可能性があります。この章では、Developer for System z のパフォーマンスを向上させるために行うことができる変更のいくつかについて、重点的に説明します。
この章には、CICS Transaction Server 管理者に有益な情報が記載されています。
この章は、出口ルーチンの作成による Developer for System z の機能強化についてユーザーを支援します。
この章では、ユーザーが Developer for System z で TSO 環境に DD ステートメントとデータ・セットを追加することにより、TSO ログオン・プロシージャーを模倣するのを支援します。
同じシステム上で Developer for System z の複数のインスタンスをアクティブにしたい場合があります。例えば、アップグレードをテストする場合などです。 しかし、一部のリソース (TCP/IP ポートなど) は共用できないため、必ずしも常にデフォルトを適用できるとは限りません。この章の情報を使用して Developer for System z のさまざまなインスタンスの共存を計画してください。その後、この構成ガイドを使用して、それらのインスタンスをカスタマイズすることができます。
この付録は、Secure Socket Layer (SSL) のセットアップ時、または既存のセットアップの検査時や変更時に発生する可能性があるいくつかの一般的な問題に関して、ユーザーを支援するためのものです。また、この付録には、X.509 証明書を使用したユーザー自身の認証をサポートする、サンプルのセットアップも記載されています。
この付録は、TCP/IP のセットアップ時、または既存のセットアップの検査時や変更時に発生する可能性があるいくつかの一般的な問題に関して、ユーザーを支援するためのものです。
本書は米国 IBM が提供する製品およびサービスについて作成したものです。
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5 Technology Park Drive
Westford, MA 01886
U.S.A.
本プログラムに関する上記の情報は、適切な使用条件の下で使用すること ができますが、有償の場合もあります。
本書で説明されているライセンス・プログラムまたはその他のライセンス資 料は、IBM 所定のプログラム契約の契約条項、IBM プログラムのご使用条件、 またはそれと同等の条項に基づいて、IBM より提供されます。
この文書に含まれるいかなるパフォーマンス・データも、管理環境下で 決定されたものです。 そのため、他の操作環境で得られた結果は、異なる可能性があります。 一部の測定が、開発レベルのシステムで行われた可能性がありますが、 その測定値が、一般に利用可能なシステムのものと同じである保証はありません。 さらに、一部の測定値が、推定値である可能性があります。 実際の結果は、異なる可能性があります。お客様は、お客様の特定の環境に適したデータを確かめる必要があります。
IBM 以外の製品に関する情報は、その製品の供給者、出版物、 もしくはその他の公に利用可能なソースから入手したものです。 IBM は、それらの製品のテストは行っておりません。したがって、 他社製品に関する実行性、互換性、またはその他の要求については確証できません。 IBM 以外の製品の性能に関する質問は、それらの製品の供給者にお願いします。
IBM の将来の方向または意向に関する記述については、 予告なしに変更または撤回される場合があり、単に目標を示しているものです。
本書はプランニング目的としてのみ記述されています。 記述内容は 製品が使用可能になる前に変更になる場合があります。
本書には、日常の業務処理で用いられるデータや報告書の例が含まれています。より具体性を与えるために、それらの例には、個人、企業、ブランド、 あるいは製品などの名前が含まれている場合があります。 これらの名称はすべて架空のものであり、 名称や住所が類似する企業が実在しているとしても、それは偶然にすぎません。
本書には、様々なオペレーティング・プラットフォームでのプログラミング手法を例示するサンプル・アプリケーション・プログラムがソース言語で掲載されています。 お客様は、サンプル・プログラムが書かれているオペレーティング・プラットフォームのアプリケーション・プログラミング・インターフェースに準拠したアプリケーション・プログラムの開発、使用、販売、配布を目的として、いかなる形式においても、IBM に対価を支払うことなくこれを複製し、改変し、配布することができます。 このサンプル・プログラムは、あらゆる条件下における完全なテストを経ていません。 従って IBM は、これらのサンプル・プログラムについて信頼性、利便性もしくは機能性があることをほのめかしたり、保証することはできません。サンプル・プログラムは、現存するままの状態で提供され、いかなる保証条件も適用されません。IBM は、お客様の当該サンプル・プログラムの使用から生ずるいかなる損害に対しても一切の責任を負いません。
それぞれの複製物、サンプル・プログラムのいかなる部分、またはすべての派生的創作物にも、次の ように、著作権表示を入れていただく必要があります。
© (お客様の会社名) (西暦年). このコードの一部は、IBM Corp. のサンプル・プログラムから取られています。 © Copyright IBM Corp. 2009, 2012.
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IBM、IBM ロゴおよび ibm.com は、 世界の多くの国で登録された International Business Machines Corp. の商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれ IBM または各社の商標である場合があります。現時点での IBM の商標リストについては、www.ibm.com/legal/copytrade.shtml をご覧ください。
Adobe、Adobe ロゴ、PostScript、PostScript ロゴは、Adobe Systems Incorporated の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
Linux は、Linus Torvalds の米国およびその他の国における商標です。
Windows は、Microsoft Corporation の米国およびその他の国における商標です。
UNIX は The Open Group の米国およびその他の国における登録商標です。
Java およびすべての Java 関連の商標およびロゴは Oracle やその関連会社の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
他の製品名およびサービス名等は、それぞれ IBM または各社の商標である場合があります。
本書には、様々なオペレーティング・プラットフォームでのプログラミング手法を例示するサンプル・アプリケーション・プログラムがソース言語で掲載されています。お客様は、サンプル・プログラムが書かれているオペレーティング・プラットフォームのアプリケーション・プログラミング・インターフェースに準拠したアプリケーション・プログラムの開発、使用、販売、配布を目的として、いかなる形式においても、IBM に対価を支払うことなくこれを複製し、改変し、配布することができます。 このサンプル・プログラムは、あらゆる条件下における完全なテストを経ていません。 従って IBM は、これらのサンプル・プログラムについて信頼性、利便性もしくは機能性があることをほのめかしたり、保証することはできません。サンプル・プログラムは、現存するままの状態で提供され、いかなる保証条件も適用されません。IBM は、お客様の当該サンプル・プログラムの使用から生ずるいかなる損害に対しても一切の責任を負いません。
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