Load Balancer 用語集
A
- ACK
- シーケンス・スペースを占めない制御ビット
(acknowledge、肯定応答文字)。以前のシーケンス番号がすべて受信されているので、このセグメントの肯定応答文字フィールドはこのセグメントの送信側が受信すべき次のシーケンス番号を示しています。
- アドレス (address)
- ネットワークに接続された各装置やワークステーションに割り当てられる固有なコード。標準の IPv4 アドレスは 32 ビットのアドレス・フィールドで、2 つの部分で構成される。
最初の部分はネットワーク・アドレス、2 番目の部分はホスト番号を示す。
IPv6 アドレスは、IPv4 よりもはるかに多数のアドレスに対応できる 128 ビットのアドレス・フィールドに
なっている。また、IPv6 アドレスは、マルチキャストやエニーキャスト・アドレスなどの追加機能もサポートしている。
- advisor
- advisor は Load Balancer コンポーネントの機能の 1 つです。advisor は個々のサーバーからフィードバックを収集し、
それを分析して、manager コンポーネントに通知します。
- エージェント (agent)
- (1) システム管理において、特定の対話のためにエージェントのロールを引き受けている
ユーザー。
- (2) オブジェクトを修正・照会する管理操作のために
(a) オブジェクトに関する通知を発行する、または、
(b) manager からの要求をハンドルすることによって
1 つ以上の管理対象のオブジェクトを示すエンティティー。
- 別名 (alias)
- サーバーに割り当てられる追加の名前。 別名によって、サーバーはそのホスト・マシンの
名前から独立できる。 別名はドメイン・ネーム・サーバーで
定義しなければならない。
- API (アプリケーション・プログラミング・インターフェース (Application programming interface))
- アプリケーション・プログラムがこれによってオペレーティング・システムおよびその他のサービスにアクセスするインターフェース
(呼び出し規則)。API はソース・コード・レベルで定義され、
コードのポータビリティーを保証するためにアプリケーションとカーネル (または他の特権のあるユーティリティー) 間の
抽象化水準を提供する。
B
- バックアップ (backup)
- Dispatcher の高可用性において、プライマリー・マシンのパートナー。 プライマリー・マシンの状況をモニターし、必要な場合は
処理を引き継ぐ。 高可用性 (High Availability)、プライマリー (primary) も参照。
- 帯域幅 (bandwidth)
- 伝送チャネルの最大周波数と最小周波数の差。特定の通信回線を使用して 1 秒間に
送信可能なデータの量。
- 範囲の開始値 (begin range)
- ルール・ベースのロード・バランシングにおいて、ルールで指定される下限値。
この値のデフォルトはルールのタイプによって異なる。
- バイナリー・ロギング (binary logging)
- サーバー情報をバイナリー・ファイルに保管し、その後、長期にわたって収集されたサーバー情報を
処理して分析することを可能にする。
C
- Caching Proxy (caching proxy)
-
highly-efficient キャッシング方式によってエンド・ユーザーの応答時間を速くするのに役立つ Caching Proxy サーバー。柔軟な PICS フィルター操作により、ネットワーク管理者が
中央の場所で Web ベースの情報へのアクセスを容易に管理できるようになる。
- CGI (コモン・ゲートウェイ・インターフェース (Common Gateway Interface))
- Web サーバーと外部プログラムの間で情報を交換するための規格。外部プログラムは、
オペレーティング・システムがサポートする任意の言語で作成することができ、
フォーム処理のような、サーバーが通常実行しないタスクを実行できる。
- CGI スクリプト (CGI script)
- Perl または REXX といったスクリプト言語で書かれた CGI プログラム。
コモン・ゲートウェイ・インターフェースを使用して、フォーム処理のような、
サーバーが通常実行しないタスクを実行する。
- クライアント (client)
- 他のコンピューター・システムまたはプロセスのサービスを要求するコンピューター・システムまたはプロセス。例えば、Lotus Domino Go Webserver から HTML 文書を
要求しているワークステーションまたはパーソナル・コンピューターは、そのサーバーの
クライアントである。
- クラスター (Cluster)
- クライアントが接続するクラスター名またはアドレス。クラスターの値は、シンボル名か、または IP アドレス
形式のいずれかである。0.0.0.0 (IPv4) または 0::0 (IPv6) というクラスター値を使用すれば、
ワイルドカード・クラスターを指定することができる。
- クラスター・アドレス (Cluster Address)
- クライアントの接続先となるアドレス。クラスター・アドレスは、マシンの IP アドレスかホスト名のいずれかを使用できます。クラスターの値を解決できない場合、物理マシンのこの IP アドレスを入力する必要があります。
- クラスター・サーバー (clustered server)
- Dispatcher グループが他のサーバーとリンクさせて、単一の仮想サーバーを構成するサーバー。Load Balancer はこのような複数のクラスター・サーバー間で TCP トラフィックの
バランスを取る。
- 連結 (collocate)
- Load Balancer が同じマシンにインストールされると、
それはロード・バランシングである。
- コンサルタント (consultant)
- サーバー (ロード・バランシングの対象となっている) からサーバー・メトリックを収集し、
ロード・バランシングを実行するスイッチにサーバーのウェイト情報を送信する。
- コントローラー (controller)
- 1 つ以上のコンサルタントの集合。
- クロス・ポート・アフィニティー (cross port affinity)
- 複数ポートにまたがって適用するよう拡張されたアフィニティー (スティッキー) フィーチャー。
D
- デーモン (daemon (Disk And Execution MONitor))
- 明示的に組み込まれることはないが、1 つ以上のある種の条件が起こるのを待機して休止状態にあるプログラム。条件を発生させる実行者はデーモンが潜んでいることに気付いている必要が
ないということ (ただし、デーモンを暗黙的に起動することになるのを知っているために、
アクションをコミットするプログラムも多い)。
- デフォルト (default)
- 明示的に指定されない場合に用いられる値、属性、オプション値。
- 宛先アドレス (destination address)
- High Availability パートナー・マシンのアドレス。パートナー・マシンは、ハートビートや応答を送信する。
- Dispatcher
- Load Balancer のコンポーネントの 1 つ。リンクされた個々のサーバーのグループ内で、
効果的に TCP トラフィックのバランスを取る。Dispatcher マシンとは、Dispatcher コードを
実行しているサーバーを指す。
- DNS (ドメイン・ネーム・サーバー (Domain Name Server))
- インターネット上で、hostname の IP アドレスへの変換に主として使用される汎用分散型の複製データ照会サービス。また、インターネット上で使用されるホスト名の
スタイル (ただし、そのような名前は正確には完全修飾ドメイン・ネームと呼ばれる)。 DNS は、一致が見つかるまで、一連のネーム・サーバーを検索中の名前の中のドメインに基づいて使用するように構成することができる。
- dscontrol
- Load Balancer の Dispatcher コンポーネントに対するインターフェースを提供する。
- dsserver
- Dispatcher において、executor、manager、および advisor に対するコマンド行からの要求を処理する。
E
- 範囲の終了値 (end range)
- ルール・ベースのロード・バランシングにおいて、ルールで指定される上限値。
この値のデフォルトはルールのタイプによって異なる。
- イーサネット (Ethernet)
- ローカル・エリア・ネットワーク (LAN) の標準タイプ。複数の端末が事前の調整なしに伝送メディアへ
自由にアクセスすることを可能にし、キャリア・センスと遅延伝送を使用して競合を回避し、
衝突検出および伝送を使用して競合を解決する。 イーサネット・システムが使用する
ソフトウェア・プロトコルはさまざまであるが、TCP/IP も含まれる。
- executor
- いくつかある Load Balancer の機能の 1 つ。executor は、要求をサーバーへ経路指定し、
また、新規接続、アクティブな接続、および終了接続の数をモニターし、
完了した接続またはリセットされた接続の不要情報収集も行う。executor は manager コンポーネントへの新規接続と
アクティブな接続を提供する。
F
- FIN
- 送信者がそれ以上データを送信しないこと、またはシーケンス・スペースを占領する制御を送信することを
示す、1 つのシーケンス番号を占領する制御ビット (finis)。
- FIN 状態 (FIN state)
- 終了したトランザクションの状況。トランザクションが FIN 状態になると、Load Balancer の
ガーベッジ・コレクターは接続用に予約されていたメモリーをクリアできる。
- ファイアウォール (Firewall)
- 私設網 (例えば、ビジネス) を公衆網 (例えば、インターネット) に
接続するコンピューター。 これには、2 つのネットワーク間のアクセスを制限する
プログラムが組み込まれている。 プロキシー・ゲートウェイ (proxy gateway) も参照。
- FQDN (完全修飾ドメイン・ネーム (fully qualified domain name))
- 最上位ドメイン (tld) を含む、ローカル・ホスト名とドメイン・ネームからなる、
システムの絶対パス名。 例えば、「venera」はホスト名であり、「venera.isi.edu」は FQDN である。
FQDN は、
インターネット上のあらゆるホストの固有のインターネット・アドレスを決定できるものでなければならない。
「ネーム・レゾリューション」と呼ばれるこのプロセスは、ドメイン・ネーム・システム (DNS) を使用する。
- FTP (ファイル転送プロトコル (File Transfer Protocol))
- ネットワーク・コンピューター間のファイル転送を行うためのアプリケーション・プロトコル。
FTP では、リモート・ホスト・システムのファイルにアクセスするためのユーザー ID と、
場合によってはパスワードが必要になります。
G
- ゲートウェイ (gateway)
- 異なるアーキテクチャーを持つ 2 つのコンピューター・ネットワークを相互接続する機能単位。
- GRE (Generic Routing Encapsulation)
- A のパケットを GRE パケット内でカプセル化し、次に、それを B のパケットの中に入れることによって、任意のネットワーク・プロトコル A が他の任意のプロトコル B を通じて伝送できるようにするプロトコル。
H
- ハートビート (heartbeat)
- 待機 Load Balancer がアクティブな Dispatcher の正常性をモニターするために使用する
高可用性モードにある 2 つの Load Balancer マシン間で送信される
単純なパケット。
- 高可用性 (High Availability)
- ある Load Balancer の機能に障害が起こった場合、別の Load Balancer がその機能を
引き継ぐことができるようになっている Load Balancer の機能。
- ホスト (host)
- ネットワークに接続され、そのネットワークへのアクセス・ポイントを提供するコンピューター。ホストには、クライアントまたはサーバーのいずれか、あるいはその両方に同時になることができます。
- ホスト名 (host name)
- ホストに割り当てられるシンボル名。 ホスト名はドメイン・ネーム・サーバーによって IP アドレスに
解決される。
- HTML (ハイパーテキスト・マークアップ言語 (Hypertext Markup Language))
-
ハイパーテキスト文書を作成するために使用する言語。ハイパーテキスト文書には、強調表示される用語または
サブジェクトに関する追加情報を含んでいる他の文書へのリンクが組み込まれる。
HTML を使用すると、このようなナビゲート可能なリンク
だけでなく、例えば、テキストの書式、フォーム入力域の位置なども制御できる。
- HTTP (Hypertext Transfer Protocol)
- ハイパーテキスト文書の転送および表示に使用されるプロトコル。
- HTTPS (Hypertext Transfer Protocol, Secure)
- SSL によるハイパーテキスト文書の転送および表示に使用されるプロトコル。
I
- インターネット (Internet)
- インターネット・プロトコル・スイートを使用し、公衆のアクセスを許可する
相互接続ネットワークの世界的な集合。
- ICMP (Internet Control Message Protocol)
- ホスト・サーバーとインターネットへのゲートウェイ間でのメッセージ制御とエラー報告のプロトコル。
- IMAP (Internet Message Access Protocol)
- クライアントがサーバー上で電子メールのメッセージにアクセスしたり操作したり
できるようにするプロトコル。 ローカル・メールボックスと機能的に同等の形での
リモート・メッセージ・フォルダー (メールボックス) の操作を可能にする。
- イントラネット (intranet)
- インターネット標準とアプリケーション (例えば、Web ブラウザー)
を組織の既存のコンピューター・ネットワーク・インフラストラクチャーと統合する、機密保護機能のある私設網。
- IP (インターネット・プロトコル (Internet Protocol))
- 1 つのネットワークまたは複数の相互接続ネットワークでデータをルーティングするコネクションレス・プロトコル。 IP は、上位プロトコル層と物理層との間の
仲介役の機能を果たす。
- IP アドレス
- インターネット・プロトコル・アドレス (Internet Protocol address)。
ネットワーク上の各装置またはワークステーションの実際の位置を指定する固有な 32 ビット・アドレス。IP アドレスとも呼ばれる。
- IPSEC (Internet Protocol Security)
- ネットワークまたはネットワーク通信の層を処理するパケットの
セキュリティーの開発途上にある標準。
L
- LAN (ローカル・エリア・ネットワーク (Local Area Network))
- より大規模なネットワークに接続することができる、
限定された地理的エリアの中で通信のために接続されている
デバイスのコンピューター・ネットワーク。
- ループバック別名 (loopback alias)
- ループバック・インターフェースと対応する代替 IP アドレス。代替アドレスには、実インターフェース上で公示しないという有用な副次効果がある。
- ループバック・インターフェース (loopback interface)
- 情報が同一システム内のエンティティーに宛てられたとき、
不要な通信機能をバイパスするインターフェース。
M
- MAC アドレス (MAC address (Media Access Control address))
- 共用ネットワーク・メディアに接続された装置のハードウェア・アドレス。
- 管理対象ノード (managed node)
- インターネット通信において、ネットワーク管理のエージェントを含んだワークステーション、
サーバー、ルーター。インターネット・プロトコル (IP) において、
通常 Simple Network Management Protocol (SNMP) エージェントを含んでいる
管理対象ノード。
- manager
- すべてのコンポーネントに存在する、いくつかある Load Balancer 機能のうちの 1 つ。
manager は、executor の
中の内部カウンターと advisor が提供するフィードバックを基に
ウェイトを設定する。 その後、executor がそのウェイトを使用してロード・バランシングを
実行する。
- マークダウン (mark down)
- あるサーバーとのすべてのアクティブな接続を切断し、
そのサーバーとのすべての新規接続またはそのサーバーへ送信されるすべてのパケットを停止すること。
- マークアップ (mark up)
- サーバーが新規接続を受信できるようにすること。
- メトリック (metric)
- ネットワークのロード・バランシングに使用できる数値 (例えば、現在ログオンしているユーザーの数) を戻すプロセスまたはコマンド。
- メトリック・アドレス (metric address)
- メトリック・サーバーが接続されるアドレス。
- メトリック・コレクター (metric collector)
- コンサルタントに常駐し、メトリックの収集を担当する。
- メトリック・サーバー (metric server)
- 従来はサーバー・モニター・エージェント (SMA) として知られていたもの。メトリック・サーバーは、システム固有の
メトリックを Load Balancer コンポーネントの manager に提供する。
- マルチアドレス・コロケーション (multiple address collocation)
- マルチアドレス・コロケーションは、お客様が構成の中で非転送先アドレス (NFA) とは
異なるアドレスを連結されるサーバーに指定できるようにする。
- 相互高可用性 (mutual high availability)
- 相互高可用性によって、2 台の Dispatcher
マシンが、互いにプライマリーとバックアップの両方となることができます。
N
- ネットワーク (network)
- ハードウェアおよびソフトウェア・データ通信システム。ネットワークは、しばしば地理的範囲によって、
ローカル・エリア・ネットワーク (LAN)、大都市圏ネットワーク (MAN)、広域ネットワーク (WAN) のように
分類される。また、使用するプロトコルによって分類されることもある。
- ネットワーク・アドレス変換 (NAT、つまりネットワーク・アドレス変換プログラム、仮想 LAN) (Network Address Translation (NAT, or Network Address Translator, Virtual LAN))
- 1 つの物理サーバー内に複数のサーバー・デーモンを構成して、異なる複数の IP アドレスへの要求に
応答できるようにする。
- ネットワーク・アドレス・ポート変換 (Network Address Port Translation (NAPT))
- ポート・マッピングとも呼ばれる。 1 つの物理サーバー内に複数のサーバー・デーモンを構成して、
異なる複数のポート番号で listen できるようにする。
- ネットワーク管理ステーション (network management station)
- Simple Network Management Protocol (SNMP) において、
ネットワーク・エレメントをモニターおよび制御する
管理アプリケーション・プログラムを実行するステーション。
- ネットワーク・プレフィックス (network prefix)
- IP アドレスのネットワーク部分のビット数を示すもの。
- NIC (ネットワーク・インターフェース・カード (Network Interface Card))
- コンピューターにインストールされ、ネットワークへの物理接続を行うアダプター回路ボード。
- NNTP (Network News Transfer Protocol)
- ニュース項目を転送するための TCP/IP プロトコル。
- 非転送先アドレス (nonforwarding address (nfa))
- 管理と構成のために使用される、Load Balancer マシンの 1 次 IP アドレス。
P
- パケット (packet)
- インターネットやその他のパケット交換ネットワークにおいて、転送元と転送先との間で転送されるデータの単位。
- PICS (Platform for Internet Content Selection)
- PICS 対応のクライアントは、ユーザーがどのレーティング・サービスを
使用するか決定し、それぞれのレーティング・サービスごとに、受け入れ可能なレーティングと
受諾不能のレーティングを決定できるようにする。
- ping
- 応答が戻ってくるのを予想して、Internet Control Message Protocol (ICMP) の
エコー要求パケットをホスト、ゲートウェイ、またはルーターへ送信するコマンド。
- POP3 (Post Office Protocol 3)
- ネットワーク・メールの交換やメールボックスのアクセスに使用されるプロトコル。
- ポート (port)
- 抽象化された通信装置を識別する番号。 デフォルトでは、Web サーバーはポート 80 を使用する。
- プライマリー
- Dispatcher の高可用性において、活発にパケットを送付するマシンとして
開始されるマシン。 そのパートナーであるバックアップ・マシンは、プライマリー・マシンの状況をモニターし、
必要な場合は処理を引き継ぐ。
バックアップ (backup)、高可用性 (high availability) も参照。
- 優先度 (priority)
- ルール・ベースのロード・バランシングにおいて、任意のルールに設定される
重要性のレベル。 Dispatcher は、最優先レベルから最終優先レベルへとルールを
評価する。
- 私設網 (private network)
- パフォーマンス上の理由から、Load Balancer がクラスター・サーバーとの通信を行う
独立したネットワーク。
- プロトコル (protocol)
- 通信が発生した場合に通信システムの機能単位のオペレーションの基準となるルールの集合。プロトコルは、バイトの中のビットの送信順序といった、
マシン間インターフェースの低レベルの詳細を決定できる。また、
ファイル転送といった、アプリケーション・プログラム間のハイレベルな
やりとりも決定できる。
Q
- サービス品質 (Quality of Service (QoS))
- スループット、伝送遅延、および優先度を含む、ネットワーク・サービスのパフォーマンス特性。
一部のプロトコルはパケットまたはストリームに QoS 要件を組み込むことを許可している。
- 静止 (quiesce)
- 操作を正常に完了できるようにして、プロセスを終了すること。
R
- リーチ (reach)
- Dispatcher において、
あるターゲットに ping を出し、そのターゲットが応答するかどうかを報告する advisor。
- リーチ・アドレス (reach address)
- Dispatcher の高可用性において、ターゲットが応答しているかどうかを確認するために advisor が ping を
発行すべきターゲットのアドレス。
- リターン・アドレス (return address)
- 固有の IP アドレスまたは hostname。Dispatcher マシン上に構成され、Dispatcher がサーバーへのクライアントの要求を
ロード・バランシングするときにソース・アドレスとして使用する。
- RMI (リモート・メソッド呼び出し (Remote Method Invocation))
- 異なるコンピューター上のオブジェクトが分散ネットワーク内で対話することができる
オブジェクト指向プログラムを作成するため、Java プログラム言語と開発環境を使用して
プログラマーが使用するメソッド。
- root ユーザー (root user)
- 通常はシステムを管理するユーザーに関連付けられる、AIX、Red
Hat Linux、SUSE Linux、または Solaris オペレーティング・システムのあらゆる
部分にアクセスして変更できる制限のない権限。
- 経路 (route)
- 発信元から宛先へのネットワーク・トラフィックのパス。
- ルーター (router)
- ネットワーク間でパケットを転送するデバイス。転送の判断は、ネットワーク層情報および
ルーティング・テーブルに基づき、しばしばルーティング製品によって構成される。
- RPM
- Red Hat Package Manager。
- ルール (rule)
- ルール・ベースのロード・バランシングにおける、宛先アドレスやポート以外の情報ベースでサーバーが選択できるようなグループ化サーバーのメカニズム。
- ルール・タイプ (rule type)
- ルール・ベースのロード・バランシングで、ルールが正しいかどうか決定するために評価されるべき情報の指標。
S
- スケーラブル (scalable)
- システムが、使用、ボリューム、または需要の程度の多少を問わず、それに容易に適応できる能力をいう用語。例えば、スケーラブルなシステムは、
複雑さの程度がさまざまに異なるタスクを実行している大規模ネットワークまたは
小規模ネットワークに能率よく対応して稼働することができる。
- サーバー (server)
- ネットワークを介して共用サービスを他のコンピューターに提供するコンピューター。
例えば、ファイル・サーバー、プリント・サーバー、メール・サーバーなど。
- サーバー・アドレス (server address)
- ファイル・サーバー、プリント・サーバー、またはメール・サーバーといった、
ネットワークを介して他のコンピューターに共用サービスを提供する
各コンピューターに割り当てられる固有のコード。サーバー・アドレスには、ホスト名または IP アドレス形式のいずれかを指定できる。
- サーバー・マシン (server machine)
- Dispatcher グループが他のサーバーとリンクさせて、単一の仮想サーバーを構成するサーバー。Dispatcher はサーバー・マシン内でトラフィックの
バランスを取る。 クラスター・サーバー (clustered server) と同義。
- サービス (service)
- 1 つ以上のノードによって提供される機能。例えば、HTTP、FTP、Telnet。
- Nortel Alteon Controller の場合、サービスはエンド・ユーザーがサイトから要求する
機能または情報を指す。サービスは、エンド・ユーザーが要求した仮想 IP アドレスおよび仮想ポート番号によって識別される。
スイッチ上では、仮想サーバー ID (整数で示される) と仮想ポート番号またはサービス名によって
定義される。
- Cisco CSS Controller の場合、サービスはコンテンツの 1 つが物理的に存在している
宛先のロケーションを指す。例えば、ローカルまたはリモートのサーバーやポート。
- シェル (shell)
- ユーザーのワークステーションから入力されたコマンド行を受け入れて処理するソフトウェア。bash シェルは、使用可能な
幾つかの UNIX シェルの 1 つです。
- SMTP (Simple Mail Transfer Protocol)
- インターネット・プロトコル・スイートにおいて、インターネット環境のユーザー間でメールを転送するためのアプリケーション・プロトコル。 SMTP はメール交換の手順とメッセージ・フォーマットを
指定する。 Transmission Control Protocol (TCP) が基本的な
プロトコルであることを前提としている。
- SNMP (Simple Network Management Protocol)
- IP ネットワーク上のノードを管理するために開発され、STD 15, RFC 1157 に定義されているインターネット標準プロトコル。
SNMP は TCP/IP に限定されない。 それを使用して、コンピューター、ルーター、
配線ハブ、トースター、ジュークボックスを含む、あらゆる種類の装置を管理、モニターできる。
- 送信元アドレス (source address)
- Dispatcher の高可用性において、ハートビートを送信する高可用性
パートナー・マシンのアドレス。
- SPARC
- スケーラブル・プロセッサー・アーキテクチャー (Scalable processor architecture)。
- SSL (Secure Sockets Layer)
- Netscape Communications Corp. が RSA Data Security Inc. と一緒に開発した一般的なセキュリティー機構。SSL により、クライアントはサーバーの認証を行い、すべてのデータと要求を暗号化することができる。 SSL によって保護されている
セキュア・サーバーの URL は、(HTTP でなく) HTTPS で始まる。
- スティッキー時間 (sticky time)
- その間はクライアントが最初の接続時と同じサーバーに返送される、
ある接続が終了してから新規接続がオープンするまでの
インターバル。 このスティッキー時間を過ぎると、
クライアントは最初のサーバーと異なるサーバーに送られる可能性がある。
- ストラテジー (strategy)
- Dispatcher の高可用性において、アクティブ・マシンの障害を受けて、どのようにリカバリーを
開始するかを指定するためのキーワード。
- サブネット・マスク (subnet mask)
- インターネット・サブネットワークの場合、IP
アドレスのホスト部分のサブネットワーク・アドレス・ビットを識別するために使用される 32 ビットのマスク。
- SYN
- シーケンス番号付けがどこから始まるかを示すため、接続の開始時に使用される、1 つのシーケンス番号を
占領している、着信セグメント内の制御ビット。
T
- TCP (伝送制御プロトコル (Transmission Control Protocol))
- インターネットで使用される通信プロトコル。
TCP は、信頼性の高いホスト間情報交換を行います。これは、IP を基本プロトコルとして使用します。
- TCP/IP (伝送制御プロトコル/インターネット・プロトコル (Transmission Control Protocol/Internet Protocol))
- 各ネットワークで使用されている通信技術とは無関係に、ネットワーク間の通信を行なえるように設計されたプロトコル・スイート。
- TCP サーバー・マシン (TCP server machine)
- Load Balancer が他のサーバーと共に単一の仮想サーバーにリンクするサーバー。Load Balancer は TCP サーバー・マシン間で TCP トラフィックの
バランスを取る。クラスター・サーバー (clustered server) と同義。
- Telnet
- 端末エミュレーション・プロトコル。リモート接続サービスのための TCP/IP アプリケーション・プロトコル。Telnet は、あるサイトのユーザーがそのユーザーの
ワークステーションがリモート・ホストに直接接続されているかのようにそのリモート・ホストに
アクセスできるようにする。
- 存続時間 (Time to Live (TTL))
- DNS TTL とは、クライアントがネーム・レゾリューションの応答をキャッシュに入れておくことができる秒数を指す。
- タイムアウト (timeout)
- その期間を過ぎても何らかのイベントが発生しない場合にエラーとする経過時間。 一般的な例は
メッセージの送信である。事前設定されたタイムアウト期間内に受信側がメッセージを確認しない場合、
伝送エラーが発生したと想定される。
- TOS (Type of Service)
- SYN パケットの IP ヘッダー中の 1 バイト・フィールド。
U
- URI (Universal Resource Identifier)
- HTML 文書、イメージ、ビデオ・クリップ、プログラムなどの、Web 上のあらゆるリソース
のエンコードされたアドレス。
- URL (Uniform Resource Locator)
- インターネット上のオブジェクト (通常 Web ページ) のロケーションを指定する標準的な方法。
URL はワールド・ワイド・ウェブ (WWW) で使用されるアドレスの形式である。 別の HTML 文書で
あることが多い (あるいは別のコンピューターに保管されている) ハイパーリンクのターゲットを
指定するために HTML 文書の中で使用される。
V
- VPN (仮想私設網 (Virtual Private Network))
- 複数のネットワークを接続している 1 つ以上のセキュアな IP トンネルから構成される
ネットワーク。
W
- WAN (広域ネットワーク (Wide Area Network))
- LAN によって提供されるより広い地理的領域に通信サービスを提供するか、1 つの大都市がネットワークであり、公共通信機能を使用するか提供するネットワークの 1 つ。
- WAP (Wireless Application Protocol)
- 無線通信 (例えば、携帯電話からのインターネット・アクセス) を使用するアプリケーションのオープンにされている国際規格。
- WAS
- WebSphere アプリケーション・サーバー。
- Web
- プログラムとファイルを含んでいる HTTP サーバーのネットワーク。
これらのプログラムとファイルの多くは、HTTP
サーバーの他の文書へのリンクを含んでいるハイパーテキスト文書です。ワールド・ワイド・ウェブとも呼ばれる。
- ウィザード (wizard)
- あるタスクを行うためのガイドで、段階的な指示をするアプリケーションのダイアログ。
- WLM (ワークロード・マネージャー (Workload Manager))
- Dispatcher で提供される advisor の 1 つ。MVS ワークロード・マネージャー (WLM) コンポーネントを
実行している OS/390 メインフレーム上のサーバーとのみ連動するよう設計されている。
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