チャネルとコンテナーの例

コンテナー は、プログラム間で情報を渡すための、データの名前付きブロックです。コンテナーは、チャネル と呼ばれる集合にグループ化されます。この資料では、Java アプリケーションでチャネルとコンテナーを使用する方法を説明し、幾つかのコード・サンプルを示します。

チャネルとコンテナーの概要、および非 Java アプリケーションでのチャネル使用の手引きについては、を参照してください。Java プログラムが既存の CICS アプリケーション・データにアクセスできるようにするツールについては、Java からの構造化データとの対話を参照してください。

表 1 では、チャネルとコンテナーに対する JCICS サポートを実装するクラスとメソッドをリストしています。

表 1. チャネルとコンテナーに対する JCICS サポート
メソッド JCICS クラス EXEC CICS コマンド
containerIterator() チャネル STARTBROWSE CONTAINER
createContainer() チャネル  
deleteContainer() チャネル DELETE CONTAINER CHANNEL
getContainer() チャネル  
getName() チャネル  
delete() コンテナー DELETE CONTAINER CHANNEL
get()getLength() コンテナー GET CONTAINER CHANNEL [NODATA]
getName() コンテナー  
put() コンテナー PUT CONTAINER CHANNEL
getOwner() ContainerIterator  
hasNext() ContainerIterator  
next() ContainerIterator GETNEXT CONTAINER BROWSETOKEN
remove() ContainerIterator  
link() プログラム LINK
xctl() プログラム XCTL
setNextChannel() TerminalPrincipalFacility RETURN CHANNEL
issue() StartRequest START CHANNEL
createChannel() タスク  
getCurrentChannel() タスク ASSIGN CHANNEL
containerIterator() タスク STARTBROWSE CONTAINER

CICS 条件 CHANNELERR の結果、ChannelErrorException がスローされます。CONTAINERERR CICS 条件の結果、ContainerErrorException になります。CCSIDERR CICS 条件の結果、CCSIDErrorException になります。