QuickStartGuide は、Windows、Mac、または Linux を実行するほとんどのユーザーに対して機能する本製品をデプロイするための手順を説明しています。 この製品を単一ユーザー向けにインストールする場合は、Documentation フォルダーにある QuickStartGuide を参照してください。
この文書の残りの部分には、この製品、他のデプロイメント・オプション、およびこの製品のカスタマイズについてのさらに詳しい説明が含まれています。
IBM i Access Client Solutions は、IBM i Access 製品ファミリーの最新メンバーです。 当製品はプラットフォームに依存しない Java ベースのインターフェースを提供し、Java を サポートするほとんどのオペレーティング・システム (Linux、Mac、Windows 等) で稼働します。 IBM i Access Client Solutions は、IBM i を管理するために最もよく使用されるタスクを まとめて、1 つの単純な場所に置きます。
IBM i Access Client Solutions は、5250 エミュレーションおよびデータ転送フィーチャー を使用するために、他の IBM i Access ファミリー製品と同じ IBM i ホスト・サーバーを 使用し、同じ IBM i Access ファミリー・ライセンス (XW1) を必要とします。
Windows および Linux のクライアント・アプリケーションの使用と開発のための
ミドルウェアが含まれている、以下の 2 つのオプションのパッケージもあります。
IBM i Access Client Solutions - Windows Application Package
IBM i Access Client Solutions - Linux Application Package
IBM i 6.1、7.1、または 7.2 を使用しているお客様は、IBM i Access Client Solutions を、Entitled Software Support (ESS) Web サイトの 5761-SS1 または 5770-SS1 の下で ダウンロードすることによって入手できます。
お客様は、5761-SS1 または 5770-SS1 リフレッシュ・フィーチャー 6288 を注文することで、 メディアを入手できます。IBM i Access Client Solutions の物理メディアには、オプション の Windows Application Package および Linux Application Package は含まれていません。 これらのパッケージは Entitled Software Support (ESS) Web サイトからのみ入手できます。
物理メディアには、実行可能なバージョンの製品が含まれており、それを使用すると、CD から製品を直接実行できます。物理メディアには製品の zip アーカイブも含まれ、任意の場所にそれをコピーして解凍することができます。
詳しくは、以下を参照してください。
http://www.ibm.com/systems/power/software/i/access/solutions.html
IBM i Access ファミリー製品の最新情報については、以下を参照してください。
http://www.ibm.com/systems/i/software/access/caann.html
IBM i Access Client Solutions には以下のフィーチャーがあります。
オプションの Windows Application Package には以下のものが含まれています。
オプションの Linux Application Package には以下のものが含まれています。
IBM i Access Client Solutions は、さまざまなバージョンの Linux、Mac、および Windows など、 Java 6.0 以上をサポートするほとんどのオペレーティング・システムで稼働します。
システムにインストールされている Java のバージョンを確認する 1 つの方法は、コマンド
を入力できるプロンプト (コマンド・プロンプト、シェル、ターミナルなど) を起動し、次の
コマンドを入力することです。
java -version
以下の出力は、バージョン 6.0 がインストールされていることを示しています。
java version "1.6.0_31"
この例の 31 は更新レベルを表しています。
以下の出力は、バージョン 7.0 がインストールされていることを示しています。
java version "1.7.0"
以下に、Java プロバイダーのいくつかの Web サイトを示します。プラットフォームに合った最新
バージョンの Java を使用して稼働するように注意してください。
http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.html
http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/index-137561.html
http://java.com/en/download/manual.jsp
http://support.apple.com/downloads
http://support.apple.com/downloads/#macosandsoftware
http://support.apple.com/downloads#Java
http://openjdk.java.net/install
IBM i Access Client Solutions は IBM i リリース 5.4 以上に接続できます。
以下のフィーチャーは IBM i リリース 6.1 以上を必要とします。
Navigator for i
5250 コンソール
仮想制御パネル
SSL 接続を使用する場合には、ご使用のシステムに適合した、以下の IBM i リリース固有の
PTF をロードして、適用してください。
SI45601 - 5.4
SI45248 - 6.1
SI45610 - 7.1
5250 コンソールまたは仮想制御パネルのフィーチャーを IBM i リリース 6.1 に対して
使用する場合には、以下の PTF をロードして、適用してください。
MF55543
MF55549
マシン・コード 6.1.1 を持つ IBM i リリース 6.1 向けの 5250 コンソール・フィーチャーまたは仮想制御パネル・フィーチャーを使用する場合は、以下の PTF をロードして適用してください。
MF55540
MF55547
5250 コンソールまたは仮想制御パネルのフィーチャーを IBM i リリース 7.1 に対して
使用する場合には、以下の PTF をロードして、適用してください。
MF55485
MF55538
製品 zip アーカイブには、以下のファイルおよびディレクトリーが含まれています。
acsbundle.jar - この製品の実行可能 jar ファイル AcsConfig.properties- 構成設定を含むファイル (acsbundle.jar 内にも 存在します) Documentation - 文書を含むディレクトリー QuickStartGuide - 開始方法に関する情報 GettingStarted - この製品に関する詳細情報 License - ご使用条件を含んでいるディレクトリー Notices - 注意事項およびお知らせを含んでいるディレクトリー Start_Programs - 製品を開始するのに使用できるプラットフォーム固有の バイナリー・ファイルを含んでいるディレクトリー。 Linux_i386-32 Linux_x86-64 Mac_i386-32_x86-64 Windows_i386-32 Windows_x86-64 Start_Scripts - 製品を開始するのに使用できるスクリプトを含んでいる ディレクトリー。 Linux_Mac_Other - Perl が使用可能な任意のプラットフォームで製品を開始 するのに使用できる Perl スクリプトのディレクトリー。 Windows - Windows で開始するための JScript を含んでいるディレクトリー Mac_Application - Mac 用のアプリケーション・バンドルを含んでいるディレクトリー Linux_Application - Linux 用のアプリケーション・バンドルを含んでいるディレクトリー Icons - アイコンとして使用できるファイルを含んでいるディレクトリー Fonts - 5250 エミュレーション用の追加モノスペース・フォントを 含むことがあるディレクトリー properties - 製品バージョン情報を含んでいるディレクトリー
IBM i Access Client Solutions のインストールは、zip アーカイブを解凍するだけの簡単なものです。
まず、製品をインストールする場所を決定します。ワークステーション (PC、Mac など) が読み取り権限を持つ、製品ファイルにアクセス可能な任意の場所にできます。 具体的には、ローカル・ハード・ディスク、リモート・ネットワーク (共有) ドライブ、 または、携帯用メディア (CD や USB フラッシュ・ドライブなど) にすることができます。
単一ユーザー向けのインストールを行っている場合は、QuickStartGuide を参照してください。 そうでなく、カスタム・インストールまたはマルチユーザー・インストールを行っている場合は、以下のことを行ってください。
インストールは完了しました。
技術注記:
アーカイブ・ユーティリティーの中には、保管されたファイル属性のすべてが保持 されるわけではないものもあります。例えば、Mac および Linux プラットフォーム
では、unzip コマンドの方が jar コマンドよりも好ましい選択であることが一般的
です。追加情報については、セクション 6.0 『ファイル許可』を参照してください。
機能拡張と修正を定期的に入手できます。 これらのアップデートは、完全 な製品インストールとして提供されます。これらのアップデートが使用可能になったら、 インストール済みの既存製品の更新が必要になります。
インストール済みの製品を更新する前に:
AcsConfig.properties ファイルに加えた変更を保存します (または名前変更します)。
このファイルを変更していない場合は保存は不要です。
インストール済みの既存製品を更新するには、セクション 5.0 『インストール』に 記述されている手順を実行し、既存のインストール済みファイルを上書きします。
管理者は、更新版を新しい場所にインストールすることを選択できます。この方式を 使用する場合は、新しいインストール済み環境を検証した後、古い方を必ず削除して ください。
更新版をインストールした後:
カスタマイズした AcsConfig.properties ファイルのコピーを保存した場合、保存
したコピーを更新版のインストール場所にリストアします。
セクション 7.0 製品の開始は、IBM i Access Client Solutions を開始するためのいくつかの異なる方法について説明しています。 提供されているバイナリー・ファイルまたはスクリプト の 1 つを使用して製品を開始する場合は、そのファイルまたはスクリプトのファイル許可で 実行許可が有効になっていることを確認する必要があります。zip アーカイブを解凍する間に 割り当てられるファイル許可は、オペレーティング・システム、zip アーカイブの解凍に使用 されるアーカイブ・ユーティリティー、ユーザーの権限など、いくつかの要因によって決まり ます。
提供されているバイナリー・ファイルまたはスクリプトの 1 つを使用する際に問題が発生 する場合は、ファイル許可を確認してください。以下のセクションに、ファイル許可を確認 するためのいくつかの方法が説明されています。
UNIX 系のオペレーティング・システムの場合は、シェルまたは端末のプロンプトで、次のコマンドを使用してファイル許可を確認できます。
ls -l <file>
ファイル許可を変更するには、次のコマンドを使用できます。
chmod <permission> <file>
chmod a+rx <file>ファイル所有者に読み取り/書き込み/実行許可を付与し、それ以外の全員には 読み取り/実行許可のみを付与する場合:
chmod 755 <file>
ls コマンドおよび chmod コマンドに関する追加ヘルプはインターネットで簡単に 入手できます。
Windows の場合、Windows エクスプローラを使用してファイルを表示中に、「ファイル」を 右クリックして「プロパティ」を選択します。「セキュリティ」タブにファイル許可 が示されます。読み取りおよび実行許可があることを確認してください。
最近のバージョンの Windows では、icacls コマンドを使用してファイル許可の表示 および変更を行うこともできます。
IBM i Access Client Solutions を開始する方法はいくつかあります。 ただし、 java をインストールする方法および場所が多様であるため、これらの方法の なかには、追加の構成が必要になるものもあります。下記の方法の 1 つが機能 しない場合、別の方法を試してください。いくつかのケースでは、追加の 説明が用意されています。セクション 11.0 『よくある質問 (FAQ)』が 役に立つこともあります。
以下に説明されているようにバイナリー・ファイルまたはスクリプトを使用する 際は、そのバイナリー・ファイルまたはスクリプトが、zip アーカイブに含まれ ているディレクトリー構造に存在していなければなりません。利便性のため、 ご使用のプラットフォーム向けのバイナリー・ファイルまたはスクリプト (ある いは両方) を、acsbundle.jar が入っているのと同じディレクトリーにコピー/移動 することもできます。
ファイル・ビューアー (例えば、Windows エクスプローラ、Mac OS X Finder など) から、 プラットフォーム固有のバイナリー・ファイルを使用して製品を開始するには、 Start_Programs 内で、ご使用のオペレーティング・システムおよびハードウェア・ アーキテクチャーを示すサブディレクトリーを見つけます。
ご使用のオペレーティング・システムが認識するバイナリー・ファイルを見つけます。次に、 それをダブルクリックして製品を開始します。 コマンド・プロンプト、ターミナル、またはシェルから、このバイナリー・ファイルを使用 して製品を開始することもできます。
次のエラーを受け取った場合:
「Java モジュールのロードでエラーが発生しました。」
IBM i Access Client Solutions は、認識する場所で Java のインストールを検出できませんでした。
以下のセクションでは次のいずれかの方法を試みることができます。
7.1.1 製品の開始 - 追加オプション
7.2 製品の開始 (スクリプトを使用)
7.3 製品の開始 (コマンド行を使用)
技術情報 (Mac 向け):
「Java 6 SE ランタイム」のインストールを指示するプロンプトが出されても、Java 6 をインストールする必要はありません。
Java 7 または Java 8 をインストールしてから、製品の開始を再度試みてください。
製品の開始に acslaunch_mac を使用しても、「Java 6 SE ランタイム」のインストールを指示するプロンプトが続く場合は、「ユーティリティーに移動」して、端末セッションを開始してください。
以下のコマンドを実行し、その後で製品の開始を再度試みてください。
sudo mkdir -p /System/Library/Java/JavaVirtualMachines/1.6.0.jdk sudo mkdir -p /System/Library/Java/Support/Deploy.bundle
プラットフォーム向けのバイナリー・ファイルを使用しようとしているときは、次のいずれかの方法を試みることもできます。 これらの方法を使用すると、製品を開始する ためにどの Java Runtime Environment (JRE) を使用するべきかを特定できます。 ワークステーション上の Java ホーム・パスを見つける方法については、セクション 7.1.2 『Java ホーム・パスの検出』を参照してください。これらの追加の方法は、 Linux および Windows プラットフォームでのみサポートされます。
以下のセクションに示すいずれかの方法を使用して製品を開始できる場合は、
7.2 製品の開始 (スクリプトを使用) (または)
7.3 製品の開始 (コマンド行を使用)
IBM i Access Client Solutions のメイン GUI からワークステーション上の Java ホーム・パスを確認できます。
メニュー・バーで、次のように選択します。
「ヘルプ」>「製品情報」
このパネルに java.home パスが表示されます。
java.home プロパティーには、ワークステーションの Java ホーム・パスの場所 が含まれています。このパスは、JAVA_HOME 環境変数を設定するときや、当該コマンドで -vm オプションを使用するときに指定する必要があるものです。
Windows プラットフォームでは、java.exe を検索してください。 通常、Java バイナリー は、Java ホーム・パスの下の bin または jre/bin サブディレクトリーにあります。 Java ホーム・パスは、JAVA_HOME 環境変数を設定するとき、または、コマンド に -vm オプションを使用するときに使用されることがあります。
Linux では、「which」コマンドを使用できます。
which javaこれにより、java コマンドへのパスまたはシンボリック・リンクを取得できます。
最終的に Java コマンドの実際のバイナリー・ファイルが得られるまで、すべての
シンボリック・リンクを解決してください。シンボリック・リンクを解決するには、-l オプション付きの ls コマンドを使用します。
ls -l <file>通常、Java バイナリー は、Java ホーム・パスの下の bin または jre/bin サブディレクトリーにあります。 Java ホーム・パスは、JAVA_HOME 環境変数を設定するとき、または、コマンド に -vm オプションを使用するときに使用されることがあります。
Start_Scripts は、V1R1M4 では非推奨になりました。
ファイル・システム・ブラウザー (Windows エクスプローラや Mac OS X Finder など) から、提供されたスクリプトの 1 つを使用して製品を開始する場合は、ご使用のオペレーティング・システムと互換性のある Start_Scripts サブディレクトリーでそのスクリプトを見つけてください。
非 Windows ベースのほとんどのオペレーティング・システムでは、デフォルトで Perl が使用可能です。 Start_Scripts/Linux_Mac_Other ディレクトリーには Perl スクリプト (ファイル拡張子は 3 種類あります) が入っていて、Perl が使用可能な任意のプラットフォームで製品を開始するのに使用できます。 ご使用のオペレーティング・システムが Perl スクリプトとして認識するファイル拡張子の ファイルを選択してください。
Windows ベースのオペレーティング・システムでは、デフォルトで JScript が使用可能です。 Start_Script/Windows ディレクトリーに、Windows オペレーティング・システムで製品を開始する のに使用できる JScript が含まれています。
ファイル・システムを表示するためのプラットフォーム固有の方法 (例えば、Windows エクスプローラ、 Mac OS X Finder など) を使用して、ご使用のオペレーティング・システムが認識するスクリプト を見つけます。次に、それをダブルクリックして製品を開始します。 このスクリプトをコマンド・プロンプト、ターミナル、またはシェルから使用して製品を開始する こともできます。
コマンドを入力できる任意の場所 (コマンド・プロンプト、端末、シェル など) で、コマンド行から製品を開始することもできます。
java -Xmx1024m -jar <path>/acsbundle.jarここで <path> は、製品の実行可能 jar ファイルの場所です。
java -Xmx1024m -jar V:/some_location/acsbundle.jarまたは
<java_path>java -jar V:/some_location/acsbundle.jarここで <java_path> は、JDK 6.0 以上に対応する java コマンドの場所です。
java コマンドへの完全なパスを判別する方法については、セクション 7.1.2 『Java ホーム・パスの検出』を参照してください。
プログラムまたはスクリプトのどれもが、コマンド行からも使用できます。
例:
/Product/Location/Start_Programs/Linux_x86-64/acslaunch_linux-64 /Product/Location/Start_Programs/Mac_i386-32_x86-64/acslaunch_mac C:\Product\Location\Start_Programs\Windows_x86-64\acslaunch_win-64.exe
技術注記:
ほとんどのプラットフォームで、Java 仮想マシンのヒープ・スペースにデフォルト
で設定される最大サイズは、IBM i Access Client Solutions 製品内で複数の機能を
利用するには小さすぎます。1 ギガバイトの最大ヒープ・サイズ (-Xmx1024m) が、
推奨される最小サイズです。1 ギガバイトより小さいサイズを指定するか、デフォルト
のヒープ・サイズを使用すると、OutOfMemoryException が発生する可能性があります。
使用または管理したい各 IBM i システムごとに 1 つのシステム構成を追加します。システム 構成を追加するには、「管理」タスクから「システム構成」を選択します。次に、「新規」を 選択します。「一般」タブで、システム名を入力します。始めるのに必要なのは、「一般」 タスクを実行するためのシステム名だけです。
完了したら、このシステム用に入力した情報を保存するために「OK」を選択するか、 または、構成に追加したい別のシステムがある場合は「保管」/「新規」を選択します。
任意の時点で「一般」タブ、「接続」タブ、または「コンソール」タブを使用して、 構成に新規システムを追加したり、既存の構成を更新したりできます。
「コンソール」タスクの場合、追加の構成が必要です。コンソール構成は、「一般」タブ で入力したシステム名と自動的に関連付けられます。システムのコンソール構成を入力 するには、「管理」タスクから「システム構成」を選択します。 「新規」または「編集」を選択します。次に、「コンソール」タブを選択します。 「5250 コンソール」タスクには、構成済みの LAN コンソールまたは HMC コンソールが必要です。 構成済みの LAN コンソールまたは HMC コンソールがない場合、セクション 9.9 『IBM i への コンソール接続の確立』を参照してください。
「ハードウェア管理インターフェース」タスクには、構成済みのハードウェア管理インターフェース が必要です。2 つまでのハードウェア管理インターフェース構成を入力できます。
完了したら、「システム構成」パネルで「閉じる」を選択します。
メイン IBM i Access Client Solutions パネルにある「システム」ドロップダウン・ボックス を使用して、システムを選択します。すべての「コンソール」タスクは、選択されたシステム (「一般」タブで入力されたもの) をコンソール構成 (「コンソール」タブで入力されたもの) と 自動的に関連付けます。
これで、選択したシステムに対してタスクを選択できるようになります。「コンソール構成」 タブで入力した情報と対応していない「コンソール」タスクを選択すると、エラー・メッセージ が表示されます。
デフォルトでは、各ユーザーは各自の構成用に固有のロケーションを使用します。
構成ルート・ディレクトリーが決定される方法は、プラットフォームに依存します。構成
ディレクトリーは、初回の開始時に作成されます。構成ディレクトリーの場所を確認するには、次のようにします。
製品を開始する (セクション 7.0 製品の開始を参照)
「編集」->「設定」
「ローカル設定」タブを選択する
構成ルート
製品が稼働している間は構成ロケーションを変更することはできません。構成 ロケーションを変更するには、次のセクションを参照してください。 9.3 構成ロケーションの変更
メイン GUI から使用可能な機能の多くは、コマンド行からも使用できます。
これらの機能は、次のセクションに記述されているコマンド行オプション
のうちの任意のオプションに、適切なパラメーターを指定することで起動できます。
セクション 7.3 『製品の開始 (コマンド行を使用)』
例:
Start_Programs\Windows_x86-64\acslaunch_win-64.exe parm1 parm2 ...
以下のセクションには、これらの追加パラメーターのみを示します。
/PLUGIN=backup [/file=<filename>] <filename> は作成するファイルの名前です。
これによって、指定されたファイルに現行構成が保存されます。 結果のファイルは、同じまたは異なるワークステーションで (オペレーティング・システムに 関係なく)、restore コマンド行オプションへの入力として使用できます。
構成が保存される場所は、次のプロパティーで決まります。
com.ibm.iaccess.AcsBaseDirectoryこのプロパティーは AcsConfig.properties ファイル内にあります。
この機能は、メイン GUI での「ファイル」->「エクスポート」に相当します。
/PLUGIN=restore /file=<filename> <filename> はバックアップによって作成されたファイルの場所です。これによって、指定されたファイルから、保存済みの構成がリストアされます。指定 されたファイル内にない既存の構成は失われます。
リストアされた構成の場所は、次のプロパティーで決まります。
com.ibm.iaccess.AcsBaseDirectoryこのプロパティーは AcsConfig.properties ファイル内にあります。
この機能は、メイン GUI での「ファイル」->「インポート」に相当します。
/PLUGIN=certdl /SYSTEM=<system>指定された IBM i システムから認証局 (CA) をダウンロードし、それをユーザーの ローカル・トラストストアに保管します。これは、SSL によるサーバー認証に必要 です。
/PLUGIN=cfg /LIST /LIST - 構成済みシステムをそれらの接続オプションとともにリストします /PLUGIN=cfg /SYSTEM=<system> [/ipaddr=<frequency>] [/userid=<userid>] [/ssl=<switch>] [/5250path=<path>] [/del] [/r] /SYSTEM - システムの名前 /ipaddr - この値は、接続が要求されたとき、IP アドレスのルックアップを 行うかどうかを決定します。有効頻度は次の通りです。 ALWAYS - 接続のたびに IP アドレスをルックアップします HOURLY、DAILY、WEEKLY - 最後のルックアップ以降に指定の時間 が経過していれば IP アドレスをルックアップします IP アドレス - IP アドレスが指定された場合、ルックアップの 頻度は NEVER であると想定されます /userid - ユーザーのユーザー ID 以下の値に設定することもできます。 *PROMPTALWAYS - 各接続ごとに少なくとも 1 回プロンプトを出す *KERBEROS - プロンプトなしで Kerberos プリンシパル名を使用 /ssl - switch が 0 の場合は SSL モードはオフに、1 の場合はオンになります /5250path - 5250 エミュレーション・プロファイルへのパス /5250path は、メイン GUI から「5250 セッション管理機能」の後に、 「ファイル」->「ディレクトリーの変更...」を使用して設定することもできます /del は、既存の構成を削除します /r は既存の構成を置き換えますこれによって、さまざまな構成オプションをコマンド行から設定することができます。 これらのオプションは、メイン GUI からでも「システム構成」を使用して設定できます。
/PLUGIN=dump [/<options>]製品内の稼働中のすべてのプロセスに、プロセスのスレッドをダンプすることを要求します。 この情報は、問題判別をサポートするために IBM サービスによって使用されます。
生成されるログには、メイン GUI から以下によってアクセスできます。
「編集」->「設定」
「ローカル設定」タブ
ダンプ・ディレクトリー
オプションが指定されていない場合、この機能はメイン GUI での以下の機能
に相当します。
「ツール」->「保守ログの生成」
有効なオプションは次の通りです。
/heapdump - 上記に加えて JVM ヒープのダンプも実行します
/PLUGIN=medic既存のログおよびスレッド・ダンプを圧縮して、1 つの zip ファイルにします。 このファイルはサービスを受けるために IBM に送付できます。
結果の zip ファイルには、メイン GUI から以下によってアクセスできます。
「編集」->「設定」
「ローカル設定」タブ
サービス・ディレクトリー
この機能は、メイン GUI での「ツール」->「保守ログのパッケージ」に相当します。
/PLUGIN=log /LEVEL=<Level> <Level> は、次に示すサポートするロギング・レベルの 1 つです。 OFF、SEVERE、WARNING、INFO、CONFIG、FINE、FINESTこのプラグインを使用すれば、ユーザーはコマンド行からロギング・レベルを切り替えることができます。
ロギング・レベルは、メイン GUI から以下を使用して設定することもできます。
「編集」->「設定」
「一般」タブ
ロギング・レベル
/PLUGIN=logon /SYSTEM=<system> [/USERID=<userid>] [/PASSWORD=<password>] [/C] /USERID - キャッシュされるユーザー ID /PASSWORD - キャッシュされるユーザー ID のパスワード /C - キャッシュをクリアしますこのコマンドは、ユーザー ID およびパスワードをキャッシュに入れます。これはパスワード・プロンプト を防止するために使用できます。
/PLUGIN=propsメイン GUI からの「編集」->「設定」と同じ GUI パネルを表示します。
/PLUGIN=maint [/<options>] 有効なオプションは次の通りです。 /killdaemon - デーモン・スレッドを終了します。 メイン GUI からの「ツール」->「保守のためにリセット」と同じ /clearpwcaches - キャッシュに入れられたすべてのパスワードをクリアします /clearjarcache - 製品の jar キャッシュをクリアします /clearlogs - メイン GUI の「編集」->「設定」、「ローカル設定」タブ の「ログ・ディレクトリー」をクリアします /cleardumps - メイン GUI の「編集」->「設定」、「ローカル設定」タブ の「ダンプ・ディレクトリー」をクリアします /clearsvcdir - メイン GUI の「編集」->「設定」、「ローカル設定」タブ の「サービス・ディレクトリー」をクリアします /clearsettings - 現行ユーザーに対するすべての設定をクリアしますオプションが指定されていない場合、アクションは実行されません。
/PLUGIN=ping /SYSTEM=<system> [</options>] 次のオプションがあります。 /SSL=<1/0> SSL をオンまたはオフにします /ACCEPTALLCERTS=<1/0> すべての SSL 証明書を信頼できるセットに自動的に 追加するかどうか (SSL を使用しているとき)。 /SERVERAUTH=<1/0> SSL サーバー認証をオンまたはオフにします (デフォルトは オフ)。このオプションは、SSL をテストしない場合は無視されます。 /GUI=<1/0> GUI ウィンドウをオン/オフに切り替えます (コマンド行 から起動された場合のデフォルトはオフ) /PORTS=<port1,port2> テスト対象のポートをコンマで区切ったリスト。番号または サービス名を指定できます (例: /PORTS=as-signon,as-sts)。指定されない 場合、デフォルトのポート・セットがテストされます。 .CONSOLE を指定すると、コンソール固有ポートのリストがチェックされます。 /TIMEOUT=<seconds> タイムアウト値を秒単位で指定します。このプラグインは、適切なポートへの接続を開くことによって、IBM i への接続性を チェックします。SSL 接続を検証する場合は、SSL ハンドシェークが試行されます。 メイン GUI から起動されるか、/GUI=1 を指定して起動された場合、このプラグインは ダイアログを表示します。/GUI=1 を指定せずにコマンド行から起動された場合、 出力はコンソールに送信されます。
デフォルトでは、以下のサービスがチェックされます。
as-central、as-rmtcmd、as-database、as-dtaq、as-file、as-netprt、drda、
as-signon
この機能は、メイン GUI から、次のようにして起動できます。
システム構成
システムを選択してから「編集」を選択する
「一般」タブ
接続の確認
/PLUGIN=smこのプラグインは、5250 セッション管理機能 GUI を開始します。
これは、メイン GUI での「5250 セッション管理機能」に相当します。
/PLUGIN=5250 /SYSTEM=<system> [/id=<short session id>] [/<options>] このプラグインは、指定されたシステムに対して 5250 エミュレーターを開始します。 この機能は、メイン GUI での「5250 エミュレーター」に相当します。 /id=<short session id> - 短縮セッション ID を設定します 有効なオプションは次の通りです。 /name=<name> - セッション名 /wide=<1/0/true/false> - ワイド画面サイズ (27x132) を使用します /fullscreen<1/0/true/false> - 画面全体を使用します /nosave=<1/0/true/false> - 終了時に設定を保管しません /prompt=<1/0/true/false> - 構成ダイアログの表示を強制します /port=<port> - ポート番号 /ssl=<1/0/true/false> - セキュア・ソケットを使用して接続します /sso=<1/0/true/false> - サインオン画面をバイパスします /kerberos - kerberos を使用します /width=<width> - エミュレーター・ウィンドウの初期幅 /height=<height> - エミュレーター・ウィンドウの初期高さ /xpos=<xpos> - エミュレーター・ウィンドウの左上隅の初期 x 座標 /ypos=<ypos> - エミュレーター・ウィンドウの左上隅の初期 y 座標
/PLUGIN=dtgui このプラグインは、データ転送のメイン GUI を開始します。 この機能は、メイン GUI での「データ転送」に相当します。
/PLUGIN=download [/userid=<userid>] <filename> [<filename> <filename> ...] /userid - ターゲット・システムに接続する際に使用するユーザー ID <filename>- 前のデータ転送ダウンロードから作成されたファイル (拡張子 .dtfx)。 このキーワードの有無にかかわらず複数のファイルを指定することができます。このプラグインを使用して、ユーザーは、以前に保存されたデータ転送ダウンロードを実行することができます。
データ転送は、メイン GUI で「データ転送」を選択することでも使用可能です。
/PLUGIN=upload [/userid=<userid>] <filename> [<filename> <filename> ...] /userid - ターゲット・システムに接続する際に使用するユーザー ID <filename>- 前のデータ転送アップロードから作成されたファイル (拡張子 .dttx)。 このキーワードの有無にかかわらず複数のファイルを指定することができます。このプラグインを使用して、ユーザーは、以前に保存されたデータ転送アップロードを実行することができます。
データ転送は、メイン GUI で「データ転送」を選択することでも使用可能です。
/PLUGIN=cldownload /system=<system> [/userid=<userid>] {/hostfile=<library/filename> | /sql="statement"} {/clientfile=<path><filename>.<extension> | /display} /userid - ターゲット・システムに接続する際に使用するユーザー ID /hostfile - ダウンロード用の IBM i システム上のソース・ライブラリーおよびファイル 例: /hostfile=QIWS/QCUSTCDT /sql - SQL ステートメントを指定します 例: /sql="select CUSNUM,LSTNAM,INIT,ZIPCOD from QIWS/QCUSTCDT" /clientfile - ダウンロード用のターゲット・ファイルの場所。 このファイルのフォーマットは、指定された拡張子 (.csv、.ods、.xlsx、.xlsx など) によって決定されます。 ファイル拡張子が指定されていない場合、またはサポートされないタイプ である場合、データは .csv ファイルとしてフォーマットされます。 /display - 出力を端末に書き出しますこのプラグインを使用すると、ユーザーは、コマンド行からファイル全体の単純ダウンロードを実行できます。
/PLUGIN=console /SYSTEM=<system>このプラグインは、指定されたシステムに対して 5250 コンソールを開始します。
この機能は、メイン GUI での「5250 コンソール」に相当します。
/PLUGIN=vcp /SYSTEM=<system>このプラグインは、指定されたシステムに対して仮想コントロール・パネルを開始します。
この機能は、メイン GUI での「仮想コントロール・パネル」に相当します。
/PLUGIN=l1c /SYSTEM=<system>このプラグインは、指定されたシステムおよびポート 2001 を使用して IBM Navigator for i に 対してブラウザーを起動します。
この機能は、メイン GUI での「Navigator for i」に相当します。
/PLUGIN=splf /SYSTEM=<system>このプラグインは、IBM i からスプール・ファイルを表示してダウンロードするための プリンター出力 GUI を表示します。
この機能は、メイン GUI での「プリンター出力」に相当します。
/PLUGIN=keymanこのプラグインは、鍵管理ツールを表示します。
この機能は、メイン GUI での「ツール」->「鍵管理」に相当します。
/PLUGIN=rmtcmd /SYSTEM=<system> {/CMD="<CL command>" | file=<file_name>} [/ignorefailure=<1/0>] /cmd="<CL command>" - 実行するコマンド。スペースによるコマンドの分割を 回避するために引用符を使用してください。 /file=<file_name> - 複数のコマンドを含む入力ファイルを指定します。 コマンドは引用符なしで 1 行に 1 つとする必要があります。 /noprompt=<1/0> - 入力ファイルが指定されているときは、結果や プロンプトを無視して続行します。このプラグインは、指定されたシステムに CL コマンドを送信します。
この機能は、コマンド行からのみ使用可能です。
/PLUGIN=pwchange /SYSTEMS=<system,system,system,...>このプラグインは、指定されたシステム上でパスワードを変更します。 ユーザー ID、古いパスワード、および新しいパスワードに関するプロンプトをユーザーに出します。
「編集」->「設定」で「パスワード」タブを選択すれば、この機能は、メイン GUI からも使用可能です。
/PLUGIN=migrate /<option> /SYSTEM=<system> <system> は、1 つのシステム名に設定するか、すべてのシステムを示すために *ALL に設定することができます。 有効なオプションは次の通りです。 /IMPORT - 1 つ (またはすべて) のシステム構成を既存の Windows 構成から IBM i Access Client Solutions にコピーします。 /EXPORT - 1 つ (またはすべて)のシステム構成を IBM i Access Client Solutions から 既存の Windows にコピーします。 /DELETE - 1 つ (またはすべて)のシステム構成を既存の Windows 構成から削除します。このプラグインは、IBM i Access Client Solutions と IBM i Access for Windows でサポートされる 既存の Windows 構成の相互間でシステム構成をコピーできるようにします。
「ファイル」->「接続のコピー」を選択すれば、この機能は、メイン GUI からも使用可能です。
/PLUGIN=restrict /<options> 有効なオプションは次の通りです。 /restrict=<func1,func2,func3> 指定された機能をこのワークステーションで制限します。 /unrestrict=<func1,func2,func3> 指定された機能をこのワークステーションで許可します。 /list 機能がこのワークステーションで許可されるか制限 されるかを示します。 /export=<file> .acsr ファイル拡張子を持つ指定されたファイルに 制限対象機能をエクスポートします。 /import=<file>.acsr .acsr ファイル拡張子を持つファイルから制限対象機能 をインポートします。 /exportreg=<file> Windows レジストリー・ファイル (.reg ファイル) を エクスポートします。このプラグインにより、管理者権限または root 権限を有するユーザーは、現行ワークステーション のすべてのユーザーに対して一定の機能を制限することができます。export/import オプションを 使用して、制限対象機能を他のワークステーションにトランスポートすることができます。
機能 説明 cfg システム構成 sm 5250 セッション管理機能 5250 5250 エミュレーター vcp 仮想制御パネル console 5250 コンソール consoleprobe コンソール構成を見つけるためにローカル・ネットワークを検索します hmi1 ハードウェア管理インターフェース 1 hmi2 ハードウェア管理インターフェース 2 keyman 鍵管理 dtgui データ転送グラフィカル・ユーザー・インターフェース upload データ転送バッチ・アップロード download データ転送バッチ・ダウンロード cldownload データ転送バッチ・ダウンロード l1c IBM Navigator for i (レベル 1 コンソール) rmtcmd リモート・コマンド splf プリンター出力 (スプール・ファイル)また、管理者または root 権限を有するユーザーは、メイン GUI から機能を制限することが できます。
Windows レジストリー・ファイルを使用したい管理者の利便性を考慮して、exportreg オプション があります。このオプションを使用すれば、共に Windows OS を持つワークステーション間で 制限対象機能を共有することができます。
/PLUGIN=restrictviewこのワークステーションで現在制限されている機能をリストします。
/PLUGIN=fileassoc [<filetype> <filetype> ...] [/c] /<filetype> - 有効なファイル・タイプ: dttx、dtfx、hod、bchx、ws、bch /c - 指定されたファイル・タイプのファイル・アソシエーションを クリアしますWindows プラットフォームでは、これはタイプ .dttx、.dtfx、.hod、.bchx、.ws、および .bch のファイルのファイル・アソシエーションを設定します。Windows 以外の プラットフォームでは、エラー・メッセージが表示されます。
この機能は、メイン GUI での「ツール」->「ファイル・アソシエーション」に相当します。
/PLUGIN=dtbatch [/userid=<userid>] <filename> [<filename> <filename> ...] /userid - ターゲット・システムに接続する際に使用するユーザー ID <filename>- 前のデータ転送ダウンロードまたはアップロードから作成された、 ファイル (拡張子 .dtfx または .dttx)。 このキーワードの有無にかかわらず複数のファイルを指定することができます。このプラグインを使用して、ユーザーは、以前に保管されたデータ転送要求を実行することができます。
データ転送は、メイン GUI で「データ転送」を選択することでも使用可能です。
IBM i Access Client Solutions によって生成される構成ファイルの一部は、先頭かつ 唯一のパラメーターとして指定される場合、コマンド行からサポートされます。 特定のファイル拡張子を持つこれらのファイルが先頭パラメーターとして指定されると、 IBM i Access Client Solutions は、起動される機能をファイルに関連付け、その機能 への入力としてそのファイルを提供します。
以下の拡張子にはファイル・アソシエーションのサポートがあります。
.dttx - データ転送アップロード要求 .dtfx - データ転送ダウンロード要求 .hod - 5250 エミュレーター・セッション・プロファイル .bchx - 複数セッション・エミュレーション・プロファイル .ws - 5250 エミュレーター・セッション・プロファイル (パーソナル・コミュニケーションズ) .bch - 複数セッション・エミュレーション・プロファイル (パーソナル・コミュニケーションズ)コマンド行の例:
acslaunch_xxx dt_download_file.dtfx - 保存されたダウンロード操作を実行する acslaunch_xxx dt_upload_file.dttx - 保存されたアップロード操作を実行する acslaunch_xxx system_lp13ut20.hod - システムに対して 5250 セッションを開始する...ここで、acslaunch_xxx は、製品の開始に使用されるコマンド行構文です。セクション 7.3 『製品の開始 (コマンド行を使用)』を参照してください。
コマンド行でサポートされているこれらのファイル・アソシエーションにより、ユーザーは オペレーティング・システム (OS) 固有のファイル・アソシエーションを手動でセットアップできます。 ファイル・アソシエーションはプラットフォームに依存するため、必要な手順は OS によって異なります。
ご使用の OS 用にファイル・アソシエーションをセットアップすることが検討に値する理由は、 ファイル (上記のサポートされるファイル・タイプの 1 つ) をダブルクリックすることで、 指定された機能を開始できるようになることです。以下のセクションでは、各オペレーティング・システムでのファイル・アソシエーションの セットアップの例をいくつか示します。
これで、このタイプのファイルをダブルクリックすると、適切な IBM i Access Client Solution 機能 が実行されるようになります。
Linux 向けの QuickStartGuide に記載されているステップに従ってください。 そうすると、当該アプリケーションが /opt/ibm/iAccessClientSolutions にインストールされます。 このとき、/usr/share/applications/IBM i Accesss Client Solutions.desktop も作成されます。
デスクトップ上に製品のアイコンを作成したい場合は、上記の .desktop ファイルを「デスクトップ」フォルダーにコピーしてください。 デスクトップでのファイル許可調整して、実行できるようにすることが必要な場合があります。
ファイル・アソシエーションの設定に必要な手順は、Linux ディストリビューション、および使用しているデスクトップ環境によって決まります。 一般的に、必要な手順は、 Windows で使用される上記の手順に似たものです。
Mac でファイル・アソシエーションを使用するためには、ファイル・タイプがアプリケーションに関連付けられていなければなりません。 セクション 9.2.3.1 アプリケーションのセットアップ (Mac の場合) を参照してください。
オプション 1:
「IBM i Access Client Solutions」をアプリケーションとして標準の Applications フォルダー場所にインストールするためには、Documentation フォルダー内の QuickStartGuide に示されている手順に従ってください。
オプション 2:
「IBM i Access Client Solutions」をアプリケーションとして標準外の場所にインストールするためには、以下のステップを完了する必要があります。
技術注記 1: unzip コマンドを使用する必要があります。これを行わないと、ある種のファイル属性が失われ、アプリケーションは機能しません。
技術注記 2: 「IBM i Access Client Solutions.app」を <target-folder-path> の下のサブディレクトリーとして指定する必要があります。これを行わないと、アプリケーションは正しくセットアップされません。
技術注記 3: 製品をより新しいバージョンに更新するとき、更新された zip アーカイブを使用してこのステップを繰り返すだけで済みます。
この場所にナビゲートするには、Finder を使用して次のようにします。
オプション 1 またはオプション 2 のいずれかを完了した後、アプリケーション・バンドルを以下の目的で使用できます。
これで、このタイプのファイルをダブルクリックすると、適切な IBM i Access Client Solution 機能 が実行されるようになります。
プレビュー・アプリケーションを使用して製品ディレクトリー内の「Icons」フォルダー を見つけ、Finder を使用して「情報を見る」でアイコンを置換します。
デフォルトでは、各ユーザーは各自の構成用に固有のロケーションを使用します。
構成ロケーションは、次のプロパティーを設定することで変更できます。
com.ibm.iaccess.AcsBaseDirectory
このプロパティーは AcsConfig.properties ファイル内にあります。
AcsConfig.properties ファイルは、製品の出荷時には 2 つの場所に存在しています。 このファイルは acsbundle.jar ファイル内に含まれています。利便性のため、製品の zip アーカイブ・ファイルにも提供されていて、この zip アーカイブが解凍されると acsbundle.jar ファイルと同じディレクトリーに入れられます。
この製品は、開始時に、製品が最初に検出した AcsConfig.properties ファイルのみ を使用します。製品は最初に acsbundle.jar ファイルが存在するディレクトリーをチェックします。 AcsConfig.properties が acsbundle.jar ファイルと同じディレクトリー内で見つからない場合、 acsbundle.jar ファイル内の AcsConfig.properties ファイルを使用します。
acsbundle.jar 内の AcsConfig.properties をカスタム構成パスで更新することを選択すること ができます。その場合は、acsbundle.jar が存在するディレクトリーに AcsConfig.properties ファイルが含まれないようにしてください。さもないと、代わりにその AcsConfig.properties ファイルが使用されてしまいます。 これにより、acsbundle.jar ファイルで構成ロケーションを配布する上で柔軟性がもたらされる一方、 構成ロケーションをオーバーライドする上でも柔軟性がもたらされます。
構成パスを定義する際に使用できる特殊キーワードが提供されています。これらの
キーワードは、指定されたパスの中で使用されると、これらのキーワードの定義する
テキストまたはパスで置き換えられます。構成パス内ではキーワードは 1 つしか使用できません。
特殊キーワードとその意味は以下のとおりです。
{USER} - 現行ユーザー ID。このキーワードはパス内のどこにあってもかまいません。
以下のキーワードは、指定されたパスの先頭にしか置けません。
{PRODUCTDIR} - acsbundle.jar と同じディレクトリーへのパス {TEMPDIR} - プラットフォーム固有の一時ディレクトリーへのパス {ROOT} - ファイル・システムのルートへのパス {HOME} - ユーザーのホーム・ディレクトリーへのパス {DEFAULT} - 製品が通常使用するデフォルト・パス
技術注記:
構成を複数のユーザー間で共有することはお勧めしません。
例えば、X が共有ネットワーク・ドライブである場合、次の設定で予測不能な結果となることがあります。
com.ibm.iaccess.AcsBaseDirectory=X:/Shared_Network_drive/config_directory
この構成パスを複数のユーザーで共有することについては以下のようないくつかの問題があります。
複数のユーザー間で構成パスを共有する場合、{USER} キーワードを使用して他のユーザーとの 衝突を回避してください。これは、現行ユーザーのユーザー ID に置き換えられます。
構成パスを設定する際に、ディレクトリー区切り文字として円記号 ('\') ではなくスラッシュ ('/') を 使用します。これで、Windows を含むすべてのオペレーティング・システムで機能するようになります。
以下には、推奨される構成例のいくつかを示しています。
例 1 - 現行ユーザーのローカル構成 (デフォルト):
com.ibm.iaccess.AcsBaseDirectory=AcsBaseDirectory が設定されていないと、デフォルトによって構成パスはユーザーのプラットフォーム依存パスになります。 これは、IBM i Access Client Solutions のデフォルト設定です。
例 2 - 各ユーザーに固有のリモート (またはローカル) 構成:
com.ibm.iaccess.AcsBaseDirectory={ROOT}/config_directory/{USER}/構成は、{ROOT} のロケーションに基づいてリモートまたはローカルになります。
例 3 - 各ユーザーに固有のリモート (またはローカル) 構成:
com.ibm.iaccess.AcsBaseDirectory={PRODUCTDIR}/config_directory/{USER}/構成は、{PRODUCTDIR} のロケーションに基づいてリモートまたはローカルになります。
例 4 - 携帯用メディア (USB ドライブなど) のローカル構成:
com.ibm.iaccess.AcsBaseDirectory={PRODUCTDIR}/config_directory携帯用メディアへのパスはそのメディアが使用されているシステムによって異なるので、構成パスは、この設定によって製品ファイルに対して相対とすることができます。 この例では、{USER} キーワードは意図的に指定されていません。これは、USB ドライブ上の構成がユーザー ID に関係なく USB ドライブのユーザーによって使用されるようにするためです。
技術注記:
プロパティー com.ibm.iaccess.DataCache=true を設定すると、作業セットのサイズが減り、
製品 jar ファイルがリモート (例えば、ネットワーク共有) の場合の起動時間が大幅に短く
なります。
com.ibm.iaccess.DataCache=true
複数のエンド・ユーザーがいて、この製品および将来のアップデートを簡単にデプロイ できるようにしたい場合、以下の方法を検討してみてください。
以下のプロパティーは、新規ユーザー用に構成を自動的にセットアップするか、
既存のユーザー用に構成を更新するために、AcsConfig.properties ファイル内で
使用できます。
com.ibm.iaccess.autoimport com.ibm.iaccess.autoimport.version
必要な手順を以下に示します。
以下にその仕組みを説明します。
com.ibm.iaccess.autoimport.version プロパティーの整数値が最後にインポートされた
値と一致しないときは、com.ibm.iaccess.autoimport プロパティーによって参照されている
保存済み構成が自動的にインポートされます。これにより、初期構成をセットアップする手段
が提供され、また既存の構成に対する更新が提供されるほかに、構成のバックレベルを保持する
手段も提供されます。バージョン・プロパティーの整数値と最後にインポートされたバージョン
との間に不一致があると、必ず構成が更新されます。ただし、インポートされた構成がユーザー
の構成内にある既存のシステム用の構成を変更する可能性がある限り、ユーザーの構成から
システムが削除されることは決してありません。
com.ibm.iaccess.autoimport プロパティーのパスは、絶対パスまたは URL として 指定するか、セクション 9.3 で定義するキーワードを使用して指定できます。例:
com.ibm.iaccess.autoimport=C:/acs_bak.zip
com.ibm.iaccess.autoimport=file///C:/acs_bak.zip
com.ibm.iaccess.autoimport=http://your.company.com/path/file/acs_bak.zip
com.ibm.iaccess.autoimport=ftp://your.company.com/path/file/acs_bak.zip
com.ibm.iaccess.autoimport={PRODUCTDIR}/acs_bak.zip
構成ファイルを acsbundle.jar 内、または acsbundle.jar と同じ
ディレクトリー内で配布できるようにすることで、さらなる柔軟性が
もたらされます。
いずれの場合にも、先行パスなしで com.ibm.iaccess.autoimport を
ファイルの名前で設定します。
com.ibm.iaccess.autoimport=acs_bak.zip
com.ibm.iaccess.autoimport.version には特殊値 * を使用できます。
com.ibm.iaccess.autoimport.version=*
これにより、前のバージョンに関係なく構成が常にインポートされます。
IBM i Access Client Solutions では、システム管理者が AcsConfig.properties ファイルに
次のプロパティーを設定して特定の機能の使用を制限できるようになっています。
com.ibm.iaccess.ExcludeComps=<function, function,...>指定できる機能キーワードは以下のとおりです。
DATAXFER - IBM i とのデータ転送 EMULATOR - 5250 ディスプレイ/プリンター・エミュレーションおよび 5250 セッション管理機能 KEYMAN - SSL 証明書管理 OPCONSOLE - オペレーション・コンソールおよび仮想制御パネル RMTCMD - リモート・コマンド (コマンド行から使用可能) SPLF - プリンター出力 HWCONSOLE - ハードウェア管理インターフェース L1CPLUGIN - Navigator for i HMCPROBE - HMC プローブ・ユーティリティーシステム管理者は、必要であれば、AcsConfig.properties ファイルを更新して、特定の機能への アクセスを制限することができます。アクセスを制限すると、その機能がメイン GUI から除去され、 コマンド行から使用できなくなります。
機能を制限する方法の 1 例は、AcsConfig.properties ファイルに次の行を追加することです。
com.ibm.iaccess.ExcludeComps=OPCONSOLE,HWCONSOLE,L1CPLUGINシステム管理者が、acsbundle.jar 内の AcsConfig.properties ファイルを、ユーザーに デプロイする前に更新したい場合、それを行う方法の例は以下のとおりです。
jar uvf acsbundle.jar AcsConfig.properties使用される AcsConfig.properties ファイルを IBM i Access Client Solutions がどのように 決定するかについて詳しくは、セクション 9.3「構成ロケーションの変更」を参照してください。
管理者権限がある場合は、機能を制限するための代替方法についてセクション 9.1.26「RESTRICT」 を参照してください。
IBM i Access Client Solutions の構成ファイルは、IBM i Access for Windows の対応する機能と互換性がありません。 IBM i Access Client Solutions は、以下のセクションで説明するいくつかの 重要な項目のマイグレーション・パスを提供します。
メイン GUI メニューで「ファイル」->「接続のコピー」と選択して使用可能な「接続のコピー」機能は、IBM i Access Client Solutions と IBM i Access for Windows でサポートされる既存の Windows 構成との間でシステム構成をコピーするためのインターフェースを提供します。 詳しくは、「接続のコピー」のメインパネルのヘルプを参照してください。システム構成は、コマンド行を使用してマイグレーションすることもできます。詳しくは、 セクション 9.1.25「MIGRATE」を参照してください。
IBM i Access for Windows パーソナル・コミュニケーションズ・エミュレーターによって使用される
5250 エミュレーション・ファイルは、IBM i Access Client Solutions で 5250 セッション
管理機能を使用して変換できます。以下のファイル・タイプをパーソナル・コミュニケーションズから
変換することができます。
.ws - エミュレーター・プロファイル .bch - エミュレーター・バッチ・ファイル .kmp - キーボード・カスタマイズ・ファイル .pmp - ポップパッド・ファイルこれらのファイルは以下のファイルに変換されます。
.hod - エミュレーター・プロファイル .bchx - エミュレーター・バッチ・ファイル .kmp - キーボード・カスタマイズ・ファイル .pmp - ポップパッド・ファイルファイル・タイプ .kmp と .pmp は両方の製品によって使用されます。 ただし、フォーマットは、 互換性がありません。変換されたファイルは、IBM i Access Client Solutions 固有のパスに作成 されます。
これらのファイルの変換は、IBM i Access Client Solutions セッション管理機能のメニューで、 「ファイル」->「インポート」を選択してからパーソナル・コミュニケーションズ・ファイルを 検索することによって開始することができます。また、.ws ファイルまたは .bch ファイルを IBM i Access Client Solutions セッション管理機能ウィンドウにドラッグ・アンド・ドロップ することによって変換を開始することもできます。
マクロ変換ユーティリティーが使用可能です。
セッション管理機能から、次の選択を行います。
「ファイル」->「マクロの変換...」技術注記:
IBM i Access Client Solutions のデータ転送には、IBM i Access for Windows によって生成された保管済みデータ転送要求ファイルを変換するためのウィザードがあります。
以下のファイル・タイプは、IBM i Access for Windows から変換できるものです。
.dtf - IBM i からのデータ転送 .dtt - IBM i へのデータ転送これらのファイルは以下のファイルに変換されます。
.dtfx - IBM i からのデータ転送 .dttx - IBM i へのデータ転送データ転送マイグレーション・ウィザードは .fdf ファイルをマイグレーションしません。 IBM i Access Client Solutions で必要な新規ファイル・タイプは、タイプ .fdfx であり、 ダウンロード時に生成するか、ファイル作成ウィザードを使用して生成できます。
データ転送マイグレーション・ウィザードは、データ転送メインメニューで 「アクション」->「データ転送マイグレーション」と選択すると使用可能です。
IBM i Access for Windows に付属のパーソナル・コミュニケーションズ・エミュレーターにアクセスする際に EHLLAPI を活用する 5250 アプリケーションの場合は、次の KB セクションで IBM i Access Client Solutions での EHLLAPI の使用に関する情報を参照してください。
http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=nas8N1010639
IBM i Access Client Solutions は kerberos をサポートする用意があります。
システムに接続する
際に kerberos を使用するためには、次のようにします。
Secure Socket Layer (SSL) 接続用の証明書の管理は、「ツール」->「鍵管理」を選択する ことによってメイン GUI から行うことができます。鍵データベースに関する一部のタスク では、鍵ストア保全性パスフレーズが必要です。
データ転送は、ファイルへのダウンロードをサポートするほかに、Microsoft の Excel スプレッドシートまたは OpenOffice の Calc スプレッドシートのいずれかのためのアクティブ・スプレッドシートへのダウンロードもサポートします。 アクティブ なスプレッドシートへのダウンロードのため、データ転送のメイン GUI パネルには 出力装置を選択するオプションがあります。デフォルトの出力装置はファイルです。 Excel/Calc スプレッドシートとの相互作用をサポートするプラットフォームの場合、 アクティブ Excel スプレッドシートおよびアクティブ Calc スプレッドシートに対応 する追加オプションを「出力装置」ドロップダウン・ボックスから選択できます。
制約事項:
IBM i で管理機能を実行するためには、5250 コンソールが必要です。 IBM i Access Client Solutions は、LAN と HMC の両方のコンソール構成をサポートします。
IBM i のサービス・ホスト名またはサービス IP アドレスが分かっている場合、または、
HMC コンソールのホスト名または IP アドレスが分かっている場合は、以下の手順を
使用して IBM i Access Client Solutions 内でコンソール情報を構成できます。
コンソール構成がまだ存在しない IBM i (例: 会社に納品されたばかりの新しいシステム) の
場合、コンソール接続用の IP アドレスは IPL 中に 169.254.62.0 から 169.254.62.63 までの
範囲で自動的に割り当てられます。
このような場合には、IBM i Access Client Solutions を使用してコンソール接続を確立する
際に以下の手順が役立ちます。
IBM i システムを残りのネットワーク・インフラストラクチャーに追加する準備ができたら、以下の IBM インフォメーション・センターにある、保守ツール LAN アダプターの構成方法に関する追加情報を参照できます。
http://pic.dhe.ibm.com/infocenter/iseries/v7r1m0/topic/rzamh/rzamhsrvtoolsrvr4dstdst.htmセクション『DST 用保守ツール・サーバーの構成』を参照してください。
既に LAN コンソール構成を持ち、既にネットワーク・インフラストラクチャーに存在する IBM i システムの場合は、以下の手順を使用して既存のコンソール構成を見つけることができます。
5250 エミュレーション用の追加フォントを Fonts ディレクトリーに追加できます。
追加フォント用に代替場所また複数の場所 (あるいはその両方) を提供するためには、AcsConfig.properties ファイルにある com.ibm.iaccess.Fonts プロパティーを設定してください。
com.ibm.iaccess.Fonts プロパティーを以下のものに設定することによって、デフォルトの Fonts ディレクトリーをオーバーライドできます。
注:
<path> は、絶対パスか acsbundle.jar の場所を起点とする相対パスのいずれかとすることができます。
5250 エミュレーションによって認識されるのはモノスペース・フォントのみです。
例 1 (デフォルト):
com.ibm.iaccess.Fonts=Fonts例 2:
com.ibm.iaccess.Fonts=/Users/All/Fonts;Fonts
IBM サービスを必要とする問題に遭遇した場合は、IBM サービス担当員から次のいずれかまたは両方を行うように指示されることがあります。
IBM i Access Client Solutions のメイン GUI から、以下を行います。
Q1 IBM i Access Client Solutions を開始しようとすると、次のエラーが発生します。 クラスをロードできません: java.lang.UnsupportedClassVersionError A1-1 JDK 6.0 以上を使用する必要があります。セクション 3.0 前提条件を参照してください。 Q2 シェルまたは端末セッションから、提供されているバイナリー・ファイルまたは スクリプトの 1 つを使用して製品を開始しようとすると、次のエラーが発生します。 許可が拒否されました A2-1 ファイルのファイル許可をチェックして、実行許可があることを確認して ください。セクション 6.0 『ファイル許可』を参照してください。 Q3 提供されているファイルの 1 つをダブルクリックして製品を開始しようとしても 何も起こりません。 A3-1 Java がインストールされていない可能性があります。セクション 3.0 『前提条件』を参照してください。 A3-2 製品を開始するために使用しているファイルに実行許可がない可能性が あります。セクション 6.0 『ファイル許可』を参照してください。 A3-3 環境に問題がある可能性があります。どのようなエラーが発生しているのかを 確認するため、提供されているファイルをコマンド行から実行してみてください。 セクション 7.3 『製品の開始 (コマンド行を使用)』を参照してください。 Q4 バイナリー・ファイルの 1 つを使用して製品を開始したいのですが、次のエラー が出されます: 「Java モジュールのロードでエラーが発生しました」 A4-1 そのバイナリーは、Java インストールのホーム・ディレクトリーを検出できませんでした。 Java がインストールされていることを検証してください。セクション 3.0 『前提条件』を参照してください。 A4-2 A4-2 セクション 7.1.1 『製品の開始 - 追加オプション』に、 バイナリー・ファイルを使用して製品を開始するための追加の方法が説明されています。 Q5 JAVA_HOME 環境変数を設定した後、製品を開始するために使用するバイナリー・ファイル は、コマンド行からは機能しますが、このファイルをダブルクリックする場合は 機能しません。 A5-1 ファイルをダブルクリックするときに使用するファイル・マネージャーから JAVA_HOME 環境変数が可視ではない可能性があります。環境変数の設定方法は オペレーティング・システムによって異なり、環境変数の可視性も同様です。 JAVA_HOME 環境変数を、ご使用のオペレーティング・システムのシステム環境 変数として設定してみてください。ご使用のオペレーティング・システムが システム環境変数をグローバル環境変数として参照する可能性があります。 JAVA_HOME 環境変数を設定した後、ファイル・マネージャーをいったん閉じてから 開き、再度バイナリー・ファイルをダブルクリックしてみてください。 Q6 提供されているファイルの 1 つをダブルクリックして製品を開始しようとすると、 そのファイルがテキスト・エディターで表示されます。 A6-1 使用しているスクリプトのファイル拡張子が、ご使用のオペレーティング・システム で認識されるものであることを確認してください。 A6-2 他のスクリプトのいずれかを試行してください。 A6-3 ファイルを開くプログラムを変更してください。 A6-4 ファイルのファイル許可をチェックして、実行許可があることを確認して ください。セクション 6.0 『ファイル許可』を参照してください。 Q7 提供されているファイルの 1 つをダブルクリックして製品を開始しようとすると、 どのプログラムを使用してファイルを開くのかを指定するプロンプトが出されます。 A7-1 使用しているスクリプトのファイル拡張子が、ご使用のオペレーティング・システム で認識されるものであることを確認してください。 A7-2 ファイルを開くプログラムを、使用しているバイナリー・ファイルまたはスクリプト と互換のものに設定してください。例えば、Terminal (Mac の場合) です。 A7-3 ファイルのファイル許可をチェックして、実行許可があることを確認して ください。セクション 6.0 『ファイル許可』を参照してください。 Q8 Mac で Finder から IBM i Access Client Solutions を開始すると、 ターミナル・セッションが表示され、IBM i Access Client Solutions を終了しても 消えません。 A8-1 ターミナル・セッションが表示されないようにするため、アプリケーション・バンドル を作成する必要があります。 セクション 9.2.3.1 『アプリケーション・バンドルのセットアップ (Mac の場合)』を参照してください。 その後、そのアプリケーション・バンドルを使用して製品を開始してください。 Q9 製品を開始する最良の方法は何ですか? A9-1 セクション 7.0 『製品の開始』に説明されている 3 つの方法のどれを使用しても よく、バイナリー、スクリプト、またはコマンド行のいずれかを使用して 製品を開始できます。環境で機能する方法であれば、どの方法でもかまいません。 Q10 製品を開始するためにバイナリー・ファイル (Start_Programs) とスクリプト (Start_Scripts) の両方がある理由は何ですか? A10-1 これらのスクリプトは、オペレーティング・システム固有のものではなく、 製品を開始する方法として、バイナリー・ファイルよりも汎用的です。 A10-2 オペレーティング・システムによっては、ファイル・アソシエーションを定義 するときにバイナリーが必要なものがあります。 利便性のため、一部のプラットフォーム用にバイナリーが用意されています。 A10-3 環境によっては、IBM i Access Client Solutions の一部へのアクセスを制限 するファイアウォールがある場合があります。利便性のため、システム管理者 がアクセスを認可するのが簡単になるよう、バイナリーが用意されています。 Q11 JDK 6.0 (またはそれ以上) をインストールした後でも、まだ次のエラーが 発生します。 クラスをロードできません: java.lang.UnsupportedClassVersionError A11-1 ワークステーションで使用されている Java のデフォルトのバージョンが、 JDK 6.0 より古いものです。JDK 6 の Java ホームへのパスを明示的に指定する オプションを使用する必要があります。セクション 7.1.2 『Java ホーム・パス の検出』を参照してください。以下のいずれかのセクションで説明されている 方法の 1 つに対しては、Java ホーム・パスを使用してください。 7.1.1 製品の開始 - 追加オプション
7.3 製品の開始 (コマンド行を使用)
Q12 カスタマイズされたキーボード・マッピング・ファイル (.kmp) を、 Windows 5250 エミュレーター・セッションからインポートできません。 A12-1 2012 年 7 月に使用可能になった IBM i Access Client Solutions の初期バージョン では、.kmp ファイルを Windows 5250 エミュレーター・セッション・プロファイル (.ws) からインポートすることはサポートされていませんでした。2012 年 10 月に使用可能 になったバージョン以後、.kmp ファイルを Windows 5250 エミュレーター・ セッション・プロファイル (.ws) からインポートすることがサポートされるように なりました。 Q13 5250 エミュレーター用のキーボード・カスタマイズは、Windows で使われていた 手順と大きく異なっています。何か提案はありますか? A13-1 キーボード・マッピングは、いくつかのカテゴリーに分かれています。エミュレーター・セッションから次のように操作します。 「編集」>「設定」>「キーボード」をクリックするか、あるいはツールバーの「再マップ」ボタンをクリックします。 「キー割り当て」タブをクリックします。 「カテゴリー」を選択します。「ホスト機能」カテゴリーと「メニュー・コマンド」 カテゴリーの下には、デフォルトのキー・マッピングが表示されます。 割り当てたい機能を選択します。 「キーの割り当て」をクリックします。 キーボードで、この機能に割り当てたいキー (またはキーの組み合わせ) を 押します。 A13-2 カスタム・キー・マッピングのヘルプを取得するには、次のようにします。 「編集」>「設定」>「キーボード」をクリックするか、ツールバーの「再マップ」 ボタンをクリックします。「ヘルプ」ボタンを選択します。 Q14 Mac OS X 10.8 Mountain Lion で製品を開始しようとしたときに、アプリケーションが 署名されていないことを示すポップアップ・メッセージが表示されます。 A14-1 これは、Mac OS X 10.8 Mountain Lion で開始するときにデフォルトで強制される セキュリティー・ポリシーです。アプリケーションを実行できるようにする方法に ついては、以下の Web ページを参照してください。 http://macperformanceguide.com/MountainLion-application-signing.html Q15 IBM i Access for Windows を使用していますが、システム構成を IBM i Access Client Solutions にマイグレーションできますか? A15-1 セクション 9.6.1 システム構成のマイグレーションを参照してください。 Q16 IBM i Access for Windows を使用していますが、エミュレーション・プロファイルを IBM i Access Client Solutions にマイグレーションできますか? A16-1 セクション 9.6.2「5250 エミュレーションのマイグレーション」を参照してください。 Q17 IBM i Access for Windows を使用していますが、データ転送要求ファイルを IBM i Access Client Solutions にマイグレーションできますか? A17-1 セクション 9.6.3 保管されたデータ転送要求ファイルのマイグレーションを参照してください。 Q18 EHLLAPI は IBM i Access Client Solutions で機能しますか? A18-1 セクション 9.6.4「EHLLAPI」を参照してください。 Q19 kerberos は IBM i Access Client Solutions で機能しますか? A19-1 セクション 9.6.5「Kerberos」を参照してください。 Q20 システム管理者としてユーザーに一定の機能を非表示にしたいのですが。 A20-1 セクション 9.5 『カスタマイズされたパッケージ』を参照してください。 Q21 パネルでヘルプ・アイコンを選択してもテキストが表示されません。 A21-1 ヘルプ・テキストは通常はデスクトップ・ブラウザーで表示されます。場合によっては、 デスクトップにブラウザーがないか、正しく構成されていないことがあります。 A21-2 デスクトップ・ブラウザーを使用せずにヘルプ・テキストを表示するには、以下の プロパティーを AcsConfig.properties ファイル内に設定します。 com.ibm.iaccess.javaAwtDesktopAllowed=false または、以下のように、このプロパティーを他の java プロパティーと同じように コマンド行から設定することもできます。 -Dcom.ibm.iaccess.javaAwtDesktopAllowed=false Q22 データ転送を使用しているときに、出力装置として「アクティブ Excel スプレッドシート」または「アクティブ Calc スプレッドシート」を選択すると、 「アクティブ・スプレッドシートが見つかりませんでした」というエラーになります。 Q22-1 アクティブなスプレッドシートがありません。新規または既存のスプレッドシート を開いて、要求を再試行してください。 Q22-2 使用しているスプレッドシート・アプリケーションと IBM i Access Client Solutions が稼働している Java 仮想マシンとの間にビット数の不一致がある可能性があります。 セクション 9.8 『データ転送での Excel および Calc スプレッドシートのサポート』を参照してください。 Q23 Mac でデータ転送を使用しているとき、アクティブ・スプレッドシートとやり取りする ためのオプションが「出力装置」に表示されません。 Q23-1 Mac ではデータ転送はアクティブ・スプレッドシートとやり取りできません。これは、 OpenOffice アプリケーションと IBM i Access Client Solutions が稼働する JVM との ビット数の不一致が原因です。さらに詳しい説明については、セクション 9.8 『データ転送での Excel および Calc スプレッドシートのサポート』を参照してください。 Q24 データ転送を使用しているときに、出力装置として「アクティブ Calc スプレッドシート」 を選択しましたが「名前」ボックスに何も表示されません。 Q24-1 これは、保存されたことのない新規 Calc スプレッドシートの場合は正常です。データ転送 は、ダウンロードされたデータでスプレッドシートを更新することができます。
以下の Web ページを参照してください。
http://www-03.ibm.com/systems/power/software/i/access/solutions.html