新規プロバイダ/プロバイダの編集

ClearCase [新規プロバイダ/プロバイダの編集] ダイアログ ボックスを使用して、外部サード パーティの比較とマージのプロバイダ ツールを追加または編集します。
[新規プロバイダ/プロバイダの編集] プリファレンス ページを使用すると、外部サード パーティの比較/マージ プロバイダ ツールを指定したり、それらのツールのパラメータを設定したりできます。

ダイアログ ボックス内のコントロール

[新規プロバイダ/プロバイダの編集] ダイアログ・ボックスには、以下のコントロールが表示されます。

列名 表示内容
プロバイダ名 このテキスト ボックスでは、外部の比較とマージのプロバイダを識別する名前を指定します。 例えば、新規プロバイダを kdiff3 という名前にすることができます。
パス このテキスト ボックスには、外部の比較とマージのプロバイダへのディレクトリ パスを入力します。 UNIX システムを想定した場合、例えば /usr/bin/kdiff3 というパスになります。
参照 クリックすると、[プロバイダ アプリケーションの選択] ダイアログ ボックスが起動されます。このボックスでは、使用する比較とマージのプロバイダを見つけて指定することができます。
比較操作をサポートする 現在選択している比較とマージのプロバイダが 2 つのファイル間の差分を表示できる場合には、これをクリックします。
引数 これらは、比較操作中に比較とマージのプロバイダによって使われる引数です。 新しい比較プロバイダで必要となるコマンド行構文を指定するには、このフィールドを使用します。 例えば、新しい比較プロバイダで以下のような形式の構文が必要であるとします。
%contribs% -L %filename1% -L %filename2%
ここで %contribs% は、kdiff3 がファイルを読み取って差分を表示できるよう、コントリビュータの内容を保持するパス名を表します。 この例で、比較プロバイダ kdiff3 は、コントリビュータごとにウィンドウ上部に分かりやすいファイル名を表示する -L オプションをサポートします。 マクロ %filename1% および %filename2% は、ClearTeam Explorer によってバージョン拡張パス名に置き換えられます。 なお、このフィールドの上にマウスを移動すると、比較操作のタグを表示する [ツールチップ] を見ることができます。 また、[マクロの挿入] ボタンを使用して、このフィールドに引数を指定することもできます。
マクロの挿入 提供されている引数のリストを表示するには、[マクロの挿入] ボタンの右側にあるオプション リストをクリックします。 [マクロの挿入] オプション リスト内で現在選択されている引数を比較 [引数] フィールドに追加するには、[マクロの挿入] ボタンをクリックします。
マージ操作をサポートする 新しいプロバイダ アプリケーションが 2 方向または 3 方向のファイル [マージ] 操作をサポートしている場合は、このオプションを選択します。
引数 これらは、マージ操作中に比較とマージのプロバイダによって使われる引数です。 新しいマージ プロバイダで必要となるコマンド行構文を指定するには、このフィールドを使用します。 例えば、現在選択されているマージ プロバイダで、以下のような形式の構文が必要であるとします。
-b %base% %contribs% -o %merge_out% -L %filename0% 
-L %filename1% -L %filename2%
ここで、%base% はベース コントリビュータの内容を保持するファイル パス名、%filename0% はベース コントリビュータを示す分かりやすい表示名、%contribs% は残りのコントリビュータの内容を保持するパス名を表します。 なお、このフィールドの上にマウスを移動すると、マージ操作のタグを表示する [ツールチップ] を見ることができます。 また、[マクロの挿入] ボタンを使用して、このフィールドに引数を指定することもできます。
注: マージ プロバイダには、何かしらのフォームの出力引数が必要です。
マクロの挿入 提供されている引数のリストを表示するには、[マクロの挿入] ボタンの右側にあるオプション リストをクリックします。 [マクロの挿入] オプション リスト内で現在選択されている引数をマージ [引数] フィールドに追加するには、[マクロの挿入] ボタンをクリックします。
マージ出力ファイル マージ [引数] フィールドに %merge_out% 引数を追加する場合はクリックします。ここで %merge_out% は出力ファイルです。
前処理をサポートする 新しい比較とマージのプロバイダ アプリケーションが、比較操作やマージ操作の前に特定の入力ファイルを前処理できる場合には、このオプションを選択します。 例えば、ファイル内のすべての文字を大文字または小文字に変換する簡単な前処理スクリプトは、次の通りです。
if exist %2 rm %2
c:¥¥utilities¥¥cygwin¥¥bin¥¥sed -b 'y/abcdefghijklmnopqrstuvwxyz/ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ/' %1 > %2
引数 これらは、前処理で比較とマージのプロバイダによって使われる引数です。 現在選択している比較/マージ プロバイダが前処理プログラムを呼び出すために必要となるコマンド行構文を指定するには、このフィールドを使用します。 デフォルトでは、テキスト ボックスに次の引数が含まれています。
%input% %output% 
このフィールドの上にマウスを移動すると、マージ操作のタグを表示する [ツールチップ] を見ることができます。
注:
ClearTeam エクスプローラは、比較とマージのプロバイダ ツールを 1 回呼び出すごとに 1 つの引数を提供します。
OK 変更内容をすべて適用し、ウィンドウを終了します。 新しい比較とマージのプロバイダが [比較とマージのプロバイダ] プリファレンス ページの [プロバイダ] リストに表示されます。
キャンセル 操作をキャンセルします。

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