単一のユーザー ID で、一度に複数の端末にサインオンすることを可能にします。 各端末は、同じメニューとセッション・リストを共有します。
このエンド・ユーザー共通パラメーターは、以下の制御ステートメントに適用されます。SYSTEM (SYSTEM ステートメントを参照)、PROFILE (PROFILE ステートメントを参照)、USER (USER ステートメントを参照)、および TERMINAL (TERMINAL ステートメントを参照)。
SHAREDISC ユーザーがサインオンしたときに、同じユーザー ID でサインオンした端末がない場合、このユーザーが 1 次ユーザーとなります。 同じユーザー ID でサインオンする後続の端末は 2 次ユーザーとなります。1 次または 2 次ユーザーで開始したセッションはすべて 1 次ユーザー・セッションです。 2 次ユーザーが 1 次ユーザーからセッションを引き継いだ場合、1 次ユーザーは切断されます。 1 次ユーザーが 2 次ユーザーからセッションを引き継いだ場合、2 次ユーザーはログオフします。
例えば、SHAREDISC を YES に設定した USERA が、端末 TERM1 にサインオンし、続いて端末 TERM2 にサインオンしたとします。 両方の端末は、同じメニューとセッション・リストを表示します。 セッションが TERM1 で開始されると、このセッションは両方の端末でアクティブとして表示されます。 この場合、セッションの所有者は TERM1 であり、たとえ TERM1 のユーザーが抜け、別のセッションを開始しても TERM1 は所有者のままです。
ただし、TERM2 上のユーザーが TERM1 の所有するセッションを選択すると、TERM1 は切断されます。 元の端末で入力して確定していないデータは、すべて失われます。 初期端末 (TERM1) の LOGDISC パラメーター (LOGDISC を参照) の設定に応じて、IBM Session Manager サインオン画面が表示されるか、この端末が切断されます。
SHAREDISC ユーザーによりサインオンした端末に LOGOFF コマンドが入力されると、このユーザー ID でサインオンした他のすべての端末もサインオフされます。 ただし、SHAREDISC ユーザーによりサインオンした端末に DISCONNECT コマンドが入力されると、この端末のみが切断されます。
SHARE、SHAREDISC、および SHARESESS は、同時に複数の項目を Yes に設定することができません。