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Java 用ホスト・アクセス・クラス・ライブラリー


Java 用ホスト・アクセス・クラス・ライブラリーの紹介

Java 用ホスト・アクセス・クラス・ライブラリー (HACL) には、 クラスとメソッドのコア・セットがありますが、このセットを使用すれば、 データ・ストリーム・レベルでホスト情報にアクセス可能なプラットフォーム独立アプリケーションを開発できます。 HACL は、作動するのに Java 対応ブラウザーまたは互換 Java 環境だけを必要とする、 どのグラフィカル・モニターにも依存しない完全なクラス・モデルに、 コア・ホスト・アクセス関数をインプリメントします。 このクラス・ライブラリーは、 ホスト接続の完全なオブジェクト指向の抽象観念を提供します。 それには、ホストのプレゼンテーション・スペースでの読み取りおよび書き込み、 プレゼンテーション・スペースのフィールドのエミュレーション、 オペレーター情報域 (OIA) からの状況に関する情報の読み取り、 ファイルの転送、および重要イベントの非同期通知の実行が含まれます。

HACL を使用することによって、アプリケーション開発者は、 データ・ストリーム・プレゼンテーション・スペース (3270、5250、および仮想端末など) からのデータを操作するJava アプレットを作成できます。 それにより、ユーザーは Java アプレットをマシンに常駐させておく必要がなくなります。 プレゼンテーション・スペースは、 ホスト・アプリケーションが提供するデータと関連属性の両方を含む仮想端末画面を表します。 HACL Java アプレットは、 ホストへのセッションを開き、着信ホスト・データを待ち、 仮想画面からの特定の文字列を取得し、その文字列の関連属性を取得し、 データ・ストリーム・ファンクション・キーをホストに返送し、 次のホスト応答を待ちます。 1 つの対話が終了すると、アプレットは別のタスクに切り替わるか、 単にセッションをクローズします。 操作全体は、ホスト画面が表示されることなく実行されます。

HACL ではいくつかの点で、 クライアント固有の、EHLLAPI のような画面スクラップ・アプリケーション・プログラミング・インターフェースが大幅に改良されています。 改良点は以下のとおりです。

特定のクラスの詳細については、 ホスト・アクセス・クラス・ライブラリー Java オブジェクトを参照してください。


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