VOB 作成ウィザードは、コンピュータにバージョン付きオブジェクト ベースを作成するために使用します。Rational® ClearCase® 管理者 ID を使って、VOB ホスト (1 つ以上の VOB 記憶ディレクトリがあるコンピュータ、または、記憶ディレクトリを含む、サポートされている Network Attached Storage (NAS) デバイス上の場所にアクセスできるコンピュータ) にログオンする必要があります。
要確認: VOB を作成するユーザーのユーザー ID とプライマリ グループによって、VOB のアクセス権限は自動的に初期化されます。
この VOB を作成する対象の開発プロジェクトが Rational ClearCase UCM を使用する場合、この VOB を UCM コンポーネントの保管に使用できます。それに加えて、オプションでこれをプロジェクト VOB に指定することもできます。
ウィザードの最初のページ
ウィザードの最初のページでは、VOB 名と主要なパラメータを指定します。
- [新しい VOB の名前を指定してください]
- VOB タグを入力します。VOB タグは、VOB の登録された名前です。VOB で操作を実行するときには、VOB タグによって VOB を参照します。指定する VOB タグは、ローカル ホスト ネットワーク リージョンに適用されます。各ネットワーク リージョンには、VOB タグ用の単一のネームスペースがあります。同じリージョン内のホストはすべて、1 つの VOB を参照するのに同一の VOB タグを使用します。したがって、VOB タグは、ローカル ホストのネットワーク リージョン内のすべての VOB タグ間で固有でなければなりません。
Windows のファイル名構文を使用するネットワーク リージョンでは、各 VOB タグの先頭は円記号 (¥) でなければなりません (例えば、¥vobname)。VOB タグを入力するときに先頭の円記号 (¥) を省略すると、VOB 作成ウィザードが自動的にそれを追加します。
重要: まず VOB タグを指定しないと、VOB 作成ウィザードの続きのステップに進むことができません。
- [VOB のコメントを入力してください]
- VOB の作成のコメントを指定します (オプション)。これは、VOB の目的を他のユーザーに知らせるのに役立ちます。
- [この VOB は UCM コンポーネントを含む]
- この VOB に UCM コンポーネントを入れることを指定するには、これを設定します。
製品の注: このオプションは Rational ClearCase 専用です。
- [UCM プロジェクト VOB として作成]
- VOB を PVOB にすることを指定するには、これを設定します。PVOB には、コンポーネント内の開発成果物を管理するために使用される、プロジェクト、ストリーム、アクティビティ、および変更セットなどの UCM オブジェクトが格納されます。
製品の注: このオプションは Rational ClearCase 専用です。