移動差分は他の種類の差分より複雑です。移動の理解を助けるために、Rational® ClearCase® の XML 差分マージのデータ表示は、移動済みノードのすべての場所を表示します。各コントリビュータは、場所ごとに値かプレースホルダ ノードのどちらかを持ちます。
次の例では、 ボタンにより chi エレメントが表示されます。これは コントリビュータ 2 では移動済みであることがわかります。
この例では、各コントリビュータに移動済みノードのためのすべての場所が含まれていることに注意してください。最初の場所では、ベース コントリビュータにプレースホルダが含まれており、実際のノード値はコントリビュータ 2 に保管されています。2 番目の場所では、プレースホルダと値のノードが逆になっています。プレースホルダは、コントリビュータ ペインの同期を維持するように助けます。
マージ操作では、マージ出力ペインは複数の差分場所を含むこともできます。例では、chi ノードの各場所へのマージ ポイントが実際にあります。
差分に属するすべての場所をどのように識別しますか。 [次の未解決差分] を再びクリックすると、現在の差分の追加場所がなくなります。代わりに
[次の差分] をクリックできますが、選択した場所がどの差分に属するのかを予測するのが困難な場合があります。
差分場所をチェックするのに一番良い方法は、 [次の場所] をクリックすることです。このボタンは複数の場所を持つ差分にのみ使用可能であり、それらの場所を循環することができます。
次の図には、選択された 2 番目の差分場所が表示されています。[次の場所] をクリックすると、マージ出力ペインで対応するノードを選択することもできます。