接続詳細を手動で定義する代わりに、このデータをファイルから入力できます。
接続設定ページで、相互依存性データの z/OS® ホスト、DB2® データベース、およびスキーマに関する情報を定義できます。こうした詳細情報はファイル・システムに保存されるので、CICS® IA プラグインを停止して再開する際、毎回これらの詳細情報を再入力する必要はありません。
接続設定ページで詳細情報を手動で定義するのではなく、ファイルから CICS IA プラグインに接続情報を入力できます。このようにファイルを使用すると役立つ場合があります。例えば、ホスト接続の詳細の入力が全部済んだ、ユーザーへの配布可能なバージョンの CICS IA プラグインを作成したい場合や、異なるデータベース間で切り替えを簡単に行いたい場合です。
接続詳細を外部から定義するには、ホストと DB2 接続パラメーターに関する情報が含まれる .ini ファイルを作成し、CICS IA プラグインの開始時にこのファイルを読み取るように構成を変更する必要があります。
.ini ファイル項目 | 説明 |
---|---|
com.ibm.cics.ia.runtime/SERVER_NAME = MYABCSERVER.MYCORP.COM | z/OS ホスト・システムの IP アドレス。このシステムに、Collector が使用する相互依存性ファイルのある DB2 データベースが置かれます。 |
com.ibm.cics.ia.runtime/DATABASE_NAME = DSN7102E | 依存性ファイルが含まれる DB2 データベースの名前。 |
com.ibm.cics.ia.runtime/USER_ID = FRED | DB2 データベースにアクセスするための RACF® 権限を持つユーザー ID。 |
com.ibm.cics.ia.runtime/PASSWORD = FOO123BAR | 使用するパスワード。.ini ファイルにパスワードを記録する前に、セキュリティー上のリスクがないことを確認してください。パスワードが .ini ファイルに記録されないと、CICS IA プラグインが開始されるたびにパスワードを求めるプロンプトが出ます。 |
com.ibm.cics.ia.runtime/SAVE_PASSWORD = true | true に設定すると、接続設定ページの「パスワードの保存 (Save Password)」チェック・ボックスが設定されます。 |
com.ibm.cics.ia.runtime/PORT_NUMBER=448 | DB2 が CICS IA プラグインからの接続を listen するポート番号。 |
com.ibm.cics.ia.runtime/SCHEMA_NAME=FOOBAR | Collector が使用する相互依存性ファイルが含まれる DB2 スキーマの名前。 |
com.ibm.cics.ia.runtime/WSAA_SERVER_NAME = wsaa.mycorp.com | WebSphere® Studio Asset Analyzer がインストールされている場合、サーバー・アドレスの場所。 |