このクイック・スタートでは、新規パーシスタント Java エンティティーの作成方法を示します。エンティティーを作成して、データベース・テーブルに関連付けます。また、ご使用のデータベースに ADDRESS テーブルを追加する必要があります。
ナビゲーターまたはプロジェクト・エクスプローラーで JPA プロジェクトを 選択して、「新規」>「その他」をクリックします。「ウィザードを選択」ダイアログが表示されます。
「JPA」>「エンティティー」を選択して、「次へ」をクリックします。「エンティティー・クラス」ページが表示されます。
パッケージ名 (quickstart.demo.model
など)
およびクラス名 (Address
など) を入力し、「次へ」をクリックします。「エンティティー・プロパティー」ページが表示され、データベース・テーブルの列へマップするパーシスタンス・フィールドを定義することができます。
「エンティティー・フィールド」ダイアログ (「追加」をクリックして呼び出す) を使用して、Address クラスにパーシスタンス・フィールドを追加します。
private Long id; private String city; private String country; private String stateOrProvince; private String postalCode; private String street;
注: また、ADDRESS データベース・テーブルに以下の列を追加する必要があります。NUMBER(10,0) ADDRESS_ID (primary key) VARCHAR2(80) PROVINCE VARCHAR2(80) COUNTRY VARCHAR2(20) P_CODE VARCHAR2(80) STREET VARCHAR2(80) CITY |
「終了」をクリックします。「JPA エンティティーの作成」が完了すると、Eclipse は「JPA の構造」ビューに Address エンティティーを表示します。
Address.java には、@Entity
アノテーションおよびパーシスタンス・フィールドが含まれており、さらに各フィールド用に getter
メソッドおよび setter
メソッドが含まれています。
また、「JPA の構造」ビューに Address エンティティーが以下のように表示されます。
「プロジェクト・エクスプローラー」ビューで Address クラスを選択します。
「JPA の詳細」ビューでは、ADDRESS データベース・テーブルとエンティティーは名前が同一であるため、Dali によって自動的に関連付けられています。
注: データベース接続タイプによっては、スキーマの指定が必要な場合があります。 |
ヒント: エンティティーとデータベース・テーブルを関連付けた後、persistence.xml ファイルを更新して、
この JPA エンティティーを組み込む必要があります。「プロジェクト・エクスプローラー」の
|
これで、Address クラスの各フィールドをデータベース・テーブルの列にマップする準備ができました。
「JPA の詳細」ビューで id フィールドを選択します。
「ID」を右クリックして、「次としてマップ」 >「ID」を選択します。
「JPA の詳細」ビューの「名前」フィールドで、ADDRESS_ID を選択します。
Eclipse により、以下の注釈が Address エンティティーに追加されます。
@Id @Column(name="ADDRESS_ID")
以下のように、フィールドを (基本マッピングとして) それぞれ該当のデータベース列にマップします。
フィールド | 次としてマップ | データベース列 |
---|---|---|
city | 基本 | CITY |
country | 基本 | COUNTRY |
postalCode | 基本 | P_CODE |
provinceOrState | 基本 | PROVINCE |
street | 基本 | STREET |
Dali では、名前が同一の場合、フィールドは自動的に適切なデータベース列に (例えば、city フィールドは City 列に) マップされます。