ヘルス・ポリシー条件プロパティーの定義

このページは、新規のヘルス・プロパティを作成している間に、ヘルス・ポリシー条件プロパティーを定義するために使用します。この管理コンソール・ページを表示するには、「動作ポリシー」>「ヘルス・ポリシー」>「新規作成」をクリックします。

ヘルス・ポリシー・プロパティーに関する拡張情報:

期間ベース条件:

最大存続期間 このフィールドでは存続期間値を設定して、存続期間がこの値に達した場合にポリシーで関連メンバーを再始動するようにします。許容値は、1 時間から 365 日までの 日数または時間を示す正の整数です。10 進数はサポートされていません。 日に小数部を使用するには、時間に変換します。例えば、1.5 日は、36 時間を使用します。
リアクション・モード
  • 監視: ヘルス・ポリシーが活動中であり、適切なアクションについての推奨事項が管理者に送信されます。管理者はこの推奨事項を「ランタイム・タスク」ページで受諾または拒否できます。
  • 自動: ヘルス・ポリシーは活動中であり、システムはデータをログに記録し、アクションを実行します。
ヘルス条件違反に対処するアクションの選択 サーバーの再始動: サーバーを再始動します。期間ベース条件ポリシーの場合、アクションはサーバーの再始動でなければなりません。

応答時間超過条件:

応答時間 このフィールドは、応答時間超過条件ヘルス・ポリシーに使用できます。 応答時間超過条件ポリシーでは、完了した要求の平均数がこの時間を超過した場合にメンバーを再始動します。 このフィールドの許容値は、1 ミリ秒から 60 分までの範囲です。
リアクション・モード
  • 監視: ヘルス・ポリシーが活動中であり、適切なアクションについての推奨事項が管理者に送信されます。管理者はこの推奨事項を受諾または拒否できます。
  • 自動: ヘルス・ポリシーは活動中であり、システムはデータをログに記録し、アクションを実行します。
ヘルス条件違反に対処するアクションの選択 サーバーの再始動: サーバーを再始動します。ワークロード条件ポリシーの場合、アクションはサーバーの再始動でなければなりません。

要求のタイムアウトが過度になる条件:

使用メモリーの合計 メモリー過多ポリシーでは、メモリー使用量がヒープ・サイズの割合を一定時間以上超過した場合に、メンバーを再始動します。使用メモリーの合計割合 は、タイム・オーバー・メモリーしきい値とともに使用されて、 メンバーの再始動の時期を決定します。このフィールドの許容値は 1 から 99 までの整数です。
リアクション・モード
  • 監視: ヘルス・ポリシーが活動中であり、適切なアクションについての推奨事項が管理者に送信されます。管理者はこの推奨事項を受諾または拒否できます。
  • 自動: ヘルス・ポリシーは活動中であり、システムはデータをログに記録し、アクションを実行します。
ヘルス条件違反に対処するアクションの選択
  • スレッド・ダンプを取得: IBM Java Development Kit (JDK) でスレッドのダンプを取得します。
  • サーバーの再始動: サーバーを再始動します。

メモリー条件: メモリー過多:

使用メモリーの合計 メモリー過多ポリシーでは、メモリー使用量がヒープ・サイズの割合を一定時間以上超過した場合に、メンバーを再始動します。使用メモリーの合計割合 は、タイム・オーバー・メモリーしきい値とともに使用されて、 メンバーの再始動の時期を決定します。このフィールドの許容値は 1 から 99 までの整数です。
タイム・オーバー・メモリーしきい値 このフィールドはメモリー過多ヘルス・ポリシーに使用できます。メモリー過多ポリシーでは、メモリー使用量がヒープ・サイズの割合を一定時間以上超過した場合に、メンバーを再始動します。このフィールドの許容値は、1 秒から 60 分までの範囲です。
リアクション・モード
  • 監視: ヘルス・ポリシーが活動中であり、適切なアクションについての推奨事項が管理者に送信されます。管理者はこの推奨事項を受諾または拒否できます。
  • 自動: ヘルス・ポリシーは活動中であり、システムはデータをログに記録し、アクションを実行します。
ヘルス条件違反に対処するアクションの選択 サーバーの再始動: サーバーを再始動します。ワークロード条件ポリシーの場合、アクションはサーバーの再始動でなければなりません。

メモリー条件: メモリー・リーク

条件の検出レベル 以下の検出レベルから選択できます。それぞれのレベルごとに、疑いのあるメモリー・リークの検出の速度と正確性との間にトレードオフがあります。
  • 高速検出。誤った警告の可能性が高い: 高速検出ポリシーでは潜在的なメモリー・リークが迅速に検出されますが、低速の検出ポリシーの場合よりもメモリー・リークを誤って識別する可能性が高くなります。それは、Java ヒープが最大構成サイズに拡張する前に分析するからです。
  • 標準検出。誤った警告の可能性は標準: 標準検出ポリシーは高速検出ポリシーより正確ですが、潜在的なメモリー・リークの識別は高速検出ポリシーほど迅速ではありません。標準設定と高速設定では同じ量のヒストリカル・データが必要ですが、標準設定では、Java ヒープが最大構成サイズに拡張してから分析します。
  • 低速検出。誤った警告の可能性は低い: 低速検出ポリシーは最も正確ですが、高速検出ポリシーの場合よりも潜在的なメモリー・リークの検出が遅くなります。 低速設定では、最も多くのヒストリカル・データが必要です。
リアクション・モード
  • 監視: ヘルス・ポリシーが活動中であり、適切なアクションについての推奨事項が管理者に送信されます。管理者はこの推奨事項を受諾または拒否できます。
  • 自動: ヘルス・ポリシーは活動中であり、システムはデータをログに記録し、アクションを実行します。
ヘルス条件違反に対処するアクションの選択
  • IBM Java Development Kit (JDK) でのみ JVM ヒープ・ダンプを取得: IBM JDK でヒープ・ダンプを取得します。
  • サーバーの再始動: サーバーを再始動します。

ストーム・ドレーン条件

条件の検出レベル 以下の検出レベルから選択できます。それぞれのレベルごとに、疑いのあるメモリー・リークの検出の速度と正確性との間にトレードオフがあります。
  • 標準検出。誤った警告の可能性は標準: 標準検出ポリシーは低速検出ポリシーより正確ではありませんが、潜在的なメモリー・リークの識別は速くなります。このポリシーでは、応答時間およびデプロイメント・ワークロード・マネージャー・ウェイトにはより少ないサンプル (N=10) を使用し、サンプル・セットに基づいてそれぞれのメトリックでの変更ポイントを検出しようとします。このケースでは、平均の差を計算し、局所最大を求めるために、左平均用に 10、右平均用に 10 の、20 のサンプルを待機するので、より速く結論に達します。サンプルは、15 秒間隔で収集されます。ストーム・ドレーンは、その出現の 5 分以内に検出できます。サンプル数が比較的少ないので、サンプルに一時的なピークや落ち込みが多くある場合、誤った警告の可能性が高くなります。
  • 低速検出。誤った警告の可能性は低い: 低速検出ポリシーは最も正確ですが、標準検出ポリシーの場合よりも潜在的なメモリー・リークの検出が遅くなります。 このポリシーは、応答時間およびデプロイメント・ワークロード・マネージャー・ウェイトにより多くのサンプル (N=15) を使用します。 平均の差の計算に、30 サンプル (左平均用に 15、右平均用に 15) を待つ必要があるので、結論に達するのがより遅くなります。 検出時間は 7 分 30 秒です。サンプル数が多いので、一時的なピークまたは落ち込みのサンプル数が少なくても平均にはあまり影響せず、誤った警告の可能性はより低くなります。
リアクション・モード
  • 監視: ヘルス・ポリシーが活動中であり、適切なアクションについての推奨事項が管理者に送信されます。管理者はこの推奨事項を受諾または拒否できます。
  • 自動: ヘルス・ポリシーは活動中であり、システムはデータをログに記録し、アクションを実行します。
ヘルス条件違反に対処するアクションの選択 サーバーの再始動: サーバーを再始動します。ワークロード条件ポリシーの場合、アクションはサーバーの再始動でなければなりません。

ワークロード条件:

要求合計 このフィールドでは、 数値の要求値をワークロード・ポリシーに割り当てできます。ワークロード条件ポリシーでは、この数の要求のサービスが行なわれたときにメンバーを再始動します。許容できる要求値は、1000 から 9223372036854775807 までの整数です。
リアクション・モード
  • 監視: ヘルス・ポリシーが活動中であり、適切なアクションについての推奨事項が管理者に送信されます。管理者はこの推奨事項を受諾または拒否できます。
  • 自動: ヘルス・ポリシーは活動中であり、システムはデータをログに記録し、アクションを実行します。
ヘルス条件違反に対処するアクションの選択 サーバーの再始動: サーバーを再始動します。ワークロード条件ポリシーの場合、アクションはサーバーの再始動でなければなりません。

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