有効範囲は、計算が適用されるメンバーを定義するオプションのプロパティーです。有効範囲を設定しない場合、計算はすべてのメンバーに適用されます。有効範囲ストリングの構文は以下のとおりです。
dimension1:member1,member2; dimension2:member1,member2,...
例えば、以下に示すグリッドは算出メンバー「Average」に有効範囲 [Time]:[2000],[2002]; [Locations]:[West]
を設定しています。
Locations | Time | Product 1 | Product 2 | Average |
East |
2000 | 21 | 16 | |
2001 | 17 | 14 | ||
2002 | 19 | 23 | ||
West |
2000 | 32 | 20 | 26 |
2001 | 38 | 18 | ||
2002 | 40 | 27 | 33.5 |
注意: 有効範囲は、多次元データベースの計算にのみ適用されます。
「有効範囲」タブのテキスト・フィールドには、有効範囲を定義するテキスト・ストリングが入っています。テキスト・フィールドに有効範囲を入力するか、フィールドとボタンを使用して有効範囲を定義できます。「有効範囲」タブには、以下に示すフィールドとボタンが用意されています。
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別のディメンションと、そのディメンションのメンバーを選択することによって、計算のための追加の有効範囲を指定できます。有効範囲を定義しない場合、計算はすべてのメンバーに適用されます。