[プロパティ] ビューを使用すると、UCM アクティビティ、ベースライン、ブランチ タイプ、エレメント、ラベル タイプ、ストリーム、UCM コンポーネント、UCM プロジェクト、バージョン、ビュー、および VOB に関連付けられたメタデータを表示および変更できます。
ある種のメタデータは、許可ユーザーによってのみ変更可能です。
エレメント、バージョン、または VOB のプロパティを修正すると、そのエレメント、バージョン、または VOB にアクセスするすべてのユーザーが影響を受けます。
プロパティを変更する権限
変更可能プロパティを変更できるのは、十分な特権をもったユーザーのみです。
各自の Rational ClearCase 特権は、ClearCase® サーバーにログオンしたときのユーザー ID によって判別されます。修正許可を受けていないプロパティを変更しようとすると、その操作は失敗します。
エレメント保護
エレメント保護は、該当するエレメントを含む VOB のすべてのユーザーからのすべてのバージョンのエレメントへのアクセスを制御する手段です。
設定可能な保護と、その設定の意味は、エレメントがディレクトリとファイルのどちらであるかによって異なります。
- ファイルとディレクトリのどちらのエレメントの場合も、あるバージョンのファイルまたはディレクトリを Rational ClearCase Web ビューにロードできるかどうかは、読み取り権限によって制御されます。
- ファイル エレメントの場合、書き込み権限を利用することはできません。
エレメントを修正するには、そのエレメントをチェックアウトしてから、修正済みエレメントをチェックインして、新バージョンを作成する必要があります。
この操作は、エレメントの所有者または所有者グループの任意のメンバーには常に許可されます。
さらに、エレメントをチェックアウトしたユーザーは、常にそのエレメントのチェックインを許可されます。
- 実行、UID の設定、および GID の設定の許可は、UNIX と Linux システム上の ClearCase 動的ビューに対してのみ適用されます。
説明
[説明] プロパティは、UCM アクティビティ、ベースライン、エレメント、ラベル タイプ、UCM プロジェクト、UCM コンポーネント、ストリーム、バージョン、ビュー、および VOB に関して使用できます。このプロパティのテキストは、オブジェクトに関連したコメント メタデータから派生します。
コメントをなにも入力しないと、プロパティのテキストは表示されません。
- エレメントの [説明] プロパティは、エレメントの作成コメントを示します。
エレメントの所有者、そのエレメントを含む VOB の所有者、または Rational ClearCase 管理者であれば、このコメントを修正することができます。
- チェックアウト済みバージョンの [説明] プロパティは、そのバージョンのチェックアウト コメントを示します。
このコメントを修正できるのは、バージョンがチェックアウト済みの場合です。
- VOB の [説明] プロパティは、その VOB の作成コメントを示します。
VOB の所有者、または Rational ClearCase 管理者であれば、このコメントを修正することができます。
エレメントと VOB のロック
VOB とエレメントの [プロパティ] ダイアログ ボックスで使用できる [ロック] タブを使えば、エレメントまたは VOB 全体をロックすることができます。このロックによって、任意の ClearCase ユーザーがエレメントまたは VOB を修正することを防止することができます。
- エレメントの所有者、そのエレメントを含む VOB の所有者、または Rational ClearCase 管理者であれば、エレメントをロックすることができます。
- VOB の所有者または Rational ClearCase 管理者であれば、VOB をロックすることができます。
注: [不要にされたバージョン] 属性を使ってエレメントまたは VOB をロックすると、それに付随して、特定の ClearCase 操作ではそのエレメントまたは VOB は見えなくなります。