TCP

説明

IBM Session Manager TCP/IP マネージャーを、IBM Session Manager 始動プロセスの一部として始動するかどうかを指定します。

注: TCP/IP をサポートするために、TCP パラメーターを指定する必要があります。 また、Eclipse サーバーが使用される場合には、その他のすべての関連パラメーターが機能する必要があります。

このパラメーターは、SYSTEM 制御ステートメント (SYSTEM ステートメントを参照) に適用できます。

フォーマット

TCP [Yes|No|ON|OFF]
   [DISPLAY [Yes|No|ON|OFF]]
   [ECLIPSEServer port-no
      [DIAGS [Yes|No|ON|OFF]]]
   [STN3270 port-no
      [TN3270_MSG4049 [Yes|No|ON|OFF]]
      [TN3270E [Yes|No|ON|OFF]]
      [TN3270E_CONNECT [Yes|No|ON|OFF]]]
   [IBM [IUCVname iucv-resource-id]]
   [TRACE [Yes|No|ON|OFF]]

デフォルト: TCP NO

使用法

TCP YES は、IBM Session Manager TCP/IP マネージャーが、IBM Session Manager 開始プロセスの一部として始動するように指定します。 マネージャーは、IBM Session Manager 開始プロセスの終了時に始動します。

サブパラメーター

TCP パラメーターのサブパラメーターは、次のとおりです。

DISPLAY [Yes|No|ON|OFF]

デフォルト: DISPLAY No

これは、TCP/IP エラーが発生した場合に使用できます。 DISPLAYYES に設定されている場合、エラーが再現すると、エラーのある TCP/IP 制御ブロックが表示されます。

ECLIPSEServer port-no
   [DIAGS [Yes|No|ON|OFF]]

デフォルト: なし。

Eclipse サーバーが接続要求を listen するためのポート番号を指定します。 Eclipse サーバーをサポートするには、TCP YES を指定する必要があります

更新すると、変更はシステムをリサイクルしたときに有効になります。

ECLIPSESERVER サブパラメーターのキーワードは次のとおりです。

DIAGS [Yes|No|ON|OFF]

デフォルト: DIAGS No

Yes または ON を指定すると、追加の診断メッセージおよびトレース出力が作成されます。このオプションは、サポート担当者から指示があった場合にのみ Yes または ON に設定してください。

STN3270 port-no
   [TN3270_MSG4049 [Yes|No|ON|OFF]]
   [TN3270E [Yes|No|ON|OFF]]
   [TN3270E_CONNECT [Yes|No|ON|OFF]]

ポート port-no (範囲は 1 から 32767 まで) で TN3270 サーバーを始動するように指定します。 非 3270 TELNET ユーザーはすべて拒否されます。 VTAM を実行せずに IBM Session Manager を使用する場合は、このサブパラメーターを指定する必要があります。 このサブパラメーターが省略されると、IBM Session Manager TCP マネージャーは TN3270 サーバーを始動しません。

IBM の TELNET を置き換える場合は、ポート 23 を指定し、IBM の TELNET を使用不可にしてください。 これを行う方法について詳しくは、「Installation and Customization」マニュアルの『IBM Session Manager and TCP/IP』に記載されています。

STN3270 サブパラメーターのキーワードは、次のとおりです。

TN3270_MSG4049 [Yes|No|ON|OFF]

デフォルト: 指定されない場合、もしくは TN3270_MSG4049 No または OFF が指定された場合は、メッセージ 249 が発行されます。

通常、IBM Session Manager TN3270 サーバーを通して IBM Session Manager にアクセスするユーザーのサインオン時には、メッセージ 249 が発行されます。 しかし、TN3270_MSG4049 を指定すると、メッセージ 249 の代わりに、TN3270 クライアントの IP アドレスとポートを含むメッセージ 4049 が発行されます。

TN3270E [Yes|No|ON|OFF]

デフォルト: TN3270E No

TN3270E Y を指定すると、IBM Session Manager TELNET サーバーは、特定の TN3270E プロトコルを使用するために、TN3270 クライアントとネゴシエーションします。

TN3270E_CONNECT [Yes|No|ON|OFF]

デフォルト: TN3270E_CONNECT No

TN3270E_CONNECT Y (暗黙的に TN3270E Y の意味を含む) を指定すると、TN3270E サポートは、さらに次のステップへ進みます。 TN3270E_CONNECT Y が有効な場合は、この後で転送セッションを確立するときに使用できる仮想端末 (VTAM ACB) を指定するために、クライアントによって提供される装置名が使用されます。 詳しくは、「Installation and Customization」マニュアルの『IBM Session Manager and TCP/IP』を参照してください。

IBM [IUCVname iucv-resource-id]

IBM の TCP/IP 製品を使用できることを指定します。

IBM サブパラメーターのキーワードは次のとおりです。

IUCVname iucv-resource-name

デフォルト: TCPIP

TCP/IP 接続に使用される IUCV リソース名を指定します。

TRACE [Yes|No|ON|OFF]

デフォルト: TRACE NO

TCP/IP 接続に対して内部トレースを実行するかどうかを指定します。

親トピック:

関連トピック: