ClearCase ポリシーのプロパティ

ACL ポリシーのプロパティを表示または編集するには、ClearCase ポリシーのプロパティ ページを使用します。

ポリシーには、制御された VOB メタタイプ (エレメント、VOB オブジェクト、ポリシー、および役割マップなど) ごとに、アクセス制御リスト (ACL) があります。

ポリシーのプロパティー

ポリシーのプロパティ ページの [ポリシー] タブには、選択したポリシーに関する次のような情報が表示されます。

プロパティ名 プロパティの説明
名前 ポリシーの名前。
セレクタ ポリシー セレクタを、[policy:]policy-name[@vob_selector] の形式で表示します。ここで policy-name はポリシーの名前であり、vob_selector は VOB のオブジェクト セレクタ ([vob:]pname_in_vob の形式) です。
種類 現在選択されているリソースの種類 (ポリシー)。
説明 ポリシーの作成に関するコメント。
作成日時 ポリシーが作成された (ソース管理に追加された) 日付と時刻。
作成者 ポリシーを作成した ClearCase ユーザーの名前 (user_id.group_id の形式)。
範囲 デフォルトでは、ポリシーの範囲は [通常] です。つまり、ポリシーはそのポリシーの作成に使用した VOB に対してのみ使用可能です。

ACL のプロパティ

ポリシーのプロパティ ページの [ACL] タブには、選択したポリシーに関する次のような情報が表示されます。

プロパティ名 プロパティの説明
ユーザーの権限 (Permissions for user) 現在選択されているポリシーで、現行のユーザーの包括的な権限 (読み取り、変更、フル、なし) を表示します。
すべての有効な ACL 現行ポリシーについて、有効な ACL のプリンシパルと権限を表示します。 有効な ACL は、役割マップとそのポリシーを組み合わせることにより計算されます。つまり、役割マップ内の役割マッピングが、ポリシーのアクセス制御エントリにある役割に置き換えられます。 最終的には、ACL に間接的なプリンシパルが存在しなくなるため、アクセス チェックの際の解釈が容易になります。
自分に影響している項目のみを表示します このオプションを選択すると、[すべての有効な ACL] が、現行のユーザーを含むプリンシパルのみを表示します。
このリソースの役割マップ (Rolemap for this resource) 現在選択されているポリシーの役割マップを表示します。
開く 現行ポリシーの役割マップを、役割マップ エディタで開きます。

ポリシーの カスタム プロパティー

ポリシーのプロパティ ページの [カスタム] タブには、選択したポリシーに関する次のような情報が表示されます。

プロパティ名 プロパティの説明
属性 選択したポリシーに付加された ClearCase 属性のリスト。どの属性にも、[タイプ][値] があります。
ハイパーリンク 選択したポリシーに付加されたハイパーリンクのリスト。

ポリシーのロック プロパティ

ポリシーのプロパティ ページの [ロック] タブには、選択したポリシーに関する次のような情報が表示されます。

プロパティ名 プロパティの説明
状態 [ロック済み] または [アンロック済み] のいずれか。 [ロック済み] のポリシーは [不要にされたバージョン] になる場合もあります。
ロックしたユーザー ポリシーをロックした ClearCase ユーザーの名前 (user_id.group_id の形式)。
ロックした日付 ロックが設定された日付と時刻。
説明 ロックに関するコメント。
除外ユーザー ロックを適用されないユーザーのリスト。
ユーザーの追加 [ユーザーの追加] ダイアログ ボックスをクリックして開きます。そこで、[除外ユーザー] リストにユーザーを追加することができます。
ユーザーの削除 クリックすると、選択したユーザーを [除外ユーザー] リストから削除します。
すべて削除 クリックすると、すべてのユーザーを [除外ユーザー] リストから削除します。

ポリシーのマスターシップ プロパティ

選択されたポリシーが、ClearCase MultiSite を使用して複製された VOB 内にある場合、ポリシーのプロパティ ページの [マスターシップ] タブに、選択したポリシーに関する次のような情報が表示されます。

プロパティ名 プロパティの説明
現在のレプリカ ポリシーを含むレプリカ (ClearCase サーバーからアクセスできるレプリカ) のレプリカ名。
マスター レプリカ 現行ポリシーを統括するレプリカの名前。

オブジェクトのマスターシップによって、誰が修正できるかが決まります。 通常、自分の現在のレプリカがオブジェクトを統括していない場合、そのオブジェクトを修正できません。


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