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クラス com.ibm.eNetwork.ECL.ECLXfer
java.lang.Object
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+----com.ibm.eNetwork.ECL.ECLXfer
- public class ECLXfer
- extends Object
ECLXfer によって、
確立したセッションを介してホストとの間でファイルを転送することができます。
ECLXfer はホスト・ファイル転送プログラム IND$FILE (SBCS の場合) または APVUFILE (DBCS の場合) 転送プロトコルをサポートします。
転送の振る舞いは次に示す標準の IND$FILE または APVUFILE 送信オプションおよび受信オプションを使用して制御することができます。
共通パラメーター (送信および受信の場合に有効)
- ASCII
- SBCS セッションで使用する場合は、
送信の際には ASCII から EBCDIC へ変換し、
受信の際には EBCDIC から ASCII へ変換します。
台湾または韓国語の DBCS セッションで使用する場合は、
ホストと PC のコード・ページに従って、
1 バイトのコードを 1 バイトのコードに、
2 バイトのコードを 2 バイトのコードに変換します。
送信の際には DBCS フィールドに SO/SI 文字を挿入し、受信の際には SO/SI を除去します。
- JISCII
- これは、日本語の DBCS セッションでのみ有効です。
送信の際には 1 バイトのコードを EBCDIC に、
2 バイトのコードを IBM 漢字に変換し、
受信の際にはその逆の変換をします。
送信の際には DBCS フィールドに SO/SI 文字を挿入し、受信の際には SO/SI を除去します。
- CRLF
- 送信の際には復帰改行文字を取り去り、
受信の際には復帰改行文字を各レコードに追加します。
- NOSO
- このオプションは、
送信の際に JISCII または ASCII オプションと共に使用するとき、
DBCS の場合にのみ有効です。
DBCS フィールドの前後の SO (16 進数 0E) および SI (16 進数 0F) の変換や、
RS (16 進数 1E) および US (16 進数 1F) から SO (16 進数 0E) および SI (16 進数 0F) への変換は行いません。
- SO
- このオプションは、
受信の際に JISCII または ASCII オプションと共に使用するとき、
DBCS の場合にのみ有効です。
SO (16 進数 0E) および SI (16 進数 0F) を RS (16 進数 1E) および US (16 進数 1F) に変換します。
- APPEND
- ソース・ファイルがターゲット・ファイルに付加されます。
APPEND を指定していない場合は、
ターゲット・ファイルが置換されます。
APPEND は MVS 区分データ・セットのメンバーについてはサポートされません。
- NEW
- ターゲット・ファイルが存在する場合は、
転送を中止します。
このオプションを使用すれば、
既存のターゲット・ファイルを誤って消去してしまうことを避けられます。
追加の送信パラメーター (MVS 専用)
- LRECL(n)
- n はホスト・ファイルの論理レコード長。
- BLKSIZE(n)
- n はホスト・ファイルのブロック・サイズ。
- RECFM x
- ホスト・ファイルの記録モード。
x には F (固定長)、V (可変長)、
U (不定形式レコード・タイプ) のいずれかの値を入れます。
- SPACE(quantity[,increment])
- 新規の TSO データ・セット用に割り振るスペース容量。
- quantity
- 最初に割り振っておくスペース単位。
SPACE パラメーターを指定するときには、
これを指定しなければなりません。
- increment
- 新規スペースが必要となるたびに追加するスペース単位。
次のパラメーターが有効なのは SPACE パラメーターが指定されたときに限られます。
これらのパラメーターは相互に同時に指定することはできません。
- AVBLOCK(n)
- SPACE パラメーターが単位サイズとして使用する平均ブロック長。
(n) はブロック長 (バイト)。
- TRACKS
- スペースの単位がトラックであることを指定します。
SPACE パラメーターでのみ有効です。
- CYLINDERS
- スペースの単位がシリンダーであることを指定します。
SPACE パラメーターでのみ有効です。
追加の送信パラメーター (VM 専用)
- LRECL n
- n はホスト・ファイルの論理レコード長。
- RECFM x
- ホスト・ファイルの記録モード。
x には F (固定長) および V (可変長) のいずれかの値を入れます。
このクラスは、ユーザーが構成することはできませんが、
クラスのインスタンスは ECLSession オブジェクトを介して取得することができます。
-
Cancel()
- 進行中のファイル転送をキャンセルします。
-
GetCodePage()
- ファイル転送で現在使用中のコード・ページを戻します。
-
GetPCCodePage()
- ファイル転送で現在使用中のコード・ページを戻します。
-
GetTimeout()
- ファイル転送に使用する現在のタイムアウト値を戻します。
-
IsClear()
- ファイル転送が行われる前に消去がホストに送信されたかどうかを示す、
消去フラグを戻します。
-
ListCodePages()
- ファイル転送で使用できる有効なコード・ページのリストを戻します。
-
ListPCCodePages()
- ファイル転送で使用できる有効なコード・ページのリストを戻します。
-
ReceiveFile(String, String, String)
- 指定された転送オプションを使用して、ホストからファイルを受信します。
-
RegisterXferEvent(ECLXferListener)
- ECLXferEvent の ECLXferListener を登録します。
-
SendFile(String, String, String)
- 指定された転送オプションを使用して、ホストにファイルを送信します。
-
SetClear(boolean)
- ファイル転送が開始される前に消去がホストに送信されたかどうかを設定します。
-
SetCodePage(String)
- ファイル転送コード・ページを指定されたコード・ページに設定します。
-
SetPCCodePage(String)
- ファイル転送コード・ページを指定されたコード・ページに設定します。
-
SetTimeout(int)
- ファイル転送タイムアウトを指定値に設定します。
-
UnregisterXferEvent(ECLXferListener)
- 以前に RegisterXferEvent() メソッドを使って登録した ECLXferListener の登録を解除します。
SendFile
public void SendFile(String srcName,
String targName,
String options) throws ECLErr
- 指定された転送オプションを使用して、ホストにファイルを送信します。
- パラメーター:
- srcName - ローカル・ファイル名
- targName - ホスト・ファイル名
- options - 送信転送オプション
- Throw (例外) : ECLErr
- ファイル転送が成功しなかった場合に throw します。
ReceiveFile
public void ReceiveFile(String srcName,
String targName,
String options) throws ECLErr
- 指定された転送オプションを使用して、ホストからファイルを受信します。
- パラメーター:
- srcName - ホスト・ファイル名
- targName - ローカル・ファイル名
- options - 送信転送オプション
- Throw (例外) : ECLErr
- ファイル転送が成功しなかった場合に throw します。
Cancel
public void Cancel()
- 進行中のファイル転送をキャンセルします。
進行中の転送がない場合は、このメソッドが戻るだけです。
RegisterXferEvent
public void RegisterXferEvent(ECLXferListener listener)
- ECLXferEvent の ECLXferListener を登録します。
- パラメーター:
- listener - イベントの発生時に通知を受ける ECLXferListener オブジェクト。
- 関連項目:
- UnregisterXferEvent、ECLXferListener
UnregisterXferEvent
public void UnregisterXferEvent(ECLXferListener listener)
- 以前に RegisterXferEvent() メソッドを使って登録した ECLXferListener の登録を解除します。 現在登録されている listener がなければ、このメソッドは何もしません、
- パラメーター:
- listener - 登録が解除される ECLXferListener オブジェクト。
- 関連項目:
- RegisterXferEvent, ECLXferListener
SetCodePage
public void SetCodePage(String codepage)
- ファイル転送コード・ページを指定されたコード・ページに設定します。
セッションが使用中のホスト・コード・ページには影響しません。
- パラメーター:
- codepage - 設定するコード・ページ。無効な値は無視されます。
GetCodePage
public String GetCodePage()
- ファイル転送で現在使用中のコード・ページを戻します。
- 戻り値:
- ファイル転送で現在使用中のコード・ページ。
ListCodePages
public String[] ListCodePages()
- ファイル転送で使用できる有効なコード・ページのリストを戻します。
- 戻り値:
- 有効なコード・ページの文字列配列。
SetPCCodePage
public void SetPCCodePage(String codepage)
- ファイル転送コード・ページを指定されたコード・ページに設定します。
セッションが使用中のホスト・コード・ページには影響しません。
- パラメーター:
- codepage - 設定するコード・ページ。無効な値は無視されます。
GetPCCodePage
public String GetPCCodePage()
- ファイル転送で現在使用中のコード・ページを戻します。
- 戻り値:
- ファイル転送で現在使用中のコード・ページ。
ListPCCodePages
public String[] ListPCCodePages()
- ファイル転送で使用できる有効なコード・ページのリストを戻します。
- 戻り値:
- 有効なコード・ページの文字列配列。
SetTimeout
public void SetTimeout(int value)
- ファイル転送タイムアウトを指定値に設定します。
- パラメーター:
- value - 転送中に使用されるタイムアウト値 (秒)。
GetTimeout
public int GetTimeout()
- ファイル転送に使用する現在のタイムアウト値を戻します。
- 戻り値:
- 転送中に使用されるタイムアウト値 (秒)。
SetClear
public void SetClear(boolean sendClear)
- ファイル転送が開始される前に消去がホストに送信されたかどうかを設定します。
- パラメーター:
- sendClear - 消去が送信されたかどうかを示す Boolean。
IsClear
public boolean IsClear()
- ファイル転送が行われる前に消去がホストに送信されたかどうかを示す、
消去フラグを戻します。
- 戻り値:
- ファイル転送の前に消去が送信されたかどうか。
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