アフィニティーの使用

CICS® のトランザクションとプログラムでは、さまざまな技法を使用してデータの受け渡しを行います。中には、データを交換するトランザクションやプログラムをすべて同じ CICS 領域で実行しなければならないような技法もあります。その場合は、トランザクションや分散プログラム・リンク (DPL) 要求を動的にルーティングできる領域が制限されます。 トランザクションやプログラムがそのような制限のある方法でデータを交換する場合、それらの間にはアフィニティーがあるといいます。

このタスクについて

CICS 動的ルーティングのユーザーは、CICS アプリケーションのいずれかのトランザクションで、各トランザクションを同じ領域で実行しなければならないようなプログラミング技法を使用する (相互トランザクション・アフィニティーを作成する) のか、特定の領域で実行しなければならないようなプログラミング技法を使用する (トランザクション/システム間アフィニティーを作成する) のかを決定する必要があります。CICS IA のアフィニティー関連機能は、そのようなユーザーを支援するために設計されています。さらに、CICS IA は、アプリケーション・プログラマーが、開発中のプログラムでトランザクション・アフィニティーが発生する可能性があるかどうかを検出するために使用することもできます。

手順

  1. 領域、トランザクション、プログラムのいずれかを右クリックして、「タイプ別のアフィニティーの表示」のコンテキスト・メニューを表示します。
  2. コンテキスト・メニューから、「タイプ別のアフィニティーの表示」オプションの上にカーソルを移動して、さらにサブメニューを表示します。
  3. サブメニューから、結果を表示するアフィニティーのタイプを選択します。結果が「アフィニティー」ビューに表示されます。