Rational® ClearCase® の [XML 差分マージ- マージ] ウィンドウは、複数のコントリビュータ ペインおよびマージ出力ペインを含む領域を表示します。図 1 には、例が示されています。
データ表示エレメントには、表 1 で示されている追加および変更がなされた、[表示] ウィンドウおよび [比較] ウィンドウのデータ表示エレメントが含まれます。
表示エレメント | 説明 |
---|---|
ペイン | コントリビュータ ペインは、[比較] ウィンドウと同様に表示されます。さらに、マージ出力ペインが自動および手動マージの結果を表示します。これは、マージ操作を手動で完了し、出力を保存する作業領域です。 マージが完了するまでは、マージ出力ペインは、コントリビュータ ペインと同じ数のノードを必ず含むわけではありません。 2 種類のデータ表示のため、[マージ] ウィンドウでのペインの同期は、[比較] ウィンドウとはいくらか異なっています。 |
マージ ポイント | 未解決差分が、![]() |
同期 | キーボードおよびウィンドウのボタンを使用して (例えば、キーボードの矢印キーを使用して) ナビゲートするとき、コントリビュータおよびマージ出力ペインは密に同期されます。 ただし、これらの領域を別個に管理する方が便利な場合もあります。[マージ] ウィンドウのコントロールを使用して、これを行うことができます。 したがって、マウスを使用してマージ出力ペインから独立して、コントリビュータ ペインをスクロールすることができます。 同様に、ツリーでプラス (+) およびマイナス (-) 符号をクリックして、マージ ツリーとコントリビュータ ツリーを独立して展開および折りたたむことができます。 |
ツールチップ | マージ ポイント アイコンの吹き出しヘルプは、解決される必要のある差分のタイプまたは競合を識別します。 |
マージ出力ペインは、次の 2 つのページを提供しています。
出力ペインで編集可能な項目を選んだ場合、タブも開くことができます。F6 をクリックして、タブの間を切り替えることもできます。
[マージ] ページでは、マージ結果のノード ツリーのビルドが行われます。これには、ベース バージョンのノード構造が含まれています。ただし、最初にデータを含んでいるノードは、コントリビュータから自動的にマージされるノード、または差分が存在しないノードだけです。その他のすべてのノードは、コントリビュータからのデータを適用するか、[編集] ページでノードを編集するかのどちらかによって、解決される必要があります。
出力表示の各未解決差分は、 マージ ポイント アイコンおよび [マージが必要です] ラベルによって表示されます。
各マージ ポイントを解決する際に、マージ ポイント アイコンおよびラベルは、通常のノードおよび挿入したデータによって置換されます。すべての差分が解決されるとき、マージ ポイント アイコンはなくなります。
移動に関連する未解決差分は、複数の場所にあり、複数のマージ ポイントによって表示されます。出力ノードで [隠し] 背景色 (デフォルトでは、ご使用のシステムの [ボタン枠] の色) となっている場合、いくつかの祖先で差分を解決するまで、マージ出力ペインに場所を表示できないノードが存在することを示します。
図 1 に示されているように、未解決の移動差分には複数の場所および複数のマージ ポイントが関係しています。ただし、それは単一の場所に解決されなければなりません。したがって、コントリビュータをマージ出力に適用するとき、複数のマージ ポイントが出力ペインに表示されなくなる場合があります。
吹き出しヘルプは、各マージ ポイントとその現在の解決状況についての情報を提供します。解決済みのノードの場合、ツールチップは、出力ペインでノードが修正されたかどうかを示すため、どのマージ ポイントが処理されたかを知ることができます。[編集] ページでノードを修正した場合、吹き出しヘルプには注釈 "解決済みおよび編集済み" が含まれます。
[編集] ページは、マージ ポイントの値を直接修正するのに使用できる簡単なテキスト エディタです。マージ ポイントへナビゲートするときのみ、およびマージ ポイント ノードが編集可能なタイプ (テキスト値のあるノード) であるときにのみ、[編集] タブを開くことができます。
表 2 は、編集できるノードおよび編集できないノードをリストしています。
編集可能なノード | 編集不可能なノード |
---|---|
|
テキスト コンテンツのないノードは編集できません。
|
[編集] ページで入力したテキストは、ツリー ビューでの表示用に ISO-88959-1 に変換されます。0xFF より大きい UNICODE 文字は、文字参照として表示されます。ドキュメント タイプおよび CDATA ノード以外では、ツリー ビューに戻すときに、定義済みエンティティおよび文字参照が変換されます。