単一のユーザー ID で、一度に複数の端末にサインオンすることを可能にします。 各端末は、同じメニューとセッション・リストを共有します。
このエンド・ユーザー共通パラメーターは、以下の制御ステートメントに適用されます。SYSTEM (SYSTEM ステートメントを参照)、PROFILE (PROFILE ステートメントを参照)、USER (USER ステートメントを参照)、および TERMINAL (TERMINAL ステートメントを参照)。
SHARESESS [Yes|No|ON|OFF]
[MAXUSRlogin nnnn]
ある端末が別の端末からセッションを引き継いだ場合、元の端末はセッションの制御権を失い、そのことを伝えるメッセージを受け取ります。
例えば、SHARESESS を YES に設定した USERA が、端末 TERM1 にサインオンし、続いて端末 TERM2 にサインオンしたとします。 両方の端末は、同じメニューとセッション・リストを表示します。 セッションが TERM1 で開始されると、このセッションは両方の端末でアクティブとして表示されます。 この場合、セッションの所有者は TERM1 であり、たとえ TERM1 のユーザーが抜け、別のセッションを開始しても TERM1 は所有者のままです。
ただし、TERM2 上のユーザーが TERM1 の所有するセッションを選択すると、TERM2 がこのセッションの所有権を引き継ぎます。 元の端末で入力して確定していないデータは、すべて失われます。 TERM1 上でセッションが表示されたままである場合、この端末はメニューに戻り、次のメッセージが表示されます。
ISZ0482W セッション nnnn は、tttt zzzzzzz で uuuu に引き継がれます。
ここで、nnnn はセッション番号、uuuu は新規所有者のユーザー ID (このユーザーのユーザー ID と常に同じ) で、tttt zzzzzzz はそれぞれ新規所有者の端末タイプと端末名です。
同じメッセージが監査ログにも記録されます。 この場合、セッションの元の所有者のユーザー ID、端末タイプおよび端末名が接頭部に付きます。
SHARESESS ユーザーによりサインオンした端末に LOGOFF コマンドが入力されると、このユーザー ID でサインオンした他のすべての端末もサインオフされます。 ただし、SHARESESS ユーザーによりサインオンした端末に DISCONNECT コマンドが入力されると、この端末のみが切断されます。
SHARESESS ユーザーがサインオンした時に、同じユーザー ID でサインオンした端末がない場合、このユーザーが 1 次ユーザーとなります。 同じユーザー ID でサインオンする後続の端末は 2 次ユーザーとなります。1 次または 2 次ユーザーで開始したセッションはすべて 1 次ユーザー・セッションです。
注: SHARE、SHAREDISC、および SHARESESS は、同時に複数の項目を Yes に設定することができません。
このユーザーに許可される SHARESESS ログインの最大数を指定します。 nnnn の値は、最大 9999 です。