動的クラスター・メンバーの設定

このページは、動的クラスターのメンバーを管理する場合に使用します。

この管理コンソール・ページを表示するには、 「サーバー」 > 「動的クラスター」 > 「dynamic_cluster_name」 > 「動的クラスター・メンバー」 > 「dynamic_cluster_member_name」 とクリックします。

動的クラスターのメンバーを管理するには、オペレーター権限が必要です。動的クラスター管理の管理のロールおよび特権の詳細については、インフォメーション・センターの「Reference」セクションを参照してください。

メンバー名

クラスター内のサーバーの名前を指定します。サーバーの名前はプロセス名です。名前は、アプリケーション・サーバーの (オブジェクト) 名と一致する必要があります。

データ型: ストリング

重み

アプリケーション・サーバーに指示する作業量を指定します。サーバーの重み値がクラスター内の他のサーバーに割り当てられる重み値よりも大きい場合、そのサーバーがサーバー・ワークロード全体のかなりの部分を引き受けます。

表示される重みは、情報を表示するタブにより異なります。「ランタイム」タブを表示している場合、ランタイム重みが表示されます。「構成」タブを表示した場合は、構成された重みが表示されます。
重要: 動的ワークロード・マネージャー (DWLM) は、有効になっていれば、入力されたあらゆる値をオーバーライドします。DWLM は、デフォルトで有効です。DWLM を無効化するには、「サーバー」 > 「動的クラスター」 > 「dynamic_cluster_name」 > 「動的ワークロード管理 (DWLM)」とクリックします。
z/OS プラットフォームでは、ワークロード・タイプによってはバランスを取るために重みが使用されるものもあり、z/OS システムによってバランスが取られるものもあります。
  • HTTP 要求の場合には、Web サーバー・プラグインとクラスター化されたアプリケーション・サーバーを処理するコントローラーの間に HTTP トラフィックを分散するために重みが使用されます。HTTP トラフィックを受け入れるアプリケーション・サーバーに、より大きな重み値を割り当てます。
  • Web サービス呼び出しの場合、あるアプリケーション・サーバーのサーバントから別のアプリケーション・サーバーのコントローラーに情報が転送されます。呼び出しを受け取るアプリケーション・サーバーには、最大の重みがかかります。
  • 重みは、Internet Inter-ORB Protocol (IIOP) 要求には影響しません。IIOP 要求は、シスプレックス・ディストリビューターを使用して正しいアプリケーション・サーバーに分散されます。

データ型: 整数

範囲: 0 から 20

固有 ID

クラスター間で固有な、アプリケーション・サーバーの数値 ID を指定します。ID はアフィニティーに使用されます。セッションが特定のクラスター・メンバーで確立されると、同じセッションに属するその後の要求は、セッション・アフィニティーが確立されたクラスター・メンバーに割り当てられます。

データ型: 整数

データ型: 16 進数




WebSphere Virtual Enterprise インフォメーション・センター (オンライン)

関連情報
動的クラスターのコレクション
動的クラスターの設定
メンバーシップ・ポリシー・ビルダー
ステップ 1: 動的クラスター・サーバー・タイプの選択
ステップ 2: メンバーシップ・メソッドの選択
ステップ 3: 動的クラスター・メンバーの定義
ステップ 4: サーバー・テンプレートの選択
ステップ 5: 動的クラスターのプロパティーの構成
ステップ 6: 要約
動的クラスター・メンバーのコレクション

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