Rational ClearCase の XML 差分マージを使用したワークフローの比較

XML ファイルを比較し、複数のコントリビュータ間でどんな変更が生じたかを確認します。ファイルを比較して、未解決差分のプレビューによるマージの準備をすることができます。

以下は、Rational® ClearCase® の XML 差分マージでのファイルの比較についての基本的なステップです。

  1. 次のいずれかの方法で、比較操作を開始します。
    比較の開始元 説明
    バージョン ツリー ブラウザ 2 つのコントリビュータ (ClearCase バージョン) をバージョン ツリー ブラウザから比較します。
    ClearCase エクスプローラまたは Windows エクスプローラのエレメント リスト 選択された ClearCase エレメントの現在のバージョンと前のバージョンを比較します。
    XML 差分マージ Rational ClearCase の XML 差分マージをスタンドアロン アプリケーションとして開き、ClearCase バージョン管理外のものを含む任意のコントリビュータのセットを比較します。

    すべてのコントリビュータは整形式 XML を含んでいなければなりません。XML の構文エラーが検出される場合、[XML 差分マージ解析エラー] ウィンドウが開きます。

    ヒント: 最初の 2 つの方法では、Rational ClearCase タイプ マネージャが XML 差分マージを開始します。通常、この Rational ClearCase との統合の使用は、Rational ClearCase 管理下にある XML エレメントで作業する最も簡単な方法です。

    比較により、スタンドアロン モードで作業し、ファイル システムの任意の XML ファイルを比較することができますが、これにはほとんどのパラメータを指定する必要があります。

  2. XML 差分マージの [比較] ウィンドウで、コントリビュータを比較し、差分を理解します。
重要: ノードをマッチングするとき、デフォルトでは、XML 差分マージは ID 属性を使用します。これらの設定は、xmldiffmrg コマンド行、またはタイプ マネジャを使用するその他の Rational ClearCase ツールでは変更できません。ただし、スタンドアロン XML 差分マージ セッションを開始し、[オプション] ウィンドウで ID マッチングの設定を修正することができます。XML 差分マージを終了するとき、設定は Windows のレジストリに保存されます。