オンデマンド・ルーターの静的キャッシュ・ルール設定

このトピックは、オンデマンド・ルーター (ODR) の URI グループに関連付けられるキャッシュ・ルールを構成する場合に使用します。HTTP 1.1 では、ODR がコンテンツをキャッシュするための一連のルールを定義します。静的キャッシュ・ルールを使用すると、これらのデフォルト・ルールを特定のアドレス・スペースに対してオーバーライドできます。 ルールに意味を持たせるには、「サーバー」>「サーバー・タイプ」>「オンデマンド・ルーター」>「ODR_name」>「オンデマンド・ルーター・プロパティー」>「オンデマンド・ルーター設定」管理コンソール・ページでキャッシングを有効化する必要があります。

この管理コンソール・ページを表示するには、「サーバー」>「サーバー・タイプ」>「オンデマンド・ルーター」>「ODR_name」>「オンデマンド・ルーター・プロパティー」>「静的キャッシュ・ルール」>「URI_group」をクリックします。

ODR 設定を変更するには、管理者またはコンフィギュレーターの管理特権が必要です。

「構成」タブで、ODR の設定フィールドを編集することができます。

URI グループ

URI グループは仮想ホストと共に、キャッシュのカスタマイズを実行するアドレス・スペースの有効範囲を定義します。

名前フィールドには、 # \ / , : ; " * ? < > | = + & % ' は使用できません。

定義される名前は、URI グループ内で固有でなければならず、 先頭にピリオドまたはスペースを使用できません。 スペースでエラーは発生しませんが、先行および後続のスペースは自動的に削除されます。

この URI グループのキャッシングを使用不可にする

このアドレス・スペースのキャッシュを使用不可にします。 機密情報または非常に個人的な情報が含まれていることが分かっている一連のコンテンツ・サーバーのキャッシュを、使用不可にすることができます。

デフォルトは false で、これは、URI グループのキャッシュが使用可能であることを示します。

デフォルト有効期限

デフォルト有効期限 (秒単位) であり、 他のすべての HTTP 1.1 キャッシュ関連応答ヘッダーからガイダンスが得られない場合に、 キャッシュされた応答の妥当性を判別するために使用されます。 ほとんどの環境で、デフォルト値で十分です。

最終変更日時の因子

応答の最終変更日時ヘッダーのパーセントであり、 応答が明示的 HTTP 有効期限ヘッダーを保持していない場合に、 キャッシュされた応答の妥当性を判別します。 ほとんどの環境で、デフォルト値で十分です。

このフィールドのデフォルトは 0.0 です。

仮想ホストの名前

仮想ホストの名前は URI グループと共に、 アドレス・スペースを定義してキャッシュのカスタマイズが実行されるようにします。



ファイル名: odr_cache.html