SCA プロジェクトの作成

ここでは、SCA プロジェクトを作成する手順について説明します。

このセクションでは、SCA プロジェクトの作成方法と、ビジネス・サービス・モデルを作成するコンテキストでの使用方法について説明します。イベントの順序を明確に示すため、番号をつけて箇条書きで説明します。

この説明では、次の点を前提としています。

  1. ビジネス・サービス・パースペクティブで、アプリケーション・スイートを作成します。
  2. 上で作成したスイートのアプリケーションを作成します。
  3. プロセス・サービスをセットアップします。プロセス・サービスのロールを確立する必要があります。
  4. プロセス・サービスのロールを作成したら、チャネルを追加して定義する必要があります。例えば、Web サービス・チャネルをプロセス・サービスにインプリメントすることにより、このサービスを Web サービスとして使用可能にすることができます。
  5. Business Integration パースペクティブを開きます。
  6. 「アセンブリー・ダイアグラム」を開きます。このビューを使用して、サービスをリンクし、すべてのエンドポイントとサービスへのインターフェースをセットアップして、適切なプロセス・フローを作成することになります。
    注: フローでのコンポーネントの定義方法に応じて、ユーザーに見えるサービスと、バックグラウンドで進行している処理が決まります。また、コンポーネントには、SCA とインターフェース間などのさまざまなバインディングを作成することも可能です。 各コンポーネントを相互にワイヤード接続するのに対し、SCA による方法では、リポジトリー内のメタデータに基づき、必要に応じてコンポーネントとエンドポイントを動的に割り当てることができます。
  7. アセンブリー・ダイアグラムを作成します。適切な時点で、Dynamic Assembler コンポーネントを フローに追加します。これによりシステムが、リポジトリーに保管されているメタデータに基づいて、 正しいエンドポイントを動的に選択できるようになります。
  8. エンドポイントが SCA コンポーネントでもあると仮定して、それぞれに個別のコンポーネントを 作成しますが、それを Dynamic Assembler にワイヤリングすることはしないでください。
  9. 各コンポーネントのインターフェースが適切であることを確認してから、 それぞれでエクスポートを前面に出します。
  10. 各エクスポートをそれに対応するコンポーネントにワイヤリングします。
  11. 各エクスポートを右クリックして、「バインディングの生成」>「SCA バインディング」を選択します。
  12. すべてのエクスポートが作成され、構成されたら、アセンブリー・ダイアグラムを保存します。
  13. 上の処理すべてが完了したら、インターフェースが何で、作成したプロセス内部でのコンポーネントがどのように機能するかを理解するために、Composition Studio モジュールでモデルをテストする必要があります。
  14. ビジネス・サービス・パースペクティブに切り替えます。
  15. SCA モジュールを、アセンブリー・ダイアグラムから Fabric プロジェクトに、コンポジット・サービスとしてインポートします。これを行うには、 エンドポイントを右クリックして「新規」->「コンポジット・サービス」を選択した後、 ポップアップ・ウィンドウで、SCA コンポーネントを含むプロジェクトが選択されていることを確認します。
  16. 画面左側のエンドポイント・ツリーを展開すると、 アセンブリー・ダイアグラムで作成した各エクスポートのエンドポイントが表示されます。 結果は、ワークスペースの右側にあるリポジトリー変更ウィンドウにも 表示されます。
  17. 各エンドポイントをダブルクリックし、プロトコルが SCA になっていることを確認して、 「環境」を指定します。警告が出ないようにするためには、終了後にそれぞれを保存します。
  18. (オプション) ここでサービスをテストする場合は、変更内容を ビジネス・サービス・リポジトリーに公開します。変更が承認されたらプロジェクトを 更新します (右側の「リポジトリー変更」ウィンドウでプロジェクトを右クリックし、 「プロジェクトの更新」を選択します)。ここで Business Integration パースペクティブに戻り、 個々の Dynamic Assembler の「コンポーネントのテスト」機能を使用して、Dynamic Assembler が動作していることを 確認します。終了したら、ビジネス・サービス・パースペクティブに 戻ります。
  19. サービスのポリシーを作成します。
  20. ユーザーの想定をテストするには、Dynamic Assembly Simulator を実行してポリシーをテストします。
  21. ポリシーが施行可能であることを検証できたら、Business Services Repository に変更を実行依頼することによって公開します。