出力オプションの変更

マージ出力バージョンを保存するとき、Rational® ClearCase® の XML 差分マージは、可能なときにはいつでも、デフォルトの動作として、入力コントリビュータのエンコード体系および行終了形式 (Windows または UNIX) を保存します。コントリビュータが異なる形式を使用している場合、XML 差分マージはエンコード体系を自動的に選択することができず、選択のためのウィンドウが開きます。

ほとんどの場合、コントリビュータのエンコード体系および行終了形式の保存は、適切な動作です。ただし、入力フォーマットが望んでいたものではない場合、[オプション] ウィンドウの [出力] ページを使用して、自動設定をオーバーライドすることができます。オーバーライドは、マージ出力を他のエンコード体系に変換するか、異なる行末形式を使用します。

出力エンコードの設定

出力エンコードを指定するには、[エンコード] 領域でオプションのいずれかを選択します。デフォルトの自動設定では、選択した出力エンコードと XML 宣言が常に一致している必要があります。

UTF-8 または UTF-16 の出力エンコードは、XML ドキュメントと宣言される必要はありません。ただし、出力エンコードを ISO-8859-1 または ASCII に変更する場合、エンコードは宣言される必要があります。この場合、XML 差分マージは次のいずれかの方法で、出力バージョンを修正します。

注: 異なるエンコード体系に変換するとき、いくつかの文字およびエンティティは異なって変換される場合があります。例えば、次のようになります。
  • 一部の文字は、文字参照として生成される場合があります。
  • 一部の文字参照 (例えば、¶) は、文字として生成される場合があります。

行終了形式の設定

デフォルトでは、Rational ClearCase の XML 差分マージは、コントリビュータが使用する行末形式は何であっても、それを使用してマージ出力を書き込みます。デフォルトの自動設定をオーバーライドし、マージ出力に異なる行末形式を明示的に設定するには、[行終了] 領域でオプションのいずれかを選択します。