WebFacing Web プロジェクトの作成

WebFacing Web プロジェクトは、Struts をベースとしており、Struts 1.3 を使用します。 Java™ EE レベルは、プロジェクト作成時にターゲットになる WebSphere® Application Server のバージョンによって異なります。 WebSphere Application Server バージョン 7.0 の場合は、Java EE 5.0 です。 WebSphere Application Server バージョン 8.0 の場合は、Java EE 6.0 です。

WebFacing Web プロジェクトを作成する には、以下のようにします。

  1. 「ファイル」 > 「新規」 > 「プロジェクト」をクリックします。
  2. ウィザード」ペインで「WebFacing」を展開し、「WebFacing Web プロジェクト」を選択し、「次へ」をクリックして「WebFacing Web プロジェクト」ウィザードを開きます。
  3. 「WebFacing Web プロジェクト」ウィザードで、次のようにします。
    1. 「プロジェクト名」フィールドにプロジェクトの名前を入力します。
    2. プロジェクト・ロケーション」フィールドで「デフォルト・ロケーションの使用」が選択されている場合、プロジェクトはご使用のワークスペースがあるファイル・システム・ロケーションに作成されます。 デフォルトのファイル・システム・ロケーションを変更するには、チェック・ボックスのチェックマークを外し、「参照」ボタンを使用してパスを見つけます。
    3. ターゲット・ランタイム」コンボ・ボックスでサーバーを選択します。 選択したサーバーにより、プロジェクトの Java EE バージョンが決まります。 このコンボ・ボックスは、EAR プロジェクトが既に存在すると使用不可になっていますので気をつけてください。確実にサーバーを選択できるようにするには、次のステップ f で新規 EAR プロジェクトを指定します。 新規ランタイム」をクリックして、新しいサーバーを定義します。
    4. WebFacing プロジェクトの「動的 Web モジュール・バージョン」に注意してください。 動的 Web モジュール・バージョンは、Java Servlet API のサポートを追加し、Java EE レベル (Java EE 1.4 の場合は 2.4、Java EE 5 の場合は 2.5、および Java EE 6 の場合は 3.0) に対応しています。 この設定は、「プロジェクト・ファセット」ページで変更できます。このページには、「構成」フィールドの横にある「変更」ボタンを使用してアクセスします。
    5. 選択したサーバーのデフォルトの構成を使用します。または、独自のプロジェクトを構成する場合は、<カスタム>を選択します。プロジェクトの構成を変更する場合は、「変更」をクリックして、「プロジェクト・ファセット」ページを表示します。「プロジェクト・ファセット」ページを使用して、ファセットをプロジェクトに対して追加または除去できます。
    6. プロジェクトを EAR に追加する (Add project to an EAR)」チェック・ボックスが選択されていることを確認します。 これが最初に作成するプロジェクトの場合は、EAR プロジェクトのデフォルト名が提供されます。 既にワークスペースに EAR プロジェクトが含まれている場合は、それがデフォルトとして選択されます。EAR プロジェクト名は、変更することもデフォルトを保持することもできます。
    7. 次へ」をクリックします。 次のいくつかの画面で、変換するディスプレイ・ファイル と UIM ソース・メンバーを選択することができます。変換せずに WebFacing Web プロジェクトを作成する場合は、「WebFacing プロジェクトの完成」ページが表示されるまで「次へ」をクリックし、「完了」をクリックしてプロジェクトを作成します。
      注:拡張設定の構成」を選択すると、次のいくつかの画面で、Java ビルド・パス、Web モジュール設定、Struts 設定などの拡張プロジェクト設定を指定できます。

既存の Web プロジェクトに WebFacing サポートを追加するには、以下のようにします。

  1. Web プロジェクトを右クリックし、「プロパティー」を選択します。 プロジェクトの「プロパティー」ダイアログが表示されます。
  2. 「プロジェクト・ファセット」ノードを選択します。
  3. OK」をクリックして、未変換の WebFacing プロジェクトを作成するか、「詳細な構成を指定」リンクをクリックして、以下で説明するように、WebFacing プロジェクトの設定を指定します。
  4. Struts 設定を変更することもデフォルトを受け入れることもできます。
    注: WebFacing Web プロジェクトには、Java EE 1.4 以降、および Struts 1.3 が必要です。 WebFacing ポートレットには、Java EE 1.4 以降、および IBM® ポートレット用 Struts 6.0 が必要です。
  5. 「次へ」をクリックします。 次の画面で、変換するディスプレイ・ファイル と UIM ソース・メンバーを選択することができます。