Rational ClearCase の XML 差分マージを使用したワークフローのマージ

マージ操作の目的は、2 つ以上のコントリビュータ間の差分を解決し、結果をマージ出力ファイルに保存することです。

  1. 次のいずれかの方法で、マージを開始します。
    マージの開始元 説明
    マージ マネージャ マージが必要な ClearCase エレメントの範囲を検索します。マージ マネージャを明示的に、または UCM デリバー操作の一部として呼び出すことができます。
    バージョン ツリー ブラウザ 2 つのコントリビュータ (ClearCase エレメント) をバージョン ツリー ブラウザから選択します。
    XML 差分マージ Rational® ClearCase® の XML 差分マージをスタンドアロン アプリケーションとして開き、ClearCase バージョン管理外のものを含む任意のコントリビュータのセットをマージします。

    すべてのコントリビュータは整形式 XML でなければなりません。XML エラーが検出される場合、[XML 差分マージ解析エラー] ウィンドウが開きます。

    完全な自動マージ (未解決差分または競合のないマージ) を実行する場合、XML 差分マージはマージ出力を保存します。この手順の残りのステップは省略することができます。

    グラフィカル マージを選択する場合、または自動マージがすべての差分の解決に失敗する場合、[XML 差分マージ - マージ] ウィンドウが開きます。

    ヒント: 最初の 3 つの方法は、Rational ClearCase の XML 差分マージとの統合を利用して特定の機能を自動化し、Rational ClearCase エレメントで作業するときに、通常最も使用しやすいものです。マージされるファイルのセットに任意の XML ファイルが含まれている場合、Rational ClearCase タイプ マネジャは xmldiffmrg を開始して、それらのファイルを処理します。

    対照的に、スタンドアロン モードにより、ご使用のファイル システムで任意の XML ファイルをマージすることができ、ほとんどの機能を明示的に管理することが必要になります。

  2. [マージ] ウィンドウを使用して、コントリビュータを表示し、手動で差分を解決します
  3. すべての競合が解決されるとき、[ファイル] > [保存] をクリックして、マージ出力を保存します。
ヒント: ノードをマッチングするとき、デフォルトでは、Rational ClearCase の XML 差分マージは ID 属性を使用します。これらの設定は、xmldiffmrg コマンド行、またはタイプ マネジャを使用するその他の ClearCase ツールでは変更できません。ただし、スタンドアロン XML 差分マージ セッションを開始し、[オプション] ウィンドウで ID マッチングの設定を修正することができます。XML 差分マージを終了するとき、設定は Windows のレジストリに保存されます。