ほとんどの共通セッション・パラメーターには、No または OFF を指定することで、SYSTEM (SYSTEM ステートメントを参照)、PROFILE (PROFILE ステートメントを参照)、USER (USER ステートメントを参照)、および TERMINAL (TERMINAL ステートメントを参照) の各制御ステートメントから値を継承せず、その代わりにデフォルト値を取るメカニズムがあります。
このメカニズムがない共通セッション・パラメーター (以下を参照) の場合は、STOPINH キーワードおよび STOP_INHERIT キーワードをこの目的で使用することができます。
以下の共通セッション・パラメーターには、SYSTEM、PROFILE、USER、および TERMINAL の各ステートメントからの値の継承を防ぐメカニズムはありません。
ACB
ADDSID
APPLSEL
AUTOSCRIPT
BLANKSCRIPT
BRDVAR
DATA
DESCRIPTION
ENDSCRIPT
ENVIRONSCRIPT
INITSCRIPT
LOGMODE
NETID
PSTKAPPL
PSTKUSER
REMOTE
SAUTOSEQ
SESSDATA1 - SESSDATA5
STARTSCRIPT
TERMSCRIPT
UNBINDAPPL
セッション定義で指定すると、USER ステートメントで指定されている ACB 値の継承を停止し、SYSTEM ステートメント上の SESACB 値 (デフォルト) に戻します。
このキーワードは、ADDSID パラメーターおよび SAUTOSEQ パラメーターで使用できます。ADDSID パラメーターの場合、IBM Session Manager Administration Plug
ある値を保持しつつ、他の値を抑止する場合、ADDSID パラメーターおよび SAUTOSEQ パラメーターに複数の値を指定できます。例えば、SYSTEM ステートメントにおける以下のような定義について考えてみましょう。
SAUTOSEQ gb1 n cmd1
SAUTOSEQ gb2 n cmd2
SAUTOSEQ gb3 n cmd3
USER、PROFILE、またはセッション定義で指定すると、シーケンス gb3 は抑止されますが、シーケンス gb1 および gb2 は保持されます。