CICS IA V3.1 プラグインの新機能

CICS® IA V3.1 プラグイン

新機能
「コマンド・フロー (Command Flow)」ビュー

「コマンド・フロー (Command Flow)」ビューで、特定のタスク ID の下のトランザクションのコマンド・フローを表示できるようになりました。 トランザクションを右クリックすると、そのトランザクションに関して収集されたコマンド・フロー実行が表示されます。 その後、いずれかのタスク実行を選択し、「実行の表示 (Show Execution)」メニュー・オプションを使用して「コマンド・フロー (Command Flow)」ビューに実行を表示することができます。 実行されたコマンドは、TCB モードと共に時間的な順序で表示されます。 使用された TCB モードの要約が TCB モード切り替えの要約と共に表示されます。

「アプリケーション (Applications)」ビュー

「アプリケーション (Applications)」ビューで、CICS IA アプリケーションを表示できるようになりました。 「アプリケーション (Applications)」ビューの中でいずれかのアプリケーションを右クリックすると、そのアプリケーションによって使用されるプログラムとトランザクションを表示できます。 ツールバーを使用すると、アプリケーションまたは領域に基づいて「プログラム (Program)」ビューと「トランザクション (Transaction)」ビューの結果をフィルターに掛け、さらに定義することができます。

「プログラム (Programs)」ビューと「トランザクション (Transaction)」ビューで使用できるメニューを示す画面取り。領域またはアプリケーションを基準にソートすることができます。

接続ウィンドウ

新しい接続ウィンドウで「タイプ (Type)」および「名前 (Name)」ドロップダウン・テキスト・フィールドを使用して、複数の接続を作成して保存することができます。

接続ウィンドウの接続ボックスに「タイプ (Type)」および「名前 (Name)」ドロップダウンが表示されています。
作成して保存したさまざまな接続タイプを切り替えることができます。

コマンド・フロー照会の提供

コマンド・フロー・テーブルに対して照会を実行することができます。 コマンド・フロー・テーブルには、特定のトランザクション実行について収集されたデータが含まれます。

3 つのサンプル照会が提供されています。

「照会 (Queries)」ビューのスクリーン・ショット。コマンド・フロー照会で提供されるサンプル照会が表示されています。

すべてのタスク (All tasks)」照会を実行すると、TRANSID のリストが結果として「リソース (Resources)」ビューに表示され、TRANSID の下にタスク ID がリストされます。 この例では、トランザクション LHM1 の 2 つの実行が CICS IA によって収集されています。 そのうち 1 つは TASK ID 0000065C の下で、もう 1 つは TASK ID 0000069C の下で実行されました。

「リソース (Resources)」ビューのスクリーン・ショット。コマンド・フロー照会のサンプル照会「すべてのタスク (All tasks)」を実行した結果が表示されています。

特定のトランザクション実行における特定のタスク ID をさらに調査する照会を作成することができます。

照会編集ビューの画面取り。LHM1 TASK 0000065C という名前で作成された照会を示しています。
表示パネルには、トランザクション、タスク ID、プログラム、コマンド、関数型、およびリソース名がリストされています。
「結果のフィルタリング (Filter results)」パネルには、タスク ID が 0000065C、トランザクションが LHM1 であることが示されています。

「リソース (Resources)」ビューに示される照会結果は、そのトランザクションの特定の実行における実際のリソースを識別します。 結果では、プログラム、リソース・タイプ、リソース名、その他の情報が結果ツリーで明確に表示されます。

「リソース (Resources)」ビューの画面取り。LHM1 TASK 0000065C という名前の照会の結果が示されています。
Natural 照会の提供 新しい出口を使用すると、以下のものをキャプチャーできます。
  • Natural プログラム呼び出し。
  • Natural 環境内での ADABAS 呼び出し。
このデータは新しい DB2® 表である CIU_NATURAL_DATA に書き込まれます。
新しい IMS™ リソースが照会で使用可能に IMS 照会を作成するとき、メニューから Calltype リソースを選んで照会できるようになりました。
照会エディター・フィルターの改善

照会を作成または編集する場合、「結果のフィルタリング (Filter results)」パネルを使って結果を指定し、右側にあるパネルを使って結果をさらにフィルターに掛けることができます。 照会エディターの機能が拡張されました。フィルター対象の列名と別の列名の間に関係がある場合 (つまり両者が同じ名前を持つ場合)、新しいラジオ・ボタンを使用して、同じ名前の列を選択するか、(下のパネルで入力可能な) 値を選択することができます。 下の例は、1 つの列名関係が存在する場合のフィルター・パネルを示しています。

この画面取りには、フィルター基準として選択された列名 (この例では Transaction) と (この例では) Resource Name の間に 1 つの列名関係が存在する場合に使用可能なフィルターが示されています

結果をフィルターに掛ける基準として選んだ列名に他の複数の列名との名前関係が存在する場合には、この例に示されるように、それらがメニューにリストされます。

この画面取りには、フィルター基準として選択された列名 (この例では Resource Name) と (この例では) Program、Transaction、Region Applid の間に複数の列名関係が存在する場合に使用可能なフィルターが示されています。

次のように、「次の値に一致 (is)」および「次の値に一致しない (is not)」オプションがドロップダウン・メニューに含まれるようになりました。

「次の値に一致 (is)」または「次の値に一致しない (is not)」ドロップダウン・メニューの画面取り。