Rational ClearCase の XML 差分マージ ウィンドウのコントロールの比較

Rational® ClearCase® の [XML 差分マージ - 比較] ウィンドウのコントロールを使用すると、コントリビュータ間の差分を分析するときに、XML データを処理およびナビゲートすることができます。

[表示] ウィンドウで使用できるコントロールと同じものが、[比較] ウィンドウで使用できます。さらに、[比較] ウィンドウによって一連の差分ナビゲーション コントロールが追加され、テキスト ベースの差分マージ ツールへアクセスできるようになります。

ほとんどのコントロールは、ウィンドウの上端にあるメニュー システムおよびツールバーに置かれています。多くの (すべてではない) 機能は、メニューとツールバーとで重複しています。

差分ナビゲーション コントロール

表 1 で説明されているメニューおよびツールバーのコマンドを使用して、さまざまな差分にステップスルーできます。

表 1. [比較] ウィンドウのコマンド
メニュー コマンド ツールバーのボタン 説明
[ナビゲート] > [次の差分] 次の差分ノードへと進むステップ。解決済み差分と未解決差分の両方を表示します。
[ナビゲート] > [前の差分] 前の解決済み差分ノードまたは未解決差分ノードに戻るステップ。
[ナビゲート] > [次の未解決差分] 自動的に解決できず、結果としてマージ競合する次のノードへのステップ。

2 つのドキュメント間では競合がないので、3 つ以上のドキュメントが表示されている場合にのみ、この機能を使用できます。

[ナビゲート] > [前の未解決差分] 前の未解決差分へのステップ。3 つ以上のドキュメントが表示されている場合にのみ、この機能を使用できます。
[ナビゲート] > [最後の差分] 最後の解決済み差分ノードまたは未解決差分ノードへのジャンプ。
[ナビゲート] > [最初の差分] 最初の解決済み差分ノードまたは未解決差分ノードへのジャンプ。
[ナビゲート] > [現在の差分] 現在の差分ノードが選択されない場合:

選択範囲を現在の差分ノードに移動する場合:

[ナビゲート] > [次の場所] 移動先のノードは、表示内の複数の場所にあります。このコマンドを使用すると、空のプレースホルダを含む、すべてのコントリビュータ内の移動先のノードのすべての場所を循環します。

アクティブ ビューは変更され、値を持つコントリビュータが表示されます。

マージでは、出力ノードも同期されます。

ペインの同期

すべてのコントリビュータ ペインは密に同期されます。ツリーの表示を管理するメニューおよびツールバーのコマンドは、[表示] ウィンドウの場合と同じ機能を実行しますが、ペインは共に展開、折りたたみ、およびスクロールされます。1 つのコントリビュータで項目を選択するとき、同じ項目がすべてのコントリビュータで選択されます。また、1 つのコントリビュータで項目の挿入または削除を実行すると、他のペインの表示はプレースホルダでバランスを取ります。

これらの機能 (およびすべてのテキスト行が同じ高さであるという事実) は、対応する項目がコントリビュータ ペイン間で常に位置合わせされることを保証します。また、[比較] ウィンドウで、プレースホルダをカウントする場合、すべての入力コントリビュータが同じ数のノードを使って表示されます。

ドキュメント ビュー コントロール

特定のコントリビュータでの操作 (テキストまたは Web ビューにソースを表示するような) の場合、ペインをクリックしてコントリビュータを選択します。アクティブ ペインは、タイトル バーの色が濃く表示されます。表示モードで使用可能なドキュメント ビュー コントロールに加えて、[比較] ウィンドウは以下の機能を提供します。

メニュー コマンド ツールバーのボタン 説明
[ファイル] > [テキストとして比較] なし 差分マージ ツールでコントリビュータを開きます。データは、構造化ノード ツリーではなくテキストとして表示され、これによりバージョンを行ごとに比較できます。

XML テキスト ファイルが以下の場合、差分マージ操作は失敗します。

  • 長すぎる行 (3,000 文字を超える) がある。
  • UTF16 でエンコードされている。