ディレクトリのマージ ビュー

このビューを使用して、ディレクトリをマージします。

[マージ] ビューは、リベースまたはデリバーの操作が開始され、完了する前にその操作が手動マージを要求した場合に自動的に開きます。

[比較/マージのプリファレンス] ページ ([IBM Rational ClearTeam Explorer] > [統合] > [比較/マージ]) でディレクトリのマージ ビューの表示と動作に関するプリファレンスを調整できます。こうしたプリファレンスには、ベース コントリビュータ ペインを非表示にしたり、最初のマージ ポイントに自動的にスクロールしたりすることが含まれます。

差分マーカーおよびマージ ポイント マーカー

次の表に、[比較とマージ] ビューで使用される差分マーカーの説明を記します。

差分タイプ マーカー 説明
変更済み 黄色の三角形 この差分には、ベース コントリビュータから変更された行が含まれていることを示します。
デフォルト 空白 テキストのこのセクション (ファイルの場合)、または一連のファイル (ディレクトリの場合) において、すべてのコントリビュータの内容が同じであることを示します。何もマーカーが表示されないことに注意してください。ただし、行の先頭にカーソルを置くと、吹き出しヘルプが表示されます。
削除済み 赤の x が重ねられた小文字 a この差分には、ベース コントリビュータに含まれている行がないことを示します。
移動項目削除 右側に赤い横方向矢印がある、赤の x が重ねられた小文字 a この行はこの場所から削除され、新しい場所に移動したことを示します。このマーカーはディレクトリには適用されないので注意してください。
異なるオブジェクト ID 輪郭が破線で描かれている白い長方形に重ねられた、水色の長方形 (このマーカーは、ディレクトリの比較やマージにのみ適用され、テキスト ファイルには適用されません。) この差分には、ベース コントリビュータと名前が同じファイルまたはディレクトリが少なくとも 1 つ含まれているものの、そのファイルまたはディレクトリは削除された後に再作成されたので、別のファイルまたはディレクトリと見なされることを示します。
挿入 赤い三角形が下にある小文字の a この差分には、ベース コントリビュータに表示されていない行が含まれていることを示します。
移動項目挿入 赤の三角形が下にあり、右側に赤い横方向矢印がある小文字 a この差分には、別の場所からこの場所に移動された行が含まれることを示します。このマーカーはディレクトリには適用されないので注意してください。
パディング 黒のダッシュ アウトラインがある白の長方形 差分マージは、(この場所に挿入がある) 他のコントリビュータとのテキスト位置合わせを行うために、この差分に余分のブランク行を埋め込んだことを示します。このパディングはマージ出力では表示されません。
変更なし 緑色のチェック マーク このコントリビュータのこの場所にはベース コントリビュータと比べて違いがないものの、別のコントリビュータにはこの場所に差分があることを示します。これはベース コントリビュータにも表示されて、別のコントリビュータのマークされたポイントで差分があることを示します。

ClearCase の [比較/マージ] ビューのツールバー

ClearCase [比較/マージ] ビューのツールバーには、マージ操作のための以下のアイコンがあります。

アイコン名 アイコン 説明
[マージ出力の保存] [マージ出力の保存] アイコン マージ出力を保存し、[比較/マージ] ビューを閉じます。リベースまたはデリバリの操作の一部としてマージを行っていた場合は、その操作が再開します。
[コントリビュータ 1] [コントリビュータ 1] アイコン コントリビュータ 1 からの変更を受け入れます。マージ ポイントがコントリビュータで選択されると、ボタンには『+』文字が数字の右に表示されます。
注: コントリビュータの数には制限がありません。コントリビュータごとに、固有の番号が記された同様のボタンが表示されます。コントリビュータに関連付けられたボタンをクリックすると、そのコントリビュータからの変更を受け入れます。
[解決して進む] [解決して進む] アイコン 指定した出力で現在の未解決差分を解決し、次の未解決差分に進みます。
[最初の差分に移動] [最初の差分に移動] アイコン 両方のコントリビュータの最初の差分を強調表示します。
注: [マージ] ビューが自動的に最初の未解決差分にスクロールするようにするには、[IBM Rational ClearTeam Explorer] > [統合] > [比較とマージのプリファレンス] ページの [自動的に最初の差分または未解決マージ ポイントにスクロールする] オプションを選択できます。
[前の未解決差分に移動] [前の未解決差分に移動] アイコン 前の未解決の差分を強調表示します。
[前の差分に移動] [前の差分に移動] アイコン 前の差分を強調表示します。ファイル内に現在選択している差分よりも高い差分がある場合にのみ使用できます。
[次の差分に移動] [次の差分に移動] アイコン 次の差分を強調表示します。ファイル内に現在選択している差分よりも低い差分がある場合にのみ使用できます。
[次の未解決差分に移動] [次の未解決差分に移動] アイコン 次の未解決の差分を強調表示します。
[最後の差分に移動] [最後の差分に移動] アイコン 両方のコントリビュータの最後の差分を強調表示します。
[メニュー] eclipse のドロップダウン メニュー アイコン [比較/マージ] ビューのオプション メニューを表示します。このメニューには以下のオプションがあります。
  • [マージ出力の保存]
  • [最初の差分に移動]
  • [前の未解決差分に移動]
  • [前の差分に移動]
  • [次の差分に移動]
  • [次の未解決差分に移動]
  • [解決して進む]
  • [ベース コントリビュータを非表示にする]: これを選択して、ベース コントリビュータ ペインをビューで非表示にします。その場合でも、そのペイン内の差分を選択しておくことができます。
  • [すべての差分を受け入れる] > [コントリビュータ #]: ここで選択するコントリビュータの、すべての差分が受け入れられます。
  • [残りの差分を受け入れる] > [コントリビュータ #]: すでにいくつかの差分を解決している場合は、ここで選択するコントリビュータの、残りのすべての未解決の差分が受け入れられます。
[ビューを固定] [ビューを固定] アイコン これをクリックして、現在の [比較/マージ] ビューを使用しているワークスペースに固定します。これにより、別の [比較/マージ] ビューで新規の比較またはマージの操作を実行できます。
注: このオプションは [マージ] ビューでは無視されます。[マージ] ビューはすべて自動的に固定されます。

フィードバック