このページは、既存のヘルス・ポリシーを変更する場合に使用します。ヘルス・ポリシーは、防止および検出方法を使用して、堅調な環境を維持するために使用されます。
この管理コンソール・ページを表示するには、
をクリックします。モニターまたはオペレーター・ロールを持つユーザーの場合、表示できるのはヘルス・ポリシー情報のみです。コンフィギュレーターまたは管理者ロールを持つユーザーの場合は、ヘルス・ポリシーのすべての構成特権があります。
このページには、「構成」と「ローカル・トポロジー」の 2 つのタブがあります。 「構成」タブで、ヘルス・ポリシーの設定を表示および構成できます。「ローカル・トポロジー」タブでは、ヘルス・ポリシー・メンバーシップをビジュアルに表示できます。
ヘルス・ポリシーの名前を指定します。ヘルス・ポリシー名は必須で、セル内のすべてのヘルス・ポリシーで固有でなければなりません。
名前は、ピリオド (.) で始めることも、スペースで始めることもできません。スペースでエラーは発生しませんが、先行および後続のスペースは自動的に削除されます。 分かりやすくて一貫性のあるヘルス・ポリシー名を使用してください。 例えば、ポリシーに AGE_20DAYS や AGE_15DAYS という名前を付けて、期間ベースのヘルス・ポリシーを示すことができます。
ヘルス・ポリシーの追加説明を指定します。説明はオプションです。 説明は、ヘルス・ポリシーを作成または編集するときに編集できます。多くのヘルス・ポリシーを使用する場合や、複数の管理者が同じヘルス・ポリシー・セットを管理する場合には、オプションの説明を使用することを考慮してください。
ヘルス条件で、実装される具体的なポリシーを定義します。
防止ベースのポリシーもあり、検出ベースのポリシーもあります。防止ベースのポリシーは、問題に発展する可能性のある 条件を回避するために使用され、一方検出ベースのポリシーは、既存の 条件を識別し、解決を達成するために使用されます。このポリシーは、 ノードで稼働するクラスター、動的クラスター、およびアプリケーション・サーバーの各インスタンス でのヘルス・ベースのアセスメントを行うために使用できます。動的クラスターの場合、使用しているヘルス・ポリシーに関係なく、最小数の動的クラスター・インスタンスが稼働状態のままになります。
変更ポイントを検出するために、ヘルス・コントローラーは特定のポイントの左平均および右平均を計算します。ポイントでは、左平均は、このサンプルより前に到達した N 個のサンプルの平均値から構成され、右平均は、後で到達した N 個 (現行ポイントを含む) のサンプルの平均値です。左および右平均値の差は格納され、N 個までの値セットの他の差と比較されて、この差が局所最大であるかどうかが判別されます。この差が最大の差である場合、この差に対応するポイントが変更ポイントとして宣言されます。ストーム・ドレーンの検出に使用される 2 つのメトリックは、サーバーに対して観察された応答時間と動的ワークロード・マネージャー重みです。
ストーム・ドレーン条件は、すべてのサーバー・タイプでサポートされます。デフォルト条件がご使用の環境のニーズに合わない場合は、カスタム条件を定義します。
カスタム条件では、環境メトリックに照らして評価される副次式を定義します。
ヘルス条件に固有のプロパティーを指定します。
設定 | 説明 |
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最大存続期間 | このフィールドは期間ベース・ポリシーに使用できます。許容値は、1 時間から 365 日までの日数または時間を示す正の整数です。1.2 日のような値を入力する場合は、小数点がサポートされていないため、代わりに 36 時間を使用してください。 |
設定 | 説明 |
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タイムアウト要求 | このフィールドは、要求タイムアウト超過条件に使用できます。要求タイムアウト超過条件は、ポリシーのメンバーである各サーバーについて、オンデマンド・ルーターからルーティングされた後に、当該サーバーに送信された要求のうち、タイムアウトになった (60 秒間を超えた) 要求のパーセンテージを検出します。このフィールドの許容値は 1 から 99 までの整数です。 |
設定 | 説明 |
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応答時間 | このフィールドは、応答時間超過条件ポリシーに使用できます。 応答時間超過条件ポリシーは、要求の平均応答時間が特定の時間間隔を超える場合に違反になります。 このフィールドの許容値は、1 ミリ秒から 60 分までの範囲です。 |
設定 | 説明 |
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JVM ヒープ・サイズ | メモリー使用量超過条件ポリシーは、メモリー使用量が一定期間においてヒープ・サイズのパーセンテージを超過した場合に違反になります。使用メモリーの合計割合 は、タイム・オーバー・メモリーしきい値とともに使用されて、 メンバーの再始動の時期を決定します。このフィールドの許容値は 1 から 99 までの整数です。 |
問題の期間 | このフィールドはメモリー使用量が過度になる条件ポリシーに使用できます。メモリー使用量超過条件ポリシーは、メモリー使用量が一定期間においてヒープ・サイズのパーセンテージを超過した場合に違反になります。このフィールドの許容値は、1 秒から 60 分までの範囲です。 |
設定 | 説明 |
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検出レベル | 以下の検出レベルから選択できます。それぞれのレベルごとに、疑いのあるメモリー・リークの検出の速度と正確性との間にトレードオフがあります。
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設定 | 説明 |
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検出レベル |
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設定 | 説明 |
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要求合計 | ワークロード条件ポリシーは、ユーザーが定義した特定の数の要求が処理された場合に違反になります。要求値は、1000 より大きい整数とする必要があります。 |
設定 | 説明 |
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ガーベッジ・コレクションに費やす時間のパーセンテージ | 「ガーベッジ・コレクションに費やす時間のパーセンテージ」ポリシーは、1 つの Java 仮想マシン (JVM) または一連の JVM をモニターして、指定期間においてガーベッジ・コレクションに費やす時間が特定のパーセンテージを超えているかどうかを判別します。単位はパーセンテージです。デフォルト値は 10 です。このフィールドの許容値は 1 から 99 までの整数です。 |
サンプリング期間 | このフィールドは、ガーベッジ・コレクション・データを収集する期間を指定します。サンプリング期間内にガーベッジ・コレクションに費やされた時間のパーセンテージがしきい値を超えて初めて、修正アクションが取られます。単位は分および時間です。デフォルト値は 2 分です。 このフィールドの許容値は、1 分から 24 時間までの範囲です。 |
設定 | 説明 |
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リアクション・プラン実行の条件 | カスタム条件内で評価するメトリックを表す副次式を 指定します。 |
定義されたヘルス条件に達したときに Intelligent Management がどのように振る舞うかを指定します。
ヘルス・ポリシーの動作を定義するリアクション・モードを指定します。リアクション・モードは、「監視」または「自動」とすることができます。
ヘルス条件に 違反したときに起こる具体的なアクションのセットを定義できます。これらのアクションは、既存のデフォルトのアクションにするか、または、 実行可能ファイルを実行するカスタム・アクションを定義することができます。
アクションのリストは、ヘルス条件に違反したときに実行される順序で表示 されます。アクションを追加するには、「アクションの追加...」をクリックします。既存のデフォルト・ヘルス・ポリシー・アクション または作成済みのカスタム・アクションを選択するか、新しいカスタム・アクションを作成することができます。
ステップを除去するには、そのステップを選択して「アクションの除去」をクリックします。ステップの順序を 変更するには、移動するステップを 1 つ選択し、「上へ移動」または「下へ移動」をクリックします。
ヘルス・ポリシーのメンバーを指定します。これによりメンバーに定義されたヘルス・ポリシーがアクティブ化されます。メンバーシップは 1 対 1 の関係ではありません。メンバーは複数のポリシーと関連付けできます。
「メンバーシップ」フィールドを編集するには、リストから該当するメンバー・タイプを選択します。結果として可能性のあるメンバーが、「メンバーシップで使用可能」フィールドに表示されます。 「メンバーシップで使用可能」リストから該当するメンバーを選択します。 複数のメンバーを選択するには、すべての選択項目が強調表示されるまで Ctrl キーを押したまま「追加」をクリックして、選択項目をヘルス・ポリシーのメンバーシップに追加します。