Rational ClearCase ではディレクトリのバージョンが作成されるので、ディレクトリのネーム スペース (ディレクトリに含まれるファイルとフォルダのリスト) に変更を加えるには、ディレクトリをチェックアウトする必要があります。まだチェックアウトされていないディレクトリで移動、名前変更、または削除の操作を行うと、IBM Rational® ClearTeam Explorer™ によってそのディレクトリはただちにチェックアウトされます。 移動、名前変更、または削除が完了したときに、すでに自動的にチェックアウトされたディレクトリを自動的にチェックインするかどうかは、プリファレンスの設定によって制御します。 詳細は、Rational ClearTeam Explorer プリファレンスの構成を参照してください。
そのディレクトリがチェックインされないかぎり、ベース ClearCase または単一ストリーム UCM ビューでのネーム スペースの変更を他のチーム メンバーが見ることはできません。 そのディレクトリがチェックインされて、その変更を記録したアクティビティがデリバーされないかぎり、UCM 開発ビューでのネーム スペースの変更を他のチーム メンバーが見ることはできません。
ファイルまたはフォルダ エレメントの名前を変更すると、そのエレメントを含むディレクトリがチェックアウトされ、そのエレメントの旧名が削除され、新規名が追加されます。そのディレクトリがチェックイン済みになった後も、そのディレクトリの先行バージョンでの旧名を使って、名前を変更されたエレメントにこれまでどおりアクセスできます。 エレメントを含むディレクトリについて、そのディレクトリがチェックアウトされている間にとられた名前変更および削除のアクションをリストするチェックインの説明を作成します。リソースの移動または削除に関連したプロセスもこれに似ています。
Rational ClearTeam Explorer を使って、VOB または UCM コンポーネント間でリソースを移動することはできません。 この操作を行えるのは、ネイティブの Rational ClearCase クライアントでツールを使った場合のみです。