作業クラス・メンバーシップおよびルールの定義

このページは、作業クラスにアプリケーション・モジュール要求タイプを割り当てる場合に使用します。このステップでは、Hypertext Transfer protocol (HTTP)、エンタープライズ Bean、Web サービス、または作業クラスへのバスを定義します。オンデマンド・ルーターはこれらを使用して、サービス・ポリシーを優先順位付けます。サポートされる要求には、HTTP、Internet InterORB Protocol (IIOP)、SOAP、および Java Message Service (JMS) などがあります。

このページを表示するには、「アプリケーション」>「エンタープライズ・アプリケーション」> アプリケーション名 >「サービス・ポリシー」または「ルーティング・ポリシー」> 要求タイプ >「新規」とクリックします。

また、「サーバー」 > 「オンデマンド・ルーター」 > ODR 名 > 「オンデマンド・ルーターのプロパティー」をクリックしても、作業クラスを表示できます。「汎用サーバー・クラスター・ルーティング」 または「汎用サーバー・クラスター・サービス・ポリシー」をクリックしてください。

副次式ビルダーでルールを変更するには、管理者の管理特権が必要です。

ステップ 1: 作業クラス一般プロパティーの定義
名前
作業クラスの名前を指定します。

名前フィールドには、 # \ / , : ; " * ? < > | = + & % ' は使用できません。定義する名前は作業クラス間で固有でなければなりません。

ステップ 2: 作業クラス・メンバーシップの定義

メンバーシップ・フィールドを使用して、作業クラスにアプリケーション・モジュールを追加します。 関連は、任意の 1 モジュールに限定されません。この共通グループ化により、すべての作業カテゴリーを 1 つの作業クラスに集めて、その作業クラスで、サービス・ポリシーで指定された優先順位を受け入れるようにできます。フィールドは、使用する要求タイプにより若干異なります。

重要: このステップは、アプリケーション作業クラス についてのみ存在します。汎用サーバー作業クラスを使用する場合、このステップを 実行する必要はありません。
モジュール
リストから該当するモジュールを選択します。JMS 作業クラスの場合、モジュール・リストからエンタープライズ Bean JAR ファイルを選択する場合に、エンタープライズ Bean 名を選択できる新規のメニューが表示されます。
EJB
IIOP 要求で使用します。リストから該当するエンタープライズ Bean を選択します。結果のエンタープライズ Bean は、「使用可能 」リストに表示されます。フィルター・オプションを使用すると、選択された エンタープライズ Bean に固有の、エンタープライズ Bean メソッドのフィルタリングされたリストを表示できます。
Web サービス
SOAP 要求と一緒に使用するためのものです。リストから該当する Web サービスを選択します。結果の Web サービスは、「使用可能」リストに表示されます。
バス
JMS 要求と一緒に使用するためのものです。リストから該当するバスを選択します。結果のバスは、「使用可能」リストに表示されます。フィルター・オプションを使用すると、 選択されたバスに特有の、フィルタリングされたバス・メソッドのリストを表示できます。
使用可能
「使用可能」リストから、適切な HTTP、EJB、Web サービス、またはバス宛先を選択します。複数の宛先を選択する場合は、Ctrl キーを押したまま、すべての選択項目を強調表示し、「追加」をクリックして、 選択した宛先メンバーを作業クラスに追加します。
メンバー
作業クラスのメンバーとして含まれるすべてのモジュールが、 このリストに表示されます。メンバーを除去するには、除去するメンバーを選択して、「除去」をクリックします。
カスタム
  • HTTP: カスタム HTTP パターン
  • EJB:
    • カスタム EJB 名
    • カスタム EJB メソッド
  • JMS:
    • カスタム・バス名
    • カスタム宛先
形式は name:type で、nametype は該当する値と置き換えます。「パターンの追加」をクリックして、カスタム宛先を作業クラスのメンバーにします。ワイルドカード・オプション (*) も使用できます。カスタム・パターン・フィールドは、 正規表現をサポートします。例えば、get で始まるすべての EJB メソッドを、1 つの カスタム・パターンで指定できます。
ステップ 3: 作業クラス作成の確認

アクションの要約に、作業クラス作成の変更内容が表示されます。

作業クラスを作成するには、「終了」をクリックします。

ルールの追加

ルールを作成できるルール・パネルを開きます。編集する既存のルールを選択するか、新規ルールを作成します。

指定された要求タイプの次の属性が表示可能です。

条件 条件を追加するか、副次式ビルダー・ユーティリティーを使用して条件を作成します。あるいは、変更する既存のルール条件をクリックします。例えば、ご使用のルールが Fred に設定されたユーザー ID のオペランドを使用する場合、ルール条件は uid = 'Fred' と表示されます。
アクションの選択 次のオプションから選択します。
ルーティングの許可
エディション名の選択」リストから、ルーティングを許可する対象のエディション名を選択します。
アフィニティーによるルーティングの許可
エディション名の選択」リストから、ルーティングを許可する対象のエディション名を選択します。
ルーティングのリダイレクト先
リダイレクト先 URI の入力」フィールドに、要求のリダイレクト先の URI を入力します。
戻りコードによるルーティングの拒否
戻りコードの入力」フィールドに、ルーティング拒否の戻りコードを入力します。
ルールの削除

選択された既存のルールを削除します。




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関連情報
オンデマンド・ルーターのサービス・ポリシー
副次式ビルダー
オンデマンド・ルーターのルーティング・ポリシー

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