ID マッチングについて

XML には、その値がドキュメント内でユニークである ID 属性の概念があります。例えば、<alpha id="1"> は 1 つだけ存在できます。しかし、id はエレメント タイプによって限定されるので、エレメント <alpha id="1"> および <beta id="1"> を持つことができます。

それらの属性は、タイプ ID と言われます。タイプ ID を任意の属性に割り当てることができますが、最も一般的な規則は属性名 id を使用することです。ID マッチングが使用できるとき、Rational® ClearCase® の XML 差分マージは id または ID という名前の属性がタイプ ID であると想定します。

id 属性を使用してエレメントをマッチングする機能により、XML 差分マージで強力なマッチング結果を得ることができます。例えば、以下のような場合であっても、<alpha id="1"> をバージョン間で一致できます。

ほとんどのドキュメントの場合 (特にレコード単位の XML アプリケーションで)、ID マッチングには以下の利点があります。