VOB、ブランチ タイプ、およびエレメント タイプの構成

Windows システムで、VOB 所有者としてログインし、このウィンドウを使用して 1 つ以上の VOB を構成します。

このウィンドウで、以下のステップを実行します。
  1. VOB タグのリストから VOB を 1 つ選択します。構成仕様は選択した VOB に適用されます。

    Linux または UNIX システム上に存在する VOB を指定するには、最初にリージョン シンクロナイザを使用して VOB タグをインポートします。 リージョン シンクロナイザには、Windows の [スタート] メニューからアクセスできます。 [スタート] > [プログラム] > [IBM Rational] > [IBM Rational ClearCase] > [管理] > [リージョン シンクロナイザ] をクリックします。

  2. [チェックアウト ポリシー] で、以下のいずれかのオプションを設定して、バージョンのチェックアウト時に実施される変更依頼の関連付けのポリシーを指定します。
    • 変更依頼について問い合わせない ユーザーがバージョンをチェックアウトしても、[変更依頼の関連付け] ウィンドウは表示されません。
    • オプションの変更依頼を選択するよう問い合わせる ユーザーがバージョンをチェックアウトすると、[変更依頼の関連付け] ウィンドウが開きます。 ユーザーは、0 個以上の変更依頼をチェックアウトされているバージョンに関連付けることができます。 ユーザーが後からチェックアウトをキャンセルする (取り消す) と、変更依頼とチェックアウト済みバージョン間の関連付けはすべて破棄されます。
  3. [チェックイン ポリシー] で、以下のいずれかのオプションを設定して、バージョンのチェックイン時に実施される変更依頼の関連付けのポリシーを指定します。
    • 変更依頼について問い合わせない ユーザーがバージョンをチェックインしても、[変更依頼の関連付け] ウィンドウは表示されません。
    • オプションの変更依頼を選択するよう問い合わせる ユーザーがバージョンをチェックインすると、[変更依頼の関連付け] ウィンドウが開きます。 ユーザーは、0 個以上の変更依頼を、チェックインされているバージョンに関連付けることができます。
    • 1 つ以上の変更依頼を選択するよう問い合わせる ユーザーがバージョンをチェックインすると、[変更依頼の関連付け] ウィンドウが開きます。 ユーザーは、1 つ以上の変更依頼をチェックインされているバージョンに関連付ける必要があります。
  4. [ブランチ タイプの制限] で、以下のいずれかのオプションを設定してブランチ タイプの制限を指定します。
    • すべてのタイプのブランチにポリシーを適用する
    • 選択したタイプのブランチにポリシーを適用する リストに表示されたタイプのチェック ボックスをオンにして、ブランチ タイプを選択します。
      ヒント: すべての選択されたブランチ タイプには、同じ関連付けポリシーを指定する必要があります。異なるブランチ タイプに異なるポリシーを指定することはできません。 複数のブランチ タイプがあり、それらの大部分にポリシーを適用する場合は、[すべて選択] をクリックしてから、ポリシーを適用しないブランチ タイプのチェック ボックスをクリアします。
  5. [Windows のトリガ選択][UNIX トリガ選択] で、統合が、チェックイン操作、チェックアウト操作、チェックアウトの取り消し操作を実行するときに、V1-Visual Basic トリガ、V1-Perl トリガ、または V2-Perl トリガのどれを使用するかを指定します。Rational® ClearCase® バージョン v2002.05.00 より前では、統合は、Windows プラットフォームでは Visual Basic トリガ、UNIX システムでは Perl トリガを使用していました。ClearCase v2002.05.00 では、Windows プラットフォームと UNIX システムで実行される Perl トリガが追加されました。(このトリガは、Rational ClearCase リリース 4.2 へのパッチからも使用することができます。) [V2-Perl] または [V1-Visual Basic] をクリックして、どちらのトリガを使用するかを指定します。[V1-Visual Basic] と [V1-Perl] は、古い Visual Basic トリガと Perl トリガを指します。 [V2-Perl] は異なるプラットフォーム間で使用できる Perl トリガを指します。

    V2-Perl トリガは、cleartool コマンド行インターフェイスを使用する開発者に対してはテキスト ベースのユーザー インターフェイスを提供し、Rational ClearCase エクスプローラ (Windows プラットフォーム) またはファイル ブラウザ (UNIX システムの xclearcase) などの Rational ClearCase GUI の 1 つを使用する開発者に対してはグラフィカル ユーザー インターフェイス (GUI) を提供します。初めて統合を構成する場合は、V2-Perl トリガを使用するのが最善です。現在 V1-Visual Basic トリガを使用している場合は、V2-Perl トリガを評価してから移行について考慮してください。

    V2-Perl トリガは、ローカル構成パラメータを指定する構成ファイルを使用します。 [V2-Perl] を設定すると、 統合構成ツールが [パス] フィールドに CQCC/config.pl (構成ファイルへのパス) を入れ、[パスのディレクトリにトリガ スクリプトを使用する] を使用可能にします。 このパスでは、CQCC が各ローカル クライアントの ccase-home-dir/lib/CQCC に解決されます。デフォルトでは cqcc_launch スクリプトは、各ローカル クライアント上の ccase-home-dir/bin にインストールされます。 この構成では、クライアント マシン上で統合が開始するかまたはトリガが起動するたびに、構成ファイル cqcc_launch スクリプトおよびトリガ スクリプトのローカル インスタンスが実行されます。

    1 つの中心的な構成ファイルおよび cqcc_launch スクリプトが統合で使用されるように、このパスを変更することができます。 [パス] で、構成ファイルへの UNC パス (Windows システム) またはフルパス (UNIX システム) を通常の仕方で指定します。この構成では、中央構成ファイル (中央 cqcc_launch スクリプト) とトリガ スクリプトのローカル コピーを使用します。

    [パスのディレクトリにトリガ スクリプトを使用する] を設定すると、クライアント マシン上のローカル コピーではなく、中央のサーバー上のトリガ スクリプトや構成パラメータおよび cqcc_launch スクリプトを使用することができます。 このオプションを使ってインストールしたトリガは、構成ファイル cqcc_launch スクリプトと、構成ファイルと同じ位置にあるトリガ ソース コードを使用します。 トリガ スクリプトを中央の場所に配置すると、セキュリティが向上し (たとえば、トリガが無効にならないようにします)、保守容易性が増します (たとえば、元のトリガの拡張や変更が容易になります)。これが、安全性と保守性を最も簡単に高める、最善の構成になります。

    中央の場所を使用するオプションには、以下の要件があります。

    • Linux、UNIX システム、または Windows プラットフォームで、パスにスペースを入れてはいけません。(これにより、実行可能ファイル名の指定の際に引用符の使用が不要になります。)
    • トリガ スクリプトを収容するディレクトリには CQCC という名前を付ける必要があります (トリガ スクリプトで必要)。 次に例を示します。

      ¥¥server-name¥path¥CQCC (Windows システム)

      /global-path/CQCC (UNIX システム)

    • Windows と UNIX システムのディレクトリは分けることが必要です。起動スクリプトが異なりますし、行末規則も違うためです。
    • CQCC が解決するディレクトリの内容すべてをサーバー上の中央の CQCC ディレクトリにコピーします。 UNIX システムでは、パス CQCC/config.plconfig.pl ファイルが以下の場所へのシンボリック リンクです。
      /var/adm/rational/clearcase/config/config.pl

      UNIX システムでは、シンボリック リンクではなく、ターゲット config.pl ファイルをコピーします。結果として、その中央のサーバーにはシンボリック リンクはありません。

    • cqcc_launch.bat (Windows システム) または cqcc_launch (UNIX システム) を、ccase-home-dir/bin ディレクトリから、構成ファイルおよび (オプションで) Perl トリガ スクリプトを収容しているサーバー上の中央の CQCC ディレクトリにコピーする必要があります。
  6. [エレメント タイプの制限] で、以下のいずれかのオプションをクリックしてエレメント タイプの制限を指定します。
    • すべてのタイプのエレメントにポリシーを適用する
    • 選択したタイプのエレメントにポリシーを適用する リストに表示されたタイプのチェック ボックスをオンにして、エレメント タイプを選択します。
      ヒント: すべての選択されたエレメント タイプには、同じ関連付けポリシーを指定する必要があります。異なるエレメント タイプに異なるポリシーを指定することはできません。
  7. [ClearQuest レコード タイプ] に、選択した VOB 内のバージョンに関連付けるデフォルトのレコード タイプを入力します。 レコード タイプは、Rational ClearQuest® スキーマ データベース内の Rational ClearCase 定義に関連付ける必要があります。 任意の VOB 内のすべてのバージョンは、同じ Rational ClearQuest レコード タイプに関連付ける必要があります。
  8. 次のいずれかの方法で、選択した VOB の設定を確認します。
    • [適用] をクリックします。
    • VOB タグのリスト内にある別の VOB タグをクリックします。前に選択した VOB に対して加えた変更を保存するかどうかを確認するプロンプトが出されます。
    • [OK] をクリックして、選択した VOB に対して加えた変更を保存し、構成アプリケーションを終了します。

選択した VOB の設定に対する変更を確認する前に破棄するには、[VOB の設定を復元] をクリックします。 選択した VOB の設定に対する変更を確認する前に破棄し、構成アプリケーションを終了するには、[キャンセル] をクリックします。 新しい設定を確認した後は、VOB への変更を破棄することはできません。