3.5.2.1 IBM TRIRIGA Application Platform の README ファイル
このフィックスパックは、IBM® TRIRIGA® Application Platform 製品を更新します。
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前提条件とサポート対象製品
このフィックスパックをインストールするには、TRIRIGA Application Platform 3.5.2 がインストールされている必要があります。
このフィックスパックでの新機能
3.5.2.1 フィックスパックで追加された UX フレームワークの機能拡張は、次のとおりです。
TRIRIGA Application Platform の新機能
開発のビュー・ファイルと Vulcanize したビュー・ファイルの両方を 1 つのビュー・メタデータ・レコードに統合することで、UX アプリケーションの Vulcanize を簡素化しました。ビュー・メタデータ・レコードに 2 つのフィールドが追加されました。フィールドは、開発ファイル名フィールドと実稼働ファイル名フィールドです。実行時にビューを切り替えることができるようになりました。ビューを切り替えるには、TRIRIGAWEB.properties ファイルに WEB_DEV_CONFIG_ENABLED=true 非表示プロパティーが設定されている場合に使用できる「開発モード」ページに移動します。環境のシステム全体のモードを設定するために、TRIRIGAWEB.properties ファイルの新しい UX_DEV_MODE 非表示プロパティーを設定できます。デフォルトでは、UX_DEV_MODE の値は false に設定されています。例えば、この値が設定されていない場合、システムは実稼働ビュー・ファイルを使用します。この値が true に設定されている場合、システムは開発ビュー・ファイルを使用します。これは、ユーザーの「開発モード」ページで上書きできます。詳しくは、SMC の Vulcanize に関する Wiki ページを参照してください。
triplat-search-location コンポーネントは、ユーザーの GPS 座標に従って、最も近いロケーションを返します。これは、定義されているロケーションのセットに基づいて、最も近いロケーションを評価します。近接性は、しきい値によって定義されます。
triblock-scroll-container コンポーネントは、水平に表示されるレコードを収集する新しいビルディング・ブロックです。スクロール・ボタンを使用して、左から右にも、右から左にもスクロールできます。スワイプもできます。このコンポーネントは、triplat-query-scroll-page コンポーネントを使用することで、スクロールによるページ切り替えをサポートしています。
triblock-carousel コンポーネントは、スライド・アニメーションで、それぞれの子エレメントの間を自動的に循環処理するビルディング・ブロックです。円形のアイコン、または「戻る」矢印と「次へ」矢印 (使用できる場合) を使用することで、コンテンツを概観できます。
triblock-responsive-layout コンポーネントは、大画面デバイスや小画面デバイスの即応性動作を処理するために使用できるビルディング・ブロックです。デフォルトでは、このエレメントは水平にレイアウトされています。小画面モードでは、エレメントは垂直に積み重ねられます。ビューの切り替えオプションを有効にすると、小画面モードで、所定のエレメントを非表示にできます。
triblock-popup コンポーネントは、大画面モードや小画面モードを処理する即応性ポップアップ・ウィンドウを表示するために使用できるビルディング・ブロックです。小画面モードでは、ポップアップ・ウィンドウはアプリケーションのページ全体を占めます。
tricore-lazy-loading-behavior コンポーネントは、アプリケーションの実行時にビュー・ファイル・リソースを遅延ロードできるようにします。これは、ファイルが Vulcanize されている環境では、開発モードと実稼働モードの両方で互換性があります。
TRIRIGA Application Platform での機能拡張またはフィックス
既存の UX コンポーネントに対して、いくつかのフィックスと機能拡張が行われました。それらのコンポーネントには、triplat-ds、triplat-ds-search-input、triplat-select-input、triplat-route-selector、triplat-image、triplat-graphic-legend、triblock-app-layout、triblock-nav、および資料のページがあります。
詳しくは、UX フレームワーク・コンポーネントの資料ページを参照してください。
情報リソース
IBM Knowledge Center
http://www.ibm.com/support/knowledgecenter/SSHEB3_3.5.2/com.ibm.tap.doc/product_landing.html
製品資料を表示するには、Knowledge Center にアクセスします。トピックには、製品概要、インストールおよび構成タスク、製品の使用、管理、およびトラブルシューティングについての説明、さらにセキュリティー情報などがあります。
Service Management Connect の Real Estate and Facilities Management コミュニティー
https://www.ibm.com/developerworks/servicemanagement/rfm/
製品資料を表示するには、Knowledge Center にアクセスします。トピックには、製品概要、インストールおよび構成タスク、製品の使用、管理、およびトラブルシューティングについての説明、さらにセキュリティー情報などがあります。
IBM TRIRIGA Application Platform サポート・リソース・ポータル
http://www.ibm.com/support/entry/portal/overview/software/tivoli/ibm_tririga_application_platform
IBM サポート・リソース・ポータルから、ご使用のシステム、ソフトウェア、およびアプリケーションのスムーズな実行を維持するためのツールおよびリソースにアクセスできます。サポート・リソース・ポータルでは、修正、サービス要求、役に立つリンクを検索したり、拡張検索を使用して情報を素早く見つけたりすることができます。
IBM TRIRIGA Application Platform 3.5.2.1 フィックスパックのインストール
TRIRIGA Application Platform 3.5.2.1 フィックスパックをインストールするには、以下の説明を参照してください。
始める前に
このタスクについて
手順
解決した問題
TRIRIGA Application Platform 3.5.2.1 フィックスパックでは以下の問題が解決されました。
セキュリティー問題
TRIRIGA Application Platform を確実に保護するために、フィックスパックでセキュリティー問題が解決されました。
CVSS
IBM は、悪用を画策可能にする可能性がある脆弱性の詳細を提供するつもりはありません。IBM では、IBM の製品やソリューションのセキュリティー上の脆弱性の影響を伝える規格として、共通脆弱性評価システム (CVSS) を使用します。CVSS は、コンピューター・システム・セキュリティーの脆弱性の重大度や影響を評価するための業界のオープン・スタンダードです。この規格は、脆弱性がどの程度の考慮や注意を必要とするかを表す数値測定を確立しようとするものです。結果の CVSS スコアは、一連のメトリックの評価に基づきます。CVSS 基本スコアは、通常、時間が経過しても一定でユーザー環境にまたがる、脆弱性の本質的で基本的な特性を表します。
詳しくは、http://www-03.ibm.com/security/secure-engineering/bulletins.html を参照してください。
CVE スコア | タイトル | CVSS 基本スコア | CVSS 一時的スコア | CVSS ベクトル |
---|---|---|---|---|
CVE-2016-9737 | クロスサイト・スクリプティングの脆弱性 | 5.4 | 現在のスコアについては、https://exchange.xforce.ibmcloud.com/vulnerabilities/119782 を参照してください。 | (CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:L/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:N) |
CVE-2017-1153 | 認証の脆弱性 | 8.8 | 現在のスコアについては、https://exchange.xforce.ibmcloud.com/vulnerabilities/122349 を参照してください。 | (CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H) |
一般的な問題
APAR 番号 | 説明 |
---|---|
When you use a Microsoft SQL Server database, navigation collections now save properly. (Tri-253337) | |
In a group, the access permissions section now renders if you are using the WebSphere Application Server. (Tri-254809) | |
The Administrator Console Database Query Tool no longer displays an error when it runs SQL on DB2®. (Tri-256980) | |
Locator fields in editable queries no longer cause your session to expire. (Tri-256987) | |
Resolved an issue that caused Microsoft SQL Server databases to lock when the user copied a form. (Tri-263268) | |
IV91297 | In My Calendar, under the list view, events now export with the .xlsx extension and not the .csv extension. The Excel export now uses the same logic as the Excel export that is found in internal Report Manager reports. (Tri-259696) |
IV91534 | Non-admin users can now create My Reports successfully when the application server is WebLogic. (Tri-254495) |
IV91661 | Summary reports now render and align in portal sections. Summary reports require a Group By column to be set for the report to render. (Tri-254374) |
IV91759 | In the Workflow Builder, when you work with system functions in the Expression Editor, such as the Switch or Start Task, you can now properly save the function's parameters. (Tri-254371) |
IV91823 | Currency symbols now display correctly when data is exported to an Excel spreadsheet. (Tri-260249) |
IV92427 | When you export reports to Excel in xlsx format, blank or null data is handled in the same way as xls format. (Tri-258577) |
IV92996 | Forms now properly export with object migration. (Tri-257552) |
IV93085 | When you export Date fields to Excel, the correct result now displays when Excel is configured with a different time zone than the time zone of the TRIRIGA application server. (Tri-260245) |
IV93260 | Gantt Scheduler now honors business logic from tasks to keep actual start and planned start dates in sync unless the actual start date is cleared. (Tri-263152) |
IV93639 | When you retire a workflow that is called, your session no longer expires. (Tri-252886) |
IV94284 | A Firefox only issue was resolved where the user session would time out when refreshing the hierarchy tree after the user created a new record when the new record pop-up tab was in the same window pane. (Tri-262657) |
IV94361 | When applying geography or organization security, a group with root level \Organizations and a geography set at a low level like \Geography\North America\USA\Nevada\Las Vegas no longer applies an organization-level security check on queries. The same is true for groups unrestricted at the geography level but set at a low level of organization. The security check is applied on a geography and/or organizations basis based on the root level security that is set up for the geography and/or organization. (Tri-262957) |
IV94364 | TRIRIGA improved how the exception is processed when temporary data is committed on a business object with auditing. (Tri-263150) |
特記事項
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