WebFacing へようこそ
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Host Access Transformation Services (HATS) ツールキットの IBM WebFacing ツールを使用すると、IBM i ビジネス・アプリケーションのユーザー・インターフェースを web ユーザー・インターフェースに変換することができます。
変換した IBM i DDS ディスプレイ・ファイルのソース・メンバーは、ブラウザーからアクセスされたときに元のプログラム・ロジックと通信する web アプリケーションとしてデプロイされます。
ご使用の DDS アプリケーションの開発時変換により、アプリケーション・インターフェースをさらに開発およびカスタマイズして、新しい web テクノロジーと統合することができます。
WebFacing を手早く開始するには、以下のすべてのステップに従うことを強くお勧めします。
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以下に配列されているトピックを展開し、関連リンクをクリックして
WebFacing についての学習を進めてください。
最初の WebFacing プロジェクトの作成
プロジェクトの作成は、WebFacing による開発でのファースト・ステップです。
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ここをクリックすると、「WebFacing Web プロジェクト」ウィザードが起動されます。 このオプションは、WebFacing カテゴリー下の「新規プロジェクト」ウィザードからも使用可能です。
このウィザードでは、プロジェクトの名前を入力し、
スタイルを選択し、変換するソース・メンバーを選択し、CL
コマンドを指定し、「終了」をクリックします。 ウィザードの内側にあるフィールドについてのヘルプが必要な場合は、F1
を押してください。 プロジェクトの作成が済むと、WebFacing パースペクティブに戻ります。 「WebFacing
プロジェクト」ビューには、ご使用の WebFacing プロジェクトとその成果物がリストされます。 WebFacing プロジェクトのテストを行う前に、
ソース・メンバーの変換を完了しておく必要があります。 「WebFacing Web プロジェクト」ウィザードの
最終ページでデフォルトの設定値を受け入れた場合、変換を行わずにプロジェクトの作成のみを行うには、
プロジェクトを右クリックし、「変換」を選択します。
- WebFacing プロジェクトをテストします。
プロジェクトを右クリックし、「デバッグ」->「サーバーでデバッグ」(
) と選択するか、または「実行」->「サーバーで実行」(
) と選択します。
開始するサーバーを指定することが必要な場合があります。
この組み込みテスト環境はプロジェクトを実行するので、デプロイする前にプレビューし、テストすることができます。
- WebFacing は、Host Access Transformation Services (HATS) 製品の一部としてインストールされます。
HATS ライセンスを既にご購入済みの場合は、ここをクリックすると、「ライセンス設定」ダイアログが起動されます。 詳細については、『ライセンスを使用可能にする (Enabling licenses)』を参照してください。
以上で最初のプロジェクトの作成およびプレビューが完了しました。
WebFacing プロジェクト・リソースの処理
「WebFacing プロジェクト」ビューは、デフォルトで WebFacing パースペクティブの左上隅に配置されています。 このビューにはすべての
WebFacing プロジェクトが含まれています。 各プロジェクト下の
フォルダーは、ユーザーが作成ウィザードで行った選択内容に対応しています。
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CL コマンド: 右クリックして、さらに CL コマンドを追加できます。
- DDS および UIM ヘルプ: 右クリックすると、さらに多くの DDS または UIM
ソースを追加したり、ソースを変換したりできます。
- スタイル: 展開すると、プロジェクトの現行のスタイルが表示されます。
フォルダーやオブジェクトには、ユーザーによる編集が可能なプロパティーを持つものがあります。
オブジェクトに特定のプロパティーが定義されている場合、それらのプロパティーは、「WebFacing
プロジェクト」ペインの下の「プロパティー」ペインに表示されます。 ご使用のプロジェクトのプロパティーを編集するには、プロジェクトのアイコンを右クリックして、「プロパティー」を選択します。
プロジェクトのファイル・システム表示を見るには、「ナビゲーター」タブをクリックします。
WebFacing アプライアンスのカスタマイズ
変換した WebFacing
アプリケーションのルック・アンド・フィールをいくつかの方法でカスタマイズすることができます。以下の方法があります。
その他のカスタマイズ・オプションについては、
WebFacing アプリケーションのカスタマイズを参照してください。
システム画面およびダイナミック・データ・ストリーム変換の使用
WebFacing ポータル・サポートについての学習
WebFacing
Portal サポートにより、WebFacing アプリケーションを、WebSphere Portal
Server など、Portal Server や Portal Container
で実行できるようになります。 ポータルは、ユーザーが単一の web ページから複数の他の web アプリケーションにアクセスすることを可能にするフレームワークを持つ web アプリケーションです。
ポータルのユーザーは、ニュース・ヘッドライン、E メール、
株価などをすべて、1 つの一貫性のある外観のページから表示することができます。 これらの web アプリケーションのそれぞれを、ポートレットと呼ばれる特定のインターフェース内にラップする必要があります。
WebFacing ツールを使用して、WebFacing
ポートレットを作成し、そのテストを行うことができます。 これを行う方法についての説明は、
以下に示すとおりです。 WebFacing Portal
サポートのインストールは、オプションであり、独自の前提条件があることにご注意ください。 この詳細については、
HATS
インストール・ガイドを参照してください。
WebFacing ポータル・サポートを既にインストールしてある場合は、
ここをクリックすると、「WebFacing ポートレット・プロジェクト」ウィザードが起動されます。 このウィザード・ページで、ご使用のプロジェクトの名前を入力し、ターゲット・ランタイムを選択し、web スタイルを選択し、変換する DDS および UIM のソース・メンバーを選択し、アプリケーションを起動するための CL コマンドを指定します。
このウィザードの最終ページでは、変換を進行させるためのオプションを選択し、
「終了」をクリックしてプロジェクトを作成します。
WebFacing ポートレット・プロジェクトをテストします。
プロジェクトを右クリックし、「デバッグ」->「サーバーでデバッグ」(

) と選択するか、または「実行」->「サーバーで実行」(

) と選択します。
サーバー・タイプとして「WebSphere Portal サーバー」を指定する必要があります。
この
組み込みテスト環境はプロジェクトを実行するので、デプロイする前にプレビューし、テストすることができます。
詳細については、『
WebFacing ポートレットと Web プロジェクトの相違』を参照してください。
HATS と他の Web アプリケーションとの相互協調処理
基本機能以外の WebFacing 機能の探索
このツールでは、WebFacing の基本機能のほかに、以下の追加機能もサポートされています。
WebFacing プロジェクトのマイグレーション
マイグレーションが必要となる機会がよく発生するのは、基礎のテクノロジーに、あるリリースから別のリリースへ
の更新が発生した場合です。 例えば、web アプリケーション・ディレクトリー構造内の標準が新しくなった場合、ご使用のプロジェクトの再編成が必要になることがあります。
一般に、マイグレーションは簡単に行えます。
マイグレーションが済んでいない
ご使用の WebFacing プロジェクトを右クリックし、「マイグレーション」->「WebFacing
プロジェクト」と選択して、「WebFacing
マイグレーション」ウィザードを起動します。 この処理が完了したら、新規バージョンの
WebFacing で、更新されたプロジェクトの処理を続行することができます。 カスタマイズに関連する特別なケースには、補足的に人手によるステップの実行が必要になる場合もあります。
この情報は、
WebFacing マイグレーション・ガイドの一部として文書化されています。
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