HTTP ルーティング・ルール・アクションの副次式ビルダー

副次式ビルダーは、AND、OR、NOT、および括弧によるグループ化を使用して、副次式から複雑なルール条件を作成する場合に使用します。副次式ビルダーは、変更内容を適用するときにルールを妥当性検査して、括弧数の不一致およびサポートされない論理演算子についてアラートします。

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オペランドの選択

HTTP ルーティング・ルールの式は、ターゲット・クラスターを定義する式をサポートするように拡張されました。この式によって、ターゲット・クラスターの定義の機能性および柔軟性が増します。例えば、式 cluster=’TestCell/TestClusterA' は、呼び出しを TestClusterA のメンバーにルーティングするように ODR に指示します。

次のリストに、オペランドの選択項目を示します。

  • クラスター
  • サーバー
  • モジュール
演算子

選択したオペランドに応じて、さまざまな演算子が選択項目として提示されます。以下に、選択可能な演算子をリストします。

  • <> より小演算子またはより大演算子は、数値に使用されます。
  • 等しい (=) - 等価演算子は、大/小文字を区別した一致を表します。
  • 等しい (大/小文字の区別なし)(EQUALSIGNORECASE) - 等価演算子は、大/小文字を区別しない一致を表します。
  • IS NULL: この演算子は、照会の妥当性検査で、要求されたパラメーターが存在しないことを示します。
  • IS NOT NULL: この演算子は、照会の妥当性検査で、要求されたパラメーターが存在することを示します。
  • LIKE: この演算子は、ストリング・オペランド値のパターン・マッチングを示します。値には、パターン・マッチングを開始する位置にワイルドカード文字の % 記号 (%) が含まれている必要があります。例えば、式 host LIKE %blanca は、ワード blanca または blanca で終わる他のすべてのワードと一致し、式 host LIKE blanca% は、ワード blanca または blanca で始まる他のすべてのワードと一致し、式 host LIKE %blanca% はワード blanca またはスペルに blanca があるすべてのワードと一致します。
  • IN: 複数の値を持つオペランドを単一の式で表します。例えば、port というオペランドで、ポート値が 908090909091 などの任意またはすべての値を表す場合、式フラグメントは port IN (9080,9090, 9091) となります。 大括弧内の値の表現方法は、ポートのデータ・タイプにより異なります。ポートが整数の場合、正しい構文は引用符なしの値です。ポートがストリングの場合、正しい構文は port IN (‘9080’, ‘9090’, ‘9091’) です。

選択する演算子に応じて、作成する副次式の値を入力します。

副次式ビルダー

指定したオペランド、演算子、および値の結果として副次式を生成します。

付加

副次式を新規ルールに追加します。




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関連情報
ルーティング・ポリシー HTTP ルール
HTTP ルール式ビルダー

http_subexpression