ビジネス・サービスでは、サブカテゴリーに分類可能な論理フローを使用します。
ビジネス・サービスとは、ビジネス・ポリシーとユーザー・コンテキストに基づいて、 実行方法を実行時に適応させることが可能なビジネス機能であり、次の 3 つの基本要素で 定義されます。
ビジネス・スペース
ビジネス・サービスは、ビジネス・アナリストによってビジネス・スペースで作成されます。ビジネス・サービスは、上位のビジネス・フローとして作成されます。ビジネス・アナリストは、すべての機能関連のバリエーションと共にビジネス・サービスを作成し、アプリケーション・フロー全体に組み込みます。
WebSphere Integration Developer
アプリケーション・フローは、SCA モジュールとして WebSphere Integration Developer (WID) にインポートされます。すべての DA コンポーネントが作成されて、ビジネス・サービスに関連付けられます。DA コンポーネントは、ビジネス・サービスに関連付けられたポリシーに基づいて、ビジネス・サービス内のバリエーションから選択します。
以下の図は、ビジネス・スペース、WID、および Composition Studio の間の相互作用を示しています。
Composition Studio
Composition Studio は、SCA モジュールをコンポジット・ビジネス・アプリケーション (CBA) としてインポートします。コンポジット・サービス・エディターを使用して、IT 管理者が CBA を定義します。
これでアプリケーションは、ランタイムでコンポジット・ビジネス・サービスと見なされるようになります。チャネルは、コンポジット・ビジネス・サービスのエクスポートです。ビジネス・サービス・タスクは、DA コンポーネントになっています。
すべてのエンドポイントは、それが表すビジネス・サービスのバリエーションを識別するように、Composition Studio 内部で定義されている必要があります。エンドポイントは、関連付けられた DA コンポーネントを通じてアプリケーション・フローにマップされます。
ポリシーが選択され、適切なビジネス・サービスのバリエーションに適用されます。ポリシーは、ビジネス・バリエーションに添付された DA コンポーネントで実装されます。これにより、コンポジット・ビジネス・アプリケーションを実装する方法がランタイムに通知されます。
定義されたビジネス・サービス・モデルが有効であることを確認するために、パッケージ全体が Composition Studio でシミュレートされ、その後ビジネス・スペース内のガバナンスに実行依頼されます (Composition Studio タスクの、ビジネス・サービス・モデルのライフ・サイクル方法論へのマッピング参照)。