Fabric ライフ・サイクル方法論は 6 段階で構成されています。 すなわち、分析、使用可能化、ソース、組み立て、配信、操作です。
分析
分析 段階では、ターゲットとなるビジネス分野やプロセス、システムを 分析し、分解します。既存環境のサービス指向アーキテクチャー (SOA) への対応度を評価するのも、 この段階の一部です。この評価は、一連の戦略的なビジネスおよびテクノロジー・アクションを定義する 実行ロードマップの作成に役立ちます。実行ロードマップは、SOA 展望または最終状態を実現するために必要とされる、さまざまなアクティビティーを包含しています。
通常、SOA 現行状態評価は、1 つまたは複数の取り組みに固有のものです。評価から実行までのロードマップの結果に適応させ、それに従うことを強く推奨します。これらのアクティビティーと実行ロードマップは、以降の段階において適切な利益実現プログラムを確立および追跡するための基礎となります。
使用可能化
使用可能化 段階では、ビジネス・システム、ビジネス・プロセスのモデル化とシミュレーション、およびオントロジー開発をターゲットとして、サービスやインターフェースを設計し、構築します。この段階では、戦略に調和したサービス/インターフェースの詳細な要件および設計を定義します。また、モデル化ツールを使用して、さまざまなビジネス・プロセスをモデル化します。基本オントロジーへの拡張すべて、または新規オントロジーの必要事項も、この段階で実行されます。
ソース
ソース 段階では、戦略で Fabric の詳細な設計を 定義します。プロジェクトの開始、作成、および管理に関するアクティビティーはこの段階の一部になっています。Fabric に関連するさまざまな保留された設計成果物や、既存資産のディスカバリーも、この段階の一部です。
組み立て
配信
配信 段階では、承認およびテストされた Fabric 成果物を、ある環境から別の環境へ マイグレーションします。この段階には次のようなアクティビティーが 含まれます。
この段階には、実稼働環境の切り替えアクティビティーも含まれています。
操作
操作 段階では、Fabric とその関連サービスを保持し、操作します。この段階では、前の段階で特定された目標を達成します。この段階の主要な目的は、パラメーターが明確に定義された Fabric の 技術面とビジネス面の両方で、有効かつコスト効率に優れた方法で 操作を実行することです。常に最適化し改善することが、この段階の主な特徴です。
Fabric ライフ・サイクル方法論を次の図に示します。