XML データは、ノードのツリーとして表示されます。表 1 には、Rational® ClearCase® の XML 差分マージで定義されているノードのタイプについて説明されています。
ノード | 説明 |
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XML 宣言 | エンコードが UTF-8 または UTF-16 ではない場合、XML 宣言が必要です。 それ以外の場合は任意です。ノードは編集可能ではありませんが、属性および属性値は編集可能です。 |
ドキュメント タイプおよびエンティティの宣言 | XML 差分マージによって使用されるパーサは検証せず、ドキュメントにユーザー定義の外部エンティティ参照が含まれていない場合、DTD 宣言は任意です。DTD は表示される必要がなく、構文解析されず、外部エンティティは編集時に変換されない場合でも、宣言は必要です。 ドキュメント タイプ ノードは編集可能です。 |
エレメント | XML エレメント。 データおよびその他のエレメントを含むエレメントの内容は、サブノードとして表示されます。 マッチング: XML 差分マージはエレメント属性およびその値を別個のサブノードとして表示します。異なる名前を持つエレメントは異なるノード タイプなので、エレメント名は変更できません。エレメントおよび属性/値のペアは追加、削除、または移動のみが可能です。 |
テキスト (PCDATA) | 開始と終了のエレメント タグ間の PCDATA。空白のみを含むノードは、テキスト ノードとみなされます。テキスト ノードは編集可能です。 |
CDATA | 現状のままエスケープされる組み込みマークアップを含む、編集可能なセクション。例えば、CDATA セクションにより、< および > のような特殊文字を表示できるようになります。特殊文字およびエンティティ参照は、編集時に変換されません。 |
コメント | テキスト ノードに類似した XML コメント。これも編集可能です。 |
処理命令ターゲット | <? の語彙素のすぐ後に続く ID。 |
処理命令 (PI) データ | ターゲットと 終了の ?> の語彙素間の、空白を含む処理命令データ。 |
属性名 | 属性名は常にエレメント ノードの子です。編集可能ではありません。 マッチング: 名前の差分は異なる属性を示すので、属性は追加または削除できますが、変更はできません。 したがって、属性は一致するために同じ親をもっていなければなりません。 XML 差分マージは属性/値のペアの順序を保持します。したがって、コントリビュータ間の順序の差分は、移動として表示されます。 |
属性値 | 属性値は、常に属性名ノードの子です。これは編集可能なノードです。 マッチング: たとえ空であっても、属性名には常に子の値のノードがあります。したがって、挿入および削除が生じることはありません。属性の名前/値のペアは密にバインドされています。つまり、1 つの属性名ごとに 1 つの属性値のみがあるので、移動は重要とはみなされません。同じ値を持つ異なる属性は、1 つの属性から別の属性への移動ではなく、別個の属性とみなされます。 |