動的クラスターの作成

このページは、動的クラスターを作成する場合に使用します。

この管理コンソール・ページを表示するには、「サーバー」>「動的クラスター」>「新規作成」をクリックします。

動的クラスターを作成するには、コンフィギュレーター特権が必要です。その他の管理のロールと特権の詳細については、インフォメーション・センターの「Reference」セクションを参照してください。

ステップ 1: 動的クラスター情報の入力
動的クラスター名
セル内で固有の、動的クラスターの名前を指定します。

名前フィールドには、 # \ / , : ; " * ? < > | = + & % ' は使用できません。 定義される名前は動的クラスター間で固有でなければならず、先頭にピリオド (.) またはスペースを使用できません。スペースでエラーは発生しませんが、先行および後続のスペースは自動的に削除されます。

ノード・グループに対するマップ
動的クラスターを結合するノード・グループを指定します。

このノード・グループには、デプロイメント・マネージャーと同じ製品バージョンで、最低 1 つのメンバー・ノードが必要です。

任意の使用可能ノード・グループから選択します。指定しない場合は、動的クラスターにデフォルトのノード・グループ選択されます。ノード・グループと動的クラスターには緊密な関係があります。ノード・グループは、共通プロパティーを共用する、 ユーザー定義のノードの集合です。 動的クラスターは、メンバー、つまりサーバー・インスタンスがノード・グループ内のノードに存在し、アプリケーション・デプロイメントのターゲットである、ノード・グループ内のサーバーのクラスターです。

ローカル使用可能を優先
ノード有効範囲ルーティングの最適化を使用可能または使用不可にするには、 「ローカル使用可能を優先」チェック・ボックスを選択します。 デフォルトは使用可能です。つまり、可能であれば Enterprise JavaBeans (EJB) 要求はクライアント・ノードにルーティングされます。このフィーチャーを使用可能にすると、クライアントの要求がローカルのエンタープライズ Bean に送信されるため、 パフォーマンスが向上します。
このクラスターの複製ドメインを作成する
動的クラスター用に複製ドメインを作成することを指定します。 複製ドメインの名前は、このドメインを使用する動的クラスターの名前に設定されます。
ステップ 2: 動的クラスター・テンプレートの選択

新しい動的クラスターのサーバーをモデル化する基になるアプリケーション・サーバー・テンプレートを選択します。 デフォルトのテンプレートを選択するか、または既存のアプリケーション・サーバーをマップすることができます。

  • 定義済みサーバー・テンプレートに基づいて動的クラスターのサーバーをモデル化するには、「デフォルトのアプリケーション・サーバー・テンプレート」を選択します。リストからのサーバー・テンプレートを選択します。
  • 既存のアプリケーション・サーバーに基づいて動的クラスターのサーバーをモデル化するには、「既存のアプリケーション・サーバー 」を選択します。リストからのアプリケーション・サーバーを選択します。

表示するテンプレートは、デプロイメント・マネージャーのプラットフォームおよび製品バージョンに対応します。

ステップ 3: 動的クラスター固有のプロパティーの指定

次のプロパティーを指定して、動的クラスターの動作を定義します。

クラスター・インスタンスの最小数

動的クラスターの実行インスタンスの最小数を示します。 最小値が大きすぎる場合、パフォーマンスの低下が発生することがあります。

  • 動的クラスターにほとんどのアクティビティーが存在しない場合にクラスター・インスタンスを停止するには、「 アクティビティーのない期間に開始したインスタンスをすべて停止する」を選択します。 「インスタンスを停止するまでに待機する時間」の値を分単位で入力します。このオプションがデフォルトです。
  • 常に 1 つのクラスター・インスタンスが開始されているようにする場合は、「常に 1 つのインスタンスを開始済みにしておく」を選択します。
  • 常に複数のクラスター・インスタンスが開始されているようにする場合は、「常に複数インスタンスを開始済みにしておく」を選択します。開始する「インスタンスの数」の値を入力します。
クラスター・インスタンスの最大数
開始できるクラスター・インスタンスの最大数を示します。
  • クラスター・インスタンスの数を制限する場合は、「開始できるクラスター・インスタンスの数を制限する」を選択します。最大の「インスタンスの数」を入力します。
  • 開始できるクラスター・インスタンスの数を制限しない場合は、「開始できるインスタンスの数を制限しない」を選択します。
ノード上のインスタンスの垂直スタッキング
開始できるクラスター・インスタンスの最大数を示します。

アプリケーション間のボトルネック条件を改善するには、垂直スタッキングを使用します。「同一ノードで複数のノードが開始状態であることを許可する」を選択して、「インスタンスの数」の値を入力します。インスタンスの数は、ノードのすべての能力を使用する必要があるクラスターのアプリケーション・サーバーの数です。 また、垂直スタッキングに選択する数は、自動的に作成されるサーバーの数です。

デプロイメント・マネージャー・バージョンよりも古い製品バージョンで、垂直スタッキングにターゲット・ノードを使用する場合、同一ノードでの新規メンバーの追加は無効です。

分離設定
動的クラスターの分離設定を指定します。分離設定で、動的クラスターが、動的クラスターの他のインスタンスと同じノードで実行するかどうか、またはこの動的クラスターを、ノードで実行中の唯一の動的クラスターとするかどうかを指定します。
  • この動的クラスター内のクラスター・インスタンスが、動的クラスターが異なる他のインスタンスと同じノードで実行できる場合は、「分離要件なし」を選択します。このオプションがデフォルトです。
  • この動的クラスター内のクラスター・インスタンスが、同じノードの同じ動的クラスターの他のインスタンスでのみ実行できる場合は、「厳密な分離」を選択します。
  • クラスター・インスタンスが、同じノードの同一共用グループに存在する動的クラスターの他のインスタンスで実行できる場合は、「分離グループとの関連付け」を選択します。「分離グループ名」の値を指定します。この動的クラスターの新規分離グループを作成するには、固有の名前を入力します。既存の分離グループのリストから選択するには、「参照」をクリックします。 現在の分離グループのトポロジーが表示されます。分離グループ名をクリックしてグループを選択します。
ステップ 4: 新規動的クラスターの確認

アクションの要約に、動的クラスター作成の変更内容が表示されます。動的クラスターを作成するには、「終了」をクリックします。




関連情報
動的クラスターの設定
動的クラスターのコレクション
動的クラスター・メンバーのコレクション
動的クラスター・メンバーの設定
動的クラスター・カスタム・プロパティー

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