比較/マージのプリファレンス

ClearCase [比較/マージのプリファレンス] ダイアログ ボックスは、ファイルの比較およびマージの際のスタイル、動作、およびツールのプリファレンスを指定するために使用します。
[比較/マージのプリファレンス] ページでは、表示の設定を調整し、比較またはマージの操作が開始されたときにデフォルトで実行されるツールを指定できます。さらに、プリファレンス ページのオーバーライド テーブルを使用して、リソースの名前またはタイプに基づいて、比較またはマージの操作に対して特別な処理を行うことができます。 ここでは、正規表現を使用してリソースの名前を突き合わせるか、またはディレクトリの場合がそうであるように、文字列の突き合わせが適切でない場合は、リソース指定子を使用することができます。リソース指定子を使用するには、リソースの前に「%」を付けます。例えば、ディレクトリ リソースと突き合わせるには、文字列「%directory」を入力します。[オーバーライド テーブル][リソースの種類] メニューには、{%directory, %text_file_delta, %utf8_file_delta} などのいくつかの例が用意されています。

ダイアログ ボックス内のコントロール

[比較/マージのプリファレンス] ダイアログ ボックスには、以下のコントロールが表示されます。

列名 表示内容
マークアップ スタイル 一覧表示されるさまざまな状態ごとに、表示の色とフォーマットを設定します。 それぞれの状態に関連付けられている色とフォーマットが適用されるコードは、記述されている仕方に応じて、変更対象または変更対象外とみなされます。 設定を調整するには、リスト ボックス内の状態を選択し、現在選択されている状態のフォーマット オプションを指定します。 [色] の右側にあるボックスをクリックすると、カラー パレットが開き、テキストの色を選択できます。 また、状態を表示するときのフォーマットを指定する場合、[太字][斜体][取り消し線]、または [下線] オプションを設定することができます。
一般フォント スタイル 表示されるテキストのフォントの設定を選択します。これらの設定はさまざまな状態とは無関係であり、比較/マージのテキストのすべてのインスタンスに適用されます。
マージ出力の保存後
注: このオプションはマージ操作にのみ適用されます。
マージ操作の出力が保存された後の IBM Rational® ClearTeam Explorer™ の動作を指定する場合、これをクリックします。テキスト プロンプトを呼び出すには、[行う操作を選択する] をクリックします。これは、デフォルトの選択です。動作を [マージ ビューを閉じてマージをコミットする] または [何もしない] に変更するには、リストからその動作を選択します。
行番号を表示 [マージ] ビューおよび [比較] ビューのコントリビュータ ペインに行番号を表示する場合、これをクリックします。[マージ] ビューでは、行番号が結果ペインに表示されません。
ベース コントリビュータ ペインを非表示にする [マージ] ビューにマージ コントリビュータが表示されるときに、ベース コントリビュータ ペインが表示されないように指定する場合、これをクリックします。
空白スペースを無視する (比較の場合のみ) [比較] ビューの変更箇所として、追加または削除されたブランク行が示されないように指定する場合、これをクリックします。 この設定を変更すると、次に比較操作を開始する際に適用されます。
自動的に最初の差分または未解決マージ ポイントにスクロールする [比較/マージ] ビューを開くと、最初の差分またはマージ ポイントが強調表示されます。
論理モデルの統合の場合、可能な場合には自動的にマージを実行 これを設定すると、論理モデル内のすべてのファイルは、可能な場合には自動的にマージされます。手動マージが必要な場合には、マージ ツールを使用してそれぞれの競合を解決しなければなりません。
注: このオプションが有効なのは、 論理モデルをサポートしている製品に Rational ClearTeam Explorer が統合されている場合だけです。
マージの再実行前に必ず確認を表示する マージ プロセスを再開する前にユーザーに確認を求めて、保留します。
UTF-8 コントリビュータに BOM が含まれている場合に UTF-8 マージ出力に BOM を挿入する これを設定すると、ユニコード タイプ マネージャの差分マージ ツールを使用する差分マージ操作用のメタデータとしてユニコード BOM 文字が扱われます。 マージ出力の文字エンコードが UTF-8 であり、いずれかの UTF-8 コントリビュータに BOM がある場合、マージ出力にも BOM が含まれます。
次のツールをデフォルトとして使用 マージまたは比較操作が開始されるときにデフォルトで開くツールを指定する場合、これをクリックします。
注: [プロバイダの管理] プリファレンス ページを使用して第三者の [比較/マージ] プロバイダを作成した場合で、第三者プロバイダを比較ツールとマージ ツールの両方として指定した場合、プルダウン リストに表示されます。
次のタイプの場合にデフォルト ツールをオーバーライドする [次のツールをデフォルトとして使用] で設定したものと異なるツールを使用して、マージまたは比較を行うリソースのタイプを 1 つ以上指定する場合、これをクリックします。
追加 リソースの種類の入力またはメニューからの選択を行い、比較操作のツールおよびマージ操作のツールを選択できるオーバーライド ボックスで、新しい行をアクティブにします。
リソースの種類 リソースの種類を入力するか、メニューから選択します。
比較プロバイダ 同じ行の [リソースの種類] 列で指定したリソースの種類を比較する際に使用するツールを選択します。
マージ プロバイダ 同じ行の [リソースの種類] 列で指定したリソースの種類をマージする際に使用するツールを選択します。
前処理プログラム [プロバイダの管理] プリファレンス ページを使用して、 第三者の前処理プログラム、または [比較/マージ] 操作の前に実行するスクリプトをセットアップします。第三者の [比較/マージ] プロバイダに関連する前処理プログラムは、この列に表示されます。
削除 オーバーライド ボックスから選択済みのオーバーライドを削除します。
デフォルトの復元 すべての設定およびオプションをオリジナルの状態に復元します。
適用 変更を適用し、[プリファレンス] ウィンドウは開いたままにします。
OK 変更を適用し、[プリファレンス] ウィンドウを終了します。
キャンセル 操作をキャンセルします。

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