IBM Session Manager では、エンド・ユーザー機能に影響するパラメーターの定義について、かなりの柔軟性を提供しています。 これは、IBM Session Manager がデフォルトおよびオーバーライドに関する多様な要件を満たすためです。
IBM Session Manager の各ユーザーに影響するパラメーターおよびオプションの多くは、多数のステートメントで定義される可能性があります。 これに該当するのは、PROFILE (PROFILE ステートメントを参照)、USER (USER ステートメントを参照)、TERMINAL (TERMINAL ステートメントを参照)、および APPL (APPL ステートメントを参照) の各ステートメントです。 ただし、APPL ステートメントは、アプリケーションとのセッションに影響するオプションの指定にのみ使用されます。
上記の各ステートメントに共通し、エンド・ユーザー・オプションとセッション・オプションの両方を定義するパラメーターについては、こことは別に共通パラメーターで説明した後、個々のステートメントの説明から参照します。
オプションを指定できる場所は数多く存在するため、そのオプションが個々のステートメントで指定されている場合、特定の時点でどのオプションが実施されているのかを判別することは、非常に難しい場合があります。 このトピックでは、IBM Session Manager がさまざまなステートメントを処理する方法について説明します。 構成ファイルの作成時には、この点を考慮し、実用的な規則に従ってパラメーターの指定を行って、混乱を避ける必要があります。
プロファイル (またはエンド・ユーザー) オプションの処理はセッション定義の処理とは異なるため、別に説明します。