Rational ClearTeam Explorer for Eclipse の使用

UCM またはベース ClearCase を使って、IBM Rational® ClearTeam Explorer™ for Eclipse を使用することができます。

始める前に

Rational ClearTeam Explorer for Eclipse を使用するには、事前に ClearCase ビューを作成する必要があります。 UCM とベース ClearCase とでは (ビューで指定する開発ポリシーという意味で) それぞれ異なるタイプのビューが必要であるため、使用する予定のビューを作成する前にいずれか 1 つを選択する必要があります。また、Web、動的、自動、またはスナップショットから、作成するビューのタイプを (クライアント タイプという意味で) 決定する必要もあります。

このタスクについて

注: ClearCase と Eclipse では、ソフトウェア開発のさまざまな局面を表現する際に、プロジェクト という語を使います。 Eclipse プロジェクトは、Java ソース ファイルを入れるフォルダなどの、リソース階層を定義します。 ClearCase の UCM プロジェクトは、リソースに加えられる変更を、ベースライン、アクティビティ、およびストリームを使って担当者グループが管理する方法を定義します。 UCM プロジェクトのメンバーは、1 つ以上の Eclipse プロジェクトを使って作業することができます。

手順

Rational ClearTeam Explorer for Eclipse の使用を開始するには、次のようにします。

  1. UCM またはベース ClearCase のどちらを使用するかを決めます。
    1. プロジェクト マネージャーに問い合わせます。 UCM を使用可能にするには、プロジェクト マネージャーによってか、または ClearCase サーバー上の UCM ツールにアクセスできるユーザーによって、UCM プロジェクトとそれが使用するコンポーネントが事前に作成されなければなりません。
    2. UCM とベース ClearCase に関する Rational ClearCase の追加資料を確認します。
  2. Web ビュー、動的ビュー、自動ビュー、またはスナップショット ビューのいずれを使用するかを決めます。
    1. 動的ビューは ClearCase ネイティブ (つまりシック) クライアントを必要とし、ローカル エリア ネットワーク上のみで使われるように設計されています。 ワイド エリア ネットワーク上では動的ビューがサポートされません。 動的ビューを使用するには、その前にマウントして開始しておく必要があります。
    2. Web ビューと自動ビューは、コピーに基づくクライアントで、CCRC WAN サーバーに接続する必要があり (ただしサーバーから切断していても一部の操作を限定的に使用できます)、WAN 環境または LAN 環境のいずれかで使用可能です。
    3. スナップショット ビューもコピーに基づいており、リソースのコピーをロードするために VOB サーバーへの LAN 接続を必要とします。
  3. 作成する予定の各 ClearCase ビューごとに、Eclipse ワークスペースを作成します。 Eclipse ワークスペースと ClearCase ビューの関係に関する詳細は、ClearCase ビューと Eclipse ワークスペースを参照してください。
  4. ClearTeam Explorer パースペクティブを開きます。Eclipse メニュー バーで、[ウィンドウ] > [パースペクティブを開く] > [その他] をクリックします。 パースペクティブで利用できるリストで、[ClearCase] アイコン [ClearTeam Explorer] を選択します。 パースペクティブを開いた後、特定のビューとツールバーおよびメニューを示すように、それをカスタマイズすることができます。
  5. UCM を使用する場合は、ClearCase ツールバーの [UCM プロジェクトに参加] アイコン アイコンをクリックして、[UCM プロジェクトに参加] ウィザードを開始します。 このウィザードは、UCM ビューも作成します。
  6. ベース ClearCase を使用する場合は、ClearCase ツールバーの [ビューの作成] アイコン アイコンをクリックして、ビュー作成ウィザードを開始します。

次のタスク

ClearCase ビューと Eclipse ワークスペースの作成後、Rational ClearTeam Explorer for Eclipse の使用を開始し、次のようにして Eclipse プロジェクトの作業をチームのメンバーと共有することができます。
  • 作業対象の Eclipse プロジェクトがすでに Rational ClearCase のソース管理下にある場合、ビュー用に作成した Eclipse ワークスペースにそれをインポートすることができます。
  • まだ ClearCase の管理下にない場合、Eclipse プロジェクトを作成してから、それをソース管理に追加します。

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