注: 本書をご使用になる前に、特記事項に記載されている情報をお読みください。
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本書は、IBM® Rational® Developer for z Systems™ バージョン 9.5.1 (プログラム番号 5724-T07、またはプログラム番号 5697-CDT の一部) および新しい版で明記されていない限り、以降のすべてのリリースおよびモディフィケーションに適用されます。
お客様の環境によっては、資料中の円記号がバックスラッシュと表示されたり、バックスラッシュが円記号と表示されたりする場合があります。
IBM は、お客様が提供するいかなる情報も、お客様に対してなんら義務も負うことのない、 自ら適切と信ずる方法で、使用もしくは配布することができるものとします。
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本書では、IBM Rational Developer for z Systems の機能の構成について説明しています。 ここには、ご使用の z/OS® ホスト・システム上に IBM Rational Developer for z Systems バージョン 9.5.1 を構成するための説明が記載されています。
本書の情報は、すべての IBM Rational Developer for z Systems バージョン 9.5 パッケージに適用されます。
本書の最新バージョンについては、「IBM Rational Developer for z Systems ホスト構成ガイド (SC88-5663)」(http://www-05.ibm.com/e-business/linkweb/publications/servlet/pbi.wss?CTY=US&FNC=SRX&PBL=SC43-2913) を参照してください。
インストールの説明、ホワイト・ペーパー、ポッドキャスト、およびチュートリアルを含む、資料一式の最新バージョンについては、IBM Rational Developer for z Systems Web サイトのライブラリー・ページ (http://www-01.ibm.com/software/sw-library/en_US/products/Z964267S85716U24/) を参照してください。
本書は、IBM Rational Developer for z Systems バージョン 9.5.1 のインストールおよび構成を行うシステム・プログラマーを対象にしています。
本書では、製品を完全にセットアップするために必要な手順を、デフォルト以外のシナリオも含め、詳細に記載しています。構成の計画と実行に役立つ基本的な情報については、「IBM Rational Developer for z Systems ホスト構成リファレンス (SC43-2912)」に記載されています。 本書を使用するには、z/OS UNIX システム・サービスおよび MVS™ ホスト・システムに精通している必要があります。
このセクションでは、「IBM Rational Developer for z Systems バージョン 9.5.1 ホスト構成ガイド」(SC43-2913-00) (2015 年 12 月に改訂) の変更点を要約します。
本文または図表に対して技術的な変更または追加が行われている場合には、その個所の左側に縦線を引いて示してあります。
新しい情報:
削除された情報:
バージョン 9.5.1 では、RSE および JES ジョブ・モニターの関連機能が IBM Rational Developer for z Systems から別の製品 IBM Explorer for z/OS に移動されました。 この移動に伴い、関連する記述も一緒に移動されています。
本書には、「IBM
Rational Developer for z Systems バージョン 9.5 ホスト構成ガイド (SC88-5663-14)」に記載されていた情報が含まれています。
新しい情報:
移動された情報:
削除された情報:
本書には、「IBM Rational Developer for z Systems バージョン 9.1.1 ホスト構成ガイド 」(SC88-5663-11) に記載されていた情報が含まれています。
新しい情報:
本書には、「IBM Rational Developer for z Systems バージョン 9.1 ホスト構成ガイド 」(SC88-5663-14) に記載されていた情報が含まれています。
新しい情報:
本書には、「IBM Rational Developer for z Systems バージョン 9.0.1 ホスト構成ガイド」(SC88-5663-09) に記載されていた情報が含まれています。
新しい情報:
本書には、「IBM Rational Developer for z Systems バージョン 9.0.1 ホスト構成ガイド」(SC88-5663-08) に記載されていた情報が含まれています。
新しい情報:
本書には、「IBM Rational Developer for z Systems バージョン 9.0 ホスト構成ガイド」(SC88-5663-07) に記載されていた情報が含まれています。
本書には、「IBM Rational Developer for z Systems バージョン 8.5.1 ホスト構成ガイド」(SC88-5663-06) に記載されていた情報が含まれています。
本書には、「IBM Rational Developer for z Systems バージョン 8.5 ホスト構成ガイド」(SC88-5663-05) に記載されていた情報が含まれています。
このセクションでは、本書に記載する情報を要約します。
この章の情報を使用して、Developer for z Systems のインストールとデプロイメントを計画してください。
共通アクセス・リポジトリー・マネージャー (CARMA) は、Repository Access Manager (RAM) 向けのサーバー・プラットフォームです。RAM は、z/OS システム・ベースの Software Configuration Manager (SCM) 用のアプリケーション・プログラミング・インターフェース (API) です。SCM 機能を RAM に内包することにより、サポートされる SCM にクライアントがアクセスするときに、単一の API が使用できるようになります。
Developer for z Systems は事前に組み込まれた複数の RAM と、ユーザーが独自の RAM を作成するためのソース・コード・サンプルを提供しています。
IBM Rational Developer for z Systems Interface for CA Endevor® Software Configuration Manager は、Developer for z Systems クライアントが CA Endevor® SCM に直接アクセスできるようにします。
SCLM Developer Toolkit は、SCLM の機能を拡張するために必要なツールをクライアントに提供します。SCLM 自体はホスト・ベースのソース・コード・マネージャーであり、ISPF に組み込まれています。
SCLM Developer Toolkit は、SCLM へのインターフェースとして機能する Eclipse ベースのプラグインを備えています。これにより、従来型コード開発におけるすべての SCLM プロセスへのアクセスを可能にし、メインフレーム上の SCLM と同期したワークステーション上で完全な Java™ および J2EE 開発を行えるようにサポートします。同期アクティビティーには、メインフレームからの J2EE コードのビルド、アセンブル、およびデプロイメントが含まれます。
Developer for z
Systems 統合デバッガー・ホスト・コンポーネントを使用すると、クライアントは、言語環境プログラム (Language Environment® (LE)) ベースのさまざまなアプリケーションをデバッグできます。
Developer for z Systems クライアントと同様に、 Developer for z Systems ホストは 別の製品として提供されている実行中のコード分析ツール、IBM Rational Developer for z Systems Host Utilities をサポートします。このコード分析をホスト上で実行する利点は、それを日常のバッチ処理として組み込むことができる点です。
このセクションは、さまざまなオプションのカスタマイズ・タスクを結合したものです。 必要なサービスを構成するには、該当するセクションの説明に従ってください。
製品のカスタマイズの完了後、この章で説明するインストール検査プログラム (IVP) を使用して、主要な製品コンポーネントのセットアップが正常であることを検査できます。
ここでは、サンプルの RACF® コマンドを使用して必須およびオプションのセキュリティー定義について説明します。
ここでは、本製品の以前のリリースと比較したインストールおよび構成上の変更点に重点を置いて説明します。また、このリリースへのマイグレーションに関する一般的なガイドラインも示します。
このセクションでは、「Rational
Developer for z Systems ホスト構成リファレンス (SC43-2912)」に記載する情報を要約します。
Developer for z Systems のハードウェアとソフトウェアの要件 (前提条件および相互前提条件を含む) の完全なリストについては、Developer for z Systems 製品ページ の「System Requirements」タブを参照してください。
マイグレーション・ガイドでは、本製品の以前のリリースと比較したインストールおよび構成の変更点を説明します。この情報を使用して、Developer for z Systems の現行リリースへのマイグレーションを計画してください。
バージョン 9.5.1 で、Developer for z Systems は、IBM Explorer for z/OS の上にインストールされる製品になりました。 サポート対象バージョンの IBM Developer for z/OS があることを確認してください。
Developer for z
Systems は、ユーザーのパーソナル・コンピューターにインストールされたクライアント、および 1 台以上のホスト・システムにインストールされたサーバーで構成されます。クライアントとホストの両方とも IBM Explorer for z/OS の上にインストールされます。
この資料では、z/OS ホスト・システムに関する情報を記載しています。
クライアントでは開発者は Eclipse ベースの開発環境を利用できます。この開発環境は、ホストに対するグラフィカル・インターフェースの統一を促進します。また、何よりも、ホストからクライアントへの作業のオフロードを可能にしてホスト上のリソースを節約します。
ホスト部分は、永続的にアクティブな各種のタスクと、臨時に開始されるタスクから構成されます。これらのタスクによって、クライアントは z/OS ホスト・システムのさまざまなコンポーネント (MVS データ・セット、TSO コマンド、z/OS UNIX のファイルとコマンド、ジョブ実行依頼、ジョブ出力など) を処理することができます。
Developer for z
Systems では、z/OS Explorer が備える基本的なアクセス機能が強化されています。
例えば、Developer for z
Systems はホスト・システム上のサブシステムや他のアプリケーション・ソフトウェア (CICS、Software Configuration Manager (SCM) など) と対話できます (対話するように Developer for z
Systems を構成し、それらの相互前提条件製品が使用可能な場合)。
Developer for z
Systems 自体の情報、使用するシステム、前提条件製品、および相互前提条件製品と Developer for z
Systems が対話する方法については、「Rational
Developer for z Systems ホスト構成リファレンス (SC43-2912)」を参照してください。
「IBM Explorer for z/OS Host Configuration Reference (SC27-8438)」には、Developer for z
Systems の必要条件である z/OS Explorer についての同様の情報が記載されています。
Developer for z Systems に備わっている機能の詳細については、Developer for z Systems の Web サイト (http://www-03.ibm.com/software/products/en/developerforsystemz/) を参照するか、IBM 担当員にお問い合わせください。
経験則から言うと、Developer for z
Systems ホスト・システムをインストールして構成するプロセスが完了するには 1 日または 2 日必要です (必須製品である IBM Explorer for z/OS 製品のインストールと構成にかかる時間は含まれません)。
. これは、経験を積んだシステム・プログラマーが新規インストールを行う場合の時間要件です。問題が発生したり、必要とされるスキルが不足していたりする場合は、セットアップにさらに時間がかかります。
SMP/E による製品のインストールの詳細な手順については、「Program Directory for IBM Rational Developer for z Systems 」(GI88-4172) を参照してください。
Developer for z Systems サーバーは、単一システム志向であり、SYSPLEX 対応ではありません。SYSPLEX 内のサーバーを使用している場合、エンド・ユーザーの要求したデータ (データ・セット、ジョブ出力、z/OS UNIX ファイル) が、Developer for z Systems がインストールされているシステムにあることを確認する必要があります。 他のシステムで Developer for z Systems のクローン作成を行う方法については、デプロイメント前の考慮事項を参照してください。
複数インスタンスの Developer for z Systems を単一のホスト・システムで実行するには、「Rational Developer for z Systems 「ホスト構成リファレンス」 (SC43-2912)」の『複数のインスタンスの実行』を参照してください。
Developer for z Systems がインストールされているファイル・システム (HFS または zFS) は、SETUID 許可ビットをオン (これはデフォルトです) にしてマウントする必要があります。NOSETUID パラメーターを指定してファイル・システムをマウントすると、ユーザーのセキュリティー環境が Developer for z Systems によって作成されず、クライアントの接続要求が拒否されます。z/OS Explorer、Java、および z/OS UNIX バイナリーをホストするファイル・システムにも同じことが当てはまります。
Developer for z Systems には、製品が機能する前にインストールして操作可能にしておく必要がある、前提ソフトウェアがリストされています。また、Developer for z Systems の特定のフィーチャーをサポートするために相互に必要となるソフトウェアのリストもあります。 該当するフィーチャーを設計どおりに機能させるには、これらの必要なソフトウェアをインストールし、実行時に操作可能になるようにしておく必要があります。
Developer for z Systems のソフトウェア要件 (前提条件および相互前提条件を含む) の完全なリストについては、Developer for z Systems Web サイトの「System Requirements」タブを参照してください。
Developer for z Systems を使用するには、表 1 にリストしたシステム・リソースの割り振りが必要です。オプションのサービスには、表 2 にリストしたリソースが必要です。これらのリソースを使用できるようにするための計画を立ててください。これは、ご使用のサイトのポリシーによっては、ソフトウェアの取得にある程度の時間がかかる場合があるためです。
リソース | デフォルト値 | 情報 |
---|---|---|
CLPA を伴う IPL | 適用外 | 統合デバッガー |
開始タスク | DBGMGR | 統合デバッガー |
LINKLIST データ・セット | FEL.SFELAUTH および FEL.SFELLOAD | |
LPA データ・セット | FEL.SFELLPA | |
セキュリティー・プロファイル | AQE.** | |
ホスト限定使用のポート範囲 | 使用可能な任意のポートを使用 | |
ホスト限定使用のポート範囲 | 5336 | 統合デバッガー |
クライアント/ホスト通信用のポート |
|
|
CICS CSD アップデート | 複数値 | |
CICS JCL アップデート |
|
管理者 | タスク | 情報 |
---|---|---|
システム | すべてのカスタマイズ・タスクには、一般的なシステム・プログラマー・アクションが必要である | 適用外 |
管理者 | タスク | 情報 |
---|---|---|
システム | すべてのカスタマイズ・タスクには、一般的なシステム・プログラマー・アクションが必要である | 適用外 |
セキュリティー | ![]()
![]() |
![]()
![]() |
TCP/IP | 新しい TCP/IP ポートを定義する | 「ホスト構成リファレンス」(SC43-2912) の『TCP/IP ポート』 |
SCLM |
|
SCLM Developer Toolkit |
CICS TS |
|
|
WLM |
|
|
LDAP | クライアントへのプッシュ用のグループを定義する | 「ホスト構成リファレンス (SC43-2912)」の『クライアントへのプッシュ機能に関する考慮事項』 |
Developer for z
Systems 自体の情報、使用するシステム、前提条件製品、および相互前提条件製品と Developer for z
Systems が対話する方法については、「Rational
Developer for z Systems 「ホスト構成リファレンス」 (SC43-2912)」を参照してください。
「IBM Explorer for z/OS Host Configuration Reference (SC27-8438)」には、Developer for z Systems の必要条件である z/OS Explorer についての同様の情報が記載されています。
この情報は、現在のニーズや今後の成長をサポートするようなセットアップを作成する上で助けとなります。
従来の z/OS アプリケーションとは異なり、Developer for z Systems は、ワークロード・マネージャー (WLM) で容易に識別できる一体構造のアプリケーションではありません。Developer for z Systems は、クライアントがホスト・システムのサービスとデータにアクセスできるようにするために相互に作用する、複数のコンポーネントで構成されています。WLM 構成を計画するには、「ホスト構成リファレンス」(SC43-2912) の『WLM に関する考慮事項』を参照してください。
Developer for z Systems では、アドレス・スペースや z/OS UNIX のプロセスおよびスレッドなど、不定数のシステム・リソースが使用されます。これらのリソースの可用性は、さまざまなシステム定義によって制限されます。システム構成を計画するために主要なリソースの使用量を見積もるには、「ホスト構成リファレンス」(SC43-2912) の『チューニングに関する考慮事項』を参照してください。 Developer for z Systems は、ストレージ・リソースの制限を大幅に変更すれば、31 ビットまたは 64 ビット・モードのいずれでも実行できます。
Developer for z Systems ユーザーのユーザー ID には、以下の属性が最低でも必要です。
USER=userid
OMVS INFORMATION
----------------
UID= 0000003200
HOME= /u/userid
PROGRAM= /bin/sh
CPUTIMEMAX= NONE
ASSIZEMAX= NONE
FILEPROCMAX= NONE
PROCUSERMAX= NONE
THREADSMAX= NONE
MMAPAREAMAX= NONE
GROUP group
OMVS INFORMATION
----------------
GID= 0000003243
Developer for z Systems は、インストール済み環境のクローンを別のシステムに作成することをサポートしているため、システムごとに SMP/E によるインストールを行う必要がありません。
Developer for z Systems
Developer for z Systems クライアントのユーザーは、クライアントを正しく機能させるために、特定のホスト・システム・カスタマイズの結果 (TCP/IP ポート番号など) を把握しておく必要があります。 これらのチェックリストを使用して、必要な情報を収集してください。
表 5 のチェックリストは、必須のカスタマイズ・ステップに必要な結果を示しています。表 6 は、オプションのカスタマイズ・ステップに必要な結果を示しています。
カスタマイズ | 値 |
---|---|
![]() このポートは z/OS Explorer の構成中に設定されます。 ![]() |
カスタマイズ | 値 |
---|---|
ELAXF* プロシージャーのロケーション (システム・プロシージャー・ライブラリーに入っていない場合)。
デフォルトは FEL.#CUST.PROCLIB です。 ELAXF* リモート・ビルド・プロシージャーで JCLLIB に関する注を参照してください。 |
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ELAXF* プロシージャーのプロシージャー名またはステップ名 (変更された場合)。
ELAXF* リモート・ビルド・プロシージャーで、それらの変更に関する注を参照してください。 |
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AKGCR プロシージャーのロケーション (システム・プロシージャー・ライブラリーに入っていない場合)。
デフォルトは AKG.#CUST.PROCLIB です。 コード・レビューで、JCLLIB に関する注を参照してください。 |
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AKGCC プロシージャーのロケーション (システム・プロシージャー・ライブラリーに入っていない場合)。
デフォルトは AKG.#CUST.PROCLIB です。 コード・カバレッジで、JCLLIB に関する注を参照してください。 |
|
FEKRNPLI インクルード・プリプロセッサー exec ステートメントのロケーション。デフォルトは FEL.#CUST.CNTL です。 インクルード・プリプロセッサーのサポートを参照してください。 |
|
デバッガー・ロード・モジュールのロケーション (LINKLIST に入っていない場合)。 デフォルトは FEL.SFELAUTH です。統合デバッガーを参照してください | |
単体テスト・ロード・モジュールのロケーション (rdz.env の LINKLIST または STEPLIB に入っていない場合)。デフォルトは FEL.SFELLOAD です。 Enterprise COBOL および PL/I での xUnit サポートを参照してください。 |
|
AZUZUNIT プロシージャーのロケーション (システム・プロシージャー・ライブラリーに入っていない場合)。デフォルトは FEL.#CUST.PROCLIB です。 Enterprise COBOL および PL/I での xUnit サポートで、JCLLIB に関する注を参照してください。 |
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単体テスト出力のフォーマット設定に使用されるサンプル XML ファイル *.xsd および *.xsl のロケーション。デフォルトは /usr/lpp/ibm/rdz/samples/zunit/xsd および /usr/lpp/ibm/rdz/samples/zunit/xsl です。 Enterprise COBOL および PL/I での xUnit サポートを参照してください。 |
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(相互前提条件) Host Connect Emulator の TN3270 ポート番号。デフォルトは 23 です。 「ホスト構成リファレンス」(SC43-2912) の『TCP/IP ポート』を参照してください。 |
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(相互前提条件) REXEC ポート番号または SSH ポート番号。デフォルトはそれぞれ 512 および 22 です。 z/OS UNIX サブプロジェクトを参照してください。 |
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(相互前提条件) Debug Tool サーバーのポート番号 (デフォルトなし)。 『(オプション) DB2 および IMS のデバッグのサポート』を参照してください。 |
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CARMA RAM サンプルの SFELSAMP サンプル・ライブラリーのロケーション。デフォルトは FEL.SFELSAMP です。 「CARMA Developer’s Guide」(SC23-7660) を参照してください。 |
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CARMA SCLM RAM データ・セット割り振りの CRA#ASLM JCL のロケーション。
デフォルトは FEL.#CUST.JCL です。 SCLM RAMで CRA#ASLM に関する注を参照してください。 |
以下のカスタマイズ手順は、さまざまな Developer for z
Systems サービスで共通のものです。
特定のコンポーネントのカスタマイズ要件については、それらのコンポーネントに関する章を参照してください。
Developer for z Systems には、いくつかのサンプル構成ファイルとサンプル JCL が含まれています。カスタマイズした内容がメンテナンスの適用時に上書きされないように、それらのメンバーと z/OS UNIX ファイルをすべて別のロケーションにコピーし、そのコピーをカスタマイズしてください。
Developer for z Systems の一部の機能は、z/OS UNIX 内に特定のディレクトリーが存在することを必要とします。それらのディレクトリーを製品のカスタマイズ時に作成する必要があります。インストールの労力を軽減するために、コピーと必要なディレクトリーを作成するサンプル・ジョブ、FELSETUP が提供されています。
構成ファイルおよび構成 JCL のカスタマイズ可能なコピーを作成し、必要な z/OS UNIX ディレクトリーを作成するには、FEL.SFELSAMP データ・セット内のサンプル・メンバー FELSETUP をカスタマイズして実行依頼します。必要なカスタマイズ・ステップは、このメンバー内に記述されています。
mkdir /usr/lpp/ibm/rdz/cust
ln -s /usr/lpp/ibm/rdz/cust /etc/zexpl
次のセクションにリストされている PARMLIB 定義について詳しくは、「MVS 初期設定およびチューニング解説書」(SA88-8564) を参照してください。 サンプルのコンソール・コマンドについて詳しくは、「MVS システム・コマンド」(SA88-8593) を参照してください。
SCLM Developer Toolkit は、いくつかのユーザー・アクティビティー中にユーザー所有の複数のプロセスを同時に開始します。
IPL 時にどの BPXPRMxx parmlib メンバーが使用されるかを指定するには、IEASYSxx parmlib メンバーで OMVS=xx を定義してください。
MAXPROCUSER は、単一の z/OS UNIX ユーザー ID が同時にアクティブにしておくことができるプロセスの最大数を指定します。SYS1.PARMLIB(BPXPRMxx) で MAXPROCUSER を 50 以上に設定してください。この設定は、Developer for z Systems を使用する各クライアントに対してアクティブにする必要があるため、システム全体の限度となります。
MOUNT FILESYSTEM('#dsn')
MOUNTPOINT('-PathPrefix-usr/lpp/rdz')
MODE(RDWR) /* can be MODE(READ) */
TYPE(ZFS) PARM('AGGRGROW') /* zFS, with extents */
/* TYPE(HFS) */ /* HFS, auto. extent */
MOUNT FILESYSTEM('#dsn')
MOUNTPOINT('-PathPrefix-usr/lpp/rdzutil')
MODE(RDWR) /* can be MODE(READ) */
TYPE(ZFS) PARM('AGGRGROW') /* zFS, with extents */
/* TYPE(HFS) */ /* HFS, auto. extent */
Developer for z
Systems サーバーの始動コマンドを SYS1.PARMLIB(COMMANDxx) に追加し、これらのサーバーが次回のシステム IPL で自動的に始動されるようにします。IPL 時にどの COMMNDxx parmlib メンバーが使用されるかを指定するには、IEASYSxx parmlib メンバーで CMD=xx を定義してください。
オプションの統合デバッガーが機能するには、システム上で Developer for z Systems DBGMGR サーバーがアクティブ状態である必要があります。
オプションの統合デバッガーは、システムに Developer for z Systems 監視プログラム呼び出し (SVC) が定義されていることを必要とします。
インストール先定義 SVC は SYS1.PARMLIB(IEASVCxx) に定義され、IPL がアクティブ化されている必要があります。関連するロード・モジュールが IPL 時に LPA にロードされる必要があります。 ただし、統合デバッガーを使用すれば、デバッグ・マネージャー開始タスクによって動的インストールまたは更新を行うことができます。IPL 時にどの IEASVCxx parmlib メンバーが使用されるかを指定するには、IEASYSxx parmlib メンバーで SVC=xx を定義してください。
SVCPARM 251,REPLACE,TYPE(3),EPNAME(AQESVC03) /* RDz debug */
Developer for z Systems を、製品コード 5697-CDT の IBM Enterprise COBOL Suite for z/OS V1.1 (以降) の一部として購入し、製品コード 5697-CDT の他のプログラムについてはまだ購入していない場合は、項目を IFAPRDxx parmlib メンバーに含めて関連プログラムを使用可能にしてください。IPL 時にどの IFAPRDxx parmlib メンバーが使用されるかを指定するには、IEASYSxx parmlib メンバーで PROD=xx を定義してください。
PRODUCT OWNER('IBM CORP')
NAME('IBM COBOL SUITE')
ID(5697-CDT)
VERSION(*) RELEASE(*) MOD(*)
FEATURENAME(*)
STATE(ENABLED)
PRODUCT OWNER('IBM CORP')
NAME('IBM RDZ')
ID(5724-T07)
VERSION(*) RELEASE(*) MOD(*)
FEATURENAME(*)
STATE(ENABLED)
SET PROD=xx
オプションの共通アクセス・リポジトリー・マネージャー (CARMA) サービスは、CARMA サーバーに対するさまざまなサーバー始動方式をサポートしています。CRASTART 開始メソッドでは、FEL.SFELLPA ロード・ライブラリー内のモジュールがリンク・パック域 (LPA) にあることが必要です。
LPA データ・セットは、SYS1.PARMLIB(LPALSTxx) で定義されます。IPL 時にどの LPALSTxx parmlib メンバーが使用されるかを指定するには、IEASYSxx parmlib メンバーで LPA=xx を定義してください。
オプションのデバッグ・マネージャーを機能させるためには、FEL.SFELAUTH および FEL.SFELLPA ロード・ライブラリー内のモジュールに APF 許可が必要です。FEL.SFELLPA はデバッグ・マネージャーの STEPLIB になければならないため、明示的な APF 許可が必要です。
オプションの SCLM Developer Toolkit サービスが機能するためには、REXX ランタイム・ライブラリー (REXX.*.SEAGLPA) に APF 許可が必要です。
APF 許可は、デフォルトでは SYS1.PARMLIB(PROGxx) で定義されます。IPL 時にどの PROGxx parmlib メンバーが使用されるかを指定するには、IEASYSxx parmlib メンバーで PROG=xx を定義してください。
ロード・ライブラリー | ロード・モジュール | 使用法 | STEPLIB |
---|---|---|---|
FEL.SFELAUTH | AQE* および CEE* | 統合デバッガー | ELAXFGO プロシージャー、または CICS |
FEL.SFELLMOD | IRZ* および IIRZ* | エンタープライズ・サービス・ツールの診断用 IRZ メッセージ | CICS、IMS、または MVS のバッチ |
FEL.SFELLOAD | AZU* および IAZU* | Enterprise COBOL および PL/I での xUnit サポート | rdz.env または MVS バッチ |
BWB* | SCLM Developer Toolkit | rdz.env | |
CRA* | 共通アクセス・リポジトリー・マネージャー (CARMA) | CRASUB* または crastart*.conf | |
ELAX* | ELAXF* リモート・ビルド・プロシージャー (エラーのフィードバックおよびインクルード・プリプロセッサー) |
ELAXF* プロシージャー | |
FEJB* | CICS 双方向言語サポート | CICS | |
FEL.SFELLPA | CRA* | 共通アクセス・リポジトリー・マネージャー (CARMA) | CRASRV.properties |
AQE* | 統合デバッガー | 適用不可 (LPA は必須) |
リストされている Developer for z Systems サービスが機能するためには、STEPLIB または LINKLST を通じて、表 7 に示されているサービスに関連するすべてのモジュールを使用可能にする必要があります。SFELLMOD ライブラリーは、Developer for z Systems 自体によって使用されるのではなく、Developer for z Systemsによって生成されたコードによって使用されることに注意してください。STEPLIB を使用する場合、どこで STEPLIB (または CICS の場合は DFHRPL) を定義する必要があるのかについては、表 7 の STEPLIB の欄を参照してください。ただし、以下のことに注意する必要があります。
使用しているサイトが IBM の推奨に従っている場合、LINKLIST データ・セットは、SYS1.PARMLIB(PROGxx) の中で定義されています。IPL 時にどの PROGxx parmlib メンバーが使用されるかを指定するには、IEASYSxx parmlib メンバーで PROG=xx を定義してください。
デフォルトでは、LINKLIST データ・セットは SYS1.PARMLIB(PROGxx) に定義します。LPA データ・セットは、SYS1.PARMLIB(LPALSTxx) で定義されます。
Developer for z Systems クライアントには、エンタープライズ・サービス・ツールと呼ばれるコード生成コンポーネントがあります。生成コードが診断用エラー・メッセージを発行するためには、FEL.SFELLMOD ロード・ライブラリー内のすべての IRZM* モジュールと IIRZ* モジュールを、STEPLIB または LINKLIST を通じて使用できるようにする必要があります。
デフォルトでは、LINKLIST データ・セットは SYS1.PARMLIB(PROGxx) に定義します。
STEPLIB を使用する場合は、LINKLIST によって使用できないライブラリーを、コード (IMS またはバッチ・ジョブ) を実行するタスクの STEPLIB ディレクティブで定義する必要があります。ただし、1 つの STEPLIB ライブラリーに APF 許可を与える場合、他のすべての STEPLIB ライブラリーにも許可を与える必要があります。 ライブラリーは、STEPLIB 内で許可のないライブラリーと混用した場合、APF 許可を失います。
次のセクションで示す開始タスク・プロシージャーおよびリモート・ビルド・プロシージャーは、 使用する JES サブシステムに対して定義されたシステム・プロシージャー・ライブラリー内に存在する必要があります。 次のセクションの説明では、IBM のデフォルトのプロシージャー・ライブラリー SYS1.PROCLIB を使用しています。
//*
//* RDz Debug Manager
//*
//DBGMGR PROC PRM=, * PRM=DEBUG TO START TRACING
// LEPRM='RPTOPTS(ON)',
// TZ='EST5EDT',
// CLIENT=5335,
// HOST=5336,
// SVC=251,
// HLQ=FEL
//*
//DBGMGR EXEC PGM=AQEZPCM,REGION=0M,TIME=NOLIMIT,
// PARM=('&LEPRM ENVAR("TZ=&TZ")/&HOST &CLIENT &SVC &PRM')
//STEPLIB DD DISP=SHR,DSN=&HLQ..SFELAUTH
// DD DISP=SHR,DSN=&HLQ..SFELLPA
//SYSPRINT DD SYSOUT=*
//SYSOUT DD SYSOUT=*
// PEND
//*
Developer for z Systems は、CICS BMS マップ、IMS MFS 画面、および COBOL、PL/I、アセンブラー、C/C++ の各プログラムの、JCL 生成、リモート・プロジェクト・ビルド、およびリモート構文検査の各フィーチャーに使用できるサンプル JCL プロシージャーを提供します。これらのプロシージャーを使用すると、インストールごとに独自の標準を適用でき、開発者は、同じプロシージャーを同じコンパイラー・オプションおよびコンパイラー・レベルで使用できます。
サンプル・プロシージャーとその機能を、表 8 に示します。
メンバー | 目的 |
---|---|
ELAXFADT | 高水準アセンブラー・プログラムのアセンブルとデバッグのためのサンプル・プロシージャー。 |
ELAXFASM | 高水準アセンブラー・プログラムのアセンブルのためのサンプル・プロシージャー。 |
ELAXFBMS | CICS BMS オブジェクトおよびそれに対応する copy、dsect、または include メンバーを作成するためのサンプル・プロシージャー。 |
ELAXFCOC | COBOL コンパイル、統合 CICS 変換、および統合 DB2 変換を行うためのサンプル・プロシージャー。 |
ELAXFCOP | COBOL プログラムに埋め込まれた EXEC SQL ステートメントの DB2 プリプロセスのためのサンプル・プロシージャー。 |
ELAXFCOT | COBOL プログラムに組み込まれている EXEC CICS ステートメントの CICS 変換するためのサンプル・プロシージャー。 |
ELAXFCPC | C コンパイルのためのサンプル・プロシージャー。 |
ELAXFCPP | C++ コンパイルのためのサンプル・プロシージャー。 |
ELAXFCP1 | SCM プリプロセッサー・ステートメント (-INC および ++INCLUDE) を使用した COBOL コンパイルのためのサンプル・プロシージャー。 |
ELAXFDCL | プログラムを TSO モードで実行するためのサンプル・プロシージャー。 |
ELAXFGO | GO ステップのためのサンプル・プロシージャー。 |
ELAXFLNK | C/C++、COBOL、PLI、および高水準アセンブラーの各プログラムをリンクするためのサンプル・プロシージャー。 |
ELAXFMFS | IMS MFS 画面を作成するためのサンプル・プロシージャー。 |
ELAXFPLP | PLI プログラムに埋め込まれた EXEC SQL ステートメントの DB2 プリプロセスのためのサンプル・プロシージャー。 |
ELAXFPLT | PLI プログラムに埋め込まれた EXEC CICS ステートメントの CICS 変換を行うためのサンプル・プロシージャー。 |
ELAXFPL1 | PL/I コンパイル、統合 CICS 変換、および統合 DB2 変換を行うためのサンプル・プロシージャー。 |
ELAXFPP1 | SCM プリプロセッサー・ステートメント (-INC および ++INCLUDE) を含む PL/I コンパイルのためのサンプル・プロシージャー。 |
ELAXFSP | ストアード・プロシージャーを DB2 に登録するためのサンプル・プロシージャー。 |
ELAXFSQL | SQL を呼び出すためのサンプル・プロシージャー。 |
ELAXFTSO | 生成された DB2 コードを TSO モードで実行およびデバッグするためのサンプル・プロシージャー。 |
ELAXFUOP | CICS または IMS サブシステムで実行するプログラムをビルドするときに、UOPT ステップを生成するためのサンプル・プロシージャー。 |
プロシージャーの名前とプロシージャー内のステップの名前は、Developer for z Systems クライアントに付属しているデフォルト・プロパティーに一致しています。 プロシージャーの名前またはプロシージャー内のステップの名前を変更する場合は、すべてのクライアント上の対応するプロパティー・ファイルを更新する必要があります。プロシージャー名とステップ名は変更しないでください。
サンプルのビルド・プロシージャー・メンバー FEL.#CUST.PROCLIB(ELAXF*) を、各メンバー内で説明されているようにカスタマイズし、SYS1.PROCLIB にコピーします。各種製品ライブラリーに、表 9に示した正しい高位修飾子を指定します。
製品 | デフォルト HLQ | 値 |
---|---|---|
Developer for z Systems | FEK | |
CICS | CICSTS52.CICS | |
DB2 | DSNA11 | |
IMS | IMS | |
COBOL | IGY.V5R2M0 | |
PL/I | PLI.V4R2M0 | |
C/C++ | CBC | |
LE | CEE | |
システム LINKLIB | SYS1 | |
システム MACLIB | SYS1 |
製品 | デフォルト DSN | 値 |
---|---|---|
Developer for z Systems - SQL サンプル | FEL.#CUST.SQL | |
DB2 実行 ライブラリー | DSNA11.RUNLIB.LOAD |
ELAXF* プロシージャーを システム・プロシージャー・ライブラリーにコピーできない場合、JCLLIB カード (JOB カードの直後) をクライアントのジョブ・プロパティーに追加するように Developer for z Systems ユーザーに依頼します。
//MYJOB JOB <job parameters>
//PROCS JCLLIB ORDER=(FEL.#CUST.PROCLIB)
Developer for z Systems のセキュリティー定義を作成するには、サンプルの FELRACF および AQERACF メンバーをカスタマイズして実行依頼します。このジョブを実行依頼するユーザーは、RACF SPECIAL などのセキュリティー管理者特権を持っている必要があります。
FELRACF および AQERACF は FEL.#CUST.JCL に置かれます。ただし、FEL.SFELSAMP(FELSETUP) ジョブをカスタマイズして実行依頼したときに、別のロケーションを指定した場合は除きます。詳しくは、カスタマイズのセットアップを参照してください。
z/OS Explorer RSE サーバー・プロセス (RSE デーモン、RSE スレッド・プール、および RSE サーバー) は、Developer for z
Systems 環境変数を認識するために rdz.env 内の定義を使用します。
rdz.env は /etc/zexpl/ に置かれます。ただし、FEL.SFELSAMP(FELSETUP) ジョブをカスタマイズして実行依頼したときに、別のロケーションを指定した場合は除きます。詳しくは、カスタマイズのセットアップを参照してください。このファイルは、TSO OEDIT コマンドで編集できます。
以下のサンプル rdz.env ファイルを参照してください (実際のシステム環境に合わせてカスタマイズできます)。 明示的に指定されないすべての変数のために、デフォルト値が用意されています。 ファイルの構文は標準的な z/OS UNIX シェル構文規則に従っています。 例えば、US コード・ページを使用する場合、コメントは番号記号 (#) で始まり、等号 (=) の前後のスペースはサポートされません。
#RDZ_HOME=/usr/lpp/ibm/rdz
#RDZ_HLQ=FEL
## debug
#_RSE_JAVAOPTS="$_RSE_JAVAOPTS -Ddebug.miner.autoreconnect=0"
#_RSE_JAVAOPTS="$_RSE_JAVAOPTS -Ddebug.miner.localhost=localhost"
## C/C++
#_RSE_JAVAOPTS="$_RSE_JAVAOPTS -Dinclude.c=/etc/zexpl/include.conf"
#_RSE_JAVAOPTS="$_RSE_JAVAOPTS -Dinclude.cpp=/etc/zexpl/include.conf"
#_RSE_JAVAOPTS="$_RSE_JAVAOPTS -DCPP_CLEANUP_INTERVAL=60000"
## remote index search
#_RSE_JAVAOPTS="$_RSE_JAVAOPTS -DRIS_BUFFER=8"
#_RSE_JAVAOPTS="$_RSE_JAVAOPTS -DDISABLE_REMOTE_INDEX_SEARCH=true"
## system
#_RSE_JAVAOPTS="$_RSE_JAVAOPTS -DDISABLE_DELETE_IN_SUBPROJECT=true"
## zUnit unit test
#STEPLIB=$STEPLIB:$RDZ_HLQ.SFELLOAD
#STEPLIB=$STEPLIB:SYS1.CSSLIB:SYS1.SIXMLOD1
## RTC user build
#RDZ_UBLD_DD=$CGI_ISPCONF/ISPF.conf
#RDZ_UBLD_STEPLIB=$STEPLIB
## SCLM Developer Toolkit
#_SCLMDT_CONF_HOME=/var/rdz/sclmdt
#STEPLIB=$STEPLIB:$RDZ_HLQ.SFELAUTH:$RDZ_HLQ.SFELLOAD
#_SCLMDT_TRANTABLE=FEL.#CUST.LSTRANS.FILE
#ANT_HOME=/usr/lpp/Apache/Ant/apache-ant-1.7.1
以下の定義はオプションです。省略した場合は、デフォルト値が使用されます。
debug.miner.autoreconnect | 再接続動作 |
---|---|
-1 | 再接続しない |
0 (デフォルト) | 成功するまで毎分再接続しようとする |
1-86400 | 指定された回数まで再接続しようとする。最大値は 86400 であり、24 時間です。 |
# SCLM Developer Toolkit
STEPLIB=$STEPLIB:$RSE_HLQ.SFELAUTH:$RSE_HLQ.SFELLOAD
# zUnit, xUnit support for Enterprise COBOL and PL/I
STEPLIB=$STEPLIB:$RSE_HLQ.SFELLOAD:SYS1.CSSLIB:SYS1.SIXMLOD1
Developer for z Systems は、関係のないさまざまな機能で構成されており、機能ごとに独自のカスタマイズ・タスクがあります。 求めるサービスを構成するには、該当するセクションの説明に従ってください。
さまざまなインストール検査プログラム (IVP) についての詳細は、インストール検査に記載されています。
共通アクセス・リポジトリー・マネージャー (CARMA) は、Repository Access Manager (RAM) 向けのサーバー・プラットフォームです。RAM は、z/OS ベースの Software Configuration Manager (SCM) 用のアプリケーション・プログラミング・インターフェース (API) です。SCM 機能を RAM に内包することにより、サポートされる SCM にクライアントがアクセスするときに、単一の API が使用できるようになります。
Developer for z Systems は事前に組み込まれた複数の RAM と、ユーザーが独自の RAM を作成するためのソース・コード・サンプルを提供しています。
ホスト・システム・ベースの SCM は、サービスにアクセスするために単一ユーザーのアドレス・スペースを必要とします。つまり、CARMA は、ユーザーごとに CARMA サーバーを 1 つ始動する必要があります。複数のユーザーをサポートする単一のサーバーを作成することはできません。
Developer for z Systems は CARMA サーバーを始動する複数の方式をサポートしています。Developer for z Systems も複数の Repository Access Manager (RAM) を備えています。 これらは、実動 RAM とサンプル RAM という 2 つのグループに分けられます。ここでは、RAM とサーバー始動方式に考えられるいくつかの組み合わせを説明します。 説明される構成シナリオは、それぞれ事前構成済みのセットアップとして使用できます。
Developer for z Systems は CARMA サーバーを始動する複数の方式をサポートしています。それぞれの方式には利点と欠点があります。
「CRASTART」方式は、CARMA サーバーを RSE 内のサブタスクとして始動します。この方式では、CARMA サーバーを始動するために必要なデータ・セット割り振りとプログラム呼び出しを別個の構成ファイルで定義し、その構成ファイルを使用するので、非常に柔軟なセットアップが可能です。この方式では最良のパフォーマンスが得られ、使用するリソースも最少で済みますが、CRASTART モジュールを LPA 内に配置する必要があります。
「バッチ実行依頼」方式は、ジョブを実行依頼することによって CARMA サーバーを始動します。これが、提供されたサンプル構成ファイルで使用されるデフォルトの方式です。この方式の利点は、ジョブ出力内で CARMA ログに簡単にアクセスできることです。また、開発者自身が保守する開発者ごとのカスタム・サーバー JCL を使用できます。ただし、この方式では、CARMA サーバーを始動する開発者ごとに JES イニシエーターが 1 つ使用されます。
実動タイプの RAM はすべての機能が使用できる事前組み込み型の RAM で、実稼働環境で SCM にアクセスするために使用できます。
IBM
Rational Developer for z Systems Interface for CA Endevor® Software Configuration Manager は、Developer for z
Systems クライアントが CA Endevor® SCM に直接アクセスできるようにします。
CA Endevor® SCM パッケージ RAM は、Developer for z Systems クライアントが CA Endevor® SCM パッケージに直接アクセスできるようにします。
サンプルの RAM は CARMA 環境の構成をテストする目的で、また、独自の RAM を開発するための例として提供されています。ソース・コードが組み込まれています。
PDS RAM は、「リモート・システム」ビューの「MVS ファイル」->「ユーザー・データ・セット」と同様のデータ・セット・リストを提供します。
スケルトン RAM は、ユーザーが独自の RAM を開発する際の開始点として使用できる機能フレームワークを提供します。
SCLM RAM は、ISPF の Software Configuration Manager である SCLM への基本的な入り口となります。SCLM RAM は、デフォルトでは使用可能に設定されていません。
シナリオごとのさまざまなステップについて詳しくは、CARMA 構成詳細を参照してください。
RAM を任意の CARMA セットアップに追加することは、現時点でも今後の時点でも可能です。 既存のセットアップへの RAM の追加の詳細については、(オプション) 複数の RAM のサポートを参照してください。
指定が異なる他のシナリオのいずれかを使用する場合、このカスタマイズ・ステップは省略できます。
CARMA 関連の VSAM データ・セットを定義し、それらのデータ・セットにデータを設定するには、以下の JCL ジョブをカスタマイズして実行依頼します。カスタマイズの手順については、メンバー内のドキュメンテーションを参照してください。既存の VSAM データ・セットは置き換えられます。
このステップの詳細については、CARMA VSAM データ・セットを参照してください。
RSE サーバーは、/etc/zexpl/CRASRV.properties 内の設定を使用して CARMA サーバーの始動および接続を行います。このファイルは、TSO OEDIT コマンドで編集できます。変更を有効にするには、RSED 開始タスクを再始動してください。
デフォルトのファイル・ロケーションを使用する場合、必要な変更は、clist.dsname ディレクティブの値を *CRASTART に変更すること、および crastart.configuration.file の値を crastart.endevor.conf に変更することのみです。各種ディレクティブの詳細については、CRASRV.properties、CARMA への RSE インターフェースを参照してください。
clist.dsname=*CRASTART
crastart.configuration.file=crastart.endevor.conf
CRASTART は、/etc/zexpl/crastart.endevor.conf の定義を使用して CARMA サーバーを始動するのに有効な TSO/ISPF 環境を作成します。このファイルは、TSO OEDIT コマンドで編集できます。変更は、更新後に始動されたすべての CARMA サーバーについて有効になります。
カスタマイズの手順については、ファイル内のドキュメンテーションを参照してください。CRASTART 始動方式の詳細については、crastart*.conf、CRASTART サーバーの始動を参照してください。
* DD used by RAM
TYPEMAP = FEL.#CUST.PARMLIB(CRATMAP)
SHOWVIEW= FEL.#CUST.PARMLIB(CRASHOW)
CRACFG = FEL.#CUST.PARMLIB(CRACFG)
* uncomment CRABCFG and CRABSKEL to use batch actions
*CRABCFG = FEL.#CUST.PARMLIB(CRABCFG)
*CRABSKEL= FEL.#CUST.CNTL
* uncomment and provide correct DSN to use Package Ship
*APIHJC = #shiphjc
CONLIB = CA.NDVR.CSIQLOAD
-COMMAND=ALLOC FI(JCLOUT) SYSOUT(A) WRITER(INTRDR) RECFM(F) LRECL(80)
BLKSIZE(80)
-COMMAND=ALLOC FI(EXT1ELM) NEW DELETE DSORG(PS) RECFM(V,B) LRECL(4096)
BLKSIZE(27998) SPACE(5,5) TRACKS UNIT(SYSALLDA)
-COMMAND=ALLOC FI(EXT2ELM) NEW DELETE DSORG(PS) RECFM(V,B) LRECL(4096)
BLKSIZE(27998) SPACE(5,5) TRACKS UNIT(SYSALLDA)
-COMMAND=ALLOC FI(EXT1DEP) NEW DELETE DSORG(PS) RECFM(V,B) LRECL(4096)
BLKSIZE(27998) SPACE(5,5) TRACKS UNIT(SYSALLDA)
C1EXMSGS= SYSOUT(H)
C1MSGS1 = SYSOUT(H)
MSG3FILE= DUMMY
* DD used by CARMA server (CRASERV)
* pay attention to APF authorizations when using TASKLIB
TASKLIB = FEL.SFELLOAD,CA.NDVR.CSIQAUTH,CA.NDVR.CSIQAUTU
CRADEF = FEL.#CUST.CRADEF
CRAMSG = FEL.#CUST.CRAMSG
CRASTRS = FEL.#CUST.CRASTRS
CARMALOG= SYSOUT(H)
SYSPRINT= SYSOUT(H)
* DD used by ISPF (via NDVRC1)
-COMMAND=ALLOC FI(ISPCTL0) NEW DELETE DSORG(PS) RECFM(F,B) LRECL(80)
BLKSIZE(32720) SPACE(5,5) TRACKS UNIT(SYSALLDA)
-COMMAND=ALLOC FI(ISPCTL1) NEW DELETE DSORG(PS) RECFM(F,B) LRECL(80)
BLKSIZE(32720) SPACE(5,5) TRACKS UNIT(SYSALLDA)
-COMMAND=ALLOC FI(ISPPROF) NEW DELETE DSORG(PO) RECFM(F,B) LRECL(80)
BLKSIZE(32720) SPACE(5,5) TRACKS UNIT(SYSALLDA) DIR(5)
ISPTABL = -ISPPROF
ISPTLIB = -ISPPROF,ISP.SISPTENU
ISPMLIB = ISP.SISPMENU
ISPPLIB = ISP.SISPPENU
ISPSLIB = ISP.SISPSENU
* DD used by TSO (IKJEFT01)
SYSPROC = FEL.SFELPROC * CRANDVRA
SYSTSIN = DUMMY
SYSTSPRT= SYSOUT(H)
PROGRAM=IKJEFT01 %CRANDVRA NDVRC1 PGM(CRASERV) PARM(&CRAPRM1.
&CRAPRM2. &CRAPRM3. &CRAPRM4. &CRAPRM5. &CRAPRM6. &CRAPRM7.
&CRAPRM8. )
異なる指定で他のシナリオのいずれかを使用したい場合は、このカスタマイズ・ステップを迂回できます。
以下の JCL ジョブをカスタマイズして実行依頼し、 CARMA 関連の VSAM データ・セットを定義して取り込みます。カスタマイズの手順については、メンバー内のドキュメンテーションを参照してください。既存の VSAM データ・セットは置き換えられます。
このステップの詳細については、CARMA VSAM データ・セットおよびCARMA Repository Access Manager (RAM)を参照してください。
RSE サーバーは、/etc/zexpl/CRASRV.properties 内の設定を使用して CARMA サーバーの始動および接続を行います。このファイルは、TSO OEDIT コマンドで編集できます。変更を有効にするには、RSED 開始タスクを再始動する必要があります。
デフォルトのファイル・ロケーションを使用する場合、 必要な変更は、clist.dsname ディレクティブの値を *CRASTART に変更することのみです。 各種ディレクティブの詳細については、CRASRV.properties、CARMA への RSE インターフェースを参照してください。
clist.dsname=*CRASTART
crastart.configuration.file=crastart.conf
CRASTART は、/etc/zexpl/crastart.conf の定義を使用して、 CARMA サーバーを始動するのに有効な TSO/ISPF 環境を作成します。このファイルは、TSO OEDIT コマンドで編集できます。変更は、更新後に始動されたすべての CARMA サーバーについて有効になります。
カスタマイズの手順については、ファイル内のドキュメンテーションを参照してください。CRASTART 始動方式の詳細については、crastart*.conf、CRASTART サーバーの始動を参照してください。
* DD used by RAM
CRARAM1 = FEL.#CUST.CRARAM1 * PDS RAM
* DD used by CARMA server (CRASERV)
TASKLIB = FEL.SFELLOAD
CRADEF = FEL.#CUST.CRADEF
CRAMSG = FEL.#CUST.CRAMSG
CRASTRS = FEL.#CUST.CRASTRS
CARMALOG= SYSOUT(H)
SYSPRINT= SYSOUT(H)
* DD used by ISPF (ISPSTART)
-COMMAND=ALLOC FI(ISPCTL0) NEW DELETE DSORG(PS) RECFM(F,B) LRECL(80)
BLKSIZE(32720) SPACE(5,5) TRACKS UNIT(SYSALLDA)
-COMMAND=ALLOC FI(ISPCTL1) NEW DELETE DSORG(PS) RECFM(F,B) LRECL(80)
BLKSIZE(32720) SPACE(5,5) TRACKS UNIT(SYSALLDA)
-COMMAND=ALLOC FI(ISPPROF) NEW DELETE DSORG(PO) RECFM(F,B) LRECL(80)
BLKSIZE(32720) SPACE(5,5) TRACKS UNIT(SYSALLDA) DIR(5)
ISPTABL = -ISPPROF
ISPTLIB = -ISPPROF,ISP.SISPTENU
ISPMLIB = ISP.SISPMENU
ISPPLIB = ISP.SISPPENU
ISPSLIB = ISP.SISPSENU
* DD used by TSO (IKJEFT01)
SYSPROC = #hlq.SFELPROC * CRAALLOC
SYSTSIN = DUMMY
SYSTSPRT= SYSOUT(H)
PROGRAM=IKJEFT01 %CRAALLOC ISPSTART PGM(CRASERV) PARM(&CRAPRM1.
&CRAPRM2. &CRAPRM3. &CRAPRM4. &CRAPRM5. &CRAPRM6. &CRAPRM7.
&CRAPRM8. )
カスタム RAM には、必要に応じてカスタマイズが可能な追加のコンポーネントがあります。
指定が異なる他のシナリオのいずれかを使用する場合、このカスタマイズ・ステップは省略できます。
以下の JCL をカスタマイズして実行依頼し、CARMA 関連の VSAM データ・セットを定義して取り込みます。カスタマイズの手順については、メンバー内のドキュメンテーションを参照してください。既存の VSAM データ・セットは置き換えられます。
このステップの詳細については、CARMA VSAM データ・セットを参照してください。
RSE サーバーは、/etc/zexpl/CRASRV.properties 内の設定を使用して CARMA サーバーの始動および接続を行います。このファイルは、TSO OEDIT コマンドで編集できます。変更を有効にするには、RSED 開始タスクを再始動する必要があります。
デフォルトのファイル・ロケーションを使用する場合、必要な変更は、clist.dsname ディレクティブの値を FEL.#CUST.CNTL(CRASUBCA) に変更することのみです。各種ディレクティブの詳細については、CRASRV.properties、CARMA への RSE インターフェースを参照してください。
clist.dsname='FEL.#CUST.CNTL(CRASUBCA)'
FEL.#CUST.CNTL(CRASUBCA) CLIST と組み込み JCL が CARMA サーバーに実行依頼します。変更は、更新後に始動されたすべての CARMA サーバーについて有効になります。
カスタマイズの手順については、メンバー内のドキュメンテーションを参照してください。バッチ実行依頼始動方式の詳細については、CRASUB*、バッチ実行依頼サーバー始動を参照してください。
PROC 8 CRAPRM1 CRAPRM2 CRAPRM3 CRAPRM4 CRAPRM5 CRAPRM6 CRAPRM7 CRAPRM8
SUBMIT * END($$)
//CRA&PORT JOB CLASS=A,MSGCLASS=A,MSGLEVEL=(1,1)
//*
//RUN EXEC PGM=IKJEFT01,DYNAMNBR=125,REGION=0M,TIME=NOLIMIT
//*
//* DD used by RAM
//TYPEMAP DD DISP=SHR,DSN=FEL.#CUST.PARMLIB(CRATMAP)
//SHOWVIEW DD DISP=SHR,DSN=FEL.#CUST.PARMLIB(CRASHOW)
//CRACFG DD DISP=SHR,DSN=FEL.#CUST.PARMLIB(CRACFG)
//* uncomment CRABCFG and CRABSKEL to use batch actions
//*CRABCFG DD DISP=SHR,DSN=FEL.#CUST.PARMLIB(CRABCFG)
//*CRABSKEL DD DISP=SHR,DSN=FEL.#CUST.CNTL
//* uncomment and provide correct DSN to use Package Ship
//*APIHJC DD DISP=SHR,DSN=#shiphjc
//CONLIB DD DISP=SHR,DSN=CA.NDVR.CSIQLOAD
//JCLOUT DD SYSOUT=(A,INTRDR),DCB=(LRECL=80,RECFM=F,BLKSIZE=80)
//EXT1ELM DD DISP=(NEW,DELETE),UNIT=SYSALLDA,
// RECFM=VB,LRECL=4096,BLKSIZE=27998,SPACE=(TRK,(5,5))
//EXT2ELM DD DISP=(NEW,DELETE),UNIT=SYSALLDA,
// RECFM=VB,LRECL=4096,BLKSIZE=27998,SPACE=(TRK,(5,5))
//EXT1DEP DD DISP=(NEW,DELETE),UNIT=SYSALLDA,
// RECFM=VB,LRECL=4096,BLKSIZE=27998,SPACE=(TRK,(5,5))
//C1MSGS1 DD SYSOUT(H)
//C1EXMSGS DD SYSOUT(H)
//MSG3FILE DD DUMMY
//*
//* DD used by CARMA server (CRASERV)
//* pay attention to APF authorizations when using STEPLIB
//STEPLIB DD DISP=SHR,DSN=FEL.SFELLOAD
// DD DISP=SHR,DSN=CA.NDVR.CSIQAUTH
// DD DISP=SHR,DSN=CA.NDVR.CSIQAUTU
//CRADEF DD DISP=SHR,DSN=FEL.#CUST.CRADEF
//CRAMSG DD DISP=SHR,DSN=FEL.#CUST.CRAMSG
//CRASTRS DD DISP=SHR,DSN=FEL.#CUST.CRASTRS
//CARMALOG DD SYSOUT=*
//SYSPRINT DD SYSOUT=*
//*
//* DD used by ISPF (via NDVRC1)
//ISPPROF DD DISP=(NEW,DELETE,DELETE),UNIT=SYSALLDA,
// LRECL=80,RECFM=FB,SPACE=(TRK,(1,1,5))
//ISPCTL0 DD DISP=(NEW,DELETE,DELETE),UNIT=SYSALLDA,
// LRECL=80,RECFM=FB,SPACE=(TRK,(5,5))
//ISPCTL1 DD DISP=(NEW,DELETE,DELETE),UNIT=SYSALLDA,
// LRECL=80,RECFM=FB,SPACE=(TRK,(5,5))
//ISPMLIB DD DISP=SHR,DSN=ISP.SISPMENU
//ISPPLIB DD DISP=SHR,DSN=ISP.SISPPENU
//ISPSLIB DD DISP=SHR,DSN=ISP.SISPSENU
//ISPTLIB DD DISP=SHR,DSN=ISP.SISPTENU
//*
//* DD used by TSO (IKJEFT01)
//SYSPROC DD DISP=SHR,DSN=FEL.SFELPROC * CRANDVRA
//SYSTSPRT DD SYSOUT=*
//SYSTSIN DD *
%CRANDVRA NDVRC1 PGM(CRASERV) PARM(&CRAPRM1 &CRAPRM2 &STR(+)
&CRAPRM3 &STR(+)
&CRAPRM4 &STR(+)
&CRAPRM5 &STR(+)
&CRAPRM6 &STR(+)
&CRAPRM7 &STR(+)
&CRAPRM8 &STR(+) )
$$
EXIT CODE(0)
指定が異なる他のシナリオのいずれかを使用する場合、このカスタマイズ・ステップは省略できます。
以下の JCL ジョブをカスタマイズして実行依頼し、 CARMA 関連の VSAM データ・セットを定義して取り込みます。カスタマイズの手順については、メンバー内のドキュメンテーションを参照してください。既存の VSAM データ・セットは置き換えられます。
このステップの詳細については、CARMA VSAM データ・セットおよびCARMA Repository Access Manager (RAM)を参照してください。
RSE サーバーは、/etc/zexpl/CRASRV.properties 内の設定を使用して CARMA サーバーの始動および接続を行います。このファイルは、TSO OEDIT コマンドで編集できます。変更を有効にするには、RSED 開始タスクを再始動する必要があります。
デフォルトのファイル・ロケーションを使用する場合、必要な変更は、clist.dsname ディレクティブの値を FEL.#CUST.CNTL(CRASUBMT) に変更することのみです。各種ディレクティブの詳細については、CRASRV.properties、CARMA への RSE インターフェースを参照してください。
clist.dsname='FEL.#CUST.CNTL(CRASUBMT)'
FEL.#CUST.CNTL(CRASUBMT) CLIST と組み込み JCL が CARMA サーバーに実行依頼します。変更は、更新後に始動されたすべての CARMA サーバーについて有効になります。
カスタマイズの手順については、メンバー内のドキュメンテーションを参照してください。バッチ実行依頼始動方式の詳細については、CRASUB*、バッチ実行依頼サーバー始動を参照してください。
PROC 8 CRAPRM1 CRAPRM2 CRAPRM3 CRAPRM4 CRAPRM5 CRAPRM6 CRAPRM7 CRAPRM8
SUBMIT * END($$)
//CRA&PORT JOB CLASS=A,MSGCLASS=A,MSGLEVEL=(1,1)
//*
//RUN EXEC PGM=IKJEFT01,DYNAMNBR=125,REGION=0M,TIME=NOLIMIT
//*
//* DD used by RAM
//CRARAM1 DD DISP=SHR,DSN=FEL.#CUST.CRARAM1 * PDS RAM
//*
//* DD used by CARMA server (CRASERV)
//STEPLIB DD DISP=SHR,DSN=FEL.SFELLOAD
//CRADEF DD DISP=SHR,DSN=FEL.#CUST.CRADEF
//CRAMSG DD DISP=SHR,DSN=FEL.#CUST.CRAMSG
//CRASTRS DD DISP=SHR,DSN=FEL.#CUST.CRASTRS
//CARMALOG DD SYSOUT=*
//SYSPRINT DD SYSOUT=*
//*
//* DD used by ISPF (ISPSTART)
//ISPPROF DD DISP=(NEW,DELETE,DELETE),UNIT=SYSALLDA,
// LRECL=80,RECFM=FB,SPACE=(TRK,(1,1,5))
//ISPCTL0 DD DISP=(NEW,DELETE,DELETE),UNIT=SYSALLDA,
// LRECL=80,RECFM=FB,SPACE=(TRK,(5,5))
//ISPCTL1 DD DISP=(NEW,DELETE,DELETE),UNIT=SYSALLDA,
// LRECL=80,RECFM=FB,SPACE=(TRK,(5,5))
//ISPMLIB DD DISP=SHR,DSN=ISP.SISPMENU
//ISPPLIB DD DISP=SHR,DSN=ISP.SISPPENU
//ISPSLIB DD DISP=SHR,DSN=ISP.SISPSENU
//ISPTLIB DD DISP=SHR,DSN=ISP.SISPTENU
//*
//* DD used by TSO (IKJEFT01)
//SYSPROC DD DISP=SHR,DSN=#hlq.SFELPROC * CRAALLOC
//SYSTSPRT DD SYSOUT=*
//SYSTSIN DD *
%CRAALLOC ISPSTART PGM(CRASERV) PARM(&CRAPRM1 &CRAPRM2 &STR(+)
&CRAPRM3 &STR(+)
&CRAPRM4 &STR(+)
&CRAPRM5 &STR(+)
&CRAPRM6 &STR(+)
&CRAPRM7 &STR(+)
&CRAPRM8 &STR(+)
)
$$
EXIT CODE(0)
カスタム RAM には、必要に応じてカスタマイズが可能な追加のコンポーネントがあります。
本書に記載のさまざまな構成シナリオでは、多数の CARMA 構成ファイルを共有しています。これら構成ファイルの詳細をここに記載しますが、これらは、さまざまなシナリオ内部から参照されています。
CARMA サーバーは、ホスト・システムを使用して 1 つ以上の Software Configuration Manager (SCM) にアクセスする他の製品のために標準 API を提供します。しかし、クライアント・コンピューターと直接通信するための方式は提供しません。このような通信については、RSE サーバーなどの他の製品に依存しています。 RSE サーバーは、CRASRV.properties 内の設定を使用して CARMA サーバーの始動および接続を行います。
# CRASRV.properties - CARMA configuration options
#
clist.dsname=''
crastart.configuration.file=crastart.conf
#port.start=0
#port.range=100
#user.exit='FEL.SFELSAMP(CRAEXIT)'
#startup.script.name=carma.startup.rex
#crastart.stub=CRASTART
#crastart.syslog=Partial
#crastart.timeout=420
#crastart.steplib=FEL.SFELLPA
#crastart.tasklib=TASKLIB
デフォルトは、CARMA が構成されていないことを示すヌル・ストリングです。
引用符 (') を付けた場合、そのデータ・セット名は絶対参照となり、引用符 (') を付けなかった場合、そのデータ・セット名には TSO 接頭部ではなく、クライアント・ユーザー ID が接頭部として付加されます。後者の場合は、すべての CARMA ユーザーが独自の出口コードを保守する必要があります。
FEL.SFELSAMP(CRAEXIT) というサンプルのユーザー出口が提供されています。 このサンプルでは、ユーザー出口に渡される始動引数について説明しています。詳しくは、(オプション) CARMA ユーザー出口を参照してください。
A (All) | すべてのトレース情報を SYSLOG に出力します。 |
P (Partial) | 接続、切断、およびエラー情報のみを SYSLOG に出力します。 |
それ以外のすべて | エラー条件のみを SYSLOG に出力します。 |
システム・ログ・メッセージに必要な詳細レベルを指定するには、コメントを外してカスタマイズします。このディレクティブは、clist.dsname ディレクティブの値が *CRASTART である場合にのみ使用されます。
RSE は CRASTART ロード・モジュールを始動します。このモジュールは crastart*.conf の定義を使用して、TSO バッチ・コマンドおよび ISPF バッチ・コマンドを実行するための有効な環境を作成します。Rational Developer for z Systems は、その環境を使用して CARMA サーバー CRASERV を実行します。
crastart*.conf は /etc/zexpl/ に置かれます。ただし、ジョブ FEL.SFELSAMP(FELSETUP) をカスタマイズして実行依頼したときに、別のロケーションを指定した場合は除きます。詳しくは、カスタマイズのセットアップを参照してください。このファイルは、TSO OEDIT コマンドで編集できます。
&CRAUSER. | クライアント・ユーザー ID |
&CRADATE. | Dyyyyddd 形式 (7 文字のユリウス日付) の現在日付。 |
&CRATIME. | Thhmmss 形式 (時分秒) の現在時刻。 |
&CRAPRM1. | ポート番号 |
システム・シンボル | 任意の SYS1.PARMLIB(IEASYMxx) システム・シンボル |
-<ddname> | 前に定義した DD 名の前にハイフン (-) を付加すると、JCL の *.ddname 逆方向参照のように機能します。オリジナルの DD は、-COMMAND ステートメントを使用して割り振る必要があります。 |
図 12 は、ISPF サービスを含む基本 crastart*.conf スケルトンを示しています。
* DD used by RAM
* DD used by CARMA server (CRASERV)
TASKLIB = FEL.SFELLOAD
CRADEF = FEL.#CUST.CRADEF
CRAMSG = FEL.#CUST.CRAMSG
CRASTRS = FEL.#CUST.CRASTRS
CARMALOG= SYSOUT(H)
SYSPRINT= SYSOUT(H)
* DD used by ISPF (ISPSTART)
-COMMAND=ALLOC FI(ISPCTL0) NEW DELETE DSORG(PS) RECFM(F,B) LRECL(80)
BLKSIZE(32720) SPACE(5,5) TRACKS UNIT(SYSALLDA)
-COMMAND=ALLOC FI(ISPCTL1) NEW DELETE DSORG(PS) RECFM(F,B) LRECL(80)
BLKSIZE(32720) SPACE(5,5) TRACKS UNIT(SYSALLDA)
-COMMAND=ALLOC FI(ISPPROF) NEW DELETE DSORG(PO) RECFM(F,B) LRECL(80)
BLKSIZE(32720) SPACE(5,5) TRACKS UNIT(SYSALLDA) DIR(5)
ISPTABL = -ISPPROF
ISPTLIB = -ISPPROF,ISP.SISPTENU
ISPMLIB = ISP.SISPMENU
ISPPLIB = ISP.SISPPENU
ISPSLIB = ISP.SISPSENU
* DD used by TSO (IKJEFT01)
SYSPROC = #hlq.SFELPROC * CRAALLOC
SYSTSIN = DUMMY
SYSTSPRT= SYSOUT(H)
PROGRAM=IKJEFT01 %CRAALLOC ISPSTART PGM(CRASERV) PARM(&CRAPRM1.
&CRAPRM2. &CRAPRM3. &CRAPRM4. &CRAPRM5. &CRAPRM6. &CRAPRM7.
&CRAPRM8. )
CRASTART は、TSO 環境を RSE の子プロセスとして作成します。これは、別個のアドレス・スペースとして稼働します。 CARMA 出力を SYSOUT(*) に送信し続けるために、簡単ではないアクションが必要になる場合があります。このことにより、ログ・ファイルの収集が複雑になります。この問題は、以下の割り振りの例に示すように、ログ・ファイルをユーザー固有のデータ・セットに書き込むことで解決します。
-COMMAND=ALLOC FI(CARMALOG) MOD CATALOG DSORG(PS) RECFM(F,B) LRECL(133)
BLKSIZE(27930) SPACE(5,5) TRACKS UNIT(SYSALLDA)
DA(&CRAUSER..&SYSNAME..CRA.CARMALOG)
RSE は CLIST CRASUB* を始動します。すると、始動された CRASUB* が、組み込み JCL を実行依頼して、TSO バッチ・コマンドおよび ISPF バッチ・コマンドを実行するための有効な環境を作成します。Rational Developer for z Systems は、その環境を使用して CARMA サーバー CRASERV を実行します。
CRASUB* は FEL.#CUST.CNTL に置かれます。ただし、FEL.SFELSAMP(FELSETUP) ジョブをカスタマイズして実行依頼したときに、別のロケーションを指定した場合は除きます。詳しくは、カスタマイズのセットアップを参照してください。
図 13 は、ISPF サービスを含む基本 CRASUB* スケルトンを示しています。
PROC 8 CRAPRM1 CRAPRM2 CRAPRM3 CRAPRM4 CRAPRM5 CRAPRM6 CRAPRM7 CRAPRM8
/* SET CRAPRM2=420
SUBMIT * END($$)
//CRA&PORT JOB CLASS=A,MSGCLASS=A,MSGLEVEL=(1,1)
//*
//RUN EXEC PGM=IKJEFT01,DYNAMNBR=125,REGION=0M,TIME=NOLIMIT
//*
//* DD used by RAM
//*
//* DD used by CARMA server (CRASERV)
//STEPLIB DD DISP=SHR,DSN=FEL.SFELLOAD
//CRADEF DD DISP=SHR,DSN=FEL.#CUST.CRADEF
//CRAMSG DD DISP=SHR,DSN=FEL.#CUST.CRAMSG
//CRASTRS DD DISP=SHR,DSN=FEL.#CUST.CRASTRS
//CARMALOG DD SYSOUT=*
//SYSPRINT DD SYSOUT=*
//*
//* DD used by ISPF (ISPSTART)
//ISPPROF DD DISP=(NEW,DELETE,DELETE),UNIT=SYSALLDA,
// LRECL=80,RECFM=FB,SPACE=(TRK,(1,1,5))
//ISPCTL0 DD DISP=(NEW,DELETE,DELETE),UNIT=SYSALLDA,
// LRECL=80,RECFM=FB,SPACE=(TRK,(5,5))
//ISPCTL1 DD DISP=(NEW,DELETE,DELETE),UNIT=SYSALLDA,
// LRECL=80,RECFM=FB,SPACE=(TRK,(5,5))
//ISPMLIB DD DISP=SHR,DSN=ISP.SISPMENU
//ISPPLIB DD DISP=SHR,DSN=ISP.SISPPENU
//ISPSLIB DD DISP=SHR,DSN=ISP.SISPSENU
//ISPTLIB DD DISP=SHR,DSN=ISP.SISPTENU
//*
//* DD used by TSO (IKJEFT01)
//SYSPROC DD DISP=SHR,DSN=#FEL.SFELPROC * CRAALLOC
//SYSTSPRT DD SYSOUT=*
//SYSTSIN DD *
%CRAALLOC ISPSTART PGM(CRASERV) PARM(&CRAPRM1 &CRAPRM2 &STR(+)
&CRAPRM3 &STR(+)
&CRAPRM4 &STR(+)
&CRAPRM5 &STR(+)
&CRAPRM6 &STR(+)
&CRAPRM7 &STR(+)
&CRAPRM8 &STR(+)
)
$$
EXIT CODE(0)
CARMA サーバーは、3 つの VSAM データ・セットへの READ アクセス権限を必要とします。 これらの VSAM データ・セットを作成し、取り込むためのサンプル・メンバーは、FEL.#CUST.JCL に置かれます。ただし、FEL.SFELSAMP(FELSETUP) ジョブをカスタマイズして実行依頼したときに別のロケーションを指定した場合は除きます。詳しくは、カスタマイズのセットアップを参照してください。
前述のサンプル・ジョブを使用して、定義された RAM を VSAM 作成中に使用不可にすることができます。これを行うことによって、単一のマスター入力ファイル (IBM によって提供されたもの、または RAM 開発者によってカスタマイズされたもの) を使用して、カスタマイズされた CARMA セットアップを作成できます。
Repository Access Manager (RAM) は、z/OS ベースの Software Configuration Manager (SCM) 用のアプリケーション・プログラミング・インターフェース (API) です。Developer for z Systems またはユーザー作成アプリケーションは CARMA サーバーを始動でき、CARMA サーバーは RAM をロードし、サポートされる SCM があればそれにアクセスする標準インターフェースを提供します。
CARMA サーバーは、LINKLIST または STEPLIB/TASKLIB を介して、RAM ロード・モジュールを見つけることができなければなりません。
Developer for z Systems により提供される CRAR* RAM ロード・モジュールは FEL.SFELLOAD に置かれ、サンプルのソース・コードおよびコンパイル・ジョブは FEL.SFELSAMP に置かれます。ただし、Developer for z Systems の SMP/E インストール時に別の高位修飾子を使用した場合は除きます。
以下のセクションには、Developer for z Systems で使用できる RAM に関するカスタマイズ上の注意があります。参照するサンプルのメンバーは FEL.#CUST.* に置かれます。ただし、FEL.SFELSAMP(FELSETUP) サンプル・ジョブをカスタマイズして実行依頼したときに、別のロケーションを指定した場合は除きます。詳しくは、カスタマイズのセットアップを参照してください。
CARMA に関する詳細な情報、および提供されているサンプル RAM およびサンプル・ソース・コードの詳細については、「Common Access Repository Manager Developer's Guide」(SC23-7660) を参照してください。
以下の CA Endevor® SCM RAM に固有の CARMA コンポーネントは、選択したサーバー始動方式に関係なく、カスタマイズすることができます。参照するサンプルのメンバーは、FEL.#CUST.PARMLIB に置かれます。ただし、FEL.SFELSAMP(FELSETUP) ジョブをカスタマイズして実行依頼したときに、別のロケーションを指定した場合は除きます。詳しくは、カスタマイズのセットアップを参照してください。
CRACFG は、CA Endevor® SCM RAM が CA Endevor® SCM と相互作用する方法を指定します。デフォルトを変更する場合、カスタマイズの手順については、メンバー内のドキュメンテーションを参照してください。
# ENTRY-STAGE-COPY-MODE = RETRIEVE-ADD
# ALTERNATIVE-ALLOC = YES
# PACKAGE-EDITING-OPTION = {READONLY | DISABLED}
# SCL-REQUIRED = YES
# SCL-DATASET-TEMPLATE = FEL.#CUST.PARMLIB(CRASCL)
# DYNAMIC-VB-DATASET-ALLOC = YES
# DATASET-ALLOC-OVERRIDE = SPACE(5,30) TRACK UNIT(SYSALLDA)
CRASCL は、CA Endevor® SCM Packages の処理時に使用できるアクションとオプションを制限できる、テンプレート SCL (ソフトウェア制御言語) です。
これを使用すると、テンプレート SCL に明示的にリストされたアクションとオプションのみを、Developer for z Systems Packages Editor で指定できるようになります。デフォルトを変更する場合、カスタマイズの手順については、メンバー内のドキュメンテーションを参照してください。
CRASHOW は、CA Endevor® SCM の環境やシステムなどに対するデフォルト・フィルターを定義します。デフォルトを変更する場合、カスタマイズの手順については、メンバー内のドキュメンテーションを参照してください。
ENV=*
TOENV=
STGID=*
TOSTGID=
SYS=*
SUBSYS=*
ELEM=*
TOELEM=
TYPE=*
#FILTER-DEP=YES
CRATMAP は、CA Endevor® SCM タイプとファイル拡張子のマッピングをオーバーライドします。デフォルトを変更する必要がある場合は、メンバー内のドキュメンテーションにある、カスタマイズに関する説明を参照してください。
# * = cbl
# COBOL = cbl
# COPY = cpy
# ASM = asm
# MACRO = asm
# PROCESS = jcl
以下の CA Endevor® SCM RAM に固有の CARMA コンポーネントは、選択したサーバー始動方式に関係なく、カスタマイズすることができます。
特定のデフォルト (データ・セット名など) がご使用のサイトの標準に適合しない場合は、これらの割り振り REXX exec のコピーをカスタマイズできます。exec は FEL.SFELPROC に置かれます。ただし、Developer for z Systems の SMP/E インストール時に別の高位修飾子を使用した場合は除きます。
バッチ実行依頼方式および CRASTART 始動方式はどちらも、CRANDVRA REXX exec を呼び出して、CA Endevor® SCM RAM で使用するユーザー固有のデータ・セットを割り振ります。 割り振りは別個の exec で行われます。これは、exec を使用した方が、バッチ実行依頼 CRASUBCA JCL や CRASTART crastart.endevor.conf 構成ファイル内部で行う場合より高い柔軟性が得られるためです。また、割り振り exec はオプションのユーザー出口の呼び出しも行います。
DD | データ・セット名 | タイプ |
---|---|---|
DEPEND | &SYSPREF..&SYSUID..&SYSNAME..CRA$NDVR.DEPEND | 永続的 |
BROWSE | &SYSPREF..&SYSUID..&SYSNAME..CRA$NDVR.BROWSE | 一時的 |
BROWSEV | &SYSPREF..&SYSUID..&SYSNAME..CRA$NDVR.BROWSEV | 一時的 |
ENHCEDIT | &SYSPREF..&SYSUID..&SYSNAME..CRA$NDVR.ENHCEDIT | 一時的 |
ENHCEDITV | &SYSPREF..&SYSUID..&SYSNAME..CRA$NDVR.ENHCEDITV | 一時的 |
C1PRINT | &SYSPREF..&SYSUID..&SYSNAME..CRA$NDVR.LISTING | 一時的 |
SPCLLIST | &SYSPREF..&SYSUID..&SYSNAME..CRA$NDVR.SPCLLIST | 一時的 |
PKGSCLS | &SYSPREF..&SYSUID..&SYSNAME..CRA$NDVR.PKGSCLS | 一時的 |
CRABJCLO | &SYSPREF..&SYSUID..&SYSNAME..CRA$NDVR.CRABJCLO | 一時的 |
CRAPARM | &SYSPREF..&SYSUID..&SYSNAME..CRA$NDVR.CRAPARM | 一時的 |
CA Endevor® SCM は、さまざまなレコード長の変数ブロック・データ・セットを処理することができ、Developer for z Systems は特定のアクションで同一の割り振りを使用する必要があります。バッチ実行依頼方式および CRASTART 始動方式はどちらも、CRADYNDA REXX exec を呼び出して、正しい属性を持つ作業データ・セットを割り振ります。
「エレメントの生成」などの CA Endevor® SCM アクションは通常、 CARMA サーバー・アドレス・スペースで「オンライン」で実行されます。使用する CA Endevor® SCM プロシージャーで TSO を呼び出す場合、この動作により問題が発生します。理由は、TSO が既にアクティブである、つまり、SYSTSIN や SYSTSPRT などの必要な DD が使用されているからです。
この問題を解決するために、CA Endevor® SCM RAM は「バッチ・アクション」をサポートしています。バッチ・アクションを使用可能にすると、CA Endevor® SCM RAM は、「エレメントの生成」などのアクションを実行するために、カスタマイズ可能なバッチ・ジョブを実行依頼します。バッチ・ジョブを使用した場合、CA Endevor® SCM プロシージャーによる SYSTSIN や SYSTSPRT などの DD の割り振りが行われます。これは、実行依頼された JCL では TSO がアクティブである必要はないためです。
CA Endevor® SCM RAM バッチ・アクションは、バックグラウンドで実行する CA Endevor® SCM アクションの Developer for z Systems 版です。
バッチ・アクションでサポートされるアクションを実行するように要求が出されると、 CA Endevor® SCM RAM は CRASUBCA または crastart.endevor.conf で CRABCFG DD の有無を検査し、 この DD のためのセットアップが有効か検査します。CRABCFG が存在し、そのセットアップが有効である場合、アクションはバッチで実行されます。 CRABCFG が存在しない場合、アクションはオンラインで実行されます。Developer for z Systems クライアントは、この動作をオーバーライドする機能を備えています。
//* uncomment CRABCFG and CRABSKEL to use batch actions
//*CRABCFG DD DISP=SHR,DSN=FEL.#CUST.PARMLIB(CRABCFG)
//*CRABSKEL DD DISP=SHR,DSN=FEL.#CUST.CNTL
CRABCFG は、 CA Endevor® SCM RAM のバッチ・アクションに関連した構成変数を定義します。
CRABCFG は FEL.#CUST.PARMLIB に置かれます。ただし、FEL.SFELSAMP(FELSETUP) ジョブをカスタマイズして実行依頼したときに、別のロケーションを指定した場合は除きます。詳しくは、カスタマイズのセットアップを参照してください。
以下の CRABCFG サンプル・ファイルを参照してください。このファイルは、使用するシステム環境に合わせてカスタマイズする必要があります。US コード・ページを使用する場合、コメント行は番号記号 (#) で始まります。ディレクティブとそれに割り当てられる値の後のコメントは、 サポートされています。等号 (=) の前後のスペースはサポートされています。 行の継続はサポートされていません。
# Location of batch action JCL
SKELETON-DD = CRABSKEL
#
# batch action JCL members within SKELETON-DD
DEFAULT-JOBCARD = CRABJOBC
ADD-ELEMENT = CRABATCA
DELETE-ELEMENT = CRABATCA
GENERATE-ELEMENT = CRABATCA
MOVE-ELEMENT = CRABATCA
RETRIEVE-ELEMENT = CRABATCA
PRINT-ELEMENT = CRABATCA
PRINT-MEMBER = CRABATCA
SIGNIN-ELEMENT = CRABATCA
TRANSFER-ELEMENT = CRABATCA
#
# Command substitution key within batch action JCL
BSTIPT01-KEY = <CRA_BSTIPT01>
CRABATCA は、バッチ・アクションに使用されるサンプルのスケルトン JCL です。 デフォルトを変更する場合は、メンバー内のドキュメンテーションでカスタマイズ手順を確認してください。
CRABATCA は FEL.#CUST.CNTL に置かれます。ただし、FEL.SFELSAMP(FELSETUP) ジョブをカスタマイズして実行依頼したときに、別のロケーションを指定した場合は除きます。詳しくは、カスタマイズのセットアップを参照してください。
変更は、すべての新規呼び出しについてアクティブになります。サーバーの再始動は必要ありません。
//<JOBCARD>
//*
//CRABATCA EXEC PGM=NDVRC1,DYNAMNBR=1500,REGION=4096K,PARM='C1BM3000'
//STEPLIB DD DISP=SHR,DSN=CA.NDVR.CSIQAUTU
// DD DISP=SHR,DSN=CA.NDVR.CSIQAUTH
//CONLIB DD DISP=SHR,DSN=CA.NDVR.CSIQLOAD
//C1MSGS1 DD SYSOUT=*
//C1MSGS2 DD SYSOUT=*
//C1PRINT DD SYSOUT=*,DCB=(RECFM=FBA,LRECL=133)
//SYSOUT DD SYSOUT=*
//SYSPRINT DD SYSOUT=*
//SYSUDUMP DD SYSOUT=*
//SYMDUMP DD DUMMY
//SYSIN DD DUMMY
//BSTIPT01 DD *
SET STOPRC 16 .
<CRA_BSTIPT01>
//*
CRABJOBC は、<JOBCARD> キーを指定するバッチ・アクション・スケルトン JCL に使用されるサンプルのデフォルト JOB カードです。 デフォルトを変更する場合は、メンバー内のドキュメンテーションでカスタマイズ手順を確認してください。
CRABJOBC は FEL.#CUST.CNTL に置かれます。ただし、FEL.SFELSAMP(FELSETUP) ジョブをカスタマイズして実行依頼したときに、別のロケーションを指定した場合は除きます。詳しくは、カスタマイズのセットアップを参照してください。
変更は、すべての新規呼び出しについてアクティブになります。サーバーの再始動は必要ありません。
//<USERID>B JOB CLASS=A,MSGCLASS=A,MSGLEVEL=(1,1)
//*PROCS JCLLIB ORDER=(COBOL.V5R1M0.SIGYPROC,CBC.SCCNPRC)
バッチ実行依頼方式および CRASTART 始動方式はどちらも、CRAALLOC REXX exec を呼び出して、ユーザー作成 RAM で使用できるユーザー固有のデータ・セットを割り振ります。 割り振りは別個の exec で行われます。これは、exec を使用した方が、バッチ実行依頼 CRASUBMT JCL や CRASTART crastart.conf 構成ファイル内部で行う場合より高い柔軟性が得られるためです。また、割り振り exec はオプションのユーザー出口の呼び出しも行います。
DD | データ・セット名 | タイプ |
---|---|---|
CRAPARM | &SYSPREF..&SYSUID..&SYSNAME..CRA$CUST.CRAPARM | 一時的 |
特定のデフォルト (データ・セット名など) がご使用のサイトの標準に適合しない場合は、この割り振り REXX exec のコピーをカスタマイズできます。CRAALLOC は FEL.SFELPROC に置かれます。ただし、Rational Developer for z Systems の SMP/E インストール時に別の高位修飾子を使用した場合は除きます。
CARMA は、さまざまなエラー・コードをクライアントに対して、またはホスト・システム・ログで報告できます。エラーとともに提供される詳細と、表 12 の情報は、エラーを見つけて解決に取り組むのに役立ちます。
エラー範囲 | エラー・タイプ |
---|---|
4 から 99 | 一般的な CARMA エラー |
100 から 199 | 一般的な RAM エラー |
200 から 399 | CRASERV (CARMA サーバー) エラー |
400 から 499 | RSE (CARMA マイナー) エラー |
500 から 899 | RAM 固有のエラー |
900 から 999 | TSO エラーおよび TCP/IP エラー |
CARMA は、複数の RAM を定義して同時に実行するための機能を備えています。ただし、1 ユーザーにつきアクティブな CARMA サーバーは 1 つのみであるため、複数の RAM がある場合でも、そのセットアップを機能させるために構成の変更が必要となることがあります。
RAM は、RAM 開発者によって CARMA 構成 VSAM データ・セット CRADEF 内で定義されます。CARMA サーバー CRASERV は、始動時に、定義されているすべての RAM を識別し、その情報を CARMA クライアントに送信します。これでユーザーは 1 つ以上の RAM を選択できるようになり、それらが CARMA サーバーにロードされます。
RAM は CARMA サーバーのプラグインとしてアクティブになるため、各 RAM の前提条件となるもの (データ・セット割り振りなど) がすべて CARMA サーバーのアドレス・スペースにあることを確認してください。この要件のために、Developer for z Systems に付属する CARMA 構成サンプル (CRASUBMT や crastart.conf など) の変更が必要になることがあります。
以下の例では、CA Endevor® SCM RAM を使用する既存のセットアップから CRASTART 始動方式を使用して始動し、サンプルの PDS RAM を追加します。
CRARAM1 = FEL.#CUST.CRARAM1
PROGRAM=IKJEFT01 %CRANDVRA NDVRC1 PGM(CRASERV)
PARM(&CRAPRM1. &CRAPRM2.)
CA Endevor® SCM RAM は ISPF 環境でアクティブになります。これは、PDS RAM に必要な TSO 環境も使用可能であることを意味します。
すべての CARMA サーバー始動方式には、データ・セットの割り振りに関する制約があります。例えば、TSO 接頭辞の置換は、JCL や CRASTART では使用できません。
ただし、TSO または ISPF の始動後、かつ CARMA の始動前に呼び出される exec を作成すると、TSO または ISPF で使用可能なすべての範囲の変数とサービスを使用して必要な割り振りを実行することが可能になります。
Rational Developer for z Systems は、この章で先に説明した各事前構成済みセットアップで割り振り exec を使用します。FEL.SFELPROC(CRANDVRA) (CA Endevor® SCM RAM の割り振り exec) および FEL.SFELPROC(CRAALLOC) (カスタム RAM の割り振り exec) であり、exec は、ユーザーの TSO 接頭部を高位修飾子に持つ、カタログされた一時データ・セットを割り振ります。また、割り振り exec はオプションのユーザー出口の呼び出しも行います。
カスタマイズについての説明は、exec 内に記載されています。割り振り exec の変更はサポートされていますが、推奨されません。それは、PTF サービスによって exec が更新された場合に、カスタマイズを再度行う必要があるためです。可能であれば、代わりに CARMA ユーザー出口 ((オプション) CARMA ユーザー出口を参照) を使用してください。
以下のサンプルは、TSO のみを必要とする割り振り exec の始動方法を示しています。
SYSPROC = my.exec.library
PROGRAM = IKJEFT01 %myexec ISPSTART PGM(CRASERV) PARM(&CRAPRM1. &CRAPRM2. )
//SYSPROC DD DISP=SHR,DSN=my.exec.library
//SYSTSIN DD *
%myexec ISPSTART PGM(CRASERV) PARM(&CRAPRM1. &CRAPRM2. )
//*
CARMA はユーザー出口の呼び出しをサポートしており、CARMA サーバーの始動時に特殊な初期化を行ったり、シャットダウン時に特殊なクリーンアップを行ったりすることができます。ユーザー出口を使用することで、PTF サービスによって保守されている割り振り exec の変更の必要性が減ります。
ユーザー出口は割り振り exec によって呼び出され、2 回実行されます。初期化の呼び出しは、一時データ・セットが割り振られてから CARMA サーバーが呼び出されるまでの間に行われます。クリーンアップの呼び出しは、CARMA サーバーが終了してから一時ファイルが除去されるまでの間に行われます。最初の呼び出しが戻りコード 99 以上で終了すると、CARMA 始動は中断します。これは、CARMA サーバーも、このユーザー出口の 2 回目の呼び出しも実行されないことを意味します。
FEL.SFELSAMP(CRAEXIT) というサンプル・ユーザー出口が提供されます。ただし、Developer for z Systems の SMP/E インストール時に別の高位修飾子を使用した場合は除きます。このサンプル・ユーザー出口では、ユーザー出口に渡される以下の始動引数について詳しく説明しています。
始動引数 | 説明 |
---|---|
(STARTUP) | (ENDING) | 出口呼び出しが CARMA サーバーの呼び出しの前であるか後であるかの標識。 |
EXIT_RC=rc | 出口の前回の呼び出しの戻りコード。 (STARTUP) 呼び出しのときは rc は常に 0 です。 |
CARMA_RC=rc | CARMA サーバーの呼び出しの戻りコード。 (STARTUP) 呼び出しのときは rc は常に 0 です。 |
… | CARMA サーバーの始動コマンドと始動引数。 例: ISPSTART PGM(CRASERV) PARM(1312 420 EXIT=CRAEXIT CLIENT=9.0.1 . . . . ) |
ユーザー出口によって生成された出力は、CARMA サーバーの DD SYSTSPRT に表示されます。
TSO (IKJEFTxx) を使用して CARMA サーバーを始動する場合に、使用する RAM でサービスを呼び出し、さらにそのサービスで IRXJCL REXX バッチ・インターフェースを呼び出すと、問題が発生することがあります。問題が発生する可能性があるのは、RAM によって呼び出されたプロセッサーが、以前は TSO なしで稼働していたかオンライン TSO 内でのみ稼働しており、それが DD SYSTSIN または SYSTSPRT を動的に割り振ったときです。この問題を回避するために、サンプル・プログラム CRAXJCL が提供されています。
プロセッサーは、SYSTSIN または SYSTSPRT (IRXJCL に必須) を割り振ろうとした場合に失敗することがあります。これは、CARMA に必須のバッチ TSO が既にそれらの DD 名を割り振って開いているためです。CRAXJCL 置換モジュールは SYSTSIN および SYSTSPRT を DUMMY に割り振ろうとしますが、割り振りが失敗した場合に発生するエラーを無視します。 その後、IRXJCL を呼び出して、実際の処理を行います。
このことは、TSO によって始動された CARMA 環境内でプロセッサーを稼働した場合、SYSTSIN および SYSTSPRT への割り振りは CARMA によって使用される割り振りと同じものであることを意味します。TSO/CARMA の外部でプロセッサーを稼働した場合、SYSTSIN および SYSTSPRINT の割り振りは CRAXJCL によって作成されます。したがって、使用するプロセッサーは、SYSTSIN へ割り振られたデータ・セットの内容に依存してはなりません。
IRXJCL の呼び出しは、「TSO/E REXX 解説書」(SA88-8635) で説明されているように、PARM フィールドを使用して REXX 名および始動パラメーターを渡すものと想定されています。 これは、SYSTSIN が CARMA で安全に使用できることを意味します。IRXJCL によって SYSTSPRT へ送られたすべての出力は、CARMA のログに書き込まれます。
CRAXJCL 置換モジュールを呼び出すプロセッサーは、CRAXJCL を呼び出す前に DD SYSTSIN または SYSTSPRT の割り振りを試みてはなりません。
CRAXJCL 置換モジュールはソース形式で提供されています。これは、お客様がこのモジュールをカスタマイズして、SYSTSPRT に使用する固有の割り振りを指定する必要があるためです。SYSTSIN の割り振りは通常、ダミー・データ・セットに対して行う必要があります。
サンプルのアセンブラー・ソース・コードおよびサンプルのコンパイル/バインド・ジョブは、FEL.#CUST.ASM(CRAXJCL) および FEL.#CUST.JCL(CRA#CIRX) として使用可能です。ただし、FEL.SFELSAMP(FELSETUP) ジョブをカスタマイズして実行依頼したときに、別のロケーションを指定した場合は除きます。詳しくは、カスタマイズのセットアップを参照してください。
メンバー内のドキュメンテーションを使用し、必要に応じて CRAXJCL アセンブラー・ソース・コードをカスタマイズしてください。後で、CRA#CIRX JCL をカスタマイズおよび実行依頼して、CRAXJCL ロード・モジュールを作成します。カスタマイズの手順については、メンバー内のドキュメンテーションを参照してください。
必要に応じ、IRXJCL を別の名前に変更できます。IRXJCL の新規名を呼び出してコンパイルするように CRAXJCL ソースを調整してから、CRAXJCL ロード・モジュールの名前を IRXJCL に変更します。このセットアップは、 IRXJCL へのすべての呼び出しを変更するよりも容易である可能性があります。
SCLM Developer Toolkit は、SCLM の機能を拡張するために必要なツールをクライアントに提供します。SCLM 自体はホスト・システム・ベースのソース・コード・マネージャーであり、ISPF の一部として組み込まれています。
SCLM Developer Toolkit は、SCLM へのインターフェースとして機能する Eclipse ベースのプラグインを備えています。これにより、従来型コード開発におけるすべての SCLM プロセスへのアクセスを可能にし、メインフレーム上の SCLM と同期したワークステーション上で完全な Java および Java EE 開発 (メインフレームからの Java EE コードのビルド、アセンブル、およびデプロイメントを含む) を行えるようにサポートします。
Developer for z
Systems のソフトウェア要件 (前提条件および相互前提条件を含む) の完全なリストについては、Developer for z
Systems 製品ページの「System Requirements」タブを参照してください。ここには、SCLM Developer Toolkit で Java EE ビルドに必要な Ant 仕様についても説明されています。
重要: SCLM Developer Toolkit では、レガシー ISPF ゲートウェイを使用します。これは、z/OS 1.8 以降が必要であることを意味します。
さらに、TSO コマンド・サービスに対話式 ISPF ゲートウェイを使用する場合は、レガシー ISPF ゲートウェイと対話式 ISPF ゲートウェイの両方を構成する必要があることも意味しています。
|
PARMLIB の変更の説明にあるように、SCLM Developer Toolkit を使用するには、システム設定の追加のカスタマイズが必要です。これには以下の項目が含まれます。
また、SCLM Developer Toolkit は SDSF または TSO OUTPUT コマンドを使用して、ジョブの完了状況とジョブの出力を取り出します。どちらの方法でも、以下の点にさらに注意が必要です。
ユーザーには、z/OS UNIX ディレクトリー /tmp/ および /var/zexpl/WORKAREA/
に対する READ、WRITE、および EXECUTE 権限が必要です。ディレクトリー WORKAREA/ は
/var/zexpl/
にあります。ただし、IBM Explorer for z/OS のカスタマイズで異なる場所を指定した場合を除きます。
SCLM Developer Toolkit は標準の ISPF/SCLM スケルトンを使用するため、ISP.SISPSLIB スケルトン・ライブラリーが ISPF.conf 内の ISPSLIB 連結に割り振られるようにしてください。ISP.SISPSENU データ・セットの使用はオプションです。
次のサンプル・コードは ISPF.conf ファイルを示しています。このファイルは、使用するシステム環境に合わせてカスタマイズする必要があります。コメント行は、アスタリスク (*) で始まります。同じ行にある連結にデータ・セットを追加し、名前同士をコンマ (,) で分離します。.
* REQUIRED:
sysproc=ISP.SISPCLIB,FEK.SFEKPROC,FEL.SFELPROC
ispmlib=ISP.SISPMENU
isptlib=ISP.SISPTENU
ispplib=ISP.SISPPENU
ispslib=ISP.SISPSLIB
ispllib=ISP.SISPLOAD
* OPTIONAL:
*allocjob = ISP.SISPSAMP(ISPZISP2)
*ISPF_timeout = 900
ispslib=hlq.USERSKEL,ISP.SISPSLIB
SCLM Developer Toolkit は、rdz.env の中で設定されたいくつかのディレクティブを使用して、データ・セットおよびディレクトリーを見つけます。
次のコード・サンプルは、rdz.env ファイル内の SCLMDT ディレクティブを示しています。このファイルは、使用するシステム環境に合わせてカスタマイズする必要があります。rdz.env のカスタマイズについて詳しくは、rdz.env、環境構成ファイルを参照してください。
_SCLMDT_CONF_HOME=/var/rdz/sclmdt
#STEPLIB=$STEPLIB:FEL.SFELAUTH:FEL.SFELLOAD
#_SCLMDT_TRANTABLE=FEL.#CUST.LSTRANS.FILE
#ANT_HOME=/usr/lpp/Apache/Ant/apache-ant-1.7.1
_SCLMDT_BASE_HOME=$RSE_HOME
_SCLMDT_WORK_HOME=$CGI_ISPHOME
CGI_DTWORK=$_SCLMDT_WORK_HOME
SCLM Developer Toolkit では、ロング・ネーム・ファイルを SCLM に保管することができます。 ロング・ネーム・ファイルとは、8 文字を超える名前または大/小文字混合の名前を持つファイルのことです。ロング・ファイル・ネームの保管は、ロング・ファイル・ネーム名を、SCLM で使用する 8 文字のメンバー名に対応付けるマッピングが入った VSAM ファイルを使用することで実現しています。
ロング/ショート・ネーム変換 VSAM を作成するには、ISP.SISPSAMP ISPF サンプル・ライブラリー内のサンプル・メンバー FLM02LST をカスタマイズして実行依頼します。本資料の構成ステップでは、以下のサンプルのセットアップ JCL に示すように、この VSAM に FEL.#CUST.LSTRANS.FILE という名前を付ける必要があります。
//FLM02LST JOB <job parameters>
//*
//* CAUTION: This is neither a JCL procedure nor a complete job.
//* Before using this sample, you will have to make the following
//* modifications:
//* 1. Change the job parameters to meet your system requirements.
//* 2. Change ****** to the volume that will hold the VSAM.
//* 3. Change all references of FEL.#CUST.LSTRANS.FILE to
//* match your naming convention for the SCLM translate VSAM.
//*
//CREATE EXEC PGM=IDCAMS
//SYSPRINT DD SYSOUT=*
//SYSIN DD *
DELETE FEL.#CUST.LSTRANS.FILE
SET MAXCC=0
DEFINE CLUSTER(NAME(FEL.#CUST.LSTRANS.FILE) -
VOLUMES(******) -
RECORDSIZE(58 2048) -
SHAREOPTIONS(3 3) -
CYLINDERS(1 1) -
KEYS(8 0) -
INDEXED) -
DATA (NAME(FEL.#CUST.LSTRANS.FILE.DATA)) -
INDEX (NAME(FEL.#CUST.LSTRANS.FILE.INDEX))
/* DEFINE ALTERNATE INDEX WITH NONUNIQUE KEYS -> ESDS */
DEFINE ALTERNATEINDEX(-
NAME(FEL.#CUST.LSTRANS.FILE.AIX) -
RELATE(FEL.#CUST.LSTRANS.FILE) -
RECORDSIZE(58 2048) -
VOLUMES(******) -
CYLINDERS(1 1) -
KEYS(50 8) -
UPGRADE -
NONUNIQUEKEY) -
DATA (NAME(FEL.#CUST.LSTRANS.FILE.AIX.DATA)) -
INDEX (NAME(FEL.#CUST.LSTRANS.FILE.AIX.INDEX))
/*
//*
//PRIME EXEC PGM=IDCAMS,COND=(0,LT)
//SYSPRINT DD SYSOUT=*
//INITREC DD *
INITREC1
/*
//SYSIN DD *
REPRO INFILE(INITREC) -
OUTDATASET(FEL.#CUST.LSTRANS.FILE)
IF LASTCC = 4 THEN SET MAXCC=0
BLDINDEX IDS(FEL.#CUST.LSTRANS.FILE) -
ODS(FEL.#CUST.LSTRANS.FILE.AIX)
IF LASTCC = 0 THEN -
DEFINE PATH (NAME(FEL.#CUST.LSTRANS.FILE.PATH) -
PATHENTRY (FEL.#CUST.LSTRANS.FILE.AIX))
/*
ロング/ショート・ネーム変換を使用する前に、rdz.env 環境変数 _SCLMDT_TRANTABLE をコメント解除し、ロング/ショート・ネーム変換 VSAM の名前に一致するように設定します。
このステップは、SCLM で Java EE ビルド・サポートを使用する場合にのみ、必要となります。
Apache Ant はオープン・ソースの Java ビルド・ツールであり、http://ant.apache.org/ からダウンロードできます。 Ant はテキスト・ファイルとスクリプトからなり、それらは ASCII フォーマットで配布されています。このため、z/OS UNIX で実行するためには、ASCII/EBCDIC 変換が必要です。
以下のステップを実行して、Ant を z/OS に実装し、Developer for z Systems に対して定義します。
JAVA_HOME=/usr/lpp/java/IBM/J6.0
ANT_HOME=/usr/lpp/Apache/Ant/apache-ant-1.7.1
Ant の初期化が正常に行われたことをテストするには、次のようにします。
例:
export PATH=/usr/lpp/Apache/Ant/apache-ant-1.7.1/bin:$PATH
export PATH=/usr/lpp/java/J6.0/bin:$PATH
例:
ant -version
説明 |
|
値 |
---|---|---|
Developer for z Systems サンプル・ライブラリー |
|
|
Developer for z Systems サンプル・ディレクトリー |
|
|
Java bin ディレクトリー |
|
|
Ant bin ディレクトリー |
|
|
WORKAREA ホーム・ディレクトリー |
|
|
SCLMDT プロジェクト構成ホーム・ディレクトリー |
|
|
ロング/ショート・ネーム変換 VSAM |
|
SCLM Developer Toolkit とレガシー ISPF ゲートウェイは同じ WORKAREA および /tmp ディレクトリーを共用します。これらは両方とも定期的なクリーンアップを必要とする場合があります。
z/OS UNIX には、ファイルが入っているディレクトリーとファイルの経過日数に基づいてファイルを削除する、skulker というシェル・スクリプトがあります。指定された日時にコマンドを実行する z/OS UNIX cron デーモンと結合すれば、定期的にターゲット・ディレクトリーを空にする自動化ツールをセットアップできます。skulker スクリプトおよび cron デーモンの詳細については、「UNIX System Services コマンド解説書」(SA88-8641) を参照してください。
Developer for z Systems 統合デバッガー・ホスト・コンポーネントを使用すると、バージョン 9.0.1 以上のクライアントは、言語環境プログラム (Language Environment (LE)) ベースのさまざまなアプリケーションをデバッグできます。統合デバッガーには、z/OS 1.10 以上が必要です。
統合デバッガーのデータ・フローの概要については、「ホスト構成リファレンス (SC43-2912)」の『Developer for z Systems について』の章の『統合デバッガー』のセクションを参照してください。
COBOL v3.4 および v4 で作成されたプログラムをデバッグするために、統合デバッガーには、リストされたデータ・セットへのアクセス権限が必要です。 データ・セット名は、環境変数 AQE_DBG_V4LIST、または DD AQEV4LST を介して指定できます。どちらも存在しない場合、統合デバッガーは、実行可能ファイルのデータ・セットの最後の修飾子 (例、.LOAD) を .LISTING に置換することによって、データ・セット名を作成します。ご使用のサイトでどちらの方法が使用可能であるかを調べるには、開発者にご相談ください。
通常、所定のアプリケーション、CICS 領域、DB2 ストアード・プロシージャー、または IMS トランザクションでアクティブにできる言語環境 (LE) ベースのデバッガー (統合デバッガーなど) は、1 つだけです。 LE ベースのデバッガーであることを示す分かりやすい指標は、アプリケーションで使用されるべき CEEEVDBG ロード・モジュールまたは別名をそのデバッガーが提供することです。
ただし、統合デバッガーは、アプリケーションによって統合デバッガーが最初にロードされていれば、IBM Debug Tool for z/OS と共存させることができます。
Developer for z Systems クライアントで暗号化を使用して RSE デーモンと通信している場合、(クライアント・ベースの) デバッグ・エンジンも、デフォルトで、(ホスト・ベースの) デバッグ・マネージャーと通信する際に暗号化を使用します。デフォルトでは、デバッグ・エンジンは Developer for z Systems クライアントと同じ証明書を使用します。
これは、RSE デーモンの開始タスクと、デバッグ・マネージャーの開始タスクが、通信の暗号化に関して同様にセットアップされていると想定されるということです。 以下の代替シナリオは、RSE デーモンとデバッグ・マネージャーの暗号化設定が異なる状況において、有効です。
RSE デーモンとは異なり、デバッグ・マネージャーでは暗号化通信はネイティブ・サポートされていません。デバッグ・マネージャーは、暗号化通信について、Application Transparent Transport Layer Security (AT-TLS) と呼ばれる TCP/IP サービスに依存しています。段階的なセットアップ手順の説明については、「IBM Rational Developer for z Systems ホスト構成リファレンス (SC43-2912)」の『AT-TLS のセットアップ』を参照してください。
Developer for z Systems は SYSPLEX に認識されないため、Developer for z Systems クライアントの接続先と同じシステム上で、デバッグ対象のプログラムがアクティブである必要があります。これには、バッチ・ジョブを介して開始されたデバッグ・セッションが含まれます。
z/OS 2.1 では、ジョブ・カードに SYSAFF=* または SYSTEM=* を指定して、実行依頼されたシステム上でジョブが実行されるようにします。 古いシステムでは、JESPLEX を使用して SYSPLEX 内の複数の JES サブシステムを結合する場合、正しいシステム名を明示的に指定する必要があります。
CEE3501S The module //IEWBNDD was not found
統合デバッガーは、システムに Developer for z Systems 監視プログラム呼び出し (SVC)、FEL.SFELLPA(AQESVC03) が定義されていることを必要とします。理想的な環境では、システムの IPL 時に、この SVC がアクティブ化されるか、または更新されます。ただし、IPL を常にオプションとして選択できるわけではないので、統合デバッガーがデバッグ・マネージャー開始タスクを使用して動的インストールまたは更新を行います。
SVC 定義済み | SVC 未定義 | |
---|---|---|
アクティブ SVC と新規 SVC のバージョンが一致します |
|
|
アクティブ SVC と新規 SVC のバージョンが一致しません |
|
|
統合デバッガーは、特定のモジュールのデータ・セットから TEST ランタイム・オプションを読み取る、言語環境プログラム (Language Environment (LE)) のユーザー出口を使用できます。 これは、IMS トランザクションや DB2 ストアード・プロシージャーなど、サブシステムでアクティブになっているコードのデバッグで効果的です。このコードに動的に TEST ランタイム・オプションを提供することはできないためです。
AQECSD サンプル CSD 更新ジョブの説明に従って、デバッガーを CICS 領域に定義します。 AQECSD は FEL.#CUST.JCL にあります。ただし、ジョブ FEL.SFELSAMP(FELSETUP) をカスタマイズして実行依頼したときに別のロケーションを指定した場合を除きます。詳細については、カスタマイズのセットアップを参照してください。
統合デバッガーで DB2 ストアード・プロシージャーをデバッグするには、以下の DB2 関連の更新を行う必要があります。
以下の更新は、Developer for z Systems の提供するリモート・ビルド・プロシージャーで統合デバッガーを使用するために必要です。 これらの JCL プロシージャーの機能および場所について詳しくは、ELAXF* リモート・ビルド・プロシージャーを参照してください。
Developer for z Systems クライアントと同様に、 Developer for z Systems ホストは 別の製品として提供されている実行中のコード分析ツール、IBM Rational Developer for z Systems Host Utilities をサポートします。このコード分析をホスト上で実行する利点は、それを日常のバッチ処理として組み込むことができる点です。
コード・レビューは、ソース・コードをスキャンし、異なる重大度レベルを持つ規則を使用して、規則違反を報告します。ツールには COBOL および PL/I の規則プロバイダーが付属していますが、それ以外の規則プロバイダーを追加することもできます。
Developer for z Systems Host Utilities は、バッチ・モードでのコード・レビュー・サービスの呼び出しを簡素化するために、サンプル・プロシージャー AKGCR を提供 しています。AKGCR は AKG.#CUST.PROCLIB に置かれます。ただし、AKG.SAKGSAMP(AKGSETUP) ジョブをカスタマイズして実行依頼したときに別のロケーションを指定した場合は除きます。
サンプル・プロシージャー AKG.#CUST.PROCLIB(AKGCR) を、 メンバー内で説明されているようにカスタマイズし、SYS1.PROCLIB にコピーします。
//MYJOB JOB <job parameters>
//PROCS JCLLIB ORDER=(AKG.#CUST.PROCLIB)
Developer for z Systems コード・レビュー は、サード・パーティーのコードを、レビュー・プロセスの一部にすることを可能にします。 例えば、C/C++ コードを分析する規則プロバイダーを提供したり、 サイト固有のコーディング規則を認識するよう COBOL 規則プロバイダーを拡張したりすることができます。
ホスト・ベースのコード・レビューは、Developer for z Systems クライアントと同じく Eclipse プロセスです。 そのため、開発サポート・チームがクライアント上でコード・レビュー用に行った機能拡張は、ホスト上 でも再利用することができます。
機能拡張は、Eclipse プラグインまたは Eclipse フィーチャーで構成されます。 それらをアクティブ化するには、AKGCRADD 構成ジョブで記述されているように、それらを既存のコードで使用できるようにします。 AKGCRADD は AKG.#CUST.JCL に置かれます。ただし、AKG.SAKGSAMP(AKGSETUP) ジョブをカスタマイズして実行依頼したときに別のロケーションを指定した場合は除きます。
コード・カバレッジは、実行中のプログラムを分析し、実行可能な行の総数に対する実行済みの行についてのレポートを生成します。コード・カバレッジは、一時ポートを使用して、IBM Debug Tool for z/OS、または Developer for z Systems クライアントの統合デバッガー・デバッグ・エンジンとの TCP/IP 接続をセットアップすることに注意してください。
Developer for z Systems Host Utilities には、コード・カバレッジをバッチ・モードで呼び出す 2 とおりの方法があります。単一のプログラム実行を処理するサンプル JCL プロシージャーを使用する方法と、複数のプログラム実行を処理できる永続的にアクティブなコード・カバレッジ・コレクターを開始および停止するためのスクリプト・セットを使用する方法です。
AKGCC サンプル・プロシージャーは、コード・カバレッジ・コレクターを開始して、単一プログラム実行を分析させ、コレクターを停止し、結果をアーカイブして後で利用できるようにするための手段となります。
AKGCC は AKG.#CUST.PROCLIB に置かれます。ただし、AKG.SAKGSAMP(AKGSETUP) ジョブをカスタマイズして実行依頼したときに別のロケーションを指定した場合は除きます。
サンプル・プロシージャー AKG.#CUST.PROCLIB(AKGCC) を、 メンバー内で説明されているようにカスタマイズし、SYS1.PROCLIB にコピーします。
//MYJOB JOB <job parameters>
//PROCS JCLLIB ORDER=(AKG.#CUST.PROCLIB)
AKGCC プロシージャーにはすべてをこれで処理できる利便性がありますが、ソフトウェア開発プロセスのセットアップ方法によっては、プログラム分析のたびにリソースと時間を使ってコード・カバレッジ・コレクターを開始しなければならないことの方が重大かもしれません。
Developer for z Systems Host Utilities には、アクティブな状態を維持するコード・カバレッジ・コレクターを開始するための ccstart スクリプトが用意されています。開始したコレクターを、コード・カバレッジの複数の呼び出しで使用できます。コレクターを停止するには、ccstop スクリプトを使用できます。
これらのスクリプト (ccstart、ccstop、および codecov) は、Developer for z Systems Host Utilities をデフォルトのロケーションにインストールした場合、/usr/lpp/rdzutil/bin/ にあります。これらのスクリプトの使用法については、Developer for z Systems IBM Knowledge Center を参照してください。
コード・カバレッジの出力は、Developer for z Systems クライアントにインポートすることを目的として いるため、z/OS UNIX ファイルに書き込まれます。またコード・カバレッジは、 以前の実行結果を使用し、それらを現在の実行結果と組み合わせて 複数のコード・パスをカバーする単一のレポートを作成することができます。
これらの理由により、Developer for z Systems Host Utilities はコード・カバレッジの実行の出力を削除しようとしないため、出力は長期にわたって累積されます。
z/OS UNIX には、ファイルが入っているディレクトリーとファイルの経過日数に基づいてファイルを削除する、skulker というシェル・スクリプトがあります。指定された日時にコマンドを実行する z/OS UNIX cron デーモンと結合すれば、定期的にターゲット・ディレクトリーを空にする自動化ツールをセットアップできます。skulker スクリプトおよび cron デーモンの詳細については、「UNIX System Services コマンド解説書」(SA88-8641) を参照してください。
このセクションは、さまざまなオプションのカスタマイズ・タスクを結合したものです。必要なサービスを構成するには、該当するセクションの説明に従ってください。
このカスタマイズ・タスクには、支援や特殊リソース、または特殊なカスタマイズ・タスクは必要ありません。 |
C/C++ のコンテンツ・アシストは、include.conf の定義を使用して、指定されたファイルまたはメンバーの強制インクルードを実行できます。強制インクルードは、ファイルまたはメンバーがプリプロセッサー・ディレクティブを使用してソース・コードに組み込まれたかどうかに関係なく、コンテンツ・アシスト操作の実行時に構文解析されるファイルまたはディレクトリー、データ・セット、またはデータ・セット・メンバーで構成されます。
ファイルは、使用される前に、rdz.env で include.c 変数または include.cpp 変数によって参照される必要があります。このように rdz.env で参照されることは、C および C++ で使用されるように別のファイルを指定できることを意味します。rdz.env の変数はデフォルトで使用不可になっています。
サンプルの include.conf は /etc/zexpl/ に置かれます。ただし、ジョブ FEL.SFELSAMP(FELSETUP) をカスタマイズして実行依頼したときに、別のロケーションを指定した場合は除きます。詳細については、カスタマイズのセットアップを参照してください。このファイルは、TSO OEDIT コマンドで編集できます。
定義は列 1 から始める必要があります。US コード・ページを使用する場合、コメント行はポンド記号 (#) で始まります。データ行に入れることができるのは、ディレクトリー、ファイル、データ・セット、またはメンバーの名前だけです。同じ行にコメントを入れることはできません。行の継続はサポートされていません。
# To include the stdio.h file from the /usr/include directory, input:
# /usr/include/stdio.h
#
# To include all files of the /usr/include directory and all of it's
# sub-directories, input:
# /usr/include
#
# Uncomment and customize variable FILETYPES to limit the z/OS UNIX
# wildcard include to selected (case sensitive) file types:
# The file types are specified in a comma-delimited list (no blanks)
# FILETYPES=H,h,hpp,C,c,cpp,cxx
# To include all members of the CBC.SCLBH.H data set, input:
# //CBC.SCLBH.H
#
# To include the STDIOSTR member of the CBC.SCLBH.H data set, input:
# //CBC.SCLBH.H(STDIOSTR)
# The sample list contains some commonly used C standard library files
/usr/include/assert.h
/usr/include/ctype.h
/usr/include/errno.h
/usr/include/float.h
/usr/include/limits.h
/usr/include/locale.h
/usr/include/math.h
/usr/include/setjmp.h
/usr/include/signal.h
/usr/include/stdarg.h
/usr/include/stddef.h
/usr/include/stdio.h
/usr/include/stdlib.h
/usr/include/string.h
/usr/include/time.h
このカスタマイズ・タスクには、支援や特殊リソース、または特殊なカスタマイズ・タスクは必要ありません。 |
REXEC (リモート実行) は、クライアントがホスト・システム上でコマンドを実行できるようにする TCP/IP サービスです。SSH (セキュア・シェル) も同様のサービスですが、すべての通信が暗号化されます。 Developer for z Systems は、いずれかのサービスを使用して、z/OS UNIX サブプロジェクトでリモート (ホスト・ベース) アクションを実行します。
REXEC および SSH は、別の TCP/IP サービスである、INETD (Internet Daemon) によって提供されるサービスに依存します。INETD、REXEC、および SSH をセットアップするために必要なステップについては、「Communications Server IP 構成ガイド」(SC88-8926) に説明があります。詳細およびその他のセットアップ方法については、 Developer for z Systems ライブラリー (http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg27038517) にあるホワイト・ペーパー「Using INETD, REXEC and SSH with Developer for System z」(SC14-7301) を参照してください。
exec stream tcp nowait OMVSKERN /usr/sbin/orexecd rexecd -LV
exec 512/tcp #REXEC Command Server
同じ原則が SSH にも適用されます。その共通のポートは 22 で、サーバー名は sshd です。
このカスタマイズ・タスクには、支援や特殊リソース、または特殊なカスタマイズ・タスクは必要ありません。 |
Developer for z Systems は、一部のサード・パーティーのインクルード・ステートメントを含む COBOL および PL/I インクルード・ステートメントの解釈と拡張をサポートします。Developer for z Systems では、サンプルの REXX exec、FEKRNPLI も提供され、これらは Developer for z Systems クライアントによって呼び出すことができ、PL/I コンパイラーを呼び出して PL/I ソースを拡張します。
FEKRNPLI は FEL.#CUST.CNTL に置かれます。ただし、FEL.SFELSAMP(FELSETUP) ジョブをカスタマイズして実行依頼したときに、別のロケーションを指定した場合は除きます。詳しくは、基本的なカスタマイズを参照してください。
Developer for z
Systems クライアントは、TSO コマンド・サービスを使用して exec を実行します。このことは、FEKRNPLI exec が TSO コマンド・サービスの SYSPROC または SYSEXEC 連結の中に置かれている場合、ユーザーは exec の正確なロケーションを知っている必要がないことを意味します。ユーザーが知っている必要があるのは名前だけです。レガシー ISPF ゲートウェイを使用する場合は、ISPF.conf の中で SYSPROC または SYSEXEC 連結が定義されます。
このファイルのカスタマイズについては、「IBM Explorer for z/OS Host Configuration Guide (SC27-8437)」で説明されています。
このカスタマイズ・タスクには、支援は必要ありませんが、以下のリソースまたは特殊なカスタマイズ・タスクが必要となります。
|
反復可能な自己検査単体テストを実行するためのコードを作成する上で開発者を支援するフレームワークは、まとめて xUnit と呼ばれます。Developer for z Systems は、zUnit という、Enterprise COBOL および PL/I コードの単体テストのためのフレームワークを備えています。
zUnit テスト実行機能は別のテスト・ケースを保持するロード・ライブラリーにもアクセスする必要があります。このライブラリーは大抵、開発者に固有のものです。
サンプル・プロシージャー FEL.#CUST.PROCLIB(AZUZUNIT) を、このメンバー内で説明されているようにカスタマイズし、SYS1.PROCLIB にコピーしてください。
プロシージャーの名前とプロシージャー内のステップの名前は、Developer for z Systems クライアントに付属しているデフォルトのプロパティーに一致しています。 プロシージャーの名前またはプロシージャー内のステップの名前を変更する場合は、すべてのクライアント上の対応するプロパティー・ファイルを更新する必要があります。プロシージャー名とステップ名は変更しないでください。
//MYJOB JOB <job parameters>
//PROCS JCLLIB ORDER=(FEL.#CUST.PROCLIB)
rdz.env は /etc/zexpl/ に置かれます。ただし、FEL.SFELSAMP(FELSETUP) ジョブをカスタマイズして実行依頼したときに、別のロケーションを指定した場合は除きます。詳しくは、カスタマイズのセットアップを参照してください。このファイルは、TSO OEDIT コマンドで編集できます。
zunit スクリプトを使用すると、ユーザーはそのスクリプトによって使用される STEPLIB ディレクティブに追加するデータ・セットを指定できます。
zUnit テスト・ランナーは、テスト・レポートの自動再フォーマット設定を可能にします。Developer for z Systems には、サンプルの変換 (Ant または jUnit フォーマットへの変換など) が用意されており、/usr/lpp/ibm/rdz/samples/zunit/xsd および /usr/lpp/ibm/rdz/samples/zunit/xsl に置かれています (Developer for z Systems をデフォルト・ロケーション /usr/lpp/ibm/rdz にインストールした場合)。
このカスタマイズ・タスクには、支援や特殊リソース、または特殊なカスタマイズ・タスクは必要ありません。 |
このカスタマイズ・タスクを完了するには、CICS 管理者の支援が必要になります。このタスクには、以下のリソースまたは特殊なカスタマイズ・タスクが必要です。
|
Developer for z Systems エンタープライズ・サービス・ツールのコンポーネントは、さまざまな形式のアラビア語およびヘブライ語のインターフェース・メッセージをサポートしているほか、すべてのエディターおよびビューで双方向言語データの表示と編集をサポートしています。端末アプリケーションでは、左から右と、右から左の両方の画面がサポートされ、数値フィールド、および画面とは反対の向きのフィールドもサポートされます。
そのほかの双方向言語フィーチャーおよび機能には、以下のものがあります。
さらに、エンタープライズ・サービス・ツールの生成コードは、CICS SFR (サービス・フロー・ランタイム) 以外の環境での bidi 変換をサポートできます。その一例がバッチ・アプリケーションです。エンタープライズ・サービス・ツールの生成ウィザードで適切な bidi 変換オプションを指定し、生成されたプログラムを適切な双方向変換ライブラリー FEL.SFELLOAD とリンクすることにより、エンタープライズ・サービス・ツールの生成プログラムに、双方向変換ルーチンの呼び出しを組み込ませることができます。
CEDA DEF PROG(FEJBDCMP) LANG(LE) G(xxx)
CEDA DEF PROG(FEJBDTRX) LANG(LE) G(xxx)
このカスタマイズ・タスクには、支援は必要ありませんが、以下のリソースまたは特殊なカスタマイズ・タスクが必要となります。
|
それ以外の状態では、STEPLIB または LINKLIST を通じて、FEL.SFELLMOD 内のすべての IRZM* モジュールと IIRZ* モジュールを使用可能にします。この作業は、適用された保守が自動的に使用可能になるように、インストール・データ・セットを連結に追加する方法で行ってください。
STEPLIB を使用する場合は、LINKLIST を介して使用できないモジュールを、コードを実行するタスクの STEPLIB ディレクティブで定義します。
IRZ9999S Failed to retrieve the text of a Language Environment runtime
message. Check that the Language Environment runtime message module for
facility IRZ is installed in DFHRPL or STEPLIB.
このカスタマイズ・タスクには、支援は必要ありませんが、以下のリソースまたは特殊なカスタマイズ・タスクが必要となります。 |
Developer for z Systems には、Developer for z Systems クライアントから呼び出すことのできるサンプル PL/I プリプロセッサーが用意されています。
サンプルのメンバー FEKRNPLI は FEL.#CUST.CNTL に置かれます。ただし、ジョブ FEL.SFELSAMP(FELSETUP) をカスタマイズして実行依頼したときに、別のロケーションを指定した場合は除きます。詳しくは、カスタマイズのセットアップを参照してください。メンバー内に記載されているようにサンプル PL/I プリプロセッサー (REXX) exec FEL.#CUST.CNTL(FEKRNPLI) をカスタマイズし、Developer for z
Systems ユーザーに exec の場所を通知します。
製品のカスタマイズの完了後、この章で説明するインストール検査プログラム (IVP) を使用して、主要な製品コンポーネントのセットアップが正常であることを検査できます。
AQECM001I Debug Manager startup complete (clientport/hostport)
ジョブが戻りコード 66 を伴って終了する場合は、FEL.SFELAUTH に APF 許可がありません。
IVP を実行するユーザー ID には大きな領域サイズが必要です。これは、大量のメモリーを必要とする機能 (Java など) が実行されるからです。領域サイズは、131072 キロバイト (128 メガバイト) 以上に設定してください。
CEE5213S The signal SIGPIPE was received.
%z/OS UNIX command%: command was killed by signal number 13
%line-number% *-* %REXX command%
+++ RC(137) +++
このセクションのサンプル・コマンドはすべて、特定の環境変数が設定されていることを必要とします。これにより、IVP スクリプトは PATH ステートメントを通じて入手でき、カスタマイズされた構成ファイルのロケーションが判明します。pwd コマンドおよび cd コマンドを使用して、現行ディレクトリーを検査し、カスタマイズした構成ファイルがあるディレクトリーに変更してください。その後、次のサンプルのように ivpinit シェル・スクリプトを使用して RSE 環境変数を設定できます。 $ は z/OS UNIX プロンプトです。
$ pwd
/u/userid
$ cd /etc/zexpl
$ . ./ivpinit
-- RSE_CFG set to /etc/zexpl -- based on current location
-- RSE_HOME set to /usr/lpp/ibm/zexpl -- defined in $RSE_CFG/rse.env
-- added product $PATH to PATH
-- PATH=/etc/zexpl:/bin:/usr/lpp/java/J6.0/bin:/usr/lpp/ibm/zexpl/bin:/usr/lpp/i
spf/bin:/bin:/usr/lpp/ibm/rdz/bin:/bin
. ./ivpinit の最初のピリオド (.) は、シェルを現行環境で実行するための z/OS UNIX コマンドです。これにより、シェル内で設定された環境変数が、シェルを出た後も有効になります。2 番目のピリオド (.) は現行ディレクトリーを参照しています。
/usr/lpp/ibm/rdz/bin/fekfivpc
また、. ./ivpinit が最初に実行されない場合、すべての fekfivp* スクリプトは、カスタマイズされた構成ファイルを保持するディレクトリーの場所を要求しますfekfivpc
このコマンドから成功メッセージが返されなければなりません。
次のコマンドを実行することにより、SCLM Developer Toolkit への接続を検査します。
fekfivps
このコマンドから成功メッセージが返されなければなりません。
fekfivps には、以下に示すオプションの非定位置パラメーターがあります。
サンプル FELRACF ジョブをカスタマイズし、実行依頼してください。このメンバーには、Developer for z
Systems 用の基本セキュリティー定義を作成する、サンプルの RACF コマンドが含まれています。サンプル AQERACF ジョブをカスタマイズして実行依頼します。このジョブには、統合デバッガーのセキュリティー定義を作成するサンプル RACF コマンドが含まれています。
FELRACF および AQERACF は FEL.#CUST.JCL に置かれます。ただし、FEL.SFELSAMP(FELSETUP) ジョブをカスタマイズして実行依頼したときに、別のロケーションを指定した場合は除きます。詳しくは、カスタマイズのセットアップを参照してください。
RACF コマンドの詳細については、「RACF コマンド言語解説書」(SA88-8617) を参照してください。
説明 |
|
値 |
---|---|---|
Developer for z Systems 製品の高位修飾子 |
|
|
Developer for z Systems カスタマイズの高位修飾子 |
|
|
統合デバッガー開始タスク名 |
|
重要: 「WHEN PROGRAM」がアクティブの場合、一部の製品 (FTP など) はプログラムで制御することが必要です。このプログラム制御は、実動システム上でアクティブにする前にテストしてください。 |
以下のサンプル RACF コマンドは、保護されたユーザー ID (STCDBM) および STCGROUP グループを割り当てて DBGMGR 開始タスクを作成します。
ADDGROUP STCGROUP OMVS(AUTOGID)
DATA('GROUP WITH OMVS SEGMENT FOR STARTED TASKS')
ADDUSER STCDBM DFLTGRP(STCGROUP) NOPASSWORD NAME('DEBUG MANAGER')
OMVS(AUTOUID HOME(/tmp) PROGRAM(/bin/sh) )
DATA('Rational Developer for z Systems')
RDEFINE STARTED DBGMGR.* DATA('DEBUG MANAGER')
STDATA(USER(STCDBM) GROUP(STCGROUP) TRUSTED(NO))
統合デバッガーは、デバッグ・スレッドのセキュリティー環境を作成または削除するために、BPX.SERVER プロファイルに対する UPDATE アクセス権を必要とします。 UID(0) を使用したこの要求の回避はサポートされていません。この許可は、オプションの統合デバッガー機能を使用する場合にのみ必要となります。
重要: BPX.SERVER プロファイルを定義すると、z/OS UNIX 全体が UNIX レベルのセキュリティーから、より安全な z/OS UNIX レベルのセキュリティーに切り替わります。この切り替えによって、他の z/OS UNIX アプリケーションと操作が影響を受ける場合もあります。セキュリティーは、実動システム上でアクティブにする前にテストしてください。 各種セキュリティー・レベルの詳細については、「UNIX System Services 計画」(GA88-8639) を参照してください。
|
BPX.SERVER に対する権限を持つサーバーは、クリーンなプログラム制御環境で実行する必要があります。この要件は、デバッグ・マネージャーによって呼び出されるすべてのプログラムも、プログラムで制御する必要があることを意味します。MVS ロード・ライブラリーの場合、プログラム制御はセキュリティー・ソフトウェアによって管理されます。
オプションのサービスを使用できるようにするには、以下の前提条件の追加ライブラリーがプログラムで制御されるようにする必要があります。このリストには、Developer for z
Systems と対話する製品 (IBM Explorer for z/OS など) に固有のデータ・セットは含まれていません。
ユーザーが問題プログラム状態のプログラムのデバッグに統合デバッガーを使用できるようになるには、リストされている AQE.AUTHDEBUG.* プロファイルのいずれかに対する READ アクセス権が必要です。AQE.AUTHDEBUG.AUTHPGM プロファイルへのアクセスが許可されているユーザーは、APF 許可済みのプログラムをデバッグすることもできます。#apf プレースホルダーは、許可済みプログラムのデバッグが許可されているユーザーの、有効なユーザー ID または RACF グループ名に置き換えてください。
RDEFINE FACILITY AQE.AUTHDEBUG.STDPGM UACC(NONE)
PERMIT AQE.AUTHDEBUG.STDPGM CLASS(FACILITY) ACCESS(READ) ID(*)
RDEFINE FACILITY AQE.AUTHDEBUG.AUTHPGM UACC(NONE)
PERMIT AQE.AUTHDEBUG.AUTHPGM CLASS(FACILITY) ACCESS(READ) ID(#apf)
SETROPTS RACLIST(FACILITY) REFRESH
ほとんどの Developer for z Systems データ・セットでは、ユーザーの場合は READ アクセス権、システム・プログラマーの場合は ALTER で十分です。#sysprog プレースホルダーは、有効なユーザー ID または RACF グループ名に置き換えてください。また、正しいデータ・セット名については、製品をインストールおよび構成したシステム・プログラマーに問い合わせてください。FEK は、インストール時に使用されたデフォルトの高位修飾子で、FEL.#CUST はカスタマイズ・プロセスで作成されたデータ・セットのデフォルトの高位修飾子です。
ADDGROUP (FEL) OWNER(IBMUSER) SUPGROUP(SYS1)
DATA('IBM Rational Developer for z Systems - HLQ STUB')
ADDSD 'FEL.*.**' UACC(READ)
DATA('IBM Rational Developer for z Systems')
PERMIT 'FEL.*.**' CLASS(DATASET) ACCESS(ALTER) ID(#sysprog)
SETROPTS GENERIC(DATASET) REFRESH
ADDSD 'FEL.#CUST.LSTRANS.*.**' UACC(UPDATE)
DATA('IBM Rational Developer for z Systems - SCLMDT')
PERMIT 'FEL.#CUST.LSTRANS.*.**' CLASS(DATASET) ACCESS(ALTER) ID(#sysprog)
SETROPTS GENERIC(DATASET) REFRESH
ADDSD 'FEL.#CUST.CRA*.**' UACC(READ)
DATA('IBM Rational Developer for z Systems - CARMA')
PERMIT 'FEL.#CUST.CRA*.**' CLASS(DATASET) ACCESS(ALTER) ID(#sysprog)
PERMIT 'FEL.#CUST.CRA*.**' CLASS(DATASET) ACCESS(UPDATE) ID(#ram-developer)
SETROPTS GENERIC(DATASET) REFRESH
セキュリティーに関連するカスタマイズの結果を表示するには、以下のサンプル・コマンドを使用します。
以前に Developer for z Systems を使用していた場合は、このバージョンの IBM Developer for z Systems をインストールする前に、関連するカスタマイズ済みのファイルを保存してください。
DB2 ストアード・プロシージャーのアプリケーション環境を割り当てます。
バージョン 9.5.1 では、RSE および JES ジョブ・モニターの関連機能が IBM
Rational Developer for z Systems から別の製品 IBM Explorer for z/OS に移動されました。
IBM Explorer for z/OS は、新たに IBM
Rational Developer for z Systems の前提条件となりました。
新しい MVS データ・セット名および z/OS UNIX パスを確実に使用するために、新しい z/OS Explorer および Developer for z
Systems
サンプルを使用してすべてのカスタマイズ設定をやり直すことを、IBM は強くお勧めします。
SMP/E データ・セット:
MVS データ・セット:
z/OS UNIX パス:
これにより、LE ユーザー出口のデフォルトの保管場所が更新されるため、ユーザーは LE ユーザー出口の使用方法を更新する必要がある場合があります
場合によっては、新しい Developer for z Systems パス /usr/lpp/ibm/rdz/samples/zunit/* を使用するようプロシージャー呼び出しを更新する必要があります
構成可能なファイル
表 17 は、バージョン 9.5.1 でカスタマイズされる Developer for z Systems ファイルの概要を示しています。Developer for z Systems のサンプル・ライブラリー FEL.SFELSAMP、FEL.SFELSAMV、および /usr/lpp/ibm/rdz/samples/ には、ここに示したものより多くのカスタマイズ可能なメンバー (サンプルの CARMA ソース・コードおよびそれらをコンパイルするジョブなど) が含まれています。
注: サンプル・ジョブ FELSETUP は、リストされているすべてのメンバーを別のデータ・セットとディレクトリー (デフォルトでは FEL.#CUST.* および /etc/zexpl/*) にコピーします。
メンバー/ファイル | デフォルト・ロケーション | 目的 | マイグレーションの注 |
---|---|---|---|
FELSETUP |
|
データ・セットおよびディレクトリーを作成し、カスタマイズ可能ファイルのデータを取り込むための JCL | 新規 (構成が必要) |
DBGMGR |
|
デバッグ・マネージャー用の JCL | 新しいデータ・セット/パス名を使用 |
AQEJCL |
|
DBGMGR メンバーの名前 | DBGMBR メンバーを参照 |
ELAXF* |
|
リモート・プロジェクト・ビルドなどのための JCL | 新しいデータ・セット/パス名を使用 |
FELRACF |
|
セキュリティー定義の JCL | 新規 (構成が必要) |
AQERACF |
|
デバッグ・マネージャー用の JCL | 新しいデータ・セット/パス名を使用 |
CRA$VMSG |
|
CARMA メッセージ VSAM を作成するための JCL | 新しいデータ・セット/パス名を使用 |
CRA$VDEF |
|
CARMA 構成 VSAM を作成するための JCL | 新しいデータ・セット/パス名を使用 |
CRA$VSTR |
|
CARMA カスタム情報 VSAM を作成するための JCL | 新しいデータ・セット/パス名を使用 |
CRA$VCAD |
|
CA Endevor® SCM RAM 用に CARMA 構成 VSAM を作成するための JCL | 新しいデータ・セット/パス名を使用 |
CRA$VCAS |
|
CA Endevor® SCM RAM 用に CARMA カスタム情報 VSAM を作成するための JCL | 新しいデータ・セット/パス名を使用 |
CRASUBMT |
|
CARMA バッチ始動 CLIST | 新しいデータ・セット/パス名を使用 |
CRASUBCA |
|
CA Endevor® SCM RAM 用の CARMA バッチ始動 CLIST | 新しいデータ・セット/パス名を使用 |
CRACFG |
|
CA Endevor® SCM RAM 用の CARMA 対話構成 | なし |
CRABCFG |
|
CA Endevor® SCM RAM 用の CARMA バッチ・アクション構成 | なし |
CRABATCA |
|
CA Endevor® SCM RAM 用の CARMA バッチ・アクションの JCL | なし |
CRASCL |
|
CA Endevor® SCM 用テンプレート SCL | なし |
CRASHOW |
|
CA Endevor® SCM RAM 用の CARMA 構成 | なし |
CRATMAP |
|
CA Endevor® SCM RAM 用の CARMA 構成 | なし |
CRANDVRA |
|
CA Endevor® SCM RAM 用の CARMA 割り振り REXX | なし |
CRADYNDA |
|
CA Endevor® SCM RAM 用の CARMA 割り振り REXX | なし |
CRAALLOC |
|
CARMA 割り振り REXX | なし |
CRA#VSLM |
|
SCLM RAM のメッセージ VSAM を作成するための JCL | 新しいデータ・セット/パス名を使用 |
CRA#ASLM |
|
SCLM RAM のデータ・セットを作成するための JCL | 新しいデータ・セット/パス名を使用 |
CRA#VPDS |
|
PDS RAM のメッセージ VSAM を作成するための JCL | 新しいデータ・セット/パス名を使用 |
CRA#UADD |
|
RAM 定義をマージするための JCL | 新しいデータ・セット/パス名を使用 |
CRA#UQRY |
|
RAM 定義を抽出するための JCL | 新しいデータ・セット/パス名を使用 |
CRAXJCL |
|
IRXJCL 置換用のサンプル・ソース・コード | なし |
CRA#CIRX |
|
CRAXJCL をコンパイルするための JCL | 新しいデータ・セット/パス名を使用 |
AQECSD |
|
統合デバッガーを CICS 領域に対して定義するための JCL | なし |
AQED3CEE |
|
カスタマイズされた LE ランタイム・モジュールを作成するための JCL | 新しいデータ・セット/パス名を使用 |
AQED3CXT |
|
LE ユーザー出口を作成するための JCL | 新しいデータ・セット/パス名を使用 |
FEKTEP2 |
|
ELAXF* で使用される SQL コマンド入力 | なし |
FEKTIAD |
|
ELAXF* で使用される SQL コマンド入力 | なし |
AZUZUNIT |
|
zUnit プロシージャーの JCL | 新しいデータ・セット/パス名を使用 |
FEKRNPLI |
|
プリプロセッサー・フレームワーク内部から PL/I コンパイラーを呼び出すための REXX | なし |
IRZCSD |
|
エンタープライズ・サービス・ツールを CICS に定義するための JCL | なし |
rdz.env |
|
RSE 環境変数 | 古いコピーをこのコピーに置き換え、カスタマイズを再実行する必要がある。 |
CRASRV.properties |
|
CARMA 構成ファイル | なし |
crastart.conf |
|
CRASTART を使用するための CARMA 構成ファイル | 新しいデータ・セット/パス名を使用 |
crastart.endevor.conf |
|
CA Endevor® SCM RAM 用に CRASTART を使用するための CARMA 構成ファイル | 新しいデータ・セット/パス名を使用 |
include.conf |
|
C/C++ コンテンツ・アシスト用の強制インクルード | なし |
表 18 は、バージョン 9.5.1 で z/OS Explorer に移動されたカスタマイズ可能なファイルの概要を示しています。
注: サンプル・ジョブ FEKSETUP は、リストされているすべてのメンバーを別のデータ・セットとディレクトリー (デフォルトでは FEK.#CUST.* および /etc/zexpl/*) にコピーします。
メンバー/ファイル | デフォルト・ロケーション | 目的 | マイグレーションの注 |
---|---|---|---|
FEKSETUP |
|
データ・セットおよびディレクトリーを作成し、カスタマイズ可能ファイルのデータを取り込むための JCL | 使用されなくなったファイルに対するアクションを削除し、新規ファイル用のアクションを追加するために更新 |
JMON |
|
JES ジョブ・モニター用の JCL | なし |
FEJJJCL |
|
JMON メンバーの名前 | JMON メンバーを参照 |
RSED |
|
RSE デーモンの JCL | なし |
FEKRSED |
|
RSED メンバーの名前 | RSED メンバーを参照 |
FEKRACF |
|
セキュリティー定義の JCL | Developer for z Systems 固有のデータが除去されました |
FEJJCNFG |
|
JES ジョブ・モニター構成ファイル | なし |
FEJTSO |
|
TSO 実行依頼用の JCL | なし |
FEKLOGS |
|
ログ・ファイルを収集するための JCL | 新しいデータ・セット/パス名を使用 Developer for z Systems 固有のデータが除去されました |
rse.env |
|
RSE 環境変数 | rsed.envvars の古いコピーをこのコピーに置き換え、再びカスタマイズする必要があります。 |
ISPF.conf |
|
ISPF ゲートウェイ構成ファイル | 新しいデータ・セット/パス名を使用 |
ssl.properties |
|
RSE 暗号化通信構成ファイル | なし |
rsecomm.properties |
|
RSE トレース構成ファイル | なし |
pushtoclient. properties |
|
クライアント構成ファイルに情報をプッシュする | 新しいデータ・セット/パス名を使用 |
表 19 は、バージョン 9.5.1 でカスタマイズされるファイルの概要を示しています。Developer for z Systems Host Utilities のサンプル・ライブラリーの AKG.SAKGSAMP および /usr/lpp/rdzutil/samples には、 ここに示したものより多くのカスタマイズ可能なメンバー (サンプルのコード・レビューの後処理スクリプトなど) が含まれます。
メンバーまたはファイル | デフォルト・ロケーション | 目的 | マイグレーションの注 |
---|---|---|---|
AKGSETUP |
|
データ・セットを作成し、カスタマイズ可能ファイルのデータを取り込むための JCL | なし |
AKGCC |
|
コード・カバレッジの JCL | なし |
AKGCR |
|
コード・レビューの JCL | なし |
AKGCRADD |
|
サード・パーティーのコードをコード・レビューに追加するための JCL | なし |
これらの注は、基本バージョン 9.1 からバージョン 9.5 へのマイグレーションのためのものです。これには、バージョン 9.1 のメンテナンスの一部として既に文書化されている変更点も含まれています。メンテナンス・ストリームの一部である、したがって既に実装されている可能性がある、変更内容には、それが導入された時点のリリースでマークが付いています。
既存の rsed.envvars (デフォルトでは /etc/rdz 内にあります) を、新たに提供されたサンプル (デフォルトでは /usr/lpp/rdz/samples 内にあります) で置き換えて、カスタマイズをやり直すことをお勧めします。
表 20 は、バージョン 9.5 でカスタマイズされるファイルの概要を示しています。Developer for z Systems のサンプル・ライブラリー FEK.SFEKSAMP、FEK.SFEKSAMV、および /usr/lpp/rdz/samples/ には、ここに示したものより多くのカスタマイズ可能なメンバー (サンプルの CARMA ソース・コードおよびそれらをコンパイルするジョブなど) が含まれています。
メンバー/ファイル | デフォルト・ロケーション | 目的 | マイグレーションの注 |
---|---|---|---|
FEKSETUP |
|
データ・セットおよびディレクトリーを作成し、カスタマイズ可能ファイルのデータを取り込むための JCL | 使用されなくなったファイルに対するアクションを削除し、新規ファイル用のアクションを追加するために更新 |
JMON |
|
JES ジョブ・モニター用の JCL | なし |
FEJJJCL |
|
JMON メンバーの名前 | JMON メンバーを参照 |
RSED |
|
RSE デーモンの JCL | なし |
FEKRSED |
|
RSED メンバーの名前 | RSED メンバーを参照 |
DBGMGR |
|
デバッグ・マネージャー用の JCL | STEPLIB に SFEKLPA が追加された |
AQEJCL |
|
DBGMGR メンバーの名前 | DBGMBR メンバーを参照 |
ELAXF* |
|
リモート・プロジェクト・ビルドなどのための JCL | STEPLIB に SFEKAUTH が追加された |
FEKRACF |
|
セキュリティー定義の JCL | 新規 AQE.** プロファイル |
AQERACF |
|
デバッグ・マネージャー用の JCL | 新規 AQE.** プロファイル |
FEKPBITS |
|
ログ・ファイルのアクセス許可を変更するための JCL | なし |
FEJJCNFG |
|
JES ジョブ・モニター構成ファイル | なし |
FEJTSO |
|
TSO 実行依頼用の JCL | なし |
CRA$VMSG |
|
CARMA メッセージ VSAM を作成するための JCL | なし |
CRA$VDEF |
|
CARMA 構成 VSAM を作成するための JCL | なし |
CRA$VSTR |
|
CARMA カスタム情報 VSAM を作成するための JCL | なし |
CRA$VCAD |
|
CA Endevor® SCM RAM 用に CARMA 構成 VSAM を作成するための JCL | VSAM 入力が変更された |
CRA$VCAS |
|
CA Endevor® SCM RAM 用に CARMA カスタム情報 VSAM を作成するための JCL | VSAM 入力が変更された |
CRASUBMT |
|
CARMA バッチ始動 CLIST | なし |
CRASUBCA |
|
CA Endevor® SCM RAM 用の CARMA バッチ始動 CLIST | DD APIHJC および新規 DD が追加された |
CRACFG |
|
CA Endevor® SCM RAM 用の CARMA 対話構成 | オプションのディレクティブが追加された |
CRABCFG |
|
CA Endevor® SCM RAM 用の CARMA バッチ・アクション構成 | オプションのディレクティブが追加された |
CRABATCA |
|
CA Endevor® SCM RAM 用の CARMA バッチ・アクションの JCL | なし |
CRASCL |
|
CA Endevor® SCM 用テンプレート SCL | 新規、構成はオプション |
CRASHOW |
|
CA Endevor® SCM RAM 用の CARMA 構成 | なし |
CRATMAP |
|
CA Endevor® SCM RAM 用の CARMA 構成 | なし |
CRANDVRA |
|
CA Endevor® SCM RAM 用の CARMA 割り振り REXX | 新規 DD の割り振り |
CRADYNDA |
|
CA Endevor® SCM RAM 用の CARMA 割り振り REXX | 新規、構成はオプション |
CRAALLOC |
|
CARMA 割り振り REXX | なし |
CRA#VSLM |
|
SCLM RAM のメッセージ VSAM を作成するための JCL | なし |
CRA#ASLM |
|
SCLM RAM のデータ・セットを作成するための JCL | なし |
CRA#VPDS |
|
PDS RAM のメッセージ VSAM を作成するための JCL | なし |
CRA#UADD |
|
RAM 定義をマージするための JCL | なし |
CRA#UQRY |
|
RAM 定義を抽出するための JCL | なし |
CRAXJCL |
|
IRXJCL 置換用のサンプル・ソース・コード | なし |
CRA#CIRX |
|
CRAXJCL をコンパイルするための JCL | なし |
AQECSD |
|
統合デバッガーを CICS 領域に対して定義するための JCL | 新規リソースを定義する |
AQED3CEE |
|
カスタマイズされた LE ランタイム・モジュールを作成するための JCL | 正しい LE 出口が使用されるように更新された |
AQED3CXT |
|
LE ユーザー出口を作成するための JCL | LE 出口用の新規デバッグ・レベル |
FEKTEP2 |
|
ELAXF* で使用される SQL コマンド入力 | なし |
FEKTIAD |
|
ELAXF* で使用される SQL コマンド入力 | なし |
AZUZUNIT |
|
zUnit プロシージャーの JCL | STEPLIB に SFEKAUTH が追加された |
FEKRNPLI |
|
プリプロセッサー・フレームワーク内部から PL/I コンパイラーを呼び出すための REXX | なし |
IRZCSD |
|
エンタープライズ・サービス・ツールを CICS に定義するための JCL | 新規、構成はオプション |
FEKLOGS |
|
ログ・ファイルを収集するための JCL | なし |
rsed.envvars |
|
RSE 環境変数 | 古いコピーをこのコピーに置き換え、カスタマイズを再実行する必要がある。 |
ISPF.conf |
|
TSO/ISPF クライアント・ゲートウェイ構成ファイル | なし |
CRASRV.properties |
|
CARMA 構成ファイル | なし |
crastart.conf |
|
CRASTART を使用するための CARMA 構成ファイル | なし |
crastart.endevor.conf |
|
CA Endevor® SCM RAM 用に CRASTART を使用するための CARMA 構成ファイル | DD APIHJC および新規 DD が追加された |
include.conf |
|
C/C++ コンテンツ・アシスト用の強制インクルード | なし |
ssl.properties |
|
RSE 暗号化通信構成ファイル | なし |
rsecomm.properties |
|
RSE トレース構成ファイル | なし |
pushtoclient.properties |
|
クライアント構成ファイルに情報をプッシュする | なし |
表 21 は、バージョン 9.5 でカスタマイズされるファイルの概要を示しています。Developer for z Systems Host Utilities のサンプル・ライブラリーの AKG.SAKGSAMP および /usr/lpp/rdzutil/samples には、 ここに示したものより多くのカスタマイズ可能なメンバー (サンプルのコード・レビューの後処理スクリプトなど) が含まれます。
メンバーまたはファイル | デフォルト・ロケーション | 目的 | マイグレーションの注 |
---|---|---|---|
AKGSETUP |
|
データ・セットを作成し、カスタマイズ可能ファイルのデータを取り込むための JCL | なし |
AKGCC |
|
コード・カバレッジの JCL | なし |
AKGCR |
|
コード・レビューの JCL | 新規 DDs SYSLIB、LIST、および JUNIT |
AKGCRADD |
|
サード・パーティーのコードをコード・レビューに追加するための JCL | なし |
以下のマイグレーションに関する注意事項は、IBM Rational Developer for z Systems バージョン 9.1 に固有のものです。これらの注意事項は、IBM Rational Developer for z Systems バージョン 9.1.0 からバージョン 9.1.1 へのマイグレーションに該当し、バージョン 9.1.0 のマイグレーションに関する既存の注意事項を補足するものです。
記載している変更内容はすべて、バージョン 9.1.1 以降に該当します。
これらの注は、基本バージョン 9.0 からバージョン 9.1 へのマイグレーションのためのものです。これには、バージョン 9.0 のメンテナンスの一部として既に文書化されている変更点も含まれています。メンテナンス・ストリームの一部である、したがって既に実装されている可能性がある、変更内容には、それが導入された時点のリリースでマークが付いています。
既存の rsed.envvars (デフォルトでは /etc/rdz 内にあります) を、新たに提供されたサンプル (デフォルトでは /usr/lpp/rdz/samples 内にあります) で置き換えて、カスタマイズをやり直すことをお勧めします。
表 22 は、バージョン 9.1.0 でカスタマイズされるファイルの概要を示しています。Developer for z Systems のサンプル・ライブラリー FEK.SFEKSAMP、FEK.SFEKSAMV、および /usr/lpp/rdz/samples/ には、ここに示したものより多くのカスタマイズ可能なメンバー (サンプルの CARMA ソース・コードおよびそれらをコンパイルするジョブなど) が含まれています。
メンバー/ファイル | デフォルト・ロケーション | 目的 | マイグレーションの注 |
---|---|---|---|
FEKSETUP |
|
データ・セットおよびディレクトリーを作成し、カスタマイズ可能ファイルのデータを取り込むための JCL | 使用されなくなったファイルに対するアクションを削除し、新規ファイル用のアクションを追加するために更新 |
JMON |
|
JES ジョブ・モニター用の JCL | なし |
FEJJJCL |
|
JMON メンバーの名前 | JMON メンバーを参照 |
RSED |
|
RSE デーモンの JCL | なし |
FEKRSED |
|
RSED メンバーの名前 | RSED メンバーを参照 |
DBGMGR |
|
デバッグ・マネージャー用の JCL | 新規、カスタマイズはオプション |
AQEJCL |
|
DBGMGR メンバーの名前 | DBGMBR メンバーを参照 |
ELAXF* |
|
リモート・プロジェクト・ビルドなどのための JCL | ELAXFGO には STEPLIB の SFEKAUTH が含まれる |
FEKRACF |
|
セキュリティー定義の JCL | 新規、開始タスク DBGMGR |
AQERACF |
|
デバッグ・マネージャー用の JCL | 新規、カスタマイズはオプション |
FEKPBITS |
|
ログ・ファイルのアクセス許可を変更するための JCL | 新規、カスタマイズはオプション |
FEJJCNFG |
|
JES ジョブ・モニター構成ファイル | なし |
FEJTSO |
|
TSO 実行依頼用の JCL | なし |
CRA$VMSG |
|
CARMA メッセージ VSAM を作成するための JCL | なし |
CRA$VDEF |
|
CARMA 構成 VSAM を作成するための JCL | なし |
CRA$VSTR |
|
CARMA カスタム情報 VSAM を作成するための JCL | なし |
CRA$VCAD |
|
CA Endevor® SCM RAM 用に CARMA 構成 VSAM を作成するための JCL | VSAM 入力が変更された |
CRA$VCAS |
|
CA Endevor® SCM RAM 用に CARMA カスタム情報 VSAM を作成するための JCL | VSAM 入力が変更された |
CRASUBMT |
|
CARMA バッチ始動 CLIST | 8 つの始動引数、DD CRAPARM および割り振り exec のサポートを追加 |
CRASUBCA |
|
CA Endevor® SCM RAM 用の CARMA バッチ始動 CLIST | 8 つの始動引数、DD CRAPARM および新規 DD のサポートを追加 |
CRACFG |
|
CA Endevor® SCM RAM 用の CARMA 対話構成 | 新規、構成はオプション |
CRABCFG |
|
CA Endevor® SCM RAM 用の CARMA バッチ・アクション構成 | なし |
CRABATCA |
|
CA Endevor® SCM RAM 用の CARMA バッチ・アクションの JCL | なし |
CRASHOW |
|
CA Endevor® SCM RAM 用の CARMA 構成 | なし |
CRATMAP |
|
CA Endevor® SCM RAM 用の CARMA 構成 | なし |
CRANDVRA |
|
CA Endevor® SCM RAM 用の CARMA 割り振り REXX | ユーザー出口のサポートが追加され、新規 DD を割り振る |
CRAALLOC |
|
CARMA 割り振り REXX | 新規、構成はオプション |
CRA#VSLM |
|
SCLM RAM のメッセージ VSAM を作成するための JCL | なし |
CRA#ASLM |
|
SCLM RAM のデータ・セットを作成するための JCL | なし |
CRA#VPDS |
|
PDS RAM のメッセージ VSAM を作成するための JCL | なし |
CRA#UADD |
|
RAM 定義をマージするための JCL | なし |
CRA#UQRY |
|
RAM 定義を抽出するための JCL | なし |
CRAXJCL |
|
IRXJCL 置換用のサンプル・ソース・コード | なし |
CRA#CIRX |
|
CRAXJCL をコンパイルするための JCL | なし |
AQECSD |
|
統合デバッガーを CICS 領域に対して定義するための JCL | 新規、構成はオプション |
AQED3CEE |
|
カスタマイズされた LE ランタイム・モジュールを作成するための JCL | 新規、構成はオプション |
AQED3CXT |
|
LE ユーザー出口を作成するための JCL | 新規、構成はオプション |
ADNCSDRS |
|
RESTful CRD サーバーを主 CICS 領域に対して定義するための JCL | なし |
ADNCSDTX |
|
代替トランザクション ID を CICS 領域に対して定義するための JCL | なし |
ADNTXNC |
|
代替トランザクション ID を作成するための JCL | なし |
ADNMSGHC |
|
ADNMSGHS をコンパイルするための JCL | なし |
ADNMSGHS |
|
パイプライン・メッセージ・ハンドラー用のサンプル・ソース・コード | なし |
ADNVCRD |
|
CRD リポジトリーを作成するための JCL | なし |
ADNCSDWS |
|
Web サービス CRD サーバーを主 CICS 領域に対して定義するための JCL | なし |
ADNCSDAR |
|
CRD サーバーを非主 CICS 領域に対して定義するための JCL | なし |
ADNJSPAU |
|
CRD のデフォルトを更新するための JCL | なし |
ADNVMFST |
|
マニフェスト・リポジトリーを作成し、定義するための JCL | なし |
FEKTEP2 |
|
ELAXF* で使用される SQL コマンド入力 | なし |
FEKTIAD |
|
ELAXF* で使用される SQL コマンド入力 | なし |
AZUZUNIT |
|
zUnit プロシージャーの JCL | なし |
FEKRNPLI |
|
プリプロセッサー・フレームワーク内部から PL/I コンパイラーを呼び出すための REXX | なし |
FEKLOGS |
|
ログ・ファイルを収集するための JCL | なし |
rsed.envvars |
|
RSE 環境変数 | 古いコピーをこのコピーに置き換え、カスタマイズを再実行する必要がある。 |
ISPF.conf |
|
TSO/ISPF クライアント・ゲートウェイ構成ファイル | なし |
CRASRV.properties |
|
CARMA 構成ファイル | ユーザー出口のサポートを追加 |
crastart.conf |
|
CRASTART を使用するための CARMA 構成ファイル | 8 つの始動引数、DD CRAPARM および割り振り exec のサポートを追加 |
crastart.endevor.conf |
|
CA Endevor® SCM RAM 用に CRASTART を使用するための CARMA 構成ファイル | 8 つの始動引数、DD CRAPARM および新規 DD のサポートを追加 |
include.conf |
|
C/C++ コンテンツ・アシスト用の強制インクルード | なし |
ssl.properties |
|
RSE 暗号化通信構成ファイル | なし |
rsecomm.properties |
|
RSE トレース構成ファイル | USER キーワードのサポートを追加 |
pushtoclient.properties |
|
クライアント構成ファイルに情報をプッシュする | なし |
表 23 は、バージョン 9.1 でカスタマイズされるファイルの概要を示しています。Developer for z Systems Host Utilities のサンプル・ライブラリーの AKG.SAKGSAMP および /usr/lpp/rdzutil/samples には、 ここに示したものより多くのカスタマイズ可能なメンバー (サンプルのコード・レビューの後処理スクリプトなど) が含まれます。
メンバーまたはファイル | デフォルト・ロケーション | 目的 | マイグレーションの注 |
---|---|---|---|
AKGSETUP |
|
データ・セットを作成し、カスタマイズ可能ファイルのデータを取り込むための JCL | なし |
AKGCC |
|
コード・カバレッジの JCL | なし |
AKGCR |
|
コード・レビューの JCL | 新規 DD BIMPORT および BEXPORT |
AKGCRADD |
|
サード・パーティーのコードをコード・レビューに追加するための JCL | なし |
これらの注は、基本バージョン 8.5 からバージョン 9.0 へのマイグレーションのためのものです。これには、バージョン 8.5 のメンテナンスの一部として既に文書化されている変更点も含まれています。メンテナンス・ストリームの一部である、したがって既に実装されている可能性がある、変更内容には、それが導入された時点のリリースでマークが付いています。
表 24 は、バージョン 9.0 でカスタマイズされるファイルの概要を示しています。Developer for z Systems のサンプル・ライブラリー FEK.SFEKSAMP、FEK.SFEKSAMV、および /usr/lpp/rdz/samples/ には、ここに示したものより多くのカスタマイズ可能なメンバー (サンプルの CARMA ソース・コードおよびそれらをコンパイルするジョブなど) が含まれています。
メンバー/ファイル | デフォルト・ロケーション | 目的 | マイグレーションの注 |
---|---|---|---|
FEKSETUP |
|
データ・セットおよびディレクトリーを作成し、カスタマイズ可能ファイルのデータを取り込むための JCL | 使用されなくなったファイルに対するアクションを削除し、新規ファイル用のアクションを追加するために更新 |
JMON |
|
JES ジョブ・モニター用の JCL | なし |
FEJJJCL |
|
JMON メンバーの名前 | JMON メンバーを参照 |
RSED |
|
RSE デーモンの JCL | なし |
FEKRSED |
|
RSED メンバーの名前 | RSED メンバーを参照 |
ELAXF* |
|
リモート・プロジェクト・ビルドなどのための JCL | ELAXFSP および ELAXFSQL が追加され、ELAXFCOC および ELAXFCP1 は COBOL バージョン 5 をサポートするように更新された |
FEKRACF |
|
セキュリティー定義の JCL | なし |
FEJJCNFG |
|
JES ジョブ・モニター構成ファイル | オプションの新規ディレクティブが追加された。既存の オプションのディレクティブは削除された。 |
FEJTSO |
|
TSO 実行依頼用の JCL | なし |
CRA$VMSG |
|
CARMA メッセージ VSAM を作成するための JCL | なし |
CRA$VDEF |
|
CARMA 構成 VSAM を作成するための JCL | RAM を除外するためのサポートが追加された |
CRA$VSTR |
|
CARMA カスタム情報 VSAM を作成するための JCL | なし |
CRA$VCAD |
|
CA Endevor® SCM RAM 用に CARMA 構成 VSAM を作成するための JCL | RAM を除外するためのサポートが追加され、VSAM 入力が変更された。 |
CRA$VCAS |
|
CA Endevor® SCM RAM 用に CARMA カスタム情報 VSAM を作成するための JCL | VSAM 入力が変更された |
CRASUBMT |
|
CARMA バッチ始動 CLIST | なし |
CRASUBCA |
|
CA Endevor® SCM RAM 用の CARMA バッチ始動 CLIST | なし |
CRABCFG |
|
CA Endevor® SCM RAM 用の CARMA バッチ・アクション構成 | 新しいディレクティブが追加された |
CRABATCA |
|
CA Endevor® SCM RAM 用の CARMA バッチ・アクションの JCL | 変数ジョブ・カードのサポートが追加された |
CRASHOW |
|
CA Endevor® SCM RAM 用の CARMA 構成 | なし |
CRATMAP |
|
CA Endevor® SCM RAM 用の CARMA 構成 | なし |
CRANDVRA | FEK.SFEKPROC | CA Endevor® SCM RAM 用の CARMA 割り振り REXX | 新しい DD 割り振りが追加された |
CRA#VSLM |
|
SCLM RAM のメッセージ VSAM を作成するための JCL | なし |
CRA#ASLM |
|
SCLM RAM のデータ・セットを作成するための JCL | なし |
CRA#VPDS |
|
PDS RAM のメッセージ VSAM を作成するための JCL | なし |
CRA#UADD |
|
RAM 定義をマージするための JCL | なし |
CRA#UQRY |
|
RAM 定義を抽出するための JCL | なし |
CRAXJCL |
|
IRXJCL 置換用のサンプル・ソース・コード | なし |
CRA#CIRX |
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CRAXJCL をコンパイルするための JCL | なし |
ADNCSDRS |
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RESTful CRD サーバーを主 CICS 領域に対して定義するための JCL | なし |
ADNCSDTX |
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代替トランザクション ID を CICS 領域に対して定義するための JCL | なし |
ADNTXNC |
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代替トランザクション ID を作成するための JCL | なし |
ADNMSGHC |
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ADNMSGHS をコンパイルするための JCL | なし |
ADNMSGHS |
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パイプライン・メッセージ・ハンドラー用のサンプル・ソース・コード | なし |
ADNVCRD |
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CRD リポジトリーを作成するための JCL | なし |
ADNCSDWS |
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Web サービス CRD サーバーを主 CICS 領域に対して定義するための JCL | なし |
ADNCSDAR |
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CRD サーバーを非主 CICS 領域に対して定義するための JCL | なし |
ADNJSPAU |
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CRD のデフォルトを更新するための JCL | なし |
ADNVMFST |
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マニフェスト・リポジトリーを作成し、定義するための JCL | なし |
FEKTEP2 |
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ELAXF* で使用される SQL コマンド入力 | 新規、カスタマイズはオプション |
FEKTIAD |
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ELAXF* で使用される SQL コマンド入力 | 新規、カスタマイズはオプション |
AZUZUNIT |
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zUnit プロシージャーの JCL | なし |
FEKRNPLI |
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プリプロセッサー・フレームワーク内部から PL/I コンパイラーを呼び出すための REXX | なし |
FEKLOGS |
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ログ・ファイルを収集するための JCL | その他の検査が追加された。古いファイルに加えたカスタマイズはすべて再実行する必要がある。 |
rsed.envvars |
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RSE 環境変数 | 古いコピーをこのコピーに置き換え、カスタマイズを再実行する必要がある。 |
ISPF.conf |
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TSO/ISPF クライアント・ゲートウェイ構成ファイル | なし |
CRASRV.properties |
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CARMA 構成ファイル | デフォルト値のサポートを追加 |
crastart.conf |
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CRASTART を使用するための CARMA 構成ファイル | なし |
crastart.endevor.conf |
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CA Endevor® SCM RAM 用に CRASTART を使用するための CARMA 構成ファイル | なし |
include.conf |
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C/C++ コンテンツ・アシスト用の強制インクルード | なし |
ssl.properties |
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RSE 暗号化通信構成ファイル | なし |
rsecomm.properties |
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RSE トレース構成ファイル | なし |
pushtoclient.properties |
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クライアント構成ファイルに情報をプッシュする | なし |
バージョン 8.5 には同等の機能がないため、マイグレーションに関する注意事項はありません。
表 25 は、バージョン 9.0 でカスタマイズされるファイルの概要を示しています。Developer for z Systems Host Utilities のサンプル・ライブラリーの AKG.SAKGSAMP および /usr/lpp/rdzutil/samples には、 ここに示したものより多くのカスタマイズ可能なメンバー (サンプルのコード・レビューの後処理スクリプトなど) が含まれます。
メンバーまたはファイル | デフォルト・ロケーション | 目的 | マイグレーションの注 |
---|---|---|---|
AKGSETUP |
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データ・セットを作成し、カスタマイズ可能ファイルのデータを取り込むための JCL | なし |
AKGCC |
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コード・カバレッジの JCL | なし |
AKGCR |
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コード・レビューの JCL | 新規 DD BIMPORT および BEXPORT |
AKGCRADD |
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サード・パーティーのコードをコード・レビューに追加するための JCL | なし |
このセクションでは、「IBM Rational Developer for z Systems ホスト構成リファレンス (SC43-2912)」に記載する情報を要約します。詳細については、この資料を参照してください。
Developer for z Systems ホスト・システムは、クライアントがホスト・システム・サービスとデータにアクセスできるようにするために相互に作用する、複数のコンポーネントで構成されています。 これらのコンポーネントの設計を理解しておくと、構成に関して適切な判断を行うことができます。
Developer for z
Systems は他のホスト・コンポーネントと対話するため、セキュリティーについての考慮が必要になります。
Developer for z Systems では、TCP/IP を使用して、非メインフレーム・ワークステーションのユーザーに、メインフレームからアクセスすることができます。 また、さまざまなコンポーネントやその他の製品同士の間の通信にも TCP/IP を使用します。
従来の z/OS アプリケーションとは異なり、Developer for z Systems は、ワークロード・マネージャー (WLM) で容易に識別できる一体構造のアプリケーションではありません。Developer for z Systems は、クライアントがホスト・システムのサービスとデータにアクセスできるようにするために相互に作用する、複数のコンポーネントで構成されています。これらのサービスの一部は異なるアドレス・スペースでアクティブとなるため、WLM 分類も異なることになります。
Developer for z
Systems は z/OS Explorer のクライアントへのプッシュ機能 (またはホスト・ベースのクライアント制御機能) を拡張し、プロジェクト定義をサポートします。
この章には、CICS Transaction Server 管理者に有益な情報が記載されています。
このセクションは、Application Transparent Transport Layer Security (AT-TLS) のセットアップ時、または既存のセットアップの検査時や変更時に起きる可能性があるいくつかの一般的な問題について、ユーザーを支援するためのものです。
本書では、以下の資料を参照しています。
資料名 | 資料番号 | 参照 | 参照 Web サイト |
---|---|---|---|
IBM Rational Developer for z Systems Program Directory | GI88-4172 | Developer for z Systems | http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg27038517 |
Program Directory for IBM Rational Developer for z Systems Host Utilities | GI88-4326 | Developer for z Systems | http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg27038517 |
IBM Rational Developer for z Systems ホスト構成ガイド | SC43-2913 | Developer for z Systems | http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg27038517 |
IBM Rational Developer for z Systemsホスト構成リファレンス | SC43-2912 | Developer for z Systems | http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg27038517 |
IBM Rational Developer for z Systems Common Access Repository Manager Developer's Guide | SC23-7660 | Developer for z Systems | http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg27038517 |
SCLM Developer Toolkit 管理者ガイド | SC88-5664 | Developer for z Systems | http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg27038517 |
IBM Explorer for z/OS Host Configuration Guid | SC27-8437 | z/OS Explorer | |
IBM Explorer for z/OS Host Configuration Reference | SC27-8438 | z/OS Explorer | |
Communications Server IP CICS ソケット・ガイド | SC31-8807 | z/OS 1.13 | http://www-03.ibm.com/servers/eserver/zseries/zos/bkserv/ |
Communications Server IP 構成ガイド | SC88-8926 | z/OS 1.13 | http://www-03.ibm.com/servers/eserver/zseries/zos/bkserv/ |
Communications Server IP 構成解説書 | SC88-8927 | z/OS 1.13 | http://www-03.ibm.com/servers/eserver/zseries/zos/bkserv/ |
MVS 初期設定およびチューニング ガイド | SA88-8563 | z/OS 1.13 | http://www-03.ibm.com/servers/eserver/zseries/zos/bkserv/ |
MVS 初期設定およびチューニング解説書 | SA88-8564 | z/OS 1.13 | http://www-03.ibm.com/servers/eserver/zseries/zos/bkserv/ |
MVS JCL 解説書 | SA88-8569 | z/OS 1.13 | http://www-03.ibm.com/servers/eserver/zseries/zos/bkserv/ |
MVS 計画: ワークロード管理 | SA88-8574 | z/OS 1.13 | http://www-03.ibm.com/servers/eserver/zseries/zos/bkserv/ |
MVS システム・コマンド | SA88-8593 | z/OS 1.13 | http://www-03.ibm.com/servers/eserver/zseries/zos/bkserv/ |
Security Server RACF コマンド言語解説書 | SA88-8617 | z/OS 1.13 | http://www-03.ibm.com/servers/eserver/zseries/zos/bkserv/ |
Security Server RACF セキュリティー管理者のガイド | SA88-8613 | z/OS 1.13 | http://www-03.ibm.com/servers/eserver/zseries/zos/bkserv/ |
UNIX System Services コマンド解説書 | SA88-8641 | z/OS 1.13 | http://www-03.ibm.com/servers/eserver/zseries/zos/bkserv/ |
UNIX System Services 計画 | GA88-8639 | z/OS 1.13 | http://www-03.ibm.com/servers/eserver/zseries/zos/bkserv/ |
UNIX システム・サービス ユーザーズ・ガイド | SA88-8640 | z/OS 1.13 | http://www-03.ibm.com/servers/eserver/zseries/zos/bkserv/ |
REXX および z/OS UNIX システム・サービスの使い方 | SA88-8644 | z/OS 1.13 | http://www-03.ibm.com/servers/eserver/zseries/zos/bkserv/ |
説明 | 参照 Web サイト |
---|---|
Developer for z Systems IBM Knowledge Center | http://www-01.ibm.com/support/knowledgecenter/SSQ2R2/rdz_welcome.html |
Developer for z Systems ライブラリー | http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg27038517 |
Developer for z Systems ホーム・ページ | http://www-03.ibm.com/software/products/en/developerforsystemz/ |
Developer for z Systems 推奨サービス | http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?rs=2294&context=SS2QJ2&uid=swg27006335 |
Developer for z Systems 機能拡張依頼 | https://www.ibm.com/developerworks/support/rational/rfe/ |
Apache Ant のダウンロード | http://ant.apache.org/ |
資料名 | 資料番号 | 参照 | 参照 Web サイト |
---|---|---|---|
ABCs of z/OS System Programming Volume 9 (z/OS UNIX) | SG24-6989 | Redbook | http://www.redbooks.ibm.com/ |
System Programmer's Guide to: Workload Manager | SG24-6472 | Redbook | http://www.redbooks.ibm.com/ |
TCPIP Implementation Volume 1: Base Functions, Connectivity, and Routing | SG24-7532 | Redbook | http://www.redbooks.ibm.com/ |
TCPIP Implementation Volume 3: High Availability, Scalability, and Performance | SG24-7534 | Redbook | http://www.redbooks.ibm.com/ |
TCP/IP Implementation Volume 4: Security and Policy-Based Networking | SG24-7535 | Redbook | http://www.redbooks.ibm.com/ |
Tivoli® Directory Server for z/OS | SG24-7849 | Redbook | http://www.redbooks.ibm.com/ |
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