SESTYPE

説明

IBM Session Manager が重複セッションをなくすために使用するセッション・タイプを指定します。

この共通セッション・パラメーターは、以下の制御ステートメントに適用されます。 SYSTEM (SYSTEM ステートメントを参照)、PROFILE (PROFILE ステートメントを参照)、USER (USER ステートメントを参照)、TERMINAL (TERMINAL ステートメントを参照)、および APPL (APPL ステートメントを参照)。

フォーマット

SESTYPE nnnn

デフォルト: SESTYPE 0

使用法

ユーザーを複数のプロファイルと関連付けることができるため、重複したセッションを除去する機能は、複数のプロファイルを USER 定義または TERMINAL 定義に割り当てる場合に特に便利です。 プロファイル選択のルールも参照してください。

セッション・タイプの設定には、通常の優先順位が使用されます。 つまり、IBM Session Manager  は、以下のステートメントを順に検索します。

注:

  1. (クラシック構成の既存ユーザーに適用されます。 つまり、すべての構成定義が、CONFIG の DDNAME に割り振られた PDS のメンバーに保管されます。) OLA イネーブラーを実行して新しい OLA フォーマット構成を実装する場合、オプションで、セッション・タイプをセッションに自動的に割り当てることができます (「Online and Batch Administration」マニュアルを参照してください)。
  2. サブメニューが構成されているユーザーについては、SESTYPE パラメーターは無視されます。
  3. セッション番号がゼロ (SESTYPE が指定されていない場合のデフォルトでもある) の場合は、セッションが使用されます。 つまり、セッション・タイプ 0 は、重複しているとは見なされません
  4. IBM Session Manager セッション変数 s_sestype は、アプリケーション・セッションのセッション・タイプの値を参照するために使用される場合があります。 詳しくは、「Panels, Scripts and Variables」マニュアルを参照してください。
  5. SESTYPE パラメーターは、ユーザーがカスタマイズできる「priority」セッション機能が使用されており、かつユーザーが共通のエンド・ユーザー・パラメーター SESSPRIAPPLNO (デフォルト) に設定している場合や、ユーザーがカスタマイズできる「autostart」セッション機能が使用されており、かつユーザーが共通のエンド・ユーザー・パラメーター SESSAUTOSAPPLNO (デフォルト) に設定している場合に重要になります。 SESSPRIAPPL パラメーターについて詳しくは、SESSPRIAPPL を参照してください。 SESSAUTOSAPPL パラメーターについて詳しくは、SESSAUTOSAPPL を参照してください。 SESTYPE パラメーターは、OLA イネーブラーを使用するか、サンプル・ジョブ ISZSTJOB を実行することで、自動的に設定できます。
  6. セッションに SESTYPE 値が割り振られると、そのユーザーの他のすべてのセッションについて、SESTYPE 値の重複がチェックされます。 ユーザーが大量のセッションを保持している場合、特にそのユーザーが IBM Session Manager にサインオンする際に、パフォーマンスに影響する可能性があります。 SESTYPE を実装する場合はこの点に注意し、実動ではないシステムでテストをして、パフォーマンスが許容できるレベルであることを確認してください。 さらに支援が必要な場合は、地元のサポート担当員に連絡してください。

ユーザーの定義に SESTYPE が 6 のセッションが含まれており、かつそのユーザーが、SESTYPE が 6 のセッションを含むプロファイルに関連付けられている場合は、重複と見なされます。

ユーザーの定義が、PROFILE1 と PROFILE2 の 2 つのプロファイルに関連付けられていると仮定します。 PROFILE1PROFILE2 の両方に SESTYPE25 のセッションが含まれている場合は、重複と見なされます。

親トピック:

関連トピック: