MVFS がインストールされているホストの場合、[ホストのプロパティ] ダイアログ ボックスの [MVFS] タブには、ホストの MVFS キャッシュ設定が表示されます。
ホストがリモート管理をサポートしており、ユーザーが ClearCase 管理者グループのメンバーである場合、あるいはホストがローカル ホストである場合、次のプロパティは変更可能です。
[スケール]: 範囲が 1 から 5 の整数値。他のほとんどの MVFS キャッシュ値はここから導き出されます。(スケールに基づく一部の値を変更した場合、ホストを再起動するまでその変更は有効になりません。)
[フリー リストの最大 mnode 数]: mnode は、MVFS がファイルまたはディレクトリを表すのに使用するデータ構造です。スケールは、MVFS の開始時に割り振られる mnode の合計数を決定します。VOB フリー リストの mnode は最近使用されましたが、現在はアイドル状態にあります。フリー リストにさらに多くの mnode を保持することによって、関連ファイルの再オープンに必要な時間は減少します。
[cleartext フリー リストの最大 mnode 数]: cleartext フリー リストは、記憶プールのファイル オブジェクトを指すポインタの集合です。これらのポインタをキャッシュすることにより、MVFS 常駐ファイルの再オープンが速くなりますが、余分のリソースが消費されます。
[ファイルの最大項目数]: ファイル キャッシュは最近アクセスしたファイルへのポインタを保持します。
[ディレクトリの最大項目数]: ディレクトリ キャッシュは最近アクセスしたディレクトリへのポインタを保持します。
[存在しない名前の最大項目数]: このキャッシュは最近のルックアップ処理が失敗したファイルとディレクトリの名前を保持します。ファイル名またはディレクトリ名が提示されると、MVFS はこれらのキャッシュ内を最初に検索します。一致するエントリが見つからない場合、MVFS はビュー サーバーに対する RPC を行う必要があります。各キャッシュ エントリは約 100 バイトを消費します。
[最大 RPC ハンドル数]: MVFS からビュー サーバーに対して進行中の RPC ごとに 1 つの RPC ハンドルが使用されます。キャッシュが 100% フルの状態で、多くのアクティブ プロセスが同時に行われる大きなビルドを実行する場合、このキャッシュ サイズを増やして RPC の実行に必要な時間を減らすこともできます。RPC ハンドルがこのキャッシュに追加された後は、ホストが再起動されるまでその RPC ハンドルは使用可能なままです。